上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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休日の過ごし方@八ヶ岳

お盆が終わって仕事が一息ついたので、久しぶりにお休みをもらいました。
連休を取ったので、「テントを担いでどこかへ行こう♪」と楽しみにしていたら、天気はあまり良くない予報。
ペルセウス流星群がまだ見られると聞いていたので、テントを担いで山へ行けば流れ星にたくさん会える…なんて期待していただけに、残念で残念で(泣)

結局、いつものように行き先が決まらないまま悩みに悩んで、色んな人にこの悩みをぶつけてしまいました。(苦笑)
16日の午後の時点で、天気予報は次の日だけがまずまずだったので(曇り時々晴れ・20%)、17日に「日帰り八ヶ岳山行」することに決定。
前日の夜のうちに原村にある、『美濃戸口』に着けるよう出発することにしました。


8月17日

夜中には月が顔を出し、雲が多いけれど雨は降らない感じでした。(雲と月明かりでやっぱり流れ星には会えませんでした)
久しぶりの車泊、いつもよりは眠れた気が…するようなしないような。
まだ薄暗い4時半に、美濃戸口を出発しました。
ここから歩いて約1時間先にある、『美濃戸』までは現在は車で入ることが出来ます。(駐車料は1日1000円)
けれど、「車よりも自分の方が、燃費がいいしエコなんだ!!」と歩きます。

歩き始めて1時間弱で美濃戸に到着です。
駐車場で登る準備をしている人の姿も見られます。
水が流れていたので、八ヶ岳山麓の水を一口。
冷たくておいしい!!
さて、ここからが本格的な登山道です。
次は行者小屋目指して、南沢沿いに登っていきます。
空があまり見えないので、まだ夜が明けていないのか、ガスが掛かっているのかよく分からないまま、ひんやりとした樹林帯を黙々と歩きます。
沢が土石流か鉄砲水で流されたような跡も見られました。

行者小屋に到着すると…空は真っ白、周りも真っ白。
時間と共に晴れることは期待出来ない感じです。
テントも何張りか見られ、先に到着して休憩している人の姿もありました。
天気はイマイチだけれど、ここまで来たら登るしかないでしょ。
とりあえず、稜線を目指すことにします。
かすかに淡い期待を抱いて。
ミヤマキオンの花が、霧に覆われて咲いていました。
八ヶ岳と乗鞍 018

「景色がダメなら、花を撮ればいい」そう言い聞かせながら登ります。
まず目指すのは、阿弥陀岳。
稜線に出てから阿弥陀岳までは、思っていたより急な登りでした。
岩をつかんでは登り、途中で出会う花を撮ります。
途中ですれ違った、下ってきた二人組みに「山頂は真っ白でしたよ」と言われ、「そうですねぇ…」と答えるしかない。
ここまで来たら登るしかないのです。
地図には『360度の展望がすばらしい』と書いてあり、余計に残念でなりません。
悔しいのですが、記録として山頂の様子を撮って元来た道を戻ります。
八ヶ岳と乗鞍 032

次に目指すは、赤岳です。
阿弥陀岳からはずっと稜線歩きが続きます。
真っ白い中に突然現れる、慰霊碑などに少々ビクつきながら歩きます。
休憩して座っている人といきなり出会ってさらに心拍数が上がります。
それでも突然出会う花のサプライズは大歓迎。
もう終わってしまっていると思っていた、高山植物の女王と呼ばれるコマクサがしっとり咲いていました。
八ヶ岳と乗鞍 040

標高2899m、赤岳につきました。
小さな『赤岳神社』に、これからの山行の無事を祈って手を合わせます。

目の前に「キレット小屋営業中」と書いてあります。
さて?はて??キレット小屋(赤岳山頂小屋)はいずこ?
すでに数メートル先のものが見えません。
キョロキョロして、反対側からやってきた人に確認して、目の前にあるキレット小屋に辿り着きました。

八ヶ岳と乗鞍 046
今回、一番視界が良かった時の写真です。
おぉぉっと思ったのは本当に一瞬。
赤岳展望荘で、数時間前に通った行者小屋が見下ろせて、写真を撮ろうとカメラを出した時には、すでに雲隠れ(霧隠れ?)した後でした。
どれくらい霧が濃かったかと言うと、これまで吹雪の中でも雪が付いたことのない、私の薄く短いまつ毛に水滴が出来ていたくらいです。(分かってくれますかね?)

八ヶ岳の特徴は、多くのルート設定が出来ること。
体力や時間、天候に応じて下る判断をすることが可能です。
さらに小屋がいくつもあるので、より安心です。

八ヶ岳と乗鞍 049
…で、天気もこんな感じだし、地蔵仏の分岐まで来た時に、下るかなぁとも考えたのですが、時計を見たらまだ9時半でした(爆)
行きましょう!計画通りに稜線をぐるっと歩いちゃいましょう!!
晴れることは期待できそうに無いけれど、雨も降りそうになかったのです。
雷も今日はまだ心配なさそうでした。

ここからは登りあり、下りあり。
霧に巻かれてやっぱり視界は不良だけれど、そういう時は鎖が道案内をしてくれます。
あとは先に歩いた人たちの、数多くの足跡をたどりながら慎重に歩いていきます。

八ヶ岳と乗鞍 058
景色が見えないと、色んな事をいつも以上に考えてしまいます。
『人生、山あり谷あり』なんてよく聞く言葉ですが、今回の山行を何故か必要以上に、シンクロさせてしまっていました。
今日の晴れないこの様子が自分の心のもやもやと同じだとか?
何も見えないまま山を登ってすごいことを成し遂げているのに、それに気付かないで下りてしまっているんじゃないかとか?
いつか晴れるよなんて言うけれど、やっぱり晴れないじゃん!なんて思ってしまったりとか?
ネガティブ思考炸裂でした。
ひとりで霧の中に居るとそうなっちゃうんですかね。

それでも、足は確実に前に進みます。
出会った花にカメラを向け、そうしてまた歩く。
横岳を過ぎ、カニの横ばいと言われる所を過ぎて、平らになった登山道をザクザク歩いていたら、コマクサの群生地がありました。
相変わらず展望は利かないけれど、今度八ヶ岳に来る時は、このコマクサが最高に綺麗な時に来よう…そう思えるくらい圧巻されるものがありました。
後で分かったのですが、コマクサはシロバナコマクサもあるんですね。
花が終わって色褪せたのかと思って写真に収めなかったのが残念でした。

白いもやの先に、ぬぼぉ~っと建っているものを目指して歩きます。
ケルンです。
ひとつ通り過ぎたら、またひとつ…次のケルンが向こうにうっすら影を作って建っています。
そうして『展望がすばらしい』と、これまた地図に書かれてある硫黄岳の山頂に着きました。
何も見えません。

よし、下りる!!
そうして、小走りに下った先には赤岳鉱泉。
ひょっとして温泉に入れるのかなと手ぬぐい持参だったのですが、「テント泊の方、1000円」と書かれてありました。
日帰りはいくら?
まぁ、あまり汗はかいてないし下ってからゆっくりお風呂に入ろうと値段を尋ねることも無く、ベンチでコーヒーとお菓子で一服。
稜線の肌寒さと緊張から、ほぉっと開放される瞬間です。

八ヶ岳と乗鞍 070
ここからは一転、日が差して痛いくらいの暑さの中、車を止めてある美濃戸口まで歩きます。
川の流れが、涼を呼ぶ感じです。
振り返ると、うっすら稜線も見えていました。
あそこ歩いたのかな?
実感がありませんでした(笑)

今回は、下った時の満足感をとても感じた1日でした。
駐車場ではワレモコウが咲き、赤とんぼが止まっていました。
秋は確実にやってきています。
八ヶ岳と乗鞍 085
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