上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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乗鞍岳でご来光

9月の中旬に乗鞍高原からバスに乗って、ご来光を見てきました。


1年に一度はどこか稜線でご来光を見たいけれど、去年と今年は見る機会を失ったまま…。
出来ればテントを担いで山に登って、大自然の中で小さなマイホームを構えて、朝を迎えてご来光を眺めたい。
しかし今年はそれも叶わず…。

バスで楽するのは性に合わないけれど、今年は仕方がない。
乗鞍高原からは、7月上旬から9月末までご来光の時間に合わせて、早朝にバスが出ています。
今回はそれに乗って、ゆるっと朝日からパワーをもらってきました。


夜には満天の星空が広がり、出発前の空も変わらず星が瞬いていました。
ただ肉眼では稜線が見えにくく、曇っていたらどうしようとドキドキしながらのバス乗車になりました。
バスの出発は4時10分。
畳平までは50分バスに揺られ、ぐんと高度を上げていきます。

バスは暖房が入っていてとても暖かく、先に乗り合わせた人たちは皆ウトウトしていました。
起き掛けすぐだったせいか、暖房のせいか、うねうね山岳路線のせいか…一刻も早く下車したい気持ち悪さを経験する羽目に(苦笑)

ご来光バスの時だけ停車する県境で下車し、大黒岳でご来光を待ちます。
手袋とニット帽を今シーズン初着用しましたが、吹き抜ける風が冷たく思わず身震いしてしまいます。
しかしだんだん空全体が明るくなり、東の空がオレンジ色やピンク色を帯びてくると、寒さを忘れてずっと空を眺めシャッターを切っていました。

前もって調べておいた県内の日の出の時間を少し過ぎた頃、待ち望んだ朝日が顔を出しました。

P1000267.jpg
青空キャンバスに刷毛で描いたような美しいすじ雲のバランスは絶妙で、激しさはないけれど包み込まれるような優しい朝日を見ることが出来ました。
ずっと見たかったご来光。
たくさんのパワーを充填して、すっきり清々しい気持ちになれました。

満足いくまで朝日を眺めた後は、大黒岳を北側へ歩いてみました。
こちらの道を歩くのは初めてで、ハイマツが見事に広がって点在するコマクサがたくさん見られる場所でした。

P1000278.jpg
初夏に咲く、高山植物の女王・コマクサ…の咲き残り。
登山道上にもところどころ小さな囲いが作ってあって、ぼんやり歩いていると踏みつけてしまいそうになってしまいます。
しかしその分近くで見ることが出来るのは嬉しいですね。

P1000279.jpg
これまた、ぼんやり歩いていて踏みつけそうになったのは、ライチョウのつがいでした。
朝のお散歩をひどく邪魔してしまったようで、慌ててハイマツの影に隠れてしまいました。
冬毛に変わるのはもう少し先のようです。

大黒岳から岐阜県側のスカイラインへ出て、畳平方面へ戻ります。
まだ早朝なのでバスの往来はありません。
車道の真ん中を歩いてもよかったのですが、小心者のなので端っこを歩きました。

鶴ヶ池まで歩いて、再び県境の方へ。

P1000290.jpg
池をぐるっと囲ってある縁石のそばで、まん丸に群生したイワギキョウを見つけました。
すっかり終わってしまっている花もあれば、今まさに旬のものも。
こうして、長い時間咲き続けているのでしょうね。

今度は富士見岳へ。
いつも冬に滑る場所は、雪がないとやはり雰囲気は違っています。
あっさりピークハントし終わると、摩利支天岳はトラバースするように伸びている広い道を歩いて肩の小屋に向かいました。

肩の小屋のベンチを借りて、朝食の時間です。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、作ってきていたベーグルサンドとデザートのバナナでエネルギー補給しました。

P1000302.jpg
小屋周辺では、イワヒバリがたくさんさえずり遊んでいました。
そんな姿は、まるで下界のスズメのようでした。
少し人慣れしているのか、適度な距離感を保っては飛んだり歩いたりする姿はとてもかわいかったです。

お腹が満たされたので、剣ヶ峰の山頂を目指すことにします。
ちょうどバードウォッチャーらしき男の子が何かを発見したらしく、大騒ぎしながら大きなレンズを構えているところでした。
おそらくライチョウでしょう…先ほどライチョウは確認したので、ここは先を目指すことにします。

P1000306.jpg
この日は、山並みがとてもきれい見えて、幾層にも重なる山のシルエットが美しく見えました。
眼下には乗鞍高原が見えエコーラインがくねくねと連なっています。
目の前の草はふわふわと風になびき、秋色に変わっているところでした。

蚕玉岳を過ぎて、剣ヶ峰の山頂へ。

P1000316.jpg
山頂で撮った1枚です。
バックには御嶽山が悠々とそびえています。
この時はまだ穏やかな山容でしたが、この日もまた火山性の地震が何度か発生していたのを後で知ることになりました。
自然と信仰とが調和した美しい御嶽山が戻る日は、いったいいつになるのでしょうか。

P1000314.jpg
頂上にあるお社のそばからのパノラマ写真です。
左手の大きな池は権現池です。
真ん中にコロナ観測所があり、焼岳、穂高、奥には槍ヶ岳が見えます。

早めのバスに乗らなければならず、美しい景色をしっかり焼き付け、足早に山頂を後にします。
天気が夕方まで良さそうで、1日が始まったばかりなので、後ろ髪引かれる想いです。

P1000333.jpg
高山植物の季節のフィナーレを飾るのは、トウヤクリンドウです。
写真を撮ったときはあまり気にしていなかったのですが、花の側面の青色がとてもきれいに出ています。
雪渓の残る池をバックに…。

P1000334.jpg
畳平の遊歩道で出会ったのは、真っ白なイワギキョウ。
白いものを見たのが初めてだったので、知らないキキョウの仲間なのかなと思っていたら、シロバナイワギキョウというらしいです。
またひとつ勉強になりました。

来年はどこでご来光を見られるだろう。
夏山を登り終えた今、次に行きたい山に想いを馳せるばかりです。



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