上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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涸沢紅葉の思い出 4

3日半、上高地で本来の自分の仕事をこなし、再び休暇を取って涸沢を目指します。
上山の日はあいにくの曇り空。
見上げると、今にも空が泣き出しそうで、折り畳み傘をザック横のポケットに入れて歩きました。

3日ぶりの涸沢。
樹々がどう色付いたのか、とても気になっていました。
期待と不安が入り混じって…とはまさにこのことです。
紅葉に関してなんですけどね(笑)

早出早着が登山の基本的なルールですが、この季節の日の出の時間は遅く、早く出発したいと思うと真っ暗な道を歩くことになってしまいます。
行動がぐんと規制されてしまうような気持ちになります。
いつも以上のゆっくり無理のない計画と行動を心がけなければならない季節です。

横尾に着いたのはまだ朝が早かったせいか、人はまばらでした。
涸沢まではトイレの施設がない登山道になるので、トイレ休憩を取りました。
どんよりした空は、なんとか雨が落ちないように頑張っているように見えました。

Fall of full 008
横尾大橋のそばにあるカツラの樹。
夏には濃い緑色をした丸い葉っぱが生い茂り、気持ちのよい日陰を作ってくれました。
まだ落葉していなかったものの、ちょっと茶色混じりの姿になっていました。
例年だと秋になると真っ黄色になた葉がほのかに甘い匂いを発して、私たちを迎えてくれるはず。
「今年はいつもと違うみたい」そう示しているようでした。

雨が降る前に…そればかりを考えて先を急ぎます。
横尾から奥に進めば進むほど、たくさんの人とすれ違うようになってきました。
小雨が降ったり止んだりの繰り返しです。
いつ合羽を着ようか迷いながらぐんぐん歩きます。

出来れば着たくない雨合羽。
ザックには入れているけれど、お守りとして奥に収まっていて欲しいアイテムです。
着ている間のロスタイムをどうしても考えてしまいます。
目的地は涸沢なので、土砂降りにさえならなければ歩けてしまうんじゃないかと。(本当は濡れる前に着ましょう)

悩みながら歩くうちに雨はいったん上がって、本谷橋に到着しました。
川の流れを覗き込むように、橋のそばでナナカマドが枝を広げていました。
枝の先は色が変わっているのがよく分かります。
Fall of full 014

水の冷たさと太陽の暖かさと、温度差がしっかりあることでいつもきれいに色づく樹です。
でも色づいているけれど『真っ赤』じゃない。
やっぱり何だかおかしい色づき加減です。

たくさんの人が腰掛けて休憩している川原を通り過ぎ、目的地を目指します。
登りの石段を一気に歩ききり、大きくため息をつきます。
石段は雨でしっとりと濡れ、たくさんの落ち葉が貼り付いていました。
落ち葉と書いてみたけれど、貼り付いた葉っぱは緑のものが多く見られました。
風が強かったのか…原因は分からないけれど、色づけば黄色く明るいトンネルになる樹林帯だけに残念でした。

Fall of full 017
細かい霧雨があたりを濡らしていきます。
ナナカマド、ダケカンバ、カツラ…色の競演が見られる登山道で一番色づいていたのは、前を歩いている男性のザックカバーでした。

この日は、霧雨の中を折り畳み傘だけで歩ききりました。
人の行き来の多い場所では傘を畳んで歩きます。
霧雨はゆっくりゆっくりと気付かないうちに濡れネズミに仕上げてくれていました。
歩いている間は寒くなかったので気にもならなかったのです。

Fall of full 021
涸沢分岐下でナナカマドの群生に囲まれます。
「わぁ、ほうじ茶色だ」思わず口から出そうになった言葉。
慌てて口を封じましたが、紅葉の色づきを心配していた同僚には『ナナカマドはほうじ茶色です』とメールを送ってしまいました。

Fall of full 024
このナナカマドは真っ赤ではないけれど、とてもシックで落ち着いた色をしていました。
何よりもコロコロとした雨粒がたくさん付いて、心惹かれる被写体でした。

Fall of full 025
分岐から一気にヒュッテを目指します。
振り返れば、追い越したパーティが小さく見えました。
みんなが歩く登山道の上のナナカマドは赤くなりかけているものの、やっぱり赤くなりきれないようでした。

体から湯気が立ち上る勢いでヒュッテに到着しました。
自分が思っている以上に濡れていたようで、帳場(受付)にいた社長を始めみんなに「早く着替えて来い!」と言われてしまいました。
濡れた体をしっかり拭いてきちんと着替えたら、再び短い間のお手伝いが始まります。

【もっとつづく】



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