上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

私の夏休み  その1

3連休の始まりと同時に甲信越地方も梅雨明けとなり、夏本番を迎えました。
私は3連休の1日遅れで4連休をもらって、短いながらも夏休みを満喫しました。


7月20日 【1日目】

今回の山計画は、2泊3日のテント泊。
上高地~岳沢~紀美子平~前穂高岳~奥穂高岳~涸沢。
そして涸沢~北穂高岳の往復です。
テントを持って穂高の稜線を歩いたことが無かったので、やってみたいなと前から思っていたのです。
一番の不安は、岳沢から紀美子平へ通じる重太郎新道。
『日本三大急登』と言われる急な登りに、テントを背負った私が果たして立ち向かえるのか…。


この日の天気予報は、晴れ時々曇り 降水確率10%。
朝の5時。
まだ静かな上高地の中をテントを背負って足早に歩きます。

不安と期待とが入り混じって、最初からなんとなくテンションが高いのが良く分かります。
こんな時こそ、足元に気を付けなくちゃ…。

当然のことですが、背負う荷物が多くなればなるほど、歩くペースも遅くなります。
1日で涸沢まで降りるのは、結構ハードな山行です。
人によっては「無謀」と言うかもしれません。
それでも、待ってくれてる仲間がいる。
気合いを入れて歩きます。

天気予報はまずまずだったはずなのに、出発してすぐ稜線に雲が掛かっているのが見えて、テンションが一気にダウンしました。
それでも、晴れることを信じて確実に歩を進めます。
歩き始めて1時間もしないうちに、霧雨が降ってきました。
「大丈夫かな」不安がどんどん強くなります。
その雨はすぐに止んで、予想よりちょっぴり早く岳沢に到着しました。
旧テント場はまだ雪が残り、登山ルートへの取り付きが不明瞭でしたが、あとはすっかり夏道です。
シナノキンバイを始め、少しずつ花が咲き始めていました。

途中、崩れていた道を手直ししたと聞いていた場所周辺で、思い切り雨に打たれ、土が定着してないぬかるんだ登りに苦労します。
雲は途切れず、立ち込めています。
風も出てきました。
それでも。
空は私の味方なのでしょうか。
要所要所でしっかり魅せてくれるのです。
『カモシカの立場』『雷鳥広場』といった展望のきくところでは、小さくなった上高地や岳沢が雲の隙間から顔を出します。
7月山行記録 066

心配していた重太郎新道は、すれ違う人に「重たそうだね、何kgあるの?」と言われながらも、ハシゴも鎖場もスムーズに歩くことが出来ました。

7月山行記録 073
今回は、前穂はパスして時間を稼ごう。
そう歩きながら決めていたのに。
紀美子平に着いたら…青空が雲の隙間からパァァァっと見えてくるのです。
明神岳も顔を出します。

ここから先の所要時間を計算して、自分の体力を考えて…「よし、行くぞ!!」
往復1時間弱の前穂まで行くことに決めました。
荷物は紀美子平にデポします。
7月山行記録 059

7月山行記録 075
前穂高岳に着いたら。
不思議な形をした雲と抜けるような青空が私を出迎えてくれました。
360度見渡すことは出来なかったけれど、この晴れた瞬間の感動は、雨の中のつらい思いもしんどさも全てを吹き飛ばしてくれるのです。

紀美子平に戻ってきたら再び荷物を背負って、ここからは稜線歩きになります。
歩き始めたら、また雲が全てを覆ってしまいました。
視界は5~10m。
目印の○がひとつふたつ先に見えているのを、黙々とたどっていきます。
「紀美子平まではどれくらいですか?」すれ違うたび、連続して何人に聞かれたでしょう…。
その都度答えるのですが、逆に「奥穂まではどれくらいですか?」とは誰にも聞きませんでした。

ふっと小さなお社が視界に入りました。
「あ…奥穂に着いた」
周りは真っ白。
お社の向こうにぼんやり小高く山頂のお社も見えます。
予定時間より早く着けてほっと一安心です。

7月山行記録 104
奥穂は、5月に一度来ているので、思い残すことは何も無い…なんて思っていたら「あ!!」と周りで歓声が上がりました。
晴れてきたのです。

7月山行記録 105
稜線の向こうにジャンダルムがその名のごとく、不気味にそびえるように見えてきました。
みんな熱心にカメラを向けます。
見えては隠れ…それをじっと眺めていると涙が自然に出てきました。
ちょっと風が強かったのでそのせいだと思うのですが(苦笑)

こうして、奥穂を後にし穂高岳山荘に下ります。
やっぱり雲に覆われてしまいました。

7月山行記録 117
山荘に着いたら、たくさんの人で賑わっていました。
外で飲んでいる人、中で暖かいものを食べている人。
みんな登りきった満足感からか、笑顔がいっぱいです。

7月山行記録 120
お昼を食べたら、ここからは一気に下ります。
山荘直下の雪の上で、バランスが取れなくていきなりコケてしまい、恥ずかしい思いをしました。
ザイテングラートも夏道になっていました。
浮石に注意して、確実に。
途中からは雪の上を、今度はコケないように…でも、やっぱり難しいです(汗)
それでも、最後はしっかり滑り降りて、涸沢小屋に到着しました。

小屋の仲間がいつもと同じ笑顔で迎えてくれました。
小屋のデッキも賑わっています。

その後のソフトクリームと生ビールは最高でした。

確実に歩けば、歩ききれること。
今回の山行は自分にとって自信になりました。
スポンサーサイト

山歩き日記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<私の夏休み  その2 | HOME | 懐かしき日本の風景かな>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。