上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

笠ヶ岳山行 その2

前日は18時くらいには眠りについてしまっていたため、ぐっすり眠ったつもりで目が覚めたのは日付が変わってすぐのことでした。
テントの外は明るく、風がバサバサとテントに当たっていました。

テントから顔を出してみると、夕方は真っ白だった空は雲が切れ、少し欠けた月が高い位置にありました。
明るく輝く月の周りには、リングが出来ていました。
『月に傘がかかると天気が崩れる』とよく言いますが…、下山するまで天気がもって欲しいと願わずにはいられませんでした。

思ったほど寒くなかったので、カメラを持って靴を履いて外に出てみます。
風が少し強めで、涙が出てきそうでした。

ぐるっと360度遮るものはなく、月明かりに負けないくらいの星がキラキラと瞬いていました。
この星空が見たくて、笠ヶ岳を選んだのも理由のひとつでした。

程よくフラットになっている岩の上にカメラを置き、写真を撮ってみました。
一眼レフはなんとか持ってこられたものの、さすがに三脚は重たすぎたので…。

Various of Mt. 2011 by Kiss 062
夜中になってやっと見られた、目の前にそびえる笠ヶ岳山頂。
肉眼では見えなかった薄い雲が、カーテンのように空に模様を作って写っていました。
カメラを置いた岩が見事に写ってしまっているけれど、お気に入りの1枚になりました。

笠ヶ岳の反対側になる東の方角には、穂高と槍の輪郭がはっきりと見えていました。
こっちはどんな風に撮れるんだろう…グラグラと不安定な石の上になんとかカメラを置いて、シャッターを数秒開放してみます。

Various of Mt. 2011 by Kiss 069
こちらも肉眼では見えなかった薄い雲が空に広がっていました。
北穂に掛かるうっすらとオレンジ色に染まった空も肉眼では分からなかったものです。
キレットのすぐ上にオリオン座が昇り始めていました。

その後何枚か写真を撮って、テントに戻りました。
シュラフにもぐりこみ、手と足をこすり合わせて暖を取ります。
そうこうしているうちに再び眠りについてしまっていました。

目が覚めたら、外はずいぶん明るくなっていました。
日の出までもう少し。
山頂で日の出を迎えようと、慌てて準備をして出発です。

Various of Mt. 2011 by Kiss 078
夜中に撮った場所から再び夜明け前の笠ヶ岳と山荘を1枚。
西へ傾きかけた月が、まだ少し優勢に光を放っている様子が良く分かりました。
実際はもっと暗い空間が、こんなにも優しい月明かりの青色で映し出されました。

山荘に行って、まずはトイレに直行です。
笠ヶ岳はとてもいい場所なのですが、テント場からトイレまでが少々遠いことがマイナス点です。
テントを張る前は気にならなかったのですが、張った後はテント内にアンモニア臭が時々漂ってきました。
テント場周辺に生えているハイマツの陰で用を足す人が多いのかなと思いました。
どうにか改善されれば、もっともっと素敵な場所になるのに…。

すっきりして山荘から出ると、東の空はずいぶんと明るくなってきていました。
刻々と変わる空の色に、立ち止まっては写真を撮りました。

Various of Mt. 2011 by Kiss 082
雄大な稜線のシルエットと、空のグラデーション。
どうしてこんな色合いが出来上がるんだろう。
自然のすごさと美しさを何度でも実感させられます。
テントを担いで登ってきてよかった~!!と思う瞬間でもあります。

Mt.Kasa of Early fall 126
笠ヶ岳山頂では、同じように日の出を見に来ている人が何人もいました。
日の出の時間が迫り、稜線もほんのりピンク色に染まっていました。
雲海と遠くに富士山も望むことが出来ました。

山頂で360度グルグルと写真を撮りながら、太陽が顔を出すのを待ちます。
座ったり立ったり、何度も同じ方角にカメラを向けたり…そわそわと落ち着くことが出来ませんでした(苦笑)

Various of Mt. 2011 by Kiss 085
オレンジ、ピンク、水色…なんとも上手く言葉にならない美しい空の色。
優しい優しい色をしています。
山肌もだんだんと見えるようになりました。

Mt.Kasa of Early fall 139
笠ヶ岳の三角点です。
2897mの山頂は、びっくりするほどシンプルなてっぺんでした。
『笠ヶ岳』と書かれた板を手に持って記念撮影出来るようになっています。
私はひとりなので、置いてある状態をそのまま撮っただけでした。

Various of Mt. 2011 by Kiss 088
山頂から眺める南の方角には、乗鞍岳と御嶽山が美しいラインを描いてそびえていました。
眼下は雲に覆われ、より幻想的な朝の空間を作っています。

Mt.Kasa of Early fall 143
5時48分。
眩しい光が槍穂の稜線からこぼれ、溢れてきました。
穏やかで美しい、1日の始まりです。

Mt.Kasa of Early fall 145
雲ひとつない空もいいけれど、こんな雲が作り出す空の表情は大歓迎です。
大きな大きなキャンバスに描かれた、このとき限りの儚い作品。
とてもきれいな空でした。

太陽が昇って空が真っ青に変わろうとしているのを確認し、山頂を後にします。
2日目もたくさん歩かなければならないので、あまりゆっくりはしていられないのです。

Mt.Kasa of Early fall 152
笠ヶ岳山荘まで戻ってくると、山荘が朝日を浴びていました。
窓には枕が山積みになって、日光浴中でした。

Mt.Kasa of Early fall 157
すっかり顔を出した太陽は、暖かく照らしてくれます。
マイホームもピカピカ照り輝いていました。
ほっとする暖かさが気持ちいい。

テントに戻り、朝食を準備します。
早々に山荘を後にした人たちがテントの横を通り過ぎていきますが、焦らずゆっくりお湯を沸かします。
地図を見ながら朝ごはんです。
今日はこれからどんな景色に出会えるのか…楽しみです。



a href="http://outdoor.blogmura.com/">にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

山歩き日記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<笠ヶ岳山行 その3 | HOME | 笠ヶ岳山行 その1>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。