上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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涸沢から奥穂高岳へ その2

2日目。
予想通り、とてもいい天気になりました。
朝食をお客さんと一緒に頂いて、出発の準備をします。

屏風岩の向こう側から日が昇り、涸沢カール全体が明るくなった6時半頃、出発しました。
小屋のみんなは朝食中で、お茶碗を持ったまま見送ってくれました(笑)
お邪魔しました。
ありがとうございました。

冬期小屋の横から登山道を登っていきます。
すぐに木立の中に入り、一気に登りになります。

Early fall 039
真っ赤な実を付けた、ナナカマドの森が出来上がっていました。
みずみずしい濃い緑色の葉は、これから迎える秋そして冬のために、今は水をたくさん蓄えているところでしょうか。
葉を触っては「真っ赤に色づきますように…」とお願いしてみたけれど、こればかりはこれから先の天気などの条件次第です。

Early fall 040
登山道の途中で見つけたのは、クロマメノキ。
別名、山のブルーベリー。
ちょっぴり苦くて、でも美味しい黒い実がたわわに生っていました。
秋になると葉は赤く色づきます。

Early fall 042
小屋からひと登りすると視野が開け、少し稜線に近づいた景色が広がっています。
足元にはゴロゴロした岩と、稜線には鋭く尖った涸沢槍。
背骨のように盛り上がったザイテングラートが歩く先に待っています。
そして、斜面は黄金色に色づいた草紅葉。(草黄葉…のほうがいい表現かも)

もう、秋がすぐそこまでやってきているのが分かります。
太陽が高くなると共に気温はぐんぐん上昇し、薄着で歩いていてもじんわり汗ばんでくる残暑も、しっかり隣に同居していました。

Early fall 043
草紅葉にはちょっと早かったかな…。
夏に白くて可憐な花を咲かせたチングルマは、種子をつけて可愛い姿に変わっていました。

ザイテングラートに続く斜面をトラバースするように登っていきます。
細かいガレ場に足を取られないように気をつけて歩きます。
黄金色に色づいた岩肌が近くなっていきます。

Early fall 053
その黄金色の正体は…オンタデなどのタデ科の植物たち。
夏の間は山の斜面を緑に染め、秋になると黄金色に染め替えてくれるのです。
近くで見てしまうとちょっと意外な印象を受けますが、遠くから見る山に無くてはならない名脇役かもしれません。

ザイテングラートはゴツゴツした岩場の連続になります。
両手を使って登っていきます。
石を落とさないよう、上からの落石に気を付け、かつ浮石にも注意しながら、集中力を切らさないよう進んでいきました。

Early fall 061
降りてくる人、先に行く人、抜かせてもらう人…譲り合いながら、声を掛けながら歩きます。
時間と気持ちにゆとりを持つことを忘れずに。
焦りは禁物です。

Various of Mt. 2011 by Kiss 034
ザイテングラートのハードな登りも終わりに差し掛かり、少し広い場所に着いたので一眼レフをザックから出して撮影してみました。
下から見上げると水平に近く見える吊尾根は、かなり反って見えます。
正面には前穂高岳山頂の1峰から6峰までが険しく美しく並んでいました。

Various of Mt. 2011 by Kiss 036
見下ろせば、雪渓があんなに下に残っていて、ヒュッテと小屋の赤い屋根が小さく見えました。
常念岳と蝶ヶ岳はまだまだ深い緑色の山でした。

Early fall 067
岩ばかりの険しい道のりの途中にも、健気に強く生きている植物たちに出会うことが出来ました。
薄い紫色の小さな花はイワギキョウです。
風に揺れながら花を開いている姿からは、たくさんの勇気と力をもらえる気がします。

Early fall 070
見上げればすぐそこに穂高岳山荘が。
ただ息の上がった体には、ここからがしんどいのです。
先の歩く人たちも少し歩いては立ち止まって、大きなため息をつきながら空を仰いでいました。

Early fall 072
そして稜線へ。
穂高岳山荘に到着です。
山荘のスタッフが布団上げをしたり、お客さんを見送ったり、外仕事をしたりしている姿が見えました。
少し休憩して、ここから奥穂高岳を目指します。



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