上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

湯俣リベンジ その1

湯俣温泉で初めての手作り温泉入浴を試みてから、早1年。
今年もまた湯俣温泉へ行ってきました。
さらに快適な手作り温泉を目指して。
リベンジ温泉の旅です。

【新緑を迎えた天気のいい日 1日目】

今回はゆっくり楽しみたいと思ったので、テントを持参することにしました。
前回忘れて痛い思いをしたサンダルとビールをしっかりとザックに詰め込み、さらに再三確認する始末でした(苦笑)

重たい荷物を背負い、同時にその重さ以上の楽しみもふつふつと沸き起こってきます。
すでにテンションが上昇傾向にあります。
七倉山荘から徒歩1時間30分で高瀬ダムに到着します。
いざ出発です。

しかし今回はなんと!
タクシーを使ってしまいました。
時間を短縮し、かつ、体力を蓄えておくためです。
ちょっぴりズルしたような気分になりましたが、たまにはこんなスタートもいいでしょう…ということで(笑)

タクシードライバーさんならではのお話を聞きながら、東京電力の管理道路を走っていきます。
高瀬ダムのジグザグな登りもタクシーだとあっと言う間。
下車した場所で趣味でやっているという写真をたくさん見せてもらい、「帰りも連絡して」とおっしゃってタクシーはもと来た道を戻っていきます。

ダムの上から見下ろすダム湖はとてもきれいでした。
流れ着いた流木がたくさん浮かんでいて、遠くには太陽の日差しをたくさん浴びて眩しい山が見えました。

ダム湖からすぐ、高瀬トンネルという長いトンネルに入ります。
去年歩いた時には足元が分かる程度の灯りがともっていたのに、今年は真っ暗。

高瀬ダムは東京電力が所有する、水力発電を行っている場所です。
福島第一原子力発電所の事故の影が、ここにも忍び寄ってきています。
出来る限りの節電をしているのでしょう。

ヘッドランプを出そうかどうしようか迷いながら、遠くに見える出口の明かりに向かって暗闇の中をまっすぐ歩きました。
足音ばかりが響きます。
時々上から落ちてくる水滴に、びくっとなりました。

トンネルを抜けてほっと一息しながらも、足は前へ進んでいきます。
大きくて細長く伸びたダム湖は、周辺の山々から集めた雪解け水を静かに抱きかかえているようでした。
芽吹いたばかりの樹々の緑がとてもきれいで、すがすがしい気持ちで歩いていけます。
Fresh Green Days 024

東電第五発電所を通り過ぎます。
轟々と音を立てて流れ落ちる水。
この水が電気を生み、東京エリアに住む人々の生活を支えているのです。
場所が場所だけあって、電気を取り巻く様々なことを考えながら歩いていきました。

Fresh Green Days 027
水面のキラキラ輝く光だけ見ていれば、何も変わらない、穏やかな日常がそこにあるのに。
ただ休日を楽しむためにここに来て、歩いている自分が居るのに。


ダムの上部に差し掛かります。
これから先は幅が狭くなり、高瀬川の姿になります。

Fresh Green Days 030
そんな中州に、ゴリラ!?
「ウホウホウホ…」と聞こえてきそうな姿が見えました。
一瞬見間違えそうな立派な流木に、笑いがこぼれます。

林道が終わるとやっと登山道らしい道になります。
…と言っても、目的地の湯俣温泉まではアップダウンのほとんど無い、緩やかに緩やかに50mほど標高が上がる約2時間の登山道です。

川の流れを右側に、ひたすら歩いていきます。
水の色が澄んで優しい色合いをしていました。

狭い谷間を照らす太陽が傾き始めた頃、湯俣温泉が見えてきました。
まだ営業の始まっていない晴嵐荘の周辺は人気が無く静かです。
豊富な水量の高瀬川だけが、元気いっぱいに音を立てていました。

この先は川がふた手に別れ、湯俣川と水俣川になります。
ここまで来ると、気持ちは温泉へまっしぐら。
時々硫黄の匂いが、風に乗って鼻をくすぐっていきます。

河原を歩いて、去年の記憶をたぐり寄せながら温泉が湧いている場所を探します。
そしてテントを張る場所にも目星をつけていきます。

河原の奥まで歩いていくと、タージマハルの屋根の部分のような球状をした噴湯丘が見えました。
てっぺんからお湯が流れ落ち、湯気が上がっています。
「あそこへ行きたい!!」
しかし、噴湯丘は対岸にあり、川の流れにさえぎられていました。
どうにか渡れる場所を探してみたけれど、水量が多く諦めました。

Fresh Green Days 039
川の真ん中にある岩からもお湯が湧き出ています。
水中でどうなってるんだろう…。
不思議な不思議な光景です。

平らな場所でテントを張り、日が暮れるまで川原で温泉を作っていました。
温泉の出方は去年と明らかに違っていて、さらに先に来た誰かが作ってくれたような入浴形跡もほとんど無く、すんなりと温泉を楽しむことは出来ませんでした。
石を動かして、積み上げて。
川の流れとお湯の流れを調整して。
熱くて冷たくて、いい湯加減になりません。
なかなか思うようにいかず、目指す温泉は遠い…。

それでも続く温泉作り。
出来上がったら入れると思うと、手を止めるわけにいきません。
究極な大人の川遊びだと思いました。

Fresh Green Days 040
河原に転がる大きな石は、様々な色や模様をしています。
川の水質や温泉質に染まったものもありました。
岩に等高線が出来ているようで、そんな岩を歩くのも楽しい時間でした。

Fresh Green Days 041
夜がやってこようとしています。
昼間のぬくもりは夕暮れと共に無くなっていき、川の水温が冷たさを誘ってくるようでした。
お腹が空いてきたので川遊びもそこそこに、暗くなる前にテントに戻ります。
一応、作った温泉にもざっと漬かってみました。

ビールを飲みながら、夕飯を作ります。
この日は、キノコのホイル焼きとリゾットを作りました。
荷物は多くなるけれど、こんなしっかりとしたディナーでアウトドアもいいものです。

川遊びのお陰か、温泉のお陰か、それとも単にアルコールのお陰?
寝袋に包まってミノムシになれば、川の流れをBGMにあっと言う間に夢の中でした。

明日は温泉が出来上がるのか…うとうととそんなことを気にしながら眠りにつきました。



a href="http://outdoor.blogmura.com/">にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

山歩き日記 | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<湯俣リベンジ その2 | HOME | 7月になりました>>

この記事のコメント

このまえ テレビで秘境温泉で紹介されていた所ですね
そんなところで、テント泊 裏山鹿~
2011-07-05 Tue 07:35 | URL | まんず #-[ 編集]
☆まんずさん

コメントありがとうございます。

歩くのが好きで、川が好きなら絶対に気に入る場所だと思います。
時間があればぜひ!お勧めします。
2011-07-05 Tue 14:22 | URL | うみ #-[ 編集]

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。