上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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善五郎の滝の氷瀑

乗鞍では、天気が回復し晴れる時に強風が吹くことがよくあります。
ゲレンデのリフトは止まったり減速したりして運行します。
しかし時々吹き付けてくる冷たい風を受け、リフトに乗って滑るのは耐え難いこともあります。

風は強いけれど、空はとてもきれいに晴れてきています。
寒いからと部屋に籠もってしまうのはもったいない。
風が強くても歩いていればそれほど寒くないだろうと、善五郎の滝まで歩いてきました。

久しぶりの善五郎の滝。
何年ぶりだろう…。
今回は、滝まで最短距離にあるスキー場の第3駐車場から行ってみることにしました。

ゲレンデのふもとからリフトを一本乗り継いで、第3駐車場へ。
風でボードの板が流されてしまわないように、雪の中に隠すようにしっかり押し付けて置いてきました。
駐車場の一番奥まで歩いていきます。
堅く凍った地面は、強風にあおられると押されて足払いを掛けられて転んでしまいそうです。

駐車場内を除雪された雪は隅っこに高く積み上げられています。
その向こう側に…誰かしらの踏み跡があるはずなのですが。
あれ?無いなぁ??

Cold day 053
どうやら強風で、踏み跡は消されてしまっていたようです。
少し歩いてみるとかすかに残った足跡を見つけ、赤い布の目印も発見し、ひと安心です。
ボスボスと踏みしめながら雪の林を歩くと、あっと言う間に体が温まりました。

急斜面はこれまでの雪山生活で培った、つぼ足スキーで滑り降りました。
スノーボードブーツはとてもよく滑ります。
(※善五郎の滝周辺は凍っていたり雪が付いて急斜面の部分があり、冬期はスノーシューとストックの使用をお勧めします)

滝までは駐車場から15分ほど。
滝を上から見下ろせる展望台(晴れの日は、乗鞍岳も一緒に見られるそうです)を過ぎ、川の流れが見えてきました。

Cold day 007
モコモコ積もった雪の隙間から見える水流は、漆黒でいてキラキラしています。
見るからに冷たそうな景色です。
岩の上に積もり積もった雪は、ホワイトマッシュルーム!
「おぉ!すごい!!」とびっくりし、クスッと笑顔になれる景色でもありました。

Cold day 010
善五郎の滝は、表面は完全に氷っていました。
完全に氷結したものを、氷瀑【ひょうばく】と言います。
ここまで完全なものは初めてです。
夏場の川の流れを知らなければどんどん踏み込んでいってしまいそうなくらいの、雪と氷の世界です。

Cold day 013
青白い色をした氷の柱は冷たくて美しい。
凛とした雰囲気がそこにはあります。
そして水が織り成す、不思議な模様もとてもきれいで息を呑んでしまいました。

滝の真下に立っている人の姿が見えました。
よく見てみると、凍った滝を登っている人も見えます。
アイスクライミング真っ最中のようです。
Cold day 019

邪魔をしないように、そぉっと近づいてみると、ビレイをしていた男性が私の気配に気付き振り返りました。
「あれっ!?」

そこには、涸沢小屋のイツジが立っていました。
思わぬ場所での再会に、びっくり。
彼もかなり驚いているようでした。
登っていたのは、同じく涸沢小屋のおのっちでした。

Cold day 028
両手にアイスバイルと呼ばれる、ピッケルをより氷に対応させた道具を握り、足にはアイゼンを履き、氷の壁を登っていきます。
アイスバイルを氷に打ち付けるたびに、独特の音が谷間に鳴り響きます。
割れた氷の破片が飛んで、顔を怪我することもあるそうです。
ふたりの顔を見ると、髭剃りに失敗したような(!)小さな傷が付いていました。
ある意味、勲章です。

バイルを借りて、氷に向かって振りかざしてみました。
顔はフェイスマスクで完全防備です(笑)
堅いものを叩いた振動が手のひらに跳ね返ってきます。
うまく刺さったときの感じはとても気持ちがいいです。
今度ぜひ、アイスクライミングを体験させてもらいたいなと思いました。

風が空をかすめていくたびに滝の上から吹き飛ばされた雪が舞い落ちてきますが、滝の下は強風とは無縁の静かな場所です。
スノーシューで散策を楽しむ方が入れ替わり立ち代り滝を訪れ、写真を撮っていました。
しばらくの間、ふたりが交互に登っているのを見ていましたが、さすがに足の先から冷えてきたので帰ることにしました。
完全氷瀑した滝とアイスクライミングが見られたので、大満足の時間になりました。

Cold day 051
真っ白にフリルのように雪化粧した小さな橋を渡って、来た道を帰ります。
駐車場まで戻ってくると、相変わらず強いままの風にあおられてしまいました。
しかし、乗鞍岳が顔を出して美しい姿を見せていました。

少し溶けてきた頃に、また滝まで散歩に行ってみたいと思っています。



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