上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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空のおくりもの

長かったようで…でもやっぱりあっと言う間だった、夏山シーズン、上高地シーズンが終わりました。
シーズン最終日の朝は、貸与されていた制服や合羽を持って全員集まり、朝礼から始まりました。

いつもと変わらない調子の朝礼はサラッと流れるように終わり…と思ったら「最後にみんなで写真を撮りたい」と同僚の提案で外に出ることになりました。

まだ日が射してきていないので外はとても寒いです。
どこの施設も終了し、このタイミングで修理をしている業者さんだけが慌ただしく働いていました。

白い息をふぅーっと吐きながら空を見上げると、優しい青空にふわりとした白い雲が浮かんでいました。

「なんだか鳥に見える!」
そう独り言のように呟いて、カメラを構えました。
そんな私のすぐ横で同じように空を見ていたRちゃんは「鳳凰みたいですねぇ」とぽつり。

Nov.2010 etc 063
私の表現よりも、抜群のセンスです。
大きくて気高くて美しいこの雲の奇跡的な姿を、とてもうまく言った感じ。
しかもサラッと言ったのがカッコイイ!
雲が造った鳳凰は少しずつ形を変え、やがて空に溶けていきました。

みんなで写真を撮り終え、河童橋まで戻ってきました。
上流に穂高連峰、下流に焼岳。
今日も変わらずそこにあります。
すっかり冬の装いで、来年の春が終わるまで残る根雪になったようです。

橋の上から、今年最後になるだろう山々の姿を写そうと思いカメラを準備しました。
ふと、橋のワイヤー越しから見る空に釘付けに。
穂高から、橋の上をまたいで梓川に沿って、さらに焼岳のはるか向こうまで大きな幅の雲がアーチ状に伸びているのです。
その様子は規模が大きすぎて、写真1枚に納めることは無理でした。

Nov.2010 etc 071
焼岳側は裾から雲が伸びていました。
飛行機雲ではなく、筋雲の集合体(?)が帯状に空いっぱいに広がっています。
橋に立っている私の頭の上を帯状のまま覆って…。

Nov.2010 etc 072
前穂高岳の方まで繋がっていました。
超特大アーチに、首が痛くなるのも忘れたように見上げて、右左そしてまた右…頭をキョロキョロ。
開いた口はふさがってなかったと思います(苦笑)

今日は不思議な空模様にたくさん出会う日だなぁと、なんだかホクホクした気分になって再び歩き始めました。
梓川沿いを歩きながら、さっき撮った不思議な雲たちをカメラで再確認しひとり満足していました。

ふとまた空へ目を向けました。
そこにはまさかの、息を飲む光景がありました。
さっき橋の上で見た雲に変化が起きていたのです。

Nov.2010 etc 073
東側の空高くに横切る雲に出来た、いつも見るものとは違う反対に反り返った虹。
きれい!すごい!!とひとりで大興奮でした。
もっときれいに撮りたいとカメラを調整している間に、虹色に染まった雲は再び真っ白に戻っていました。

専門的なことは分かりませんが、時々見る“彩雲”と呼ばれる現象なのだと思っていました。
少し調べてみると彩雲と似た現象に“環水平アーク”と呼ばれる現象があるそうで、条件からすると私が見た雲の虹は、環水平アークだったの…かも?

立て続けに起こる現象を後で同僚に報告すると、「『お疲れさま』ってことなんだろうね」と言ってくれました。
そうだとしたらとても嬉しい。
シーズン最後に最高のプレゼント。

空からのおくりものでした。



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