上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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徳本峠を越えてきました 1

土砂降りの雨が上がった翌日、同僚のTちゃんYちゃんと共に、徳本峠越えをしました。
ずっと以前から歩いてみたかった場所です。
今回は、上高地~徳本峠~島々と、下るルートを選択しました。

朝7時に河童橋に集合し、明神、徳本峠を目指します。
たくさん雨粒をつけた樹は、朝日を浴びてキラキラしていました。

明神館から少し奥に歩くと、徳本峠に続く分岐点があります。
分岐から少し入れば、とても静かな登山道です。
クマが出るかも…と大きな声でしゃべりながら歩きます。

一番後ろを歩いていた私は、後ろからふたりの歩く姿を写真に撮ろうとしました。
ちょうど橋の上。
ちょっと横に体を傾けた次の瞬間。
つるっと足を取られ、しかも橋から落下してしまいました。
幸い、シダが生い茂った場所だったので少々泥まみれになっただけだと思いましたが、テンションはガタ落ち…。
しかもそのことに前を歩いていたふたりは気付いていませんでした。

自分の軽率な行動がこんなことになるんだと、かなり凹んでしまいました。
濡れた木道は滑りやすいことなんて、考えてみたら分かりそうなものなのに。
その後、何も無かったように歩き通しましたが、服を脱いだら強打した場所は流血してました(汗)

そんなハプニングの後でしたが、なんとか歩き始めます。
歩いていたら、少しずつ元気になってきました。
朝日がこぼれる登山道は、清々しく気持ちが良かったです。
September 2010 260

徳本峠に到着し、少し休憩をします。
忙しい合間にコーヒーとお菓子を出していただきました。
とても美味しくいただいて、エネルギーチャージは満タンです。
ありがとうございました。

September 2010 277
新しくなった小屋の内部が気になっていたので、ほんの少し見学させてもらいました。
木目がとてもきれいな明るい食堂。
夜を迎えランプが灯ると、とてもステキな時間が過ごせそうです。

徳本小屋を後にし、下りに入ります。
ここからはずっと下り道。
徳本小屋にあった道標では、島々まで16kmと標してありました。
ここからが長い歩きになります。

「30分先くらいまでは草が刈ってあるんだけどね。気を付けて」と見送ってくださった、小屋のご主人の言うとおり、しっかり整備された細い山道が続きます。
緑がいっぱいの森の中と言った感じです。
見上げれば大きな枝を広げた、トチの林。
まあるい葉がたくさんついた、カツラの林。
とても気持ちよく歩いていけました。
September 2010 303

水が登山道に溢れていました。
前日の雨の影響だと思われます。
足元が濡れないように気をつけながら歩くけれど、濡れてしまう場所も。

September 2010 311
橋が出てきました。
おぉぉ!?とちょっぴり悲鳴を上げながらバランスを取り歩くふたり。
手作りの橋なのでちょっと傾いていたりしてバランスが取り難く、すくっと立って歩くことが出来ませんでした。
とにかく、コケないようにしなければ…慎重に歩いていきます。

September 2010 316
ひとつ橋をクリアしたと思ったら、どんどん橋が出現します。
大きい川を渡ったり、小さな沢を渡ったり。
いったいいくつ橋を渡ったのか分からなくなってきました。

September 2010 335
「この橋滑るよ!」と言った瞬間くるんとコケてしまったTちゃん。
怪我は無く、立ち上がって再び歩きます。
他に歩いている人はいないだろうと思ったら、島々側からツアーの人たちが歩いてきました。
ずっと登るのはとても大変そうです。

September 2010 349
島々までまだ11.5km。
なかなか2桁を切りません。
随分歩いた気がするのに…。

岩魚留小屋近くの沢のほとりでお昼ご飯にします。
お湯を沸かしてお茶を入れ、一息つきます。
みんな、たくさんのお菓子を持ってきていました。
「300円越えちゃった」と小学校の遠足みたい(笑)

September 2010 351
再び、長い距離を歩き始めます。
岩魚留小屋は、とても古びていました。
しばらく使っていないようで、周りは草が勢いよく生えて覆いつくしていました。
そばには大きな大きなカツラの木。
小屋を守るように立っていました。
少しずつ枯れては散っているカツラの葉が小屋の屋根を彩ります。

お昼を食べて元気になったのか、少し歩くペースが上がりました。
…と思ったら、ピタッと立ち止まってしまいます。
「橋だ…」

September 2010 360
ズルズルと滑ってしまう橋に、うんざりしストレスを感じているようです。
へっぴり腰になったらもっと滑っちゃうよ、と後ろから見守ります。
なんとかひとつ橋を渡るたびに、大きな大きなため息をついていました。
貫禄ある苔むした橋を渡らなければ、島々まで下ることは出来ません。

September 2010 367
数年前に崩れそのままになった道は、一度川のそばまで下りなければいけなくなっていました。
この先の橋は、とてもきれいで立派なものに架け替えられて問題なく歩けます。

だんだん膝が笑ってきたと言い始めた、普段歩きなれていないふたりは、無言になりながらも頑張って前に進んでいます。
川の水は勢いよく流れていきます。
とてもきれいな水と景観に、私自身はとても楽しんで歩いていました。
一緒に歩いているふたりは「もういい」と言うかもしれないけれど、私は機会があれば島々側から徳本峠を越えてみたいと思いました。
September 2010 384

まだまだ車がなかった時代に、人々は北アルプスの穂高岳や槍ヶ岳に魅了され、この道を通って山に向かったとあります。
実際にこの道を歩いて、先人の忍耐力や体力には驚かされるばかりです。
そんなゆかりのある、古道を歩くことで登山の原点に戻ったような気がします。

September 2010 388
ちょっと余裕のある頭でそんなことを想い馳せながら歩き続け、島々谷林道のゲートに差し掛かりました。
立派な砂防ダムがある川のそばを集落が見えるまで歩きます。

September 2010 390
長かった徳本越えも終わりです。
島々の集落が見えると、元気が戻ってきました。
20kmの道のりを頑張って歩くことが出来ました。
3人で記念写真を撮り、近くの温泉でしっかり汗を流しました。

次の日から数日間、ふたりはひどい筋肉痛に襲われたそうです(笑)
本当にお疲れ様でした。
一緒に歩けて楽しかったよ。



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