上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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双六方面へ行ってきました 1

9月の中旬の話ですが…、岐阜県の新穂高温泉から双六岳方面へ行ってきました。
本当は、西鎌尾根を経由して槍ヶ岳まで行きたかったのですが、悪天候を予測してあえなく撤退となってしまいました。

社会実験により安房トンネルが無料になっているお陰で、これでもかと言うくらい利用しています(笑)
早朝に上高地を出て、新穂高温泉へ向かいます。
深山荘そばの無料駐車場は予想以上の車が止まっていました。

少し下のほうに車を止め、トイレを済ませ登山靴を履き出発します。
ロープウェイの麓にある岐阜県警登山相談所に登山届けを出しました。

笠ヶ岳、双六岳方面へ続く登山道を歩き始めますが、わさび平小屋までは林道も兼ねているので、かなり広い道を歩いていくことになります。
林道からの眺めは、笠ヶ岳を望み、侵食を食い止めるためのダムが作られた穴毛谷を見ることが出来ます。
September 2010 016

歩き始めて1時間くらいで、笠ヶ岳へ続く登山道との分岐点に到着しました。
分岐には水場があるのですが、水が出ておらず、笠ヶ岳に向かう人は分岐までに水の確保が必要になります。

分岐点からまっすぐ奥へ進むこと約10分。
わさび平小屋に到着です。
小川がそばを流れ、谷間の静かな山小屋でした。

ここで水を確保し、どんどん奥へ歩いていきます。
大きなブナ林が空を覆って、緑いっぱいの道でした。

『小池新道入り口』と書かれた手作りの道標があり、そこから本格的な登山道になります。
川が流れ、立ち枯れの木が1本オブジェのように立っている場所でした。
September 2010 027

思ったより開けた場所で、気持ちのいい登山道です。
楽しく歩くことが出来そうです。
初めて歩く道なので少々不安があったけれど、明るい雰囲気にとても安心しました。

樹林帯というほど大きな森の中を歩くことも無く、木漏れ日がたくさん降り注ぐ、石の登山道を歩いていきます。
思った以上に照り返しもあり、結構暑い。
「暑い…」思わずこんな独り言ばかり出てきます(苦笑)

September 2010 039
秩父沢と呼ばれる沢に出ました。
勢いよく水が流れて、気持ちのいい場所です。
遠くに西穂高岳が見えました。
いつも見慣れている上高地の反対の眺めになります。

沢をいくつか渡るたびに、水分補給が欠かせません。
雨上がりの沢は若干濁っている気がしなくも無いですが、そうこう言ってはいられず…。
お腹を壊さなかったので、まぁいいかと言うことにしましょう。

September 2010 053
イタドリヶ原と言う場所を過ぎ、シシウドヶ原下部へ差し掛かります。
どちらも植物の名前がついている通り、イタドリヶ原では見渡す限り1mを越すイタドリで緑に覆われ、シシウドヶ原ではシシウドが白い花を花火のように咲かせ生い茂っていました。
シシウドヶ原の道標がある場所では、きれいなベンチが設置され、荷物を置いて休むことが出来るようになっていました。

少し疲れが見えてきましたが、この日泊まる双六小屋まではまだまだ距離があります。
空は雲が多くなり、少し涼しくなってきました。
谷間を歩くのであまり展望は利かず、時々人とすれ違うけれどそれ以外はとても静かな登山道です。
色が少しずつ変わり始めた樹は、ちょっと日焼けしすぎているようで茶色い斑点が目立つものが多い気がしました。

下を向きがちに歩いていると、ふっと水たまりが目に飛び込んできました。
小さな砂利に澄んだ水が静かに静かに溜まっています。
何かふっと心が落ち着くような、そんな不思議な水たまりでした。
自分にとってのパワースポットなのかもしれない。
そう思いました。

September 2010 067
水たまりのある場所は鏡平のすぐ下に位置し、小さな広場になっていました。
水は鏡平の池から少しずつ流れてくるようでした。
水場ではアカトンボが水面を揺らしていきます。

広場脇に設置された木道に、『熊のおどり場』とあります。
思わず笑ってしまいました。
パワースポットと思っている場所で、クマが踊ればどれだけ楽しいだろうと想像してしまったのです。
ぜひ踊って欲しいと思いました。

熊のおどり場から先を登りきったら、鏡平に到着です。
雲がたくさん出ていて、晴れていたら見えるはずの山々は全く見ることが出来ませんでした。
ほんの少し顔を出していた青空が、池の水面に写る様子は本当に鏡のようでした。
September 2010 080

池から少し行けば、鏡平山荘に到着です。
トイレを借り、持ってきたおにぎりでカロリー補給をし、再び歩き始めます。

歩き始めても展望は利かず、ガスが近くで遠くでまとうようについてきます。
弓折岳へ続く登り道は、少し先がもやもやとしたガスの中を歩くことになりました。
見方によっては、とても幻想的です。
September 2010 097

そんな幻想的なガスに守られるように歩きながら、稜線、弓折岳分岐に出ました。
ここからはずっと稜線歩きです。
が、やっぱり何も見えません。

雲の仕業だ。
雲が全部隠してしまう。

雲が、雲が…、とずっと見えない景色を何も想像出来ないまま、雲が無かったらどんな感じだろうと考えすぎた結果。
なぜか雲が擬人化し、私の中で『クラウドさん』というキャラクターが出来上がってしまいました(笑)
『雲』を英語で言うと『cloud』なのでそこから名前がついたのですが、コテコテのカタカナで呼ぶ感じです。
しかも、このクラウドさん、雲の演出家なのです(爆)

クラウドさんの仕業かどうか分かりませんが、雲は本当にめまぐるしく姿を変えていきます。
見えそうで見えない遠くの稜線にやきもきしたり、片側だけ山肌を覆ってみたり、雲間から日差しが薄く射してきたり。
稜線を歩いているからこそ雲の変化がよりはっきり分かるのだと思います。
September 2010 132

「クラウドさぁん、景色見せて~!!」
どうしても景色が見えず、半ば冗談でそう言った瞬間、なんとなんと!
遠望が利いてくるからびっくりです。

September 2010 111
ちょうど花見平という場所に差し掛かり、鷲羽岳がぱぁっと見えました。
しかも一瞬なので、もう1枚写真を撮ろうと思った時には目の前は再び真っ白な雲に覆われてしまいます。
そんな雲とのいたちごっこのようなやり取りをひとり楽しみながら歩いてきます。

September 2010 128
まだまだ深い緑いっぱいのナナカマド。
その向こうには、鷲羽岳と水晶岳が見えました。

September 2010 138
双六小屋が見えてきました。
360度を程よい間隔で山に囲まれた小屋です。
そのたたずまいが、とてもステキでとても気に入りました。
少し視界も良くなったように思いました。
小屋まで続く道はハイマツに覆われていて、ホシガラスがエサの松ぼっくりを忙しそうに集めていました。

テント場にはテントがまだ1張りでした。
平らな場所を見定めながら、先に小屋に行って手続きをします。
そして、テントを張り始めたら…。
クラウドさんからの最高の(!)サプライズです。

なんと、なんと!?
大粒の雨が降り始めました。
曇っていたけれど、そこまでどんよりしていなかったのに…。

少し濡れたけど、急いで建てたテントに避難し事なきを得ました。
濡れた服を着替えて、テントの中を整理して顔を出せば、雨はすっかり上がっていました。
そして空はやっぱり面白い表情をしていました。
やるな、雲の演出家(笑)
September 2010 140

テントの中でゆっくり過ごしながら、やっぱりうとうと昼寝をしてしまいました。
これが最高に気持ちいいのです。

September 2010 148
夕飯の準備をしながらテントの外を眺めます。
いくつかのテントに明かりが灯り、夕暮れの空には月がぽっかり浮かんでいました。
ランタンの明かりでしばらく本を読んで、就寝です。
昼寝したけど、まだまだ良く寝られそうです。
こんなスローなひと時は、テント泊ならではなのです。

それでは、また明日。



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