上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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雨飾山へ行ってきました

夏山のシーズンとは、だいたい梅雨の明ける海の日頃から秋雨前線が活発になり始めるお盆くらいまでを指すそうです。
この頃が一番天気が安定しているからなのですが、実際今年はとても暑かったものの、晴れの日も多くてたくさんの方が山へ行かれたそうです。

一方、私にとっての山シーズンはお盆過ぎからが本番になります。
少し仕事が落ち着いて、休みがドンと取れるからです。
秋雨前線や台風に振り回されるリスクもありますが、夏と秋を感じながら歩くことが出来ます。


やっとやっと待望の休暇が取れました。
仕事ばかりでヘトヘトのはずなのに…山計画を立てて、登ってしまいました。
夏から秋に変わると、冬はあっと言う間にやってきます。
短い山シーズンを楽しむために、いつだって出動OKでなければ(笑)

久しぶりの山歩きに選んだ場所は、長野県と新潟県の県境にある、雨飾山です。
雨飾山は2度目になります。
まだまだ残暑が厳しい中、少しでも涼を求めていたのですが、やっぱり暑かった!


まだ夜が明ける前に、松本市街地を出発して北へ向かいます。
そしてふと気付く…同じ長野県と言っても相当遠いことに(苦笑)
しかし、行くと決めたからには行くしかなく、とにかく歩き始めの雨飾高原キャンプ場を目指し、車を走らせます。

松本平から見る北アルプスの山並みは、雲に覆われていました。
大町を過ぎ、白馬に入ると、真っ白い朝霧が立ち込めています。
『きっと晴れる』そう信じるしかありませんが、同時に曇りだったらどうしようと不安もありました。

登山口に近づくにつれて、視界が開け晴れているのが分かりました。
気分も少しずつ高まってきます。
キャンプ場の駐車場に車を止めるのですが、すでに止まっている車の多さにびっくりしました。
小型のバスも数台止まっています。
さすが百名山、人気があるようです。

飲料水を調達し、日焼け止めを塗って準備を整えたら出発です。
ヒンヤリとした、草木が生い茂る遊歩道を歩いていきます。
草に付いた朝露が手足に当たって冷たい。

Holiday of August 122
雨飾山山頂への登山道はしっかりと整備されていて道標がたくさん設置されているので、とても歩きやすいです。
背の高い樹林に覆われた登山道は、木陰が出来ています。
しかし、木道の遊歩道から登山道に変わると、急な登りが連続して出てきます。
木陰を歩いているので暑くないつもりですが、尋常じゃないくらいの大粒の汗が額から落ちてきました。
あぁ…やっぱり暑いかも(苦笑)

Holiday of August 135
登りが少し落ち着くと、ブナ林になります。
何年もかけて成長し今もなお大きくなっているブナに囲まれた登山道は、緑がいっぱいで落ち着く場所でした。
そんなブナの根っこの上を歩かせてもらいます。

Holiday of August 136
汗をいっぱいかきながら、さらに歩き続けます。
ふっと目の前が開けました。
これから目指す雨飾山が見えます。
近くて遠い山頂です。
先行していたツアーパーティ2組に道を譲っていただきました。
女性の方が多くて、元気な挨拶を掛けていただきました。

Holiday of August 141
荒菅沢に到着です。
真っ青な空に、濃い緑が良く映えていました。

ここから再び登りが急になります。
雨が降ったら滑りそうな、赤土の急斜面です。
どろどろになったトラロープが張ってありました。
登り進めていくと、だんだん樹が少なくなっていき日差しが多くなってきました。

灼熱の太陽は容赦なく照らしてくれます。
時々見つける小さな木陰をうまく使って休憩します。
風があるので、木陰だと気持ちがいいのですが…日なたに出ると、チリチリと太陽熱が射してきます。

クマ鈴を付けて先を歩いていた人がいました。
つづら折の道で姿は見えないけれど、チリンチリン…鈴の音が聞こえてきます。
ふと、途中で途絶えました。
追いつくと、ササの小さな影に隠れるように避難していました。
顔は大粒の汗がいっぱいです。
「大丈夫ですか?この先、木陰が無いのでしっかり休んだほうがいいですよ」
声を掛けてみました。
「そうします。しかし暑いですねぇ」そう言いながら苦笑いしていました。

確かにこの暑さは、山を歩くには向いていないと思います。
フライパンの中にいる気分です。
いや、照り返しの暑さも考えると、オーブンの中にいる気分と言ったほうがいいかもしれません。
空はパキッとした青さでとてもきれいなのだけれど…。

Holiday of August 149
日照り続きのつづら折の道を終えると、まっすぐに伸びた登山道になります。
小さく見える岩場と丸太で作られたハシゴ。
まあるい山が見えてきました。

あれを登れば、気持ちのいい景色が待っている。
その気持ちだけで歩いていきます。

Holiday of August 158
ハシゴを登りきったら、待っていたのはこの景色。
まだ山頂ではありません(笑)
笹平と呼ばれるこの場所は、ササが一面を覆い、様々な花が咲いたお花畑です。

ここに来るまであれだけ暑かったのに、日差しは変わらず照りつけているのに、すぅっと吹きぬける風がとても気持ちいいのです。
とても不思議な感覚ですが、これもまた山歩きの醍醐味なのかもしれません。

そして、私の前にはイワヒバリが1羽。
笹平に抜ける手前のハシゴ場辺りから、ずっと先導してくれました。
写真を撮ろうとカメラを向ければ、すうっと飛んで道の先に姿をくらまします。
歩いていくと待っている、そんな感じでずっと歩いていました。
チョンチョンと両足で小走りしていくイワヒバリはとても可愛かったです。

笹平で花をたくさん見て、随分下で横切った荒菅沢を見下ろしながら歩き、最後の登りに差し掛かります。
また暑さが戻ってきました。
暑い、しんどい。

Holiday of August 182
息が切れ切れになりながら登りきったら、雨飾山の山頂になります。
稜線にある、小さいお地蔵さんが並ぶ小さい丘。
眼下には糸魚川の街が薄っすら見え、日本海は空と一緒になって見えました。

Holiday of August 187
そして、1963mの雨飾山山頂です。
ほんの少し霞んで見える遠くの山には雪渓が見えます。
頭の上には、アカトンボがスイスイ勢い良く飛んでいました。

Holiday of August 188
登ってきた方を見下ろせば、笹平と真ん中に登山道が見えました。
火打山と妙高山も見られました。
360度の大展望です。

Holiday of August 196
山頂でお弁当を食べる人の姿が多く見られましたが、入れ替わり立ち代りで人がどんどん上がってきます。
上空には雲も出てきていたので、人が溢れてしまう前に山頂を後にすることにしました。
譲りあいながら、山頂を下りました。

Holiday of August 206
再び笹平を気持ちよく歩きます。
途中で、下のほうで先を譲ってもらったパーティとすれ違いました。
「早いわね」と言っていただき、また挨拶を交わし、振り返って見送りました。
みんなの背中がとても嬉しそうで楽しそうでした。

登ってきた急斜面を、今度は下ります。
時々小走りになりながら…ひたすら下って下って、木陰に入ってため息が出ました。
沢を挟んでまだまだ遠い眼下に、駐車場が見えました。
遠いなぁ…と思いながら下り続けました。

登山道から降りた時の安堵感と気だるさ。
疲れたけれど、山を歩いてきたんだなぁと思えるこの感じが好きです。

太陽熱で熱々になった車が待っていました。
顔に日焼けを作って、向かった先は小谷温泉。
露天風呂に入って汗を流しました。
やはり、山登りと温泉はセットじゃなきゃと思いました。



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