上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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白馬三山 4

【3日目】

朝4時。
薄っすらと外が明るくなって目が覚めました。
テントから顔を出すと、日の出まではまだ時間があるものの、随分明るくなっていました。

Mt.Shirouma July,2010 414
しかし気になったのは、手前に伸びる雲。
まるでバールーンアートのアーチのようで、中華街などのお祭で舞う竜のよう…。

Mt.Shirouma July,2010 415
それが向こうの山の先(白馬岳方面)からぬうっと伸びているのです。
しばらく見ていましたが、途切れる気配は無く、さらに生まれて成長しぐんぐんと動いていきます。

テントから出て、大きく伸びをし振り返ると露天風呂の下にある足湯に入ろうとしている人がいました。
「後でお邪魔させてもらおう」そう思って、トイレに行って顔を洗い、カメラを持って足湯へ向かいます。

「おはようございます。私もご一緒させてもらっていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」そう言って気持ちよく場所を譲っていただきました。
そろりと足を入れると、ジーンと沁みてきます。
温泉成分が強いのか最初はピリピリしますが、すぐに慣れます。
いい湯加減で、座った場所は目の前に景色が広がり、最高のポジションでのご来光待ちとなりました。

東側の空はだんだんと赤みが増して、もうそろそろ朝日が顔を出しそうです。
足をチャプチャプと動かしながら、おしゃべりを楽しみます。
テント泊をしていた、少年野球の子供達も足湯にやってきました。
小学生や中学生に山で会うのも夏休みならでは。
いつもと違った、賑やかで温かいご来光です。

Mt.Shirouma July,2010 426
アーチ状の雲も赤く染まり、東側の山の稜線から朝日が昇ってきます。
きれい…カメラを何度も太陽に向けます。

そして、いざ!というタイミングで、バッテリー切れの表示が液晶に映し出されました。
初日からなんとなく撮り過ぎだなぁとは感じていたものの、今、このタイミングで!?
少しでも軽くなるようにと予備バッテリーは持ってきていません。
電源を切って、バッテリーを本体から外し、残量が増えるわけでもないのに電池を振って本体に戻してみました。
その後、この方法で数枚何とか撮ることが出来ました(苦笑)

Mt.Shirouma July,2010 428
写真で撮るより自分の目に焼き付けておこうと、いつもよりじっくりと朝日を見ることが出来ました。
朝日が少し昇ったら、足湯に使っていた人たちは出発の準備をと出て行きました。
ひとりでもうしばらく浸かりながら、朝日を眺めていました。

朝食を取って、朝風呂をいただきました。
これから長い下りが待っているのに、朝から優雅な気分を味わってしまいました。

Mt.Shirouma July,2010 430
誰も入っていない露天風呂の写真を撮ってみました。
テント場や登山道へ続く場所から撮っています。
なんともステキでダイナミックな開放感です(笑)

テントの撤収が終わったら、ザックを背負って歩き始めます。
小屋から少し下れば雪渓が出現し、長い下りが始まります。
スプーンで削ったような模様がたくさん出来ていました。
その模様の安定した場所に足を置きます。

Mt.Shirouma July,2010 434
朝の雪渓は思ったよりも硬く締まっていました。
ズッコケないように、重心に気を配りながら下っていきます。

雪渓の途中から左側にトラバース状態になります。
何度か雪渓を渡って、どんどん歩いていきます。
途中、樹の幹の凍った部分に足を取られ、ズルッと滑ってしまいました。
手は泥だらけ…痛い(涙)

Mt.Shirouma July,2010 440
トラバースはしばらく続き、振り返るとほぼ水平に登山道が伸びていました。
白馬鑓温泉から猿倉までの登山道は、崖が崩れたような場所も渡っていきます。
かなり荒れていると聞いていましたが、想像以上でした。
なんとか道を作ったような場所もあり、天候の悪い時や長雨が続いた直後の通行はあまりお勧めできません。

トラバースを終えると、急な下りになります。

Mt.Shirouma July,2010 442
下りに差し掛かるコルからの眺めです。
真ん中に伸びる雪渓の一番広い所に今朝出発した小屋があります。
あそこからこんなに歩いてきたんだとしみじみ。
山は雲がかかり最後の展望は利かなかったけれど、満足な山歩きをしています。

小さな池があり、花が終わり葉が大きく成長したミズバショウを横目に下っていきます。
このあたりからはどんどん樹林帯になってきて、標高が下がるごとに樹は高く大きくなってきます。

ずっと下りっぱなしで、体力的にも精神的にも「下りはもう充分味わったよ」と根をあげそうになったころ、砂利道が左右に伸びているのに気が付きました。
行きに通った大雪渓との分岐点でした。
着いた!安堵のため息と同時に額から汗が吹き出るのを感じました。

無事に、猿倉荘に帰ってきました。
後ろを振り返って、無事に終えた山行に感謝します。

登山靴を脱いで、ひと安心。
車は蒸し風呂のようでした。
猿倉から少し下ったおびなたの湯で汗を流し、さっぱりしました。
友達に教えてもらっていたおいしいジェラート屋さんで、ダブルのジェラートを食べて帰ってきました。
夏の稼ぎ時前の、最高の休暇でした。



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