上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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白馬三山 2

【2日目 前編】

夜中に、テントのフライがバサバサする音で目が覚めました。
「風が出てきたなぁ…」
うとうとしながらも、不規則に強く吹きぬける風と『バサッ』とテントが押し付けられる音で目を無理矢理覚まさせられる状態でした。
以前、この場所にテントを張った時あまりの強風にテントから出られなかったことが頭をよぎります。(自分の体の重さでテントがかろうじて飛ばされないという状態でした)

朝になっても時折強く吹く風に不安がよぎります。
悪天候だったらどうしよう。
ドキドキしながらテントの入り口のジッパーを下ろし頭を出すと…雨は降っていませんが、真っ白というよりはグレーの世界でした。
「はぁ…何?この天気…」ため息が出てしまいました。

それでもテントから出て、朝日が見られるかもしれない淡い期待で稜線まで散歩をすることにしました。
灰色の雲の中を歩くいていくと、ちょうど日の出の時間でした。
それまで灰色だった雲がだんだんピンク色になってきます。
「ひょっとして!?」
丸山まで一気に駆け上がり東の空を見ると、雲が太陽の熱でどんどん昇華していくのが分かります。

Mt.Shirouma July,2010 205
ピンク色の雲はやがて無くなり、雲の切れ間から朝日が昇ってくるのが見えました。
白馬岳の横から顔を出しています。
きれい。
朝焼けした空は、オレンジから青のグラデーションになっていました。

山肌もピンク色に染まります。
朝日と夕日は同じ太陽なのに、ひとことでオレンジ色ピンク色といっても違いがあります。

Mt.Shirouma July,2010 208
太陽に温められ、立ち込めていた雲がどんどん流れ始めます。
杓子岳の上を西から東へ(写真だと右から左へ)流れていくのがはっきりと見えました。

朝日は、あっと言う間に真夏の太陽に変身します。
キラキラピカピカの太陽になったところで、暑くなって退散です。

2度寝してもいいかと、グウタラな性格丸出しでテントまで戻ってきて、とりあえず朝食にしました。
今日の朝ごはんは、焼いて持ってきたスコーンとグリーンカレーのスープ、そしてコーヒーです。
Mt.Shirouma July,2010 213

さすがに2度寝はダメだろうと思い直し、テントの中を整理してから白馬岳の山頂へ出掛けました(苦笑)
白馬山荘を通り抜け、山頂まではおよそ20分。
早朝に見えていた山頂は、再び雲に覆われて見えなくなっていました。
それでも少し待てばきっと顔を出すだろうという確信がナゼかあったので、気にせず登ります。

Mt.Shirouma July,2010 221
小さな石で出来た登山道。
ジャリジャリと踏みしめながらジグザグに登っていきます。
ふと澄んだ青空が見えました。
風が強く、雲が吹き飛んでいくようです。

Mt.Shirouma July,2010 250
白馬岳山頂(2932m)で出会った人たちとおしゃべりをしながら待つこと30分。
雲海が切れて、遠くの山々が見えてきました。
劔岳、立山、槍ヶ岳から穂高連峰まで山が連なっているのが分かります。
おしゃべりしながらも、みんなカメラを片手にシャッターを切ります。

Mt.Shirouma July,2010 253
切り立った山頂から下をのぞくと、昨日登ってきた大雪渓が見えました。
今日もたくさんの人が連なって、登っているのが小さく小さく見えます。
角度を変えて見ると、改めて雪渓の大きさ(距離の長さ)と急斜面なのが分かります。
画像は若干右に傾いていて、斜度がゆるくなって見えますが…(汗)

およそ1時間程じっくりと、山頂で雲が切れるのを眺めながら景色を堪能しました。
夏の山だからこそ、体が冷えることなく、こんなにもゆっくり眺められるのです。
下る時には、雲の中だった白馬山荘もきれいに見え、さらに眼下に大パノラマが広がっていました。
所々に残った雲が、これまたいい味を出しています。
Mt.Shirouma July,2010 265

テント場に帰り、テントを片付けます。
うまく荷造りしたつもりでしたが、ザックがすごく偏っていて凸凹していました。
かなり気にはなりましたが、入れ直すのは面倒でこのまま背負って出発です。

今日はこの後、白馬三山と言われる、杓子岳と鑓ヶ岳の山頂を通って、白馬鑓温泉まで下ります。
まずは、目の前にある杓子岳に行きます。
こちら側から見ると台形になっていて、のっぺりとした山です。
反値側は切れ落ちています。

稜線歩きは、緩やかに登ってそして下っていました。
登山道脇には、小さな花が咲いていて風に揺れていました。
さっき見た花なのに、こっちの方がきれいだと何度も何度も同じ花を撮ってしまいました。
Mt.Shirouma July,2010 279

遠くから見ていた杓子岳。
台形をしていて軽く登れてしまいそうな山ですが、実際には、山頂直下の登りは足場が悪く何度も立ち止まりながら歩きました。
踏んだら砂利を滑り落としてしまいそうなもろい足場です。
崩さないように注意して、登山者とすれ違う時にはさらに注意して登りました。

登った先には、まっすぐに伸びた稜線がありその端っこに杓子岳の山頂(2812m)がありました。
台形の天辺には、私だけ。
ザックを下ろして、大きく背伸びをします。
暑いけれど、優しい風が吹きぬけて気持ちいい。

Mt.Shirouma July,2010 314
杓子岳の天辺から富山県側を望む。
まだまだ至るところに残雪がありますが、それが涼しげに見えました。
きれいな夏の景色が広がっていました。

日差しが強いので、日焼け止めを塗り直してから再び歩き始めます。
鑓ヶ岳へ向かう山頂からの下りは、登りと同じように細かい石の上を歩きます。
けれど緩やかだったので、多少石車に乗って滑ってしまいますが歩きやすくザクザクと進みました。

Mt.Shirouma July,2010 338
砂利だらけの杓子岳を下り、なだらかな稜線歩きが続きます。
左側(長野県側)は険しい崖、右側(富山県側)は緩やかな斜面に草地が広がっていました。
白馬岳と杓子岳を望んでハクサンイチゲのお花畑です。
気持ちのいい山歩きが続いていきます。


撮った写真の枚数があまりにも多いので、この日の山行記は2つに分けて載せることにします。



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