上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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山文化の架け橋へ

上空に不安定な寒気が流れ込んだ梅雨のある日、夜な夜な…とある集まりがありました。

激しい夕立がやんで、仕事上がりに向かった先は上高地内の某施設。
ここで働いているYさんの提案で、ハングル語講座が行われたのです。


ここ数年、上高地にはアジア諸国からの観光客がたくさん訪れるようになりました。
河童橋でたくさんの人が記念写真を撮っている、一見よくある光景。
橋を渡りきった後に、私ひとりが日本人だったことに気付き、かなりびっくりしたこともあります。
そのときはおそらく全員中国人(台湾人?)でした。

山を歩いていると、韓国の方が声を掛けてくることが多くなりました。
韓国の方は思った以上に気さくです。
でも共通の言葉を持っていないことで、挨拶の次に続くコミュニケーションをすることが難しかったりします。
簡単な英語で返すこともありますが、どれくらい通じたかよく分からないこともあります。

もう少し何か意思疎通できることがあれば…昨年山小屋にいた時の方が今よりはるかに真剣に考えていました。
上高地までの観光は台湾人、さらに奥の山を目指すのは韓国人という傾向にあります。
小屋に寄った韓国人に言いたいことがあってもうまく伝えられなくて、やきもきしたことがよくありました。
韓国語をどうにかしようと本屋さんに行っても、どれがいいのかさっぱり分からない。

何とかしたいと思いながら過ぎていった山小屋生活。
せめて「ここから先は危ないから気をつけて」とか「天気が悪くなるから」「時間が遅いから」…そんなひとことだけでも言えたらいいのにと思っていました。

Yさんが上高地で働き始めた時から知り合っていたのに、韓国に精通していることを知ったのは本当に最近のことです。
小屋にいた時には、Yさんを頼るということは頭の隅っこにもなく、今になってどうして思いつかなかったのかと後悔します。

Yさんは山小屋で働いていた経験があり、韓国で発行している山の雑誌を通して、日本の山の情報を伝える特派員もしているそうです。
朝鮮半島に山はあっても、3000mを越える山は存在しないこと。
日帰りで行ける山でなおかつ登山道が整っていて、日本人の山に対する意識や考えとは全く違うこと。
そんな話を今回聞いて、韓国と日本の山事情の違いを初めて知ることが出来ました。
日本の山の魅力を、そして安全な登山を伝えるために情報を発信し、何かあったときには通訳をしたりして尽力されています。


夕立が上がったと思っていたのに、講座を受けている間中、雷が遠くで鳴り響き近くで落ちる音がし、雨もすごい勢いで降っていました。
時々、雷の落ちる音にビクッと肩が揺れますが、それでもみんなはYさんの講習に聞き入っていました。

梅雨空 008
この日参加したのは、上高地内のいろんな施設から10数名。
サービス業という仕事柄、韓国人と接する機会もあるそうです。
新聞社の方が取材に来ていましたが、その記者さんまで一緒になって真剣に勉強していました。

反切表という日本で言えば50音の表のような、ハングルの表の読み方や、ハングルの仕組みをまず教わりました。
挨拶の後に続く簡単な会話や上高地でよく使うだろう単語を学びました。
隣の人と韓国語で自己紹介をやってみます。
即実践です。

あっと言う間に時間は過ぎ、お開きとなってしまいました。
これだけの時間で話せるようになったとは決して思いません。

それでも。
昨日よりも韓国が身近になった。
もっともっとハングルも韓国も知りたくなった。
今度韓国の方に会ったら、自分から「アンニョンハセヨ!」って挨拶してみよう。
そんな次に繋がる、言葉や文化の架け橋へのきっかけが出来たと思います。

まずはもらったプリントを見直して、ひとつでも多くのハングル語を覚えてみよう。
そして、去年使えなかった言葉を覚えて、山で出会うことがあったら「気をつけてね」と伝えてみようと思います。



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