上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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梅雨の晴れ間に焼岳へ

降って、晴れて、また降って…。
そんな気まぐれな天気の上高地です。

九州の方はかなりの降水量だとテレビで言っていましたが、こちらは例年よりまだまだ少ないような気がします。
最後に帳尻あわせでドカンと降らないか心配ではありますが、こればかりは見守るしかありません。

そんな梅雨の晴れ間を見計らって、焼岳に行ってきました。
朝方はもやが掛かり晴れたかどうかも分からない天気でしたが、次第にスッキリ快晴に。
そして灼熱でした。

日がそれなりに高くなった10時頃に、上高地を出発しました。
遊歩道から西穂の登山口の前を通って治山林道を歩き、上高地側の焼岳登山口から足を踏み入れます。
登山口に入ってすぐの場所は大きなぬかるみがあるので、その泥沼に足を踏み入れないよう警戒して歩いたのですが、問題なく歩けました。
雨上がりなのに、やはりそれほど雨量は無かったようです。

登山道を歩き始めてすぐには、たくさんの大木があります。
それを見上げながら、歩きます。
森の中は、ひんやりしていてとても気持ちよく歩けます。

涼しい場所で時間稼ぎ。
緩やかな上りは快適に登れました。

Mt.Yake June.2010 036
今までは大きくえぐられた沢に出て、足元が崩れそうな場所を歩いていたのですが、沢から少し奥に入った場所に新たに登山道が作られていました。
ササを狩り、足場を組み、歩きやすいように配慮された登山道。
安全に登ることが出来る、そんな気配りが嬉しいです。

Mt.Yake June.2010 042
少しずつ傾斜が強くなり、汗がぽつりと流れ落ちてきます。
木立の中を抜けると、眩しい日差しと共に、視界が開けます。
大正池と霞沢岳です。
焼岳の麓を覆うカラマツは随分と葉が大きく長くなり、緑いっぱいになりました。

ここから先はずっと日にさらされ、ますます汗が出てきます。
「今日は本当に暑い…」
バテないように気を付けなければ…。

Mt.Yake June.2010 045
焼岳の山頂が随分近づいてきました。
大きくえぐられた沢は、年々崩れて流されて、深く大きくなっています。
沢と沢の間の細い山肌にかろうじて立っているカラマツは、ミニチュアのように見えました。

Mt.Yake June.2010 048
一番長いハシゴです。
既成のものを重ねて作られたこのハシゴは、滑りやすく一部踏み潰れている箇所があり注意が必要です。
上部の落石にも要注意です。
でもこのハシゴを登った先に広がる景色が楽しみで、いつも一気に登ってしまいます。

Mt.Yake June.2010 121
ハシゴを登りきった先に広がるのは、一面ササの景色です。
暑い太陽。
吹きぬける風。
風に揺れるササ。
風が見える…。
とても暑いけれど「夏山を歩いてる!」と実感できる場所です。
この景色こそが、私にとっての夏山の象徴なんだといつも思います。

焼岳小屋の営業が始まっていました。
まだまだ静かな小屋。
以前来た時には無かった、『VOLCANO』Tシャツを見つけました。
焼岳は現在も元気に煙を出している活火山ですが、英語で書かれると、なぜか改めて「おぉー、volcanoかぁ」と見入ってしまいました。

小屋の横で少し休憩し、山頂を目指します。
5分も歩けば見通しのいい、展望台に出ます。
天気がいいので360度のパノラマが広がっていました。
眼下では、梅雨の晴れ間の物資輸送中。
ヘリが気持ちのいいエンジン音を響かせながら、何度も何度も荷物を持ち上げ飛んでいました。

途中で、小さい煙を吐く穴を何個か発見しました。
今、自分が歩いている真下でも、山は生きているのです。

中尾峠の分岐から先は、ゴツゴツした岩だらけの道になります。
生えている植物も少しずつ少なくなり、やがてなくなります。
火山が活動している証拠です。
山頂を見上げるたびに、白い蒸気が元気良く吐き出されています。

余計な踏み跡をつけないよう、石を落とさないよう、注意しながら歩きます。
足元は細かい石で滑りやすくなっています。

Mt.Yake June.2010 087
稜線へと続く最後の斜面で、雪渓にぶつかりました。
避けて歩くことも出来るのですが、あえて言うなら「3歩雪の上を歩いた」というくらいの残雪です。
今はもう融けが進んで、雪の上を歩かずに行くことが出来ます。
火照った体に、雪の上をなでて吹いてくる風が心地よかったです。

ここから北峰を目指します。
現在、南峰は立ち入り禁止になっています。

Mt.Yake June.2010 094
硫黄の臭いが立ち込め、蒸気が吹き上がっているすぐ横を歩きます。
頭のすぐ上を煙が流れていくたびに、太陽を遮って影が出来ます。

岩を掴んで登ったら、広い山頂(北峰・2393m)に到着です。
山頂には、数人が展望を楽しみながらお昼ご飯を食べていました。
後で考えたら、焼岳登山中に今までで一番たくさんの人に会った日でした。

山頂からの眺めです。

Mt.Yake June.2010 097
火口の池と、遠くに白山を望む。
エメナルドグリーンの水面がとてもきれいで神秘的でした。

Mt.Yake June.2010 099
焼岳から焼岳小屋、西穂高岳への尾根を中心にして、穂高と槍ヶ岳の稜線を望む。
尖っているのが分かりにくいのですが、写真真ん中辺りのちょっと高い山が槍ヶ岳です。
雪融けが進んでいます。

Mt.Yake June.2010 100
南峰の奥に乗鞍岳を望む。
今月上旬に滑ったのが、もう遠い昔のような、でも昨日のような…気がします。
乗鞍も夏山になってきているのがよく分かります。

Mt.Yake June.2010 102
そして、明神岳、蝶ヶ岳、梓川の流れを望む。
帝国ホテルの赤い屋根がとても目立っていました。
上高地はすっかり夏模様です。


山頂で、熱いコーヒーを入れて飲みました。
ほっとひと息入れて、来た道を戻ります。

Mt.Yake June.2010 116
展望台手前まで戻ってきたら、笠ヶ岳上空に雲が出ていました。
その雲の出方がなんだか面白い。
そんな景色に癒されます。


暑い暑いと言いながら、登って下って。
顔は火照って、目は日焼けして真っ赤になっていました。
夏山シーズンの到来です。



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