上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

雪いっぱいの涸沢 2

 5月22日 【2日目】

明け方に一度目が覚めたものの、かなりぐっすり眠ることが出来ました。
早朝の涸沢は、綺麗な青空が広がっていました。

みんなで朝ご飯を食べて、コーヒーをいただいて、今日も滑るために準備をします。
外に出てみると、昨日の夕方に造ったキッカーで、すでにもへーが跳んでいました。
朝一番は雪が締まっていて、飛び出しが程よく硬くなっていいんだそうです。
朝飯前ならぬ、仕事前のジャンプです。
しかしまぁ、本当に華麗にメイクを決めてくれます。

彼の跳ぶ姿を見ていたら結局8時になってしまい、そこから上へ登り始めました。
先に登った人たちのトレースをたどらせてもらって、最初の急登はラクさせてもらいます(苦笑)

ヒュッテからもスキー板を担いだ人が何人か登っていました。
行き先はザイテングラートから穂高岳山荘(白出のコル)方面がほとんどでした。

私は今日も涸沢槍直下の斜面を滑ることにしました。
そこが一番綺麗な斜面だと思ったからです。
昨日よりさらに上から滑ろうと思って登ります。

小屋の上からさらにまっすぐ上へ詰めていきます。
ふと、雪面に面白いものを発見。

2010.May 涸沢 095
ほんの少し雪がこんもりと盛り上がって、穴が開いています。
腰をかがめて覗き込んでみます。
涸沢槍と獅子岩が見えました。

2010.May 涸沢 102
どうやってこんなものが出来たんだろう?
振り返ってみても、やっぱり不思議な空洞でした。

2010.May 涸沢 103
時間が経つにつれ、澄んだ青空はなくなりうっすらと雲が掛かってきました。
この日は土曜日。
夕方から仕事なので、やっぱりタイムリミットを決めて登ります。
前日よりペースは早く、順調に歩けます。
どこまで行けるかな、ひょっとして稜線まで行けるかな、期待に期待を込めて気持ちばかり先走りします。
涸沢槍の右のコルを目指して歩きました。

2010.May 涸沢 108
『岳』の撮影が行われていました。
ザイテングラートでの撮影風景を遠くから眺めます。
ひとつの作品を作るのにたくさんの人が関わっているんだなぁと、感じました。
どんな話になるのか、どんなアングルで撮影されているのか、単行本の創刊当時からのファンである私にとっては気になるところです。

2010.May 涸沢 112
斜度はどんどんキツくなるのに、写真で撮ってみると、その斜面はのぺ~っと広がっているように見えるから不思議です。
獅子岩の横を過ぎ、涸沢槍近くまでやってきました。
稜線はもうすぐそこ。

けれど思ったほど雪が緩まないのでガツガツと登ることが出来ません。
もうそろそろやめて帰ろうか…そんな弱気になっていました。
あと少し、もうあと少し。
そう思いながら登り、10時になったところで登るのを止めました。

稜線まではほんの少し時間が足りずたどり着けなかったけれど、ピークハントはまた次の機会にすればいい。
そう思って滑る準備をします。
昨日よりはるかに急な斜面に腰掛けしばしの休憩を取ります。

2010.May 涸沢 115
さてどこをどう滑ったらいいかなと悩んだ挙句、獅子岩の右側のちょっぴり急で滑らかな雪面を滑ることにしました。
大きく一息ついて滑り始めます。
滑るという行動は本当にあっと言う間です。
大きくターンしても小さくターンしても一瞬で滑り終えてしまいます。

2時間弱掛かって登ったコースを6分で滑り終え、無事に小屋に戻ってきました。
しばらく休憩して昼食をいただいてエネルギーを補給し、再びブーツを履いて下ります。
まずはヒュッテに行き、ヒュッテの真横から滑り降りました。

涸沢から下も雪があるので滑れますが、沢のおわん状の斜面をトラバース気味に下るので太ももがつりそうなくらいしんどかったです。
横に連なる沢から発生した小さな雪崩のデブリ跡を横切る時も、止まってしまうんじゃないかと冷や汗ものでした。
それでも、南岳の出会いと呼ばれる沢がぶつかるところまで滑って下りられたので、歩く距離がうんと短くてすみました。

板を背負い、本谷橋まで下ります。

2010.May 涸沢 028
前日穴が開いて水の流れが見えていた沢。

2010.May 涸沢 137
1日でこんなに穴が大きくなっていました。
これから先の季節は、踏み抜いてしまわないよう雪の上を歩くときは注意が必要です。

本谷橋で靴を履き替えました。
まめが出来ないようにという予防策を取ったつもりでしたが、ボードのブーツで作った小さなまめをお土産にしてしまいました。
本谷からは花を見つけ写真を撮ったりしながら帰ってきました。

もう少しゆっくり涸沢で過ごせたら良かったのですが、それでもぎゅぎゅっと濃縮された時間を過ごす事が出来ました。
小屋のみんなありがとう。


♪おまけ♪
小屋にデポしてあった、撮影班の荷物です。
こっそり撮ってきてしまいました(笑)
2010.May 涸沢 086



a href="http://outdoor.blogmura.com/">にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

山歩き日記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<雪いっぱいの涸沢 3 | HOME | 雪いっぱいの涸沢 1>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。