上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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駆け足、お遍路さん

帰省中の、少し前のことになります。

雨天続きからやっと晴れ間が出た日、入山準備をしなくちゃ…と思いつつ、外の気持ちよさに体がウズウズしていました。
家の中に居ても、そわそわして落ち着きません。
昼下がり…やっぱりどうしても体を動かしたくなって、『八十八ヶ所参り』に行ってきました。

『八十八ヶ所』と言っても、『ミニ』が頭に着きます(笑)
地元では『地四国山』や『地四国八十八ヶ所』と呼ばれ親しまれています。
弘法大師が修行でまわったとされる『四国八十八ヶ寺』をより身近に、多くの人が回れるようにと、信仰心の厚い地元の人々の手によって作られた、1日で回れるコースです。
しかも、このコースは作られてからの歴史も長く、各お寺にたとえられた小さなお地蔵さんは風化しながらもそこにじっと座っています。
数年前に新設された、新しいお地蔵さんが一緒に並んでいます。
束の間の休み 078

全行程を周って6時間のコース。
途中、エスケープコースもきちんと設置されていて、今もなおきちんと整備された気持ちのよいハイキングコースでもあります。
小学校の学区の山なので、遠足でもよく歩いた場所でした。

お大師様が奉ってあるスタート地点から、1番札所、2番札所と回っていきます。
木漏れ日を浴びながら、静かに座る石仏を見つけては立ち止まって頭を下げます。
「今シーズンも楽しい山歩きが出来ますように」

束の間の休み 063
杉山から竹林に入り、雰囲気がふと変わります。
ニョキっと顔を出したタケノコ。
踏み固められた歩道の真ん中にも、ど根性タケノコが頭を覗かせていて、つまづきそうになりました。

束の間の休み 065
ヤマザクラはすっかり散ってしまって、この時はヤマツツジが見頃を迎えていました。
道上に落ちた花弁が、色を沿えていました。
少し傾きかけた日を浴びて、木漏れ日がとても気持ちよかったです。

束の間の休み 067
上を見上げると、ピンクと黄緑のトンネルです。
花びらがピンクの星の形に見えました。
空もツツジもとてもやさしい色をしていました。
ミツバツツジの種類だと思われます。

束の間の休み 070
新緑の季節で、草も樹も勢いよく成長しています。
触角?いえいえこれはシダ植物の新芽です。
クルクルと渦を巻いた形が独特で面白いです。

束の間の休み 071
19番札所です。
四国八十八ヶ所の札所は徳島県にある『立江寺』です。
たくさんのお地蔵さんが奉られています。
その昔、ここでミニ八十八ヶ所を造るのを中断したら、天がお怒りになり大雨を降らせたそうです。
それを鎮めるためにたくさん奉ってあるのでしょうか。

19番は、コースの中で1番開けていて、宇和島の街並みや宇和海が見渡せる場所です。
そして最寄のバス停までエスケープルート(30分ほどの下り道)があります。
小さい頃はお弁当を持って、ここまで近所の友達と登ったものです。
いつも遊ぶ裏山の延長だったけれど、大冒険をしている気分でした。

束の間の休み 073
この日は天気が良かったので、一望することが出来ました。
相変わらずの街並みとキラキラ光る海。
入り組んだ海岸は遠くになるほど霞んでいました。

さて…せっかくなので、ちょっと急ぎ足で周ることにします。
適度なアップダウンなので、トレイルランニングにもいいかもしれません。
途中、恋の占い・願い・進路が授かるという『楫取岩(かじとりいわ)』と名付けられた岩や、厄除け・無病息災のご利益がある『くぐり洞』と呼ばれる石と石の狭い隙間などがありました。
どちらもしっかり願掛けをしました(笑)
束の間の休み 085

19番から先は下りが多く、秋に落ちた葉がたくさん積もって、ふかふかの落ち葉じゅうたんのようになっていました。
踏み込むごとにくるぶしまで埋まってしまいます。
足を滑らせないように気をつけながら、時々落ち葉を蹴散らしたりして落ち葉の道を一気に駆け下ります。

時々、別院と呼ばれる88番札所以外もきちんと順番にあり、造った人の熱意が伝わります。
小さいけれどまっすぐに落ちる滝や、ミカン畑で作業中の農家のおじさんのそばを通り抜けます。
土地所有者の善意で成り立っていると思える道もあり、竹林、杉山、ミカン畑を何度も通りました。

束の間の休み 077
ギンリョウソウを見つけました。
高山植物に分類されるんだと勝手に思っていたので、思いがけない出会いにびっくりしました。
薄暗い場所に生えることから、別名『ユウレイダケ』とも呼ばれるのですが、落ち葉の茶色と対照的でかなり目立っていました。

ぐるっと1周して最後の88番札所を過ぎたら、スタート地点のお大師様が祭ってある境内に戻りました。
88回+α…拝んだこの日、程よい疲労感が気持ちよかったです。
きちんと全コースを歩いたのはきっと小学生の時以来です。
また春になったら歩こうかな。
おいしいお弁当を持って。



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