上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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春を告げるヤナギ

残雪はほとんどないものの、まだまだ新緑が競って顔を出すにはほんの少しだけ早いこの季節。
目立つ植物は、ヤナギの樹です。

2010 GW 014
ヤナギの花が開花する前の、グレーの花芽。
太陽に輝いてキラキラ輝いて見え、ビロードのような毛足がきちんと並んで生えていて、触るととても気持ちがいいのです。
ふわっとしていて、つやつやしていて、見つけるたびに毛先を整えるように触ってしまいます。

上高地では、代表的なヤナギとして、ケショウヤナギがあります。
ケショウヤナギは北海道と上高地周辺でしか見られないんだそうです。

ケショウヤナギの幼木は川辺にたくさん生えています。
真っ赤な枝が生きている証拠です。

束の間の休み 106
ヤナギの花芽が可愛くて、落ちている枝をこっそり拾って部屋に持って帰ったことがありました。
数日後…、可愛かったグレーの芽は花をつけました。
けれどそれはまるでカビが生えたのかのような姿で、絶句したことがあります。
可愛かったはずなのに、気持ち悪い。
それが花だと知らなかった私は、本当にその変わり果てた姿にショックを受けました。

今は、これが上高地の春の訪れだと知っています。
上高地に、春が来た。
これから少しずついろんな色が増えてきます。


ヤナギの中でも一番最初に花を咲かせるのが、エゾヤナギです。
名前の通り、北海道などの寒冷地に生息するため、芽吹きも早いのです。

いち早く水を吸い上げ、春の準備を始めるこの樹は、サル達のターゲットになります。
まだ食べるものが少ないこの時期に、サルは柔らかくなったエゾヤナギの樹皮を食べます。
表面を剥がされてしまった樹は、白い部分をむき出しにしてとても痛々しい姿をしています。
樹皮をぐるっとひとまわり、完全に剥がされてしまったら、その先には水が行き届かなくなってやがて枯れてしまうのだそうです。
2010 GW 005

年々ひどくなる、春先のエゾヤナギの食痕(しょっこん)。
サルの立場からすると生きていくための知恵であり、自然の摂理なのかもしれませんが、なんだか自分の心もカサカサに剥がされてしまったようで、見ていて悲しくなってしまいます。



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