上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

冬の上高地散策 その2

うっすら夜が明けてくるころ、目が覚めました。
ほんの少し体を起こして周りを見渡してみると、まだみんなぐっすりと眠っていました。
再び、うつらうつらと眠りにつき、次に目が覚めると布団の中でモゾモゾしながらしゃべっていました。

ゆっくりと起きて、薪ストーブのある土間に行くと、すでに火をつけていただいていて暖かくなっていました。
昨日の鍋の残りを火にかけて、おじやにします。

ロールパンにチーズやソーセージを挟んで食べている、おしゃれ(グルメ)さんもいました。
工夫を凝らして、おいしくて、楽しくて…そんなアウトドアライフを満喫しているんでしょう。
ひと手間が掛かるけれどすごくやってみたいと思ったので、次回の参考にしようと密かに観察していました(笑)

朝食を終え、支度を済ませて、小屋番さんと束の間のおしゃべりを楽しみます。
管理されている人はひとりだけですが、甲斐犬のハナちゃんが一緒にいます。

冬の上高地 115
一見、おっとこ前に見えるハナちゃん。
ガシっとした足と迷彩柄にも見えなくも無い毛の色。
でもおとなしくておしとやかな感じがするのは、やっぱり女の子だから?


昨日中降り続いた雪は今朝になっても止むことは無く、そこらじゅうをますます白く染め上げていました。
しっかり着込んでスノーシューを履いて、冬期小屋を後にします。
まずは小さな小川を渡って、横尾方面へ。

冬の上高地 119
樹には雪帽子。
小さな枝ごとに三角の背高のっぽの白い帽子をかぶって、こうべを垂れていました。
随分重たそうにも見えますが、見事な雪帽子を見えやすいようにしてくれているようにも見えます。

冬の上高地 120
そんな雪帽子いっぱいの森の中。
ふわふわの雪を掻き分けながら歩いていきます。

河岸に出ると、上高地がある下流方向へ歩きます。
川幅全てが真っ白くなって、夏に見られる景色とは全く異なっていました。

冬の上高地 126
長い年月をずっとここでたたずみ、成長してきたケショウヤナギ。
とても特徴のある形をしています。
夏はこのそばに川の流れがあるので、増水した時に流されて倒れてしまわないか心配しています。
真下から見上げると、幹は太くしっかりと根付いていました。

冬の上高地 138
ハナちゃんがお見送りに来てくれました。
雪が大好きみたいで、雪を掛けられると嬉しそうでした。
ゴロンゴロン雪の上に寝っ転がっていました。

川沿いは風の通り道で、容赦なく吹きつけていきます。
雪も止みません。
けれど空を見上げると薄っすらと青空が顔を出し始めています。
『上高地に着くころには晴れて景色が見られるかな』淡い期待を抱き始めます。
新雪の上をみんなで歩いて出来た一本道。
きっとしばらくすると風と雪で消えてしまうはず。
冬の上高地 147

河原から治山林道に入ってさらに歩を進めます。
森の中に積もった雪は重く感じられました。

冬の上高地 161
治山林道からほんの少し奥に入ったところに、大きなうろを持った樹がありました。
樹も大きいので、うろの中にすっぽり自分も入ることが出来ます。
みんなで順番に写真を撮りました。

…あれ?うろの中に何か居る…座敷ワラシならぬ、ウロワラシ!?
かと思ったら、写真を撮ってもらっている最中のKちゃんでした(笑)
冬の上高地 166

2時間近く掛かって明神に到着です。
ちょっと奥に入るけれど、穂高神社まで歩いて休憩しました。

冬の上高地 182
今年の山の安全を祈願してお参りし、明神池を見てきました。
ぼんやり見えている明神岳。
冷たい風が吹きぬけ、依然として雪が降り続きます。
うすく白い氷を浮かべた池は、寒々として見えます。
夏の間は船がくくりつけてある桟橋の先まで歩いていき、池を覗きこんでみました。
イワナなどの生き物の姿は見えませんでした。

明神からは時間稼ぎのために、除雪してある治山林道をずっと歩きました。
スノーシューを履かずにひたすら歩きます。
けれど凍結している道だったので、時々足を取られ、滑ってコケそうになりました。

河童橋を渡るために林道を離れたら、再びスノーシューでの歩きになります。
徳沢や明神周辺よりも雪はさらに重く、足取りも一緒に重くなっていきます。

冬の上高地 197
休憩はバスターミナルの軒下で。
春の開山を待つ、バスターミナル・インフォメーション前のベンチたち。
まだまだ春には遠いような、そんな景色でした。

さて、ここからもうひと頑張りしなければなりません。
県道は除雪されておらず、雪の上を歩きます。
帝国ホテル前からはクロスカントリースキーの跡がまっすぐに続いていました。
その上を踏み固め歩いていきます。

きっとスキーならこんな雪も距離もラクラクなんだろうなぁと思いながら、ひたすら歩き続けました。
止まない雪。
止まない風。
水分をたくさん含んだ雪は、バチバチと大きな音を立てながらフードの上から容赦なく叩きつけてきます。
痛い…。
サングラスも雪まみれで、ほっぺたも痛い…。

数時間に1便しか通らないバスに乗るために、時間との戦いだった帰り道。
大正池では見えそうで見えない岳沢を横目に見ながら歩き続けます。
釜トンネルの入り口が見えました。
嬉しい!やっとやっとゴールが近くなってきた。

真っ暗な釜トンネル。
みんな疲れたのか、ほとんど無言で歩きました(苦笑)
少し前を歩いていた違うパーティの声が響いていました。

冬の上高地 208
釜トンを出て、少し高山よりに行ったところにバス停があります。
「よかった。間に合ったね」と時刻表を見て安堵のため息が出ました。

時間があったので、ドリップコーヒーを入れました。
サーモスのぬるくなりつつあるお湯で…。
それでもおいしそうな湯気がたち、ひと口飲むと体の中をじんわりと満たしてくれます。

バスを待っている間、車は、止まりそうになるくらい徐行運転をしながら通り過ぎていきます。
「なんでこんなところに人が!?」と言わんばかりにびっくりした顔でジロジロ見られました。
無理も無い…こんな民家の無い雪深い場所で6人が座り込んでいるのですから(苦笑)
何も知らない人からしたら、ひょっとしたら恐怖(?)かもしれません。

やっとバスが来ました。
釜トン入り口の中の湯バス停から沢渡まで、10分くらいで960円。
高っ!!
冬期料金として覚悟はしていたけれど、やっぱりこの高さには驚きます。

ちゃんと乗鞍まで送ってもらい、無事に帰ってきました。
想像以上に疲れたけれど、とても楽しかったです。
でも今度はクロカンスキーで行きたいなと思いました。

やっと行けた念願の冬の上高地は、静かで白くて厳かでした。
春の開山まで1ヶ月。
春にまた上高地に行くのが楽しみです。




a href="http://outdoor.blogmura.com/">にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

山歩き日記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<241・イベント | HOME | 冬の上高地散策 その1>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。