上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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ふたりでバックカントリー 1

すでに先週の出来事になってしまいました。

寒波の影響で、なかなか快晴にならない今シーズン。
松本市街から乗鞍に上がってくる人は、「下は快晴だよ」とよくおっしゃっています。
…が、乗鞍は雪雲に覆われていることが例年以上に多いのです。


やっとやっと晴れました!
そして、気温も高くなるとの予報。

乗鞍のテレマーカー、Mちゃんと一緒にバックカントリーに出掛けました。
いつもは弾丸かっとび系の男性陣にお供をする形なのですが、今日はチーム・レディース。
雪山の恐ろしさに対する不安はいつもより大きくなる気がするけれど、ゆっくりペースで上を目指します。

リフトに乗っている間から、おしゃべりが満開。
「晴れてよかったね」から始まって、絶えることなくおしゃべりは続きます。

国設第3ペアリフト・カモシカコースの一番上で、板を脱ぎスノーシューに履き替えます。
Mちゃんは板の裏にシールを装着。
9時過ぎ、風があまり無いことを祈りながら登り始めます。

一番最初の急登、ゆっくりゆっくり…そう言い聞かせながら一歩ずつ前へ進んでいきます。
後ろからそれぞれ単独行で追いついた男性ふたりに先に行ってもらい、私たちは私たちのペースで歩を進めます。
もちろんおしゃべりしながら…。

スキーツアーコースは切り開かれた森の中で、明るく歩きやすい道になっています。
昨夜降った雪が薄っすらと積もって、前日までに入山した人達の足跡をキレイに消してくれていました。
時折頬をかすめていく風は優しく、先日までの極寒が嘘のようです。

摩利支へ (2)
かわいい足跡を発見しました。
キツネかなタヌキかな…それともテン?
雪の上を歩いたら雪がキュッと踏みつけられ締まり、踏みつけられなかった周りの雪は風に飛ばされて足跡だけが浮かび上がるのです。
生命の息遣いを感じながら、あっちこっち写真を撮っては歩きました。

摩利支へ (3)
青い空。
白い剣ヶ峰。
深い緑色をした常緑樹の森。
パキっとしたコントラストが本当に映えていました。
歩くたびにキュッと鳴る雪が気分を高めてくれます。

位ヶ原に着く手前の最後の急登は、「こんなんだった?」と思えるくらいなだらかに見え(けれど決してラクというわけではない)後ろを振り返り、浅間山や御嶽山を遠くに、乗鞍のゲレンデや民家を眼下に眺めながら登りきることが出来ました。

位ヶ原が目の前に開ける少し手前…風が強くなってきました。

摩利支へ (4)
「あ!ライチョウ!!」
Mちゃんがすかさずカメラを向けます。
気が付けば目で追えるけれど、真っ白な冬毛を身にまとったライチョウを見つけるのは困難です。
「どこどこ?」と目線をあちこちに動かしながらMちゃんが指を指す方向を探していると、足跡からライチョウを発見することが出来ました。

危険を察してかトコトコと小走りに走っていくライチョウの後ろを、スノーシューでバフバフ追いかけます。
びっくりしたライチョウはさらにペースを上げて逃げていき、木陰に隠れてしまいました。
さすがにこれ以上追い掛け回すといじめてしまう感じがしたので(いや、もうすでに充分いじめちゃってる?)遠くから何枚か写真を撮って諦めました(苦笑)
摩利支へ (5)

「無理せず行けるところまで行こう」そう話しながら、ニットキャップとゴーグルに装備換え。
ネックウォーマーを着け、チョコレートを食べて防寒対策とエネルギー補給です。

摩利支へ (6)
位ヶ原の真ん中を歩いていくと、視界が開けてきました。
雲ひとつ無い澄んだ青空に、飛行機がすっと白い線を描いては消えていきます。

時々渦を巻きながら風がすり抜けていきます。
けれど、思ったよりも大丈夫。
稜線を目指せそうです。

摩利支へ (7)
年末年始にあれほど降ったと思っていた雪は、一体どこへ?
剣ヶ峰は遠くで見ると真っ白なのに、近くで見るとゴツゴツして滑れるところはないように見えます。
県道のガードレールも完全に埋まっておらず、テレのMちゃんはプチ迂回をし、私は跨いで先を目指しました。
山頂付近が降っていないのか、それとも風で全部飛ばされたのか…もっと雪が欲しい状態でした。

芸術家・自然と風。
雪面が波打って果てしない芸術作品が足元に広がっています。
いつ見ても同じ模様が無い、無限の白い造形物。
そしてその模様をおさめようといつもカメラを向けてしまうのです。
摩利支へ (8)

目の前に広がった位ヶ原からは、今日目指す摩利支天岳と富士見岳の稜線は近いようにも見え、遠いようにも見えます。
「なんでこんなに歩いて上を目指すんだろう」と疲れてくる頃にいつもいつも思います。
この場所から見える、山の美しさだけで充分だとも思ってしまいます。

けれど、遠くに見える斜面の真っ白な滑らかさに自分のラインを描きたいと思ってしまう。
やっぱり前に進むしかないと思ってしまうのです。

先に上に登っていた男性は、すうっとラインを描き滑り降り、再び私たちを追い抜いて上に登り返していきました。
その男性の滑りをしっかり見て、私たちは雪の状態をしっかりチェックさせてもらいました(笑)
摩利支へ (9)

目の前は、青と白だけ。
風とともに舞い上がる雪を見上げながら、稜線まで登りました。

摩利支へ (10)
富士見岳と穂高に向かって…何やってるの!?
せっかくだからふたりで記念撮影をしようと、カメラセッティング中のMちゃんの後ろ姿なのです。

とても楽しい撮影会のあとは、そのまま山頂でランチタイム。
コーヒーをもらって、持ってきたドーナツも食べました。
この季節に稜線でゆっくり過ごしたことは今までに無く、すごく貴重で楽しい時間になりました。

お腹が満たされ、景色もしっかり堪能したら、下る準備に取りかかります。

摩利支へ (11)
この日のベストショット。
カメラのシャッターと記録が滑る速さについていけず、いつもパニックになりながら被写体を追いかけます。
さすがに背景まで考えながら撮ることが出来ません。
かっこよく写っていたらそれで良しとしよう…(苦笑)

位ヶ原を横切って、ツアーコースを滑り降り、無事にゲレンデまで戻ってきました。
今シーズン初のバックカントリー。
久しぶりの登りとロング滑走で太もも(特に右足)がパンパンになってしまいましたが、楽しい充実した1日になりました。



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