上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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聖夜の旅立ち

クリスマスイブからクリスマスに日付を変える頃、ずっと飼っていたネコのミントが静かに息を引き取りました。
秋を探す 003

真夜中に届いた1通のメールは、その内容を教えてくれた兄からのものでした。
涙が止まりませんでした。

乗鞍に向かう当日、いつもと違う具合の悪そうな姿がありました。
石油ストーブの前でほとんど1日を過ごしていたのに、この日に限って電気の入っていない冷たいコタツ布団の上で小さく丸くなっていました。
心配しながら別れを告げ、その後こんなに早く居なくなるなんて。
もう帰省した時にはミントはいないんだと思うと悲しいです。


近所の納屋の隅っこでひっそりと生まれた子ネコは、母ネコに「鳴いたら人間に殺される」と教えられたのか、鳴きませんでした。
そんなノラ猫の1匹を母が家に連れて帰ったのはもう18年も前のことです。
ミントという名前は私が名付けました。
ネコを飼うことに当時、父は大反対。
「捨てて来い!」と何度も怒られました。
…が、家族の多数決で負けてしまい、結局渋々許してくれたことを今でもはっきり覚えています。
そんな父は、リフォームの時にはネコのための出入り口を作ってくれ、家族の一員だと認めてくれているんだと思いました。

抱いてなでて、一緒に遊びたい私を、子ネコの頃からいつもいつもけん制しました。
足で突っ張り、唸り、そして引っかきます。
ツメを立てるのは容赦なく、血を見ることはしばしばでした。
抱かれることやなでられることを嫌がる、変わったクールなネコでした。
紙袋に突進して行ったり、ダンボールをかきむしったり、お菓子の袋を止める金ピカのモールを手で弾いては追いかけるひとり遊びが大好きでした。

鳴かない代わりに、返事はシッポ。
寝ているときでも、面倒くさそうにバシバシっとシッポを振って「聞こえてるから」と言わんばかりの表現をしました。

母に叱られ泣いていた私を少し離れた場所でじっと首をかしげて見守ってくれました。
あんなになつかない素振りをするのに、そんな時はいつも一番傍にいてくれました。

大好物のエビの匂いがすると、テーブルに手を掛けて取ろうとする、食いしん坊でした。
若い頃は大きくて太っちょで重たかったのが、いつの間にかほっそりしていました。

ドアノブにぶら下がって開ける、窓を開ける事は朝飯前。
家ネコとして飼っているのに脱出を繰り返し、みんなで大騒ぎして探すこともありました。
ここ数年は、外出も許可され最後まで外に出掛けては仲良しのネコと丸くなって日向ぼっこしていました。

まだまだ思い出がたくさん溢れてきます。
もっともっと生きていて欲しかった。
けれど、思い返してみたら生まれてから18年。
1年で人間より何歳も多く歳を取ることを考えれば、大往生だったことは間違いありません。

聖夜に旅立ったミントは今頃星になったのでしょうか。
たくさんの思い出をありがとう。
優しい気持ちを分けてくれてありがとう。



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