上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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そして…下山

11月6日、快晴。

日の出前から小屋の中はソワソワしていました。
今日はいよいよ下山の日です。

まだ日が昇る前の空は、穂高の輪郭が星の光によってくっきりと浮かび上がり、オリオン座が大きく西へ傾きながら瞬いていました。
そんな穂高を白い息を吐きながら見上げます。

とうとうこの日が来た。
そんな気持ちがこみ上げてきます。


不安だったけれどただ楽しさだけを積み重ねていけば、下山まで余裕でたどり着くことが出来ると思っていた4月。
7ヶ月弱の小屋の生活は、そんな甘っちょろいものではありませんでした。
自分の甘さや弱さと向き合いながら、いつまでたってもネガティブな世界から抜け出せず、グズグズしていたこともあります。
いっぱい迷惑をかけ、それでも立ち直れず、全てがどうでもよくなってしまったこともありました。

そんなヒョロヒョロに弱い精神力で、それでもなんとか下山という日を迎えられたこと。
苦しいこともいっぱいあったけれど、楽しいこともいっぱいあったこと。
色んなことを思い出しながら、安堵感でいっぱいです。


下山! 026
明るくなって、下山を開始します。
朝日に照らされた穂高は、優しく見下ろしているようにも見えました。

下山! 027
時々振り返っては見る、小屋と穂高、そして涸沢。
色んなことを学んで知って、失敗して、泣いて、笑った場所でした。


積雪と安全面を考え、足にはアイゼンを履きました。
凍っているところでは助かるアイゼンも、完全に雪が解けている場所では石を擦る金属音が響き、膝にガンガン負担が掛かります。
下山! 036

私たちが下りた頃にはもう仮設の本谷橋も外されていて、細く凍った渡し板をビビリながら渡りました。
「最高の下山日和だね」との言葉に空を見上げると、雲ひとつ無い青空が広がっていました。

本谷橋から横尾までは、早足競争みたいになりました。
いつものことですが、みんな歩くのが早いです。
集大成かのように、この日もまた早足でした(苦笑)

横尾山荘で挨拶を済ませ、上高地まで下りてきました。
元上司に下山の報告をしに行くと「よく頑張ったな」と声を掛けていただきました。
嬉しいひとことでした。

その他にも、出会うたびにたくさんの友人から「お疲れ」と声を掛けてもらって、本当に本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


小屋にいて、たくさんの方に出会うことが出来ました。
たくさんの人脈が出来ました。

ブログに載せることも含め、たくさん写真を撮りました。
その数なんと4000枚超えで、撮った多さに自分がびっくりしました。


色々思うことはあるけれど、こうしてみんなで一緒に下山できたことが何よりも嬉しいです。
小屋のみんな、涸沢を取り巻く全ての人たち、本当にありがとう。



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