上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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ただいま、涸沢

数日前、休暇が終わり涸沢に帰ってきました。
秋風を感じながら早速働いています。
慌しさも今日でひと段落…と思っていたら、もう8月が終わりに。


帰ってくる時、パノラマ新道を通って涸沢に戻りました。

分岐にあたる新村橋で荷物整理をしていたら、「パノラマを歩くの?」と男性に声を掛けられました。
「せっかくいい天気だし、パノラマ行きましょう!」そう言い残して、その男性はスタスタと先に行ってしまいました。
どうしようか少し悩んでいたのですが、結局後押しされた気分になって、パノラマ新道を歩くことにしました。

歩き始めて数分もしないうちに、私の前をオコジョが小走りで去っていきました。
茶色いボディに小さな足と小さくて長くて細いシッポ(先っぽは黒!)しか見えませんでしたが。
それでも「カワイイっ!!」と充分すぎるくらいテンションが上がりました。

曇っていたように思えた空は、日差しが高くなるとともに青く澄んできました。
風は無く、照り返しが強く感じます。
秋の空気の中で歩けると思っていたけれど、この日ばかりは夏に逆戻りした感じでした。

パノラマ2
ズンズン歩き、奥又白池への分岐点まで来るとすでに大汗が全身から吹き出ていました。
「今日はバテるかも…」不安が頭をよぎります。
けれど、景色はきれいで鮮やかです。
ちゃんと前を向いて、周りを見て歩こう…一歩ずつ。

けれど、体は重く足はなかなか前に出ません。
ため息とも深呼吸とも取れる大きな息をしながら、空を仰ぎます。
木陰でひと休み、ふた休み。
たまにはこんなこともあるでしょうと開き直りながら、とにかく屏風のコルを目指して歩きます。

遠くに見えるコル。
視界に入ってしまってからがやたら長く感じました。

パノラマ3
急斜面で細かい砂利を踏みしめジグザグのつづら折りの道をひとつづつ曲がっていきます。
登山道は急で滑りやすいけれど、斜面いっぱいに背高のっぽのお花畑がずっと続いていました。
お花畑に囲まれて、下りてくる人は(きっと私も)胸から上しか見えません。
しんどくて顔がゆがみそうだけど、なんだか同時に笑いも出てきそうでした。

パノラマ4
やっとやっと、屏風のコルに到着です。
新村橋から4km…もっと長く感じました。

パノラマ5
そして、コルの木陰でまたまたまた(?)休憩。
槍を含む稜線がとてもきれいに見えました。

パノラマ6
そして、涸沢カールも緑がいっぱいです。
きっと視界に人がいなかったら、「ただいまぁ!!!」と叫んでやまびこを試していたに違いありません(笑)
心の中で「ただいま、帰ってきたよ」しっかりと唱えました。

ずいぶん久しぶりに感じる涸沢。
小屋に戻ったら、小屋番復帰したナオキや帳場で出迎えてくれたテンちゃんの笑顔が一番に目に入りました。
休暇の間に新しく小屋に入った新人さんのフレッシュな笑顔に恥ずかしながらも笑顔で挨拶しました。


駆け足で過ぎていく季節の移ろいを見落とさないように、秋本番から下山まで元気に過ごしていこうと思います。

休暇中に色んな場所でお世話になったみんなには心から感謝しています。
ありがとう。



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