上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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八ヶ岳日帰り縦走

ここ最近、天気がやっと安定してきたような気がします。
八ヶ岳の稜線を歩いてきました。

早朝、明るくなってすぐ、美濃戸まで車を走らせます。
去年八ヶ岳を歩いた時には、美濃戸口に車を置いたのですが、今回は美濃戸まで車を入れました。
美濃戸口から美濃戸までは未舗装の山道。
しかも凸凹…車高のある車じゃなかったら、私は絶対に走りたくない道です。(実際はたくさん車が入ってほぼ満車状態でした)

美濃戸山荘に車を置いて、北沢を歩きます。
まずは、赤岳鉱泉へ向かいます。

夏休み 2 017
途中までは林道を、途中からは川のせせらぎを聞きながら歩きます。

赤岳鉱泉の小屋の横にはクライミングウォールがありました。
小屋スタッフの休憩時間の楽しみなのでしょう。

赤岳鉱泉を出ると、ずっと森の中をひたすら登ることになります。
ちょっぴり薄暗い登山道。
急斜面。
でも、たくさんの登山者を見かけました。
挨拶をしてすれ違うたびに、「今日はひとり?」と聞かれます。
いつもほぼひとりですね…(苦笑)
確かに、八ヶ岳は単独行をしている人は、北アルプス南部に比べたら少ないように感じました。

色々考え事をしながら歩いていたら、思いのほか早く稜線に出ました。
真っ青な空に薄くたなびく雲が、はっきりと秋を示しているかのようでした。
夏休み 2 032

そして、寒い。
風がビュービューと吹き上げてきます。
合羽を着て歩いたのですが、手がどんどんかじかんでくるのです。
「夏、終わっちゃったなぁ…」と思わざるを得ない状況でした。

夏休み 2 037
硫黄岳の山頂は、細かい石が敷き詰められた、丘のようです。
空がとても近く感じました。

夏休み 2 041
そして、硫黄岳の山頂から見える、人によって積み重ね作られたように見える壁。
火口壁です。
その火口のそばに立って、風に吹き飛ばされないように慎重に覗き込みました。
大きな口がパックリ開いていました。
自然の力はすごいです。

夏休み 2 046
稜線を見ながら、横風を猛烈に浴びて歩きます。
大きなケルンがいくつも建ち、稜線にはたくさんの人影が見えました。

夏休み 2 057
遠くを見ると、穂高~キレット~槍…その先までずっとずっと北アルプスが連なっているのが見えます。
近いようで遠い、けれど遠いように見えても同じ長野県なのです。

硫黄岳から横岳までは、まだ咲き残っているコマクサや咲き終わったウルップソウを見ることが出来ました。

夏休み 2 065
横岳山頂です。
富士山がだんだん近くに見えてくるようになりました。
『頭を雲の 上に出し♪』その詞がピッタリの景色です。
もちろん、歌いました。
3回も(笑)

横岳から赤岳を目指します。
強風は少しおさまりましたが、合羽を着たままでちょうどいい気温でした。

夏休み 2 082
赤岳展望荘を目の前に、そしてさらにその奥にある急斜面に気合が入ります。
この日、一番しんどい登りでした。

赤岳頂上小屋に着いたら、またしてもビュービュー風に体当たり状態になりました。

夏休み 2 091
山頂ではたくさんの人がいて、写真を撮っていました。
景色が良かったので、私も何枚も撮ってしまいキリがなくなりそうでした。

山頂からその先の稜線は、一瞬見えなくなってかなり下に平らなコルが見えます。
ということは、その分急斜面を下るということ。
鎖場とハシゴ場は登る人と下る人で大渋滞でした。

細かい砂状の登山道。
何度足を取られたか分かりません。
いっそグリセード?なんてアホなことを考えましたが、絶対に無理なので小走りで下りました。
コルで振り返ったら、ジグザグの登山道がはっきりついていて、恐る恐る下りてくる後続の登山者が小さく見えました。
夏休み 2 101

阿弥陀岳まで足を伸ばそうと考えていたのですが、上空の雲の色が怪しい。
遠くの富士山の上には笠雲が掛かっているのも見えました。
赤岳と阿弥陀岳の間の分岐点で、持ってきていたおにぎりを食べて、下ることにしました。

花を見ながら、ゆっくりと下ります。
アキノキリンソウの黄色、ウメバチソウの白、トリカブトの紫などなど…夏の終わりに咲く花がたくさん見られました。

夏休み 2 111
無事に行者小屋に到着です。
ここでもたくさんの人が、小屋前のベンチでくつろいでいました。

八ヶ岳は人気がある山なんだと、改めて実感しました。
行者小屋から下の南沢を下っている最中も、10人くらいのパーティと何組もすれ違いました。
小屋がたくさんあって、エスケープルートもある。
様々な体力や技術に応じたコース設定が出来ることが人気のひとつなのだと思います。

南沢を下り終え、車に戻って空を見上げると、あれだけ降りそうに思えた空は青く、太陽が照り輝いていました。
そしておっかなびっくりの下り道をなんとか下り終え、美濃戸口に帰ることが出来ました。

そしてその後はもちろん温泉。
汗を流して、冷えた体を温めて、有意義な八ヶ岳の1日を過ごす事が出来ました。
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山歩き日記 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

毎回楽しく拝見しています。

8月1日からお世話になった、竹馬の相方です。

写真も文章もとても好きです。

ひとりの山歩き。
私もいつもひとりで歩くのが好きです。
一人旅の延長線上にひとりの山歩きがありました。
ひとりの山歩きは寂しくないの?と言われることがあります。
そんな時、私はいつもドイツ文学者の池内 紀さんの「山登りの楽しみ」の一節を思い出す。

「登りだす時、たとえひとりきりの山でものべつ誰かと話している。昨日会ったばかりの友人、先週の仕事仲間、ずっと昔に別れた人、とっくにあの世の知人が親しげに笑いかけてくる。
ひとり登山は寂しくないかと言われるといつも答える
ひとりきりの時ほどたくさんの人と話していることはないのですよ。」

八ヶ岳を一人で歩きながらたくさんの知人と話していたのだろうと想像しています。

小屋で食事をしていたとき、同じ匂いを感じました。
礼文にいたときの自分を見ているようでした。
若さゆえの悩みは美しいです。

涸沢の秋の写真も楽しみにしています。

      
2009-08-27 Thu 21:04 | URL | 八重山の空 #-[ 編集]
☆八重山の空さん

コメントありがとうございます。

そして、涸沢小屋では美味しいお酒、楽しいおしゃべりがご一緒できて良かったです。
八重山の空さんのアドバイス、励ましは私の心にとても響くものでした。
心強くてその上背中を押してもらって、一歩も二歩も前に進めたような気がします。

「山登りの楽しみ」の一節はとてもステキですね。
確かに、ひとりだけれど寂しくない。
色んな想いを問いかけてみたり、稜線に出たとたん悩みの答えが返ってきたりします。
いっぱい会話が出来るようにもっともっと登らなければ(笑)

涸沢はもう、秋の気配が濃くなってきました。
雪渓は随分減りましたが、例年より多く残ったままです。
時間が出来たらまたぜひ涸沢に来てください。
今度は一緒に絵手紙を書きたいです。

2009-08-28 Fri 12:55 | URL | うみ #-[ 編集]

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