上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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石鎚山

自宅に戻ると、グダグダ病が出てきます(苦笑)
とにかく、よく寝てよく寝て、また寝て…。
なので、ひとつ絶対にやろうと心に決めていたことを実行してきました。

それは、西日本最高峰の石鎚山に登ることです。
前回帰った時は天候不良で登れず、今回こそは!と意気込んでいました。

今回のルートは、石鎚スカイライン途中の土小屋と呼ばれるところからの片道4.6kmの登山道です。
土小屋の標高は1,492m。
「伊予の国」いよのくに(1492)なんだそうです。
「へぇ~」と思わず声に出してしまいました。

登り始めから、たくさんの草木が生い茂り、花の香りが漂っていました。
暑いけれど、やはり標高1,500mまで登ると、空気はカラっとさっぱりしています。
夏休み 008

少しずつ登っていく登山道。
歩きやすく整備されていて、どんどん歩けます。

夏休み 016
時々見える石鎚山の主峰、天狗岳。

夏休み 030
クマザサに囲まれた登山道は、空まで続いていそうで歩いて行けそうな雰囲気でした。

途中で、40人ひとクラス分くらいの中学生のグループを追い越しました。
引率の先生が「おーい、道開けろやぁ」と言ったら、みんな一斉に開けてくれ、花道みたいになりました。
「こんにちは!」と元気のいい挨拶がガンガン飛び交います。
私も「こんにちは」「こんにちは」と恥ずかしいながらも声を掛けました。
その元気の良さが嬉しくて、気持ちが良くて、鳥肌が立ったほどです。
挨拶は人付き合いの基本だと分かっているけれど、改めて『挨拶ってすごい!!』と思わせてくれる出来事でした。

夏休み 032
分岐点となる二ノ鎖小屋(跡)の鳥居です。
ここまでは平らな道の登りでしたが、いきなり急登になります。
昔から、石鎚山は修験道が伸びる山岳信仰の聖地でした。
今も山頂には神社が祭られ、開山日には男性のみが白装束に身を包み、駆け上がる伝統行事が行われます。

急登と言っても、ほぼ垂直な崖に大きな鎖が垂れているのです。(もちろん普通の登山道が横にあります)
これまでの登山道とは全く違う、厳しさが目の前にそびえ立っているようです。
山で出会う鎖場では、ほとんど鎖を頼らず岩のひとつひとつを確認しながら上り下りしますが、ここではそうはいきませんでした。
本当に垂直!足場が無い!!
そんな箇所がいくつもあるのです。

夏休み 038
大きな大きな、犬のおやつの骨のような鎖をガッツリと掴み、丸いつなぎ目に足を入れて登っていきます。
登山靴のつま先の丸さが、つなぎ目に掛かりにくかったり…汗で手が滑りそうな感じがしたり。
『あぁ…、鎖が切れませんように…落ちませんように』
小心者です(苦笑)

夏休み 037
これは…天狗様のトライアングル?
いえいえ、ここに足を掛けて登るのです。
ぐらぐらして不安定でした。

二ノ鎖、三ノ鎖を登り切って振り返ってみると、いくつもいくつも山が連なり、きれいな景色が眼下に広がっていました。
夏休み 047

そして正面には、天狗岳がそびえています。
石鎚神社頂上社が奉られている弥山に到着です。
夏休み 048

まだ小学生の時の夏休み、家族みんなでここに来たことがあります。
「危ないからここにいなさい」と親に止められ、父と兄が山頂まで登りました。
どんどん小さくなっていく、兄の姿が羨ましくて悔しくて仕方がありませんでした。
私は石鎚山の頂上山荘と神社までは登ったことがあるけれど、山頂までは登ったことが無かったのです。(両親には登っていないという記憶が無かったのですが)

あの時の気持ちを思い出しました。
あの時登れなかった天狗岳の切り落ちた尾根を今、歩いている。
夏休み 063

登頂間際、80歳過ぎだというおじいちゃんが、私を見て握手を求めてきました。
「やっと登れました」という感激の気持ちがたくさん溢れていました。
汗と涙がきらりと光る笑顔での握手でした。

やり残した宿題をやっとやり終えたような、安堵感と達成感。
初めて本格的な登山を覚えた場所にこうして立っている事が、原点に戻れたようですごく感慨深かったです。
夏休み 059

たった一度の人との出会い…一期一会。
かけがえの無いずっと心に残る思い出。

山にはそんな数々の出会いがある。
だから登っているのです。(きっと)

これからもステキな出会いがたくさんたくさんありますように。
たくさんたくさん色んな山に登れますように。
山頂から戻って、神社でそんなお願いをしっかりとしてきました。

そして、今日はしっかりお弁当を準備して持ってきていたので、お腹いっぱいいただきました!
山のごはんは最高でした。


夏休み 068
土小屋まで戻って、スカイラインを下り、面河渓に寄り道しました。
澄んだ水と滑らかな石、とても綺麗で気持ちよかったです。
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