上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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冬の足音

23日は北海道にあった低気圧が急速に発達し、全国的に荒れた天気になりました。
雨と風が1日続き、その後一時的に冬型の気圧配置となりました。
翌朝はぐんと冷え込み、顔を出した山々は白く姿を変えていました。

北アルプスでは今月上旬に初冠雪がすでに観測されていましたが、あっと言う間に融けてしまっていて、その姿を見ることが出来ませんでした。
なので、今回が自分にとっての初冠雪になりました。

今度は融けてしまう前に、出来るだけ真っ白の穂高を見たい。
そう思って早朝の仕事合間の隙を狙い、カメラを握って河童橋まで猛ダッシュしました。

ところが山は、雲の中。
なかなか姿を見せてくれませんでした。

cold fall day 002
この日の気温の低さを示してくれたのは河童橋でした。
橋に出来た小さな水溜りが寒さで凍っていました。
ツルッツルの危険地帯は、鏡のように光って空の色を映し出していました。


昼前に休憩に入ったので、散歩に出ました。
日差しはあったものの、吹き抜けていく風は冷たく痛いくらいでした。
落ち葉の多さに終わりかけの秋を感じ、風の冷たさに冬の訪れを感じました。

cold fall day 011
温泉ホテルより少し下流の、右岸沿いから六百山と霞沢岳を望む。
上高地はちょうどカラマツの黄葉のピークを迎えていて、黄金色の樹木の上で真っ白に雪化粧した山を見ることが出来ます。
木々1本1本が真っ白になっているのが遠目からでも分かり、とても美しい樹氷の森が出来ていました。

cold fall day 012
穂高橋で、やっと真っ白い穂高の姿を見ることが出来ました。
この日は標高2200m辺りまでは雪だったようです。
真っ白な穂高は浮かび上がって見え、いつも以上に雄大に見えました。

cold fall day 017
河童橋から延びる左岸のカラマツ並木は黄金色になりました。
逆光なので焼岳も並木もモノトーンに見えますが、すごくきれいな風景が見られます。

朝の冷え込みが厳しかったせいか、カラマツの色が一気に濃くなり、それと同時に落葉も始まりました。
パラパラと針のような葉が舞い落ちてきて、頭や肩にくっつきます。
冬の始まりと秋の終わり、閉山へのカウントダウン…凛とした空気に包まれ雪化粧した山を眺めながら、急ぎ足で過ぎ行く季節にちょっぴり寂しさが募りました。



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星空を眺める

先日、オリオン座流星群がピークを迎えました。
この日は月明かりの影響が無く絶好の観測日和でした。
全国的に天候に恵まれ、夜空を見上げた方も多かったのではないでしょうか。

ピークの時間を見計らって外に出てみようと思っていたのですが、ここ最近の夜の冷え込みが厳しくどうしても腰が上がりませんでした。
挙句の果てには暖かい布団の中へ…そして眠りについてしまいました。

翌日、頭の片隅で流星群のことが気になっていたせいか、夜明け前に目が覚めました。
押入れの奥の防寒着を引っ張り出し、完全防備で外に出ました。
考えてみたら、夜より明け方の方が気温が低く寒いはずなのに。
結局やることなすこと全てを後回しにしてしまって、厳しい選択を自分に課している気がします(苦笑)

外に出ると、張りつめた冷たい空気が全身を覆います。
そして木立の隙間から星たちが瞬いているのが目に飛び込んできました。
その圧巻な星の数に、見上げたまま息が止まりそうでした。

もっと星を見るために、梓川の河原まで移動します。
ヘッドランプで辺りを照らすと、霜でピカピカになった植物たちが静かに朝が来るのを待っていました。

Fall colors by Kiss 065
河原で改めて空を見上げると、ぐるっと見渡す限り星ばかり。
すぐにオリオン座を見つけ、写真を撮りながら流れ星を待ちます。
視界の端っこでスッと星が流れました。
「あっ」っと声にならないつぶやきがこぼれます。

インターネットのニュースでは『1時間に10個程度観測出来る』と書いてありましたが、それ以上に流れ星を見ることが出来ました。
どこで流れるか分からない流れ星。
空を横切るように大きいものから、シュッと一瞬で消えてしまうものまで、いくつもいくつも見られました。

風邪気味の状態がずっと治らないのでちょっとだけ眺めるつもりでいたのに、気が付けば1時間も寒い河原で星空を見上げていました。
星の色が違うことや、輝きや大きさが違うこと、星に混ざって衛星が飛んでいること…知っていることだけれど、こうして見ていると本当に不思議で壮大です。

Fall colors by Kiss 069
空がほんのり明るくなって、そっと部屋に戻りました。
この日の玄関先の寒暖計は0℃を少し下回っていました。
体はとても冷えてしまったけれど星空を見上げて良かったなぁと思いながら、1日がスタートしました。



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寒くなってきました

もう何度霜が降りたでしょう。
今朝は冷え込みが厳しくなりました。
数日前から喉が痛く、風邪かなと心配しながら朝を迎えます。

Various Oct 2012 142
河童橋は真っ白です。

Various Oct 2012 143
欄干も霜化粧して、見慣れている河童橋が白くなっていました。
しかし日中は気温がぐんぐん上がり、羽織っていたアウターを脱いで歩いている人が多く見られました。


そして日がずいぶん短くなりました。
上高地は谷間なので日が当たるのが遅く、日が落ちるのは早いです。
今朝河童橋を渡ったのが9時前ですが、まだ日が当たる前でした。

Various Oct 2012 141
河童橋から眺める穂高連峰は、雪化粧を待つだけになりました。
赤や黄色が山肌に点々と染まり、秋色になっています。

カラマツが黄色になってクライマックスを迎えるまで、あともう少し。
今シーズンも残り1ヶ月です。



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紅葉トレッキングガイド

9月最後の週末に、紅葉トレッキングガイドのサポートで岳沢まで行ってきました。
近づいてくる台風の影響で天気予報がコロコロ変わり当日まで天気が心配でしたが、晴れ間の広がる気持ちのいい1日になりました。

この日の参加者は告知を見て応募してくださった5名と、私たちスタッフ2名、そしてインターンシップ制度で実習に来ていた大学生の2名でした。
ビジターセンターに集合した後、岳沢に向けて出発しました。

河童橋から見上げた穂高連峰。
この日の朝は山の色付きが一気に進んでいて、毎日見上げている私たちもびっくりするほど秋色に染まっていました。

河童橋からこれから登る岳沢の説明をしました。
岳沢へ初めて登られる方は、少し見えている岳沢小屋が分かりづらく、ピンときていない感じでした。
まだ人の少ない河童橋を渡って右岸を歩き、岳沢湿原から登山口へ進みます。

登山口から順調に歩き、時々立ち止まってお話に耳を傾けます。
クマに遭遇してしまった話や、雪崩れ跡の状況など、ジャンルは様々です。
普段は聞けない上司の話を聞くことが出来て、今までと違う印象を受けました。

Guide walk at Dakesawa 022
ガレ場に出たところで腰をおろして休憩です。
まだまだ緑色のカラマツに囲まれて、さっき立っていた河童橋が見えました。
手前に尖って見えるのは六百山です。
上高地から見上げた六百山は霞沢岳と並んで見えるのに、場所が変わればこうも違って見えます。

Guide walk at Dakesawa 027
草紅葉で色付いた西穂高岳を始めとする稜線を望めました。
双眼鏡で稜線を覗いてみると歩いている人の姿が確認出来て、みんな興奮していました。
いつか西穂に登ってみたいと思った方もいらっしゃったようでした。

その後も上手く休憩とお話を挟んで登り続け、予定していた時間より早く岳沢小屋に到着しました。
少し早めのお昼を全員で囲んで食べ、自己紹介も兼ねてそれぞれが自分のことを話しました。
そして小屋の支配人の坂本さんから貴重な時間をいただいて、山がどのようにして出来たのかというお話をしていただきました。

長く上高地にいて植物の名前には詳しくなったものの、地質学的な分野は皆無でした。
そんな自分にも分かりやすく説明していただきました。
参加された方よりもグイグイ前のめりに話に聞き入っていたと思います。

Guide walk at Dakesawa 054
梓川は昔は飛騨側に流れていたこと。
焼岳の噴火によって堰き止められて大正池が出来、梓川は今の流れになったこと。
火山と氷河が今の地形を作ったこと。

Guide walk at Dakesawa 059
上高地を見下ろしながら地形の話を聞き、今でも解けずに残っている雪渓まで連れて行ってくださいました。
今年は雨が少なかったため、解けずに残った雪渓は例年より大きいそうです。
小屋の貴重な水源でもあります。

Dakesawa.jpg
大きく穴の開いた雪渓のそばまで行って、大興奮です。
写真を撮ったり、絶えず落ちてくる水滴に手をかざしたり。
冷たく透き通ったこの1滴から水の旅が始まるのです。

Guide walk at Dakesawa 076
岳沢から見上げた前穂と明神の山肌は、より濃い黄色に色付いていました。
雲が列をなした青空が秋らしさをより深めているようでした。

Guide walk at Dakesawa 087
岳沢で充分休憩を取った後、同じ道をみんなで下山します。
森の中はキノコがいっぱい生えていました。
とても可愛い姿に、思わず立ち止まってカメラを向けてしまいます。
最後尾でカメラを向けている間にも、一番前から「これ何ていう名前?」「なぁ?」と上司から話を振られてしまうので、道中はぼんやりしていられませんでした(苦笑)

Guide walk at Dakesawa 089
帰りに立ち寄ったのは天然クーラーの「風穴」です。
風穴は日の当たらない、岩場にあります。
冬に岩で囲まれた空間に冷気が溜まり、それが氷の塊となって蓄えられます。
夏になると解けにくい氷がその場に残り、穴からその冷気が出てくる…それが風穴の仕組みです。
この仕組みも、坂本さんに教わりました。

下山後は、日本山岳会上高地研究所で水力発電装置を見学させてもらいました。
沢から流れる水を使って水車を回し、発電するしくみです。
今後の電力供給を担うものとして注目されているそうです。

河童橋近くまで戻り、岳沢をみんなで見上げました。
小屋の場所、雪渓の場所が往復してしっかりと分かったようです。
名残惜しくも解散し、それぞれの帰路につきました。
私はいつもの仕事に戻りました(笑)

いつもと違うトレッキングを通し、とても貴重な経験をすることが出来ました。
このガイドトレッキングが次へ繋がっていけばいいなと思います。



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1日遅れの

心配していた台風17号は、思っていたほどの被害をもたらすことの無いまま上空を通過していきました。
たまたま休暇で下っていて、空が真っ黒になり雨の降り始めに遭遇しました。

台風一過の快晴を期待していたのですが、あまりすっきりとした晴れ間が望めません。
しかし雲がきれるたびにのぞく穂高の姿は、確実に秋色に染まっていくのが分かります。
Guide walk at Dakesawa 094

今年はダケカンバの黄色がきれいに映えている気がします。
上高地からはあまり紅葉は見られないのですが、明神岳の岩肌に張り付くように赤が点在して見えるようになりました。

明日から涸沢に行きます。
「今年の紅葉はいいらしい」と噂で聞いて、楽しみで仕方ありません。
標高2300mの涸沢がどのように色付いているのか、この目で見てきたいと思います。
そして、帰ってきたらすぐにお伝えできればいいなと思っています。


30日は十五夜でした。
台風接近と重なったため、月見団子は十六夜に…1日遅れで食べるつもりでした。

十五夜当日の夜遅く、台風が過ぎ去った後に雲から顔を出した満月を一瞬ですが見ることが出来ました。
しかし翌日は雲に映ったほんのり月明かりしか見えず。

月より団子。(でも本当は月見をしたかった)
満月とかけて、まんまるピザ。
そしてデザートにお団子をみんなで食べました。
Guide walk at Dakesawa 098

Akisora 014



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