上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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動物に逢いたい

山の中で生活していると、思いがけず野生動物に出会うことがあります。
遭遇度ナンバーワンはニホンザル。
会いすぎて、すでに遭遇とは言わないかも…(苦笑)

国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカは、上高地や乗鞍では比較的よく出会う動物です。
人前にふと出てくるのに、人との距離を一定以上保とうとしてパッと姿をくらましてしまう、ちょっぴり不思議なカモシカ。
『シカ』という名があるのに、シカではなくウシ科に分類される、やっぱり不思議な動物です。

カモシカは、前述の通り人間との距離感を保とうとするので、見かけても遠すぎたり写真に納まるまでに居なくなったりしてしまいます。
そんなカモシカをじっくり観察するチャンスがやってきました。


明神池近くの右岸の木道で、人だかりを発見しました。
みんなの視線の先には…。
カモシカちゃん!(カモシカくんかも)

May 2012 various 015
今まで見てきたカモシカよりも、ベージュがかった薄い色で体も小さめでした。
「去年の秋にも同じ場所で見たよ」と同僚に聞いたので、はぐれてしまった子どもというわけでもなさそうです。
私たちとカモシカの間には小さな小川が流れていたからか、カモシカの肝っ玉が据わっていたせいかは分かりませんが、こちらを気にすることなく草をムシャムシャ頬張っていました。

時おり顔を上げて、こちらに視線を送ってくれます。

May 2012 various 018
この顔、なんだかヤギっぽい!?
「メ゛ぇぇぇぇー」って鳴いたような気がしたのは、この表情のせいでしょうか。
背中の毛並みの良さに、抱きつきたくなりました。

May 2012 various 022
草を食べながら、後ろ足で頭をカキカキ…。
このしぐさを見て、思いのほか足が短いことに気が付きました。
胴が大きめで足が短い姿から、ウシ科と分類されることに納得です。
尻尾が小さいのも、この姿から分かります。

人間の視線に臆することなくこのまま草を食べ続け、カモシカは森の中に消えていきました。
こんなにゆっくり野生のカモシカを観察できたのは初めてで、しぐさのひとつひとつに萌えました。
調査用の発信機が首についていたのを見て「首輪が着いてる!」と言ってたお客さんがいましたが、決して『カモシカ牧場』などで飼われているわけではありません(苦笑)
今日ものんびり、エサを求めて森をゆったり歩いているのかな。


上高地で会える率ナンバーワンのニホンザル。
人間との距離感が年々近づいていて、さらにパワーアップしたサル追い対策を講じています。
サルが可愛そうな気もするけれど、ガラス越しに対峙しても牙を剥く姿を見ると、人に被害が出ていないギリギリの状態なんだとも思います。

けれど、ふとしたしぐさはやっぱり可愛くて、サルのそばに近寄ってカメラを向けてしまいます。
怖がっちゃいけません。
怖がるとサルがもっと大手を振って歩けてしまいます(実際には大手は振れませんが)

河童橋を左岸から右岸へ渡ろうとしていたサルの群れに出くわしました。
あるサルは人と同じに橋を歩いて。
時々欄干に座って、体をポリポリかいています。

Solar eclipse 2012 140
あるサルの親子(兄弟?)は、吊り橋を支えるワイヤーを伝って。
シンクロした動きが可愛い。
キラキラ光る水面は、サルにとってどんな風に映るのでしょう。

Solar eclipse 2012 137
揺れるワイヤーの上で、子どもを守るお母さんサル。
子どももしっかりお母さんに抱きつきます。
こんなほほえましい光景を見れるのも、上高地ならでは。
この姿を大切に、距離を保った野生動物と人間とのお付き合いが出来ればいいと思います。


いつかキツネやアナグマ、オコジョの写真も撮れたらいいなと、カメラを欠かさず持って出かけます。
動物が撮れたらラッキーですが、少しずつ秋めいてきた景色を撮りに出かけようと思います。



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2012年 涸沢の夏 2

残暑お見舞い申し上げます。
ここ数日、日中の気温が再び上がって残暑が厳しいですね。
お盆休みなど元気いっぱい過ごされたことと思います。


涸沢の往復で見つけた花を紹介します。

本谷橋から涸沢まででは、雪解けしたばかりの斜面には新芽がたくさん出始めている状態でした。
上高地周辺で春に見たエンレイソウやサンカヨウが咲いている場所もあり、春と夏が混在している登山道でした。

盛夏!2012 061
上高地周辺では最近数が減ったように思うヤマホタルブクロ。
横尾周辺では、たくさんの花をつけたものに会うことが出来ました。
花の中が見えない、ちょうちんの形がなんとも控えめでおしとやかな雰囲気を漂わせます。

盛夏!2012 058
風に揺れて岩の隙間から咲いていたのはコキンレイカです。
蕾も花も丸く、小さな花が集まっている姿はブーケのようです。
ギザギザのモミジのような形の葉も、この花の特徴です。

盛夏!2012 054
本谷橋へ続く登山道脇で、白い花を咲かせていたのはナデシコの仲間のセンジュガンピです。
画像のように群生して咲いていたり、一輪が風に揺れていたり。
他の花は終わってしまっている中で、清楚で目立つ花でした。

盛夏!2012 049
白い花が下向きにいくつも付けて咲いていたのは、イチヤクソウです。
上高地では6月上旬から中旬に、ベニバナイチヤクソウという同じ仲間でピンク色の花をした植物が見られます。
一株二株で咲くので群生するベニバナイチヤクソウより存在感は劣りますが、鈴のように咲いている花に癒されます。

盛夏!2012 046
本谷橋のすぐ脇で咲いていたシャクナゲ。
この花も上高地ではとっくに咲き終わっています。
雪解けの川の流れのそばで、薄いピンク色の花が可憐に咲いていました。

盛夏!2012 042
今回の山歩きで出会った花で、一番の派手なカラーだったのがクルマユリでした。
登っているときには気付かなかったのは、滞在中に開花したせいなのでしょうか。
すらっと伸びた茎に、一輪の濃いオレンジ色の花が印象的でした。

盛夏!2012 032
涸沢周辺で、最も旬だったのがナナカマドの花。
新緑の樹も深緑も樹も見られ、さらに花も咲いて。
秋の紅葉まで一気に成長する姿が見られました。
前シーズンの100年に一度と言われた紅葉から(あまりにも色づきが悪かった)、今年はどう魅せてくれるのか楽しみです。

盛夏!2012 022
カール内の夏の到来が遅れている中で、岩の隙間から健気に咲いていたのがチングルマでした。
お花畑に出会えたらよかったのですが、これもまた可愛い。
秋に羽毛状になる種子が好きなので、これからの季節も楽しみな花です。


繁忙期に突入しまともな休暇が取れず、山に行けてないここ約3週間。
この間にきっと山は夏から秋の気配がしていることでしょう。
山に登って駆け抜けていく季節を感じたいと思う今日この頃です。



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2012年 涸沢の夏 1

7月の休暇が天候に恵まれたため、かなりいいペースで山に登ることが出来ました。
そして、今シーズン初の涸沢に行ってきました。
登山道状況を兼ねて、涸沢の様子をアップします。


夏山ハイシーズンを迎えた7月終わり。
偶然にも週末が空いていたので、急遽お手伝いも兼ねて涸沢に登ることにしました。

上高地の繁忙期前にまとめて休みをもらって、自分にとっては早めの夏休み第2弾。(第1弾はその数日前に北岳に行ってきました)
今回は3泊4日の行程での入山です。

上高地から奥へ行くこと、約3時間。
距離にして約12kmの場所に横尾があります。
多くのツアーはここで1泊して、さらに上を目指します。

横尾からまっすぐ進めば、槍ヶ岳へ。
横尾大橋を渡れば、涸沢や北穂高岳、奥穂高岳を目指すことが出来ます。

盛夏!2012 056
去年から橋には『午後2時以降の入山は控えてください』と示されるようになりました。
『早発、早着』が大前提の山のルールが守られていない現状が問題となっているようです。
横尾から涸沢まで登りは約3時間掛かります。
ここ最近では全体的に到着時間が遅くなっているそうで、17時過ぎても帳場で受付するする人の姿をよく見かけます。
週末にも山小屋の消灯少し前に到着されたパーティがいました。

それは決して、初心者や若い世代の人たちの問題ではありません。
ベテランだと話をする人たちも多く含まれます。
「自分は大丈夫」という考えや慢心は、自ら危険を招いていることだと最近改めて思います。


本谷橋までは、下ってくる方と挨拶を交わしながら歩いていきます。
緑が生い茂り、色んな植物が登山道脇で見送ってくれました。
夕方からのお手伝いに間に合うよう、写真を撮るのもそこそこに先を急ぎます。

盛夏!2012 009
今年は残雪が多いという情報通り、沢沿いに登る辺りから雪渓となりました。
大きい荷物を背負った人や不安な人は軽アイゼンを着けて登っていました。
こんな時はストックがあるとバランスが取り易くなって登りやすくなります。

火照った体に、雪渓を吹き降ろす風がとても心地良かったです。
雪渓が切れて夏道を歩き、ヒュッテと小屋の分岐で再び雪渓を歩くことになります。
ヒュッテ直下では、毎日男衆が歩きやすいようにステップを切って雪の階段を作ってくれています。

Full summer!! by Kiss 004
ヒュッテから眺める涸沢の姿。
海の日頃は、テント場も雪が残っていたそうですが、今は無くなっています。
週末ということもあって、テントがたくさん張ってありました。
小屋の横から続く北穂への登山道は、雪渓を登ることからのスタートとなっていました。

いつも温かく出迎えてくれるヒュッテファミリーに囲まれて、お手伝いをします。
そして涸沢小屋の仲間たちも、突然の訪問にも関わらず最高の笑顔で迎えてくれました。

どれだけ忙しくても、いつだって元気なみんなには本当に感心するばかり。
手伝うために涸沢に行っているのですが、来るたびに逆にたくさんの元気をもらい、リフレッシュさせてもらっています。


昼食後にもらう休憩時間中に、カールの中を散策しました。
今年の残雪が多い原因は、春先に降った雪が多かったことと、梅雨に雨が少なく雪解けが進まなかったこと。
夏の日差しにようやく雪解けが進み、涸沢にも緑が増えてきました。

Full summer!! by Kiss 011
ナナカマドは柔らかい新芽を空に向って懸命に伸ばし、足元を彩る高山植物も季節に乗り遅れまいと競って花を咲かせています。
ハクサンイチゲの白い花とシナノキンバイの黄色い花で出来たお花畑。
ぐるっと囲むようにそびえ立つ険しい山々の中で、儚く可憐な空間を造っていました。

Full summer!! by Kiss 015
しかしそのお花畑の少し先は、ガラリと姿を変えます。
足を取られやすい雪渓のトラバースが待っています。
背後の北尾根は厳しい姿に見えました。

さまざまな姿を見せる今の季節の登山道。
この週末もたくさんの方が涸沢へ立ち寄り、それぞれの登山を楽しんでいらっしゃいました。
少しでも役に立てたか分かりませんが、滞在期間中は本当にあっと言う間でした。

Full summer!! by Kiss 022
涸沢最後の朝、一番きれいな青空が広がりました。
ナナカマドやダケカンバの緑が深くてきれいでした。
雪渓は夏らしさと涼しさを感じさせてくれます。

次に来るのは秋の紅葉シーズンになるでしょうか。
この景色がどう変化するのか今から楽しみです。
涸沢からもらったたくさんのパワーで、今月のいっぱい続くこちらの繁忙期も突っ走っていきたいと思います。



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それぞれの青空

今年の日本列島は各地で猛暑日が続いています。
そしてメディアはロンドンオリンピック一色。
熱い戦いと感動のラッシュに、テレビについつい釘付けになってしまいます。
寝苦しい夜にオリンピック観戦…下界の人たちは寝不足になっていないでしょうか。


上高地は最高気温が軒並み26℃となり、毎日暑い日が続いています。
下界の猛暑(35℃越え)に比べれば10℃近く低いので「涼しそう」という声が聞こえてきそうですが、例年より暑く感じます。

長く晴れ間が広がり、今日は15日ぶりに降雨となりました。
ちょっぴり潤った程度の雨でしたが、首を垂れていた植物たちは生き生きしていました。
そして久しぶりに蒸しっとした感じが戻ってきました。

河童橋周辺は、たくさんの人で賑わっています。
暑い日は、ソフトクリームを片手に歩く人の姿が目に付きます。

盛夏!2012 074
河童橋よりさらに賑わっているのが、川のほとり。
水遊びをしたり、お弁当を広げたり。
今の季節だけの光景です。

盛夏!2012 077
子どもたちは石を並べて足場を作っていきます。
河童橋に平行して、小さなお手製の石橋が出来ていきます。
水が冷たく流れが速いのでさすがに泳ぐ姿は見たことがありませんが、水際で遊ぶ子どもたちはとても楽しそうです。


7月終わりから、青空のきれいな日が続きました。
SNSで各地の友達が「青いペンキを塗ったような空」とか「びっくりするくらいの青さ」と書いていたっけ。
施設を利用された方も「ブルーシートを広げたような青空だった」と山で見てきた空の様子を教えてくださいました。
それぞれ表現は違うけれど、パッキリと青く澄んだ空を見上げた感動は同じだったんだなぁと思います。

盛夏!2012 108
週末はバス規制になっています。
観光バスのいないバスターミナルから望む穂高連峰。
この日も青い空がとても印象的でした。



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盛夏本番です

子どもたちは夏休み真っ盛り。
上高地でも、子どもの元気なはしゃぎ声が響きます。
河童橋近くの河原では水遊びをする子どもの姿が見られます。
童心に帰って水際で遊ぶ大人の姿も(笑)

気温が高いと予想される今シーズン。
下界ほどではありませんが、上高地もぐんぐん気温が上昇しています。
照りつける日差しが本当に痛く、自分の部屋が一番涼しいために、少々引きこもり状態です。
仕事に追われている時期なのが余計にそうさせるのかもしれません。

植物は今が一番生い茂っています。
自分の背丈ははるかに越えて、濃い緑の世界を作っています。
蝶が舞い、虫たちは蜜を求め飛び回っています。


花をリアルタイムに紹介するのは難しい状態の、今のこのブログ…。
一体どう修正しようかと悩むうち、かえってパソコンを開かない日々です。
全てのことをこなすのはとてもとても無理なので、出来ることから一歩ずつ。
8月はせめてもう少し、記事をアップして書く習慣を取り戻していこうと思っています。
いつも地道にチェックしてくれている皆さん、本当にありがとうございます。

少し前の花を。

Memorial days 079
カラマツソウ。
春先から特徴的な葉はとても目に付き、そして背丈をどんどん伸ばしていきました。
気が付けば目線ほどの高さに真っ白い花を咲かせ、朝の気持ちのいい日差しを浴びながら揺れていました。

Memorial days 082
日陰で咲くカラマツソウは、線香花火にも打ち上げ花火にも見えます。
今年の夏こそ、本当の花火が見たい!!その思いを胸に、仕事を頑張ろうと思っています。
ご褒美の大輪が見られますように…。

Memorial days 080
濃い紫色のウツボグサ。
今年は遊歩道沿いにたくさん咲いていました。
特徴的な花は、一度見ると忘れられないくらいの強い印象を持っています。

うっそうと茂ったジャングル遊歩道。
虫刺され対策や日焼け対策ををしっかりとして、旬の植物を探しに行きたいです。

標高の高い場所は本当に短い盛夏です。
引きこもっている場合じゃないですものね。



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