上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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嵐の前の…

台風12号が近づいてきています。
ずっと停滞していた秋雨前線が日本列島からいなくなりました。

嵐が来る前に、お天道様からのプレゼントです。
しばらく雨続きだった上高地は、久しぶりに青空が出てすっきりさわやかになりました。
今日は窓を開けて、空気の入れ替えをしました。
布団も干してふかふかになりました。

August of Kamikochi 058
しかし午後になると天気はいつも下り坂。
今年は、稜線がきれいに見えていることが少ないです。
いつも岳沢小屋から上が見えるか見えないか…というところで雲がどんよりと停滞しています。


さらに今年は休暇のお天気に恵まれず、山に登れない日々…。
このまま山のシーズンが終わってしまうんじゃないかと、ひとり焦っている今日この頃です。
『たまにはこんなシーズンもあるよね』と思う努力はしますが、やっぱり納得がいかないのです。

早くテントを担いで山に登りたい。
せめて日帰りでも…。
やっぱり人ってわがままですね(笑)



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東京のおいしいごはん

東京キャラバンは、時間に追われたスケジュールでした。
そんな中での唯一の楽しみは、食事。
食べて、PRして、また食べて…。
そんな2日間だったような気がします。


東京駅での観光PRの途中で昼食の時間になりました。
山ガールとして参加してた帝国ホテルの方に案内をお願いし、一緒に昼食に行きました。
オフィスビルの立ち並ぶ丸の内では、私たちの『山ガール』であろう格好は目立ちすぎます。
視線や違和感を味わいながらも、一緒に行動する人数が多いので開き直れる気持ちもありました。

Tokyo caravan 030
おしゃれなグリルのお店でランチにしました。
夏野菜と和風ハンバーグです。(本当の名前は忘れました)
ボリューム満点でしたが、ぺろりと平らげました。
とても美味しかったです。


マスコミ懇談会は銀座で行われました。
それが終わると松本市からの参加者みんなで反省会をしました。
懇談会は立食だったので、席に座ると一気に安堵感が出ました。

Tokyo caravan 070
その時いただいたのが、握り寿司でした。
上高地関係者からの差し入れだそうです。
そばやトマトをたくさん食べてお腹がいっぱいだったのに、さらにお寿司を詰め込んで…。
苦しかったけれど、本当に本当に美味しかったです。
上高地で食べられないだけに大感激でした。


2日目は、外回りでした。
新聞社を2社回った後に、昼食をとりました。
偶然入った中華料理店ですが、なかなか美味しかったです。

Tokyo caravan 073
食べたのは坦々麺。
シャツに飛び散ってしまいそうな危機感の中、こってりアンを麺に絡めていただきます。
スープは一緒についてきました。
餃子は別に注文し、みんなで食べました。


買い物する時間も無く、本当に弾丸ツアーのような日程でしたがそれなりに楽しめた気がします。
それ以上に疲れましたけれど…。



♪おまけ♪
一緒にPR活動をした山ガールとミス松本、そして山ボーイ…?
本当にお疲れ様でした。
2011y08m30d_060813869.jpg



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東京キャラバン

先月に東京駅で行われた、『涼しい夏旅 さわやか信州』というイベントに行ってきました。
今年は『節電の夏』ということで、涼しい信州への誘客促進するために長野県が主催したPR活動でした。

そして、6月末に起こった県道上高地線と国道158号線の土砂災害の風評被害を払拭しようと、松本市の山岳観光課が発案した山ガールによる『上高地、元気宣言!』を行うキャラバン隊が結成されました。
上司から「東京出張だ!」と言われ、さらに山ガールでというお達しを受けてしまいました。
私は山ガールじゃないんですけど…とかなり引き気味でしたが、他に代われる人がおらず、半ば強引に出張命令が下されました。

山ガールのファッションでとしっかり釘を刺され、散々悩んだ服装。
普段使っているサポートタイツが黒なので、少しカラフルなパンツとそれに合わせたTシャツを着ることにしました。
実はスカートを履いてとお願いされましたが、却下しました(苦笑)

イベント当日の早朝5時にピックアップしてもらい、半分夢の中で東京までの移動が始まりました。
初めてお会いしてお話しする方ばかりでしたが、何か話さなければと思う以上に睡魔が勝っていました。
ウトウトし目を覚ますたびに、外はビル群が増えていきました。

東京駅近くで車を下りました。
下車した途端ぶわーっとこみ上げてくる熱気に、ひたすら「暑い、暑い」と繰り返してしまいます。
東京駅の地下に移動してもやはり暑く、控え室になっているバックヤードは熱がこもっていました。
やはり節電の夏…。

丸の内地下の動輪広場での展示場は、すでにたくさんのパンフレットが並び、ハッピや浴衣を着た方々が準備を進めていました。
少しでも涼しくなるようにと、ミストが出てくる大型扇風機が設置され、その周辺だけひんやりしていました。

このPRイベントでは、吉本興業のこてつさんが大活躍していました。
信州観光宣伝部長でもあります。
『こてつ』のおふたりは信州の良さをアピールするために、実際に長野県に住んでいるんだそうです。
実は…、今回初めておふたりのことを知りました(無知でスミマセン)
Tokyo caravan 009

ショートコントで笑いを誘い、構内を足早に歩いていこうとする人たちを立ち止まらせ気を引いていました。
とても気さくな方々で、時間が出来たら信州の美味しい水やパンフレットを配り、写真も一緒に撮ってくれました。

Tokyo caravan 018
信州クイズ○×大会では、こてつさんの司会で信州にまつわるクイズが行われました。
優勝者にはプレゼントがあり、盛り上がっていました。

Tokyo caravan 025
そして何よりも誰よりも人目をさらっていたのが…長野県のPRキャラクター『アルクマ』です。
黄緑色の体に真っ赤なリンゴの頭。
背中には真っ赤なリュックサックを背負っています。
アルクマが会場に現れると、その周りにはたくさんの人だかりが出来ます。
信州のアイドルは東京でも健在です(笑)

Tokyo caravan 034
そんなアルクマも聞き入っていたのは、オカリナアンサンブルの演奏でした。
大型扇風機の前で冷風をもらいながら聞いていると、とてもさわやかです。
もちろん、信州のさわやかな空気の中で聞くに越したことはないですけれど。

ちょっぴり緊張しながら挑んだPRステージ。
上高地の魅力を存分にアピールしてきました。
行き来する人の姿が気になるんじゃないかと思いましたが、きちんと聞いてくださる方が思った以上にたくさんいらっしゃって嬉しく思いました。
2011y08m26d_055138330.jpg

ミス松本さんとご一緒させていただきました。
きれいなお姉さんも、ステージから降りると今どきの女の子です。
一緒に写真を撮ったり、おしゃべりしたりしました。

旅館組合長から「上高地での好きな季節は?」といきなりステージの上で台本に無かった話を振られてしまいました。
「生命力溢れ、ニリンソウがきれいな新緑の季節です」とアドリブでお返ししました。
お隣の山ガールさんは「秋が好き」と言っていました。

ステージが終わった後も、パンフレットや信州の水を歩いている人に配りました。
その後、東京駅から地下鉄で移動し、ホテルにチェックインしました。
ほっとするのも束の間、今度はマスコミ懇談会の会場に移動します。

Tokyo caravan 054
懇談会の場所は銀座。
普段の私には縁の無い場所でした。
松本市や上高地旅館組合などの主催で行われました。

ジャーナリストの方を始め、新聞社やテレビ局、ラジオ局…と様々なマスコミ関係者がやってきました。
最初はどうしたらいいのか分からくて、隅っこに立っているだけでした。
出席された方同士が名刺の交換をし会話が弾んで、時間が進むごとに和気合いあいとし和んだ雰囲気になっていきました。

Tokyo caravan 068
松本の特産品をたくさん準備し、おもてなしをしました。
取れたてのトマトとキュウリは、氷をいっぱい入れた桶に盛られて出てきました。
キュウリを信州味噌につけて食べるのが一番人気でした。

松本市島内にある笹井酒造さんの蔵出しの日本酒。
松本市波田のスイカ。
松本市梓川のリンゴジュース。
松本市奈川にある清水牧場の牛乳とチーズ。
その他、手打ちそばにワインなど、松本市で作られたものばかりがテーブルいっぱいに並んでいました。
信州松本だけで、こんなに美味しいものがあるんだと、改めて感じました。

途中、上高地のPRと自己紹介の時間を頂いたので、マイクを握って思いのたけをぶつけてきました(笑)
私は『山ガール』じゃなく、ガッツリ山に登る『山女』なのだと。
皆さんかなりうけてくださいました。
決して、うけを狙ったわけでは無かったのですが…。

その後は、スムーズに会話が進み、たくさんの方から名刺を頂いて、上高地や登山について質問していただきました。
「山に登ってみたい」とおっしゃる女性ジャーナリストの方が多くいらっしゃって、何だかとても嬉しかったです。
ぜひ上高地から山に登ってもらいたいと思います。

懇談会が終わった後は、ほっとひと安心。
松本から出席していたみんなで反省会をしました。
手を付けられていなかった、おそばやチーズやトマトは全てお腹に収まりました。


翌日は、メディア訪問で新聞社と出版社を回りました。
この日もとても暑く、移動だけで汗だくに。
真剣にお話を聞いていただくことが出来、こちらも一生懸命上高地をPRしてきました。

普段何気なく働いて、休日に山に登って、上高地ではたくさんの恩恵を受けています。
観光地だから観光客が来て当然だろう…と心のどこかで思っていました。
しかし市の職員の方を始め上高地関係者が、マスコミなどへPRし、取り上げてもらえるからこそ、人々が観光にやってくるということを知りました。
最初は渋々だった東京出張ですが、とても勉強になったと思います。

そしてブログなどの文章ではなく、口で伝える難しさと直接反応が分かる楽しさも体験出来ました。
上高地に帰ってきたら、涼しさにうっとりし、あまりの疲労感にぐったりでした。



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夏休みの思い出

8月に入ったかと思えば、気が付けばもう終わりが近づいてきています。
地元の小学生はとっくに夏休みが終わり、2学期が始まりました。
こうして、あっと言う間に時間が過ぎて、ひとつの季節が訪れ終わっていきます。

お盆の上高地は、今シーズン一番の賑わいになりました。
河童橋周辺は、連日、たくさんのお客さんでごった返していました。

ビジターセンターではその期間中、パークボランティアさんたちによる様々なイベントが行われていました。
スケッチ教室、星空観察会、人形劇、クラフト教室などなど。
ボランティアさんの特技や個性を生かしたイベントに、ちびっ子を始めたくさんの方に参加していただきました。

Memory of Summer 007
人形劇のひとコマです。
人間から食べ物をもらった野生動物はいったいどうなってしまうんだろう…そんな上高地の自然を題材にした物語です。
子どもたちはとても真剣に見てくれていました。
勉強になったかな?
人形劇を通して、楽しみながら学んで欲しいと思いました。


そしてテラスでは、クラフト教室が開催されていました。
毎年人気のこの教室、時にはお父さんやお母さんのほうが一生懸命作っていることがあります。

Memory of Summer 012
何をつくろうかな…と見本や材料を見て、作りたいものを決めていきます。
輪切りにした木の表面に絵を書く人。
マツボックリなどをくっつけて、立体的な作品を作る人。
思い思いに作品を作っていきます。

Memory of Summer 013
イチイの木の表面に絵を書いてみました。
完全にジブ○を真似たものなので、全く威張れるものではないのですが…。
緑色のは『花粉ちゃん』と命名しました。
黒がススワタリなら、緑で花粉!というわけです。

絵を描いて、ニスを塗って、日なたに置いて。
おしゃべりしている間に乾けば、裏にマグネットを貼って完成です。
最初は気乗りがしなくても、やり始めるとどんどんはまっていってしまいます。
没頭してしまう大人の気持ちが分かる気がしました。


夏の間は、涸沢小屋を通して知り合った、懐かしい顔に出会うことが出来ました。

一昨年の冬に一緒にタイへクライミングに行った、国際ガイドのIさんが上高地に宿泊した際に寄ってくれました。
久しぶりの再会に思わず握手。
「今度どこか遊びに行きたいね」と言ってくださったので、どんなアクティビティにも対応出来るよう、体力づくりをしておかなくては…と心に誓ったのでした。

河童橋付近を歩いていたときに、「あー!!」と大きな声が聞こえ振り向くと、駆け寄って抱きついてきたJさん。
涸沢小屋の元同僚のお母さんです。
涸沢から下りてきたところで、偶然私を見つけてくれました。
雨の日の合羽ハグでした(笑)
気さくに声を掛けて下さったのがとても嬉しくて、なんだかこの日1日ほんわかした気持ちになりました。

3年前に、小屋で夏バイトに来ていたSちゃん。
大学のインターシップ制度で、私の職場に来て再会しました。
たくさんある受け入れ制度先からここに来たのは、きっと北アルプスが大好きだからなのでしょう。
毎日元気に職場体験して、仕上げに涸沢まで清掃登山に行ってました。
小屋での懐かしい話やたわいの無い話をして、夜な夜な語ることが出来ました。

こうして再会して笑顔で会話が出来るのは、山小屋を通した繋がりがあるからこそ。
北アルプスの麓で、今日もまた貴重な経験をさせてもらっています。
そんな縁を大切にしていけたらいいなと思います。



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ちょっと息抜き

夏本番を向かえる前に(すでに本番中ではありましたが)同僚みんなでたこ焼きパーティをしました。
決して広くない宿舎の一角に集まったのは13人くらい。
なかなかいい出席率です(笑)

狭いテーブルにはたこ焼きメーカーが置かれ、横では餃子を焼くためのホットプレートも完備されました。
焼き焼き奉行は慣れた人が勝手に就任し、その周りをぐるっと囲むようにのんびり食べ奉行&飲み奉行さんが支給されるのを待っていました。
Tokyo caravan 081

どんどん焼けてくるたこ焼きと餃子に舌鼓。
みんな美味しそうに、ハフハフ平らげていきました。
たまにはこんな集まりもいいよね。
ごちそうさまでした。

パーティのお陰かどうかは分かりませんが、何とか8月の慌しい時間を駆け抜けられました。
少し落ち着いたらまたこうして集まって、お疲れ会が出来たらいいなと思います。
企画、準備をしてくれた仲間たち、本当にありがとう。


♪おまけ♪
たまにはしっとりランチタイムです。
お気に入りのカフェでの昼下がり。
雨が上がって、スタッフの方が戸を全て開放してくださいました。
即席のテラス席の出来上がりです。
Tokyo caravan 078

セミの心地いい鳴き声を聞き、吹いてくる風に涼を感じながら、美味しくお昼を頂きました。
ここのカフェでは雑貨も扱っていて、ずっと気になっていたカエルくんを連れて帰ってあげました。
Memory of Summer 019




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涸沢、初夏の花

涸沢の初夏山行では、たくさんの植物たちに出会うことが出来ました。
画像の数が多いので、駆け足で巡っていきたいと思います。
すでにひと月前の花の様子です…あしからず(冷や汗)


Flowor  Mt. in July 021
登山道脇で華を添えてくれるのは、ノアザミです。
アザミの仲間はたくさんあるので、野で山でどこでも見ることが出来ます。
けれどこの花の色と頭花のふさふさ感、葉のトゲトゲしさに逆に引き付けられるものがあります。
夏を感じさせてくれる花です。

Flowor  Mt. in July 022
丸くて小さな花と、それと対照的な尖った形の葉をもつコキンレイカ。
黄色い花がまとまって咲いている姿は、なんだかブーケのようです。
こちらも夏になると同時に咲き始める、高山で出会える植物です。
横尾までの登山道で見られました。

Flowor  Mt. in July 027
薄い紫色の面長の花は、先が裂け反り返っているのが特徴のヤマホタルブクロです。
雨上がりの水滴がついて、小さなドーム型の花は虫たちの雨宿りの場所になっているのかもしれません。
上高地でも見られますが、今年はちょっと季節感が狂っているものもあり、これから咲こうとしている花がところどころで見られます。

Flowor  Mt. in July 031
雨上がりの登山道では、コロコロのまん丸水滴をつけた葉っぱに出くわしました。
そっと触れば転がって落ちてしまう、儚い水滴たち。
この季節ならではの潤いをもたらしてくれます。
コロンコロンの粒をたくさんつけているのは、葉っぱの丸いカツラでした。

Flowor  Mt. in July 039
ベニバナイチゴの花は終わりに近づき、早いものは青い実をつけ始めていました。
赤紫の花は、とても落ち着いた大人色だと見るたびに思ってしまいます。
そしてもう少しすると、つやつやで大粒のキイチゴが熟れます。
美味しそう!と思って安易に口にすると、時々ひどく渋い実だったりすることがあるので注意が必要です。
でも艶やかさに思わず手が伸びてしまうんですよね(笑)

Flowor  Mt. in July 050
東から差し込む太陽をいっぱい浴びて、咲き誇るのはゼンテイカ。
おなじみの名前は『ニッコウキスゲ』です。
今年は本当に当たり年で、登山道から見上げる様々な斜面でニッコウキスゲの黄色い絨毯が広がっていました。
涸沢小屋から北穂高岳方面へ少し上った斜面でも、とてもきれいに咲いていました。
元気をもらえる花です。

Flowor  Mt. in July 053
さっきまでの天気が嘘のように晴れてきて、太陽が雲間から顔を出しました。
雪が融け、しゃんと背筋を伸ばしたナナカマド。
柔らかな葉をたくさんつけ、優しい木陰をつくってくれていました。
太陽をいっぱい浴びている姿を見ると、秋の紅葉が楽しみになります。

Flowor  Mt. in July 056
雪解けが早かった場所では、ナナカマドの花が満開になっていました。
ここの葉は濃い緑色になって、ぐんぐん成長していました。
短い夏を満喫しているかのように見えました。

Flowor  Mt. in July 061
ガレ場の石の隙間から、白く可憐な花を咲かせているのはチングルマです。
夏は花、秋になれば羽毛をまとったような種子、そして草紅葉。
チングルマの魅せる能力はすばらしいと思います。
いつもハッとするような変化が素敵です。

Flowor  Mt. in July 063
大きな花は、虫たちの憩いの場でもあります。
シナノキンバイです。
濃厚な黄色の花は太陽を象徴しているようです。
斜面にたくさん群生すると、圧巻のお花畑になります。

Karasawa in July 2011 013
これからたくさんの花を咲かせてくれそうな、ハクサンイチゲ。
夏山のお花畑を彩る代表的な花でもあります。
山には元気な花と清楚な花とが入り乱れ、とても素敵な競演になります。
今年もこの花を涸沢で見られて良かったなぁと思いました。

Flowor  Mt. in July 066
ふんわり柔らかい花びらが上質なクチュールのようです。
キバナシャクナゲも見頃になっていました。
花は黄色というよりは、優しいクリーム色。
涸沢のパノラマコース内では、岩の隙間で咲いているのが見つかります。


花を見つけるたび、花の写真を撮るたびに、癒されてしまうのは私だけではないはず。
今回もいっぱい花を見つけ、たくさんモデルになってもらいました。
初夏から盛夏は、育ち盛りの植物と緑鮮やかな山の景色と…盛りだくさんでした。

ここしばらく山に行っていない、行きたい…けれど秋雨前線がちょっと行く手を阻んでいる、そんな今日この頃です。



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涸沢の遅い初夏

海の日を含む連休が終わると、北アルプスは夏山の最盛期を迎えます。
それからお盆頃まで、毎日多くの人が山へ登っていきます。
上高地でも、大きなザックを背負った人たちをたくさん見ます。

夏シーズン本番なんだなぁ…と思うと同時に、この時期に登れないもどかしさ。
大混雑の登山道や山頂はさすがに遠慮したいところですが、この時期にしか見られない花と景色は待ってくれないのです。
うずうずと逸る気持ちを抑えて一生懸命働きます。
そして私の山シーズン本番は始まります。


涸沢で働く小屋番たちに会うために、足慣らしを兼ねて7月末の平日に、涸沢まで往復してきました。
前日までは雨。
本当は前穂高岳と涸沢とどちらに行こうか悩んでいて、当日の朝に河童橋からの山の様子を見てから行き先を決めようと思っていました。

朝、狭い木立の隙間から見える空はまずまずのようです。
とりあえず準備をして、日の出前に出発しました。
河童橋から見えるはずの穂高は雲の中。
岳沢小屋の上あたり(標高2300mくらい)までは何も見えない状態でした。

よし、涸沢に行こう。
そう決めて、気持ちを切り変えたら、横尾までは時間を稼ぐためにひたすら歩き続けなければなりません。
横尾まで11km。
分かっていても、長い往復になりそうです。

Flowor  Mt. in July 025
横尾大橋から梓川の下流を望む景色です。
雨上がりのしっとりとした空気がそこらじゅうを包んでいるようでした。
近くの山はヴェールのような薄い雲が帯状に掛かってはいましたが、天気は良くなってきているような気がしました。

横尾から川の音を遠くで聞きながら歩いていきます。
比較的平坦な道なので、スムーズに前に進むことが出来ます。
屏風岩をぐるっと回り込むように歩いていきます。

Flowor  Mt. in July 030
屏風岩も緑で覆われていました。
写真では分かりませんが、真ん中辺りは黄色と緑のミックス絨毯に見えました。
ニッコウキスゲがたくさん咲いていました。

本谷橋では、雪解け水と雨水で水かさが増していて、とても勢いよく流れていました。
その清流を横目に、涸沢への上りが始まります。
ここから先は、新緑からさらに深い緑色になろうとしている樹が青々と生い茂っていました。
季節は少し戻って、初夏といった感じです。

Flowor  Mt. in July 042
そろそろ目的地が見えてくるかなと思った頃、足元に雪が出てきました。
テカテカに凍っている場所は、慎重に足を置いていきます。
火照った体に、雪面からの冷気が気持ちいい。

Flowor  Mt. in July 045
ところどころに穴が開いている場所が多くなり、川が出てきました。
雪解け水がしぶきを上げて、流れ落ちていきます。
踏み抜かないように、川の横の登山道があるだろう場所を登っていきます。
山はガスに覆われ、全く見えませんでした。
それでも周りは新緑がきれいで、色鮮やかでした。

小屋とヒュッテの分岐点まで差し掛かると、雪の上に建てられた道標は前日の雨で倒れてしまっていました。
どちらへ行こうか悩んだ挙句、ヒュッテ方面へ足を向けました。
雪の上の一番きつい上り。
ずるっと滑って手をつきそうになりながら、少々千鳥足気味のへっぴり腰で登って行きました。

ヒュッテのテラスに到着したら、お客さんが誰も居ませんでした。
大きく息をつきながら立っていると、屋根を修繕していた小屋番たちが気付いてくれました。
「久しぶり!」そう笑いながら手を振ってくれるみんなは、真っ黒に日焼けしてとても爽やかでした。

Flowor  Mt. in July 076
春先に、雪崩によって流されてしまった外売店は新しくなっていました。
これでいつでもお客さんを迎え、生ビールにおでんにラーメンに…舌鼓を打つことが出来ます。
夏本番前に準備も万端のようです。

Karasawa in July 2011 001
少しおしゃべりをしている間に、全てを覆っていたガスが消えていきました。
目の前に広がる、山の景色。
新緑と残雪と、夏らしい青空がとてもきれいでした。
ナナカマドの花も満開になっていました。
来てよかったなぁと思う瞬間です。

ヒュッテを後にし、テント場を横切ります。
北穂の登山道脇にニッコウキスゲが咲いていたのでそのそばまで行ってみることにしました。
涸沢小屋の脇から再び雪道を歩いて振り返れば、凛々しい姿の北尾根が目の前にありました。
Karasawa in July 2011 006

小屋に立ち寄ると、ちょうどお茶をしていました。
中に呼んでもらってお邪魔すると、何人かは北穂まで登りに行って留守とのことでした。
今シーズンは新人小屋番が多く入山していて、初対面の人も多かったのですが、リフレッシュしパワーアップしたように見えました。
一昨年一緒に働いた仲間は相変わらずで、それがまた嬉しくもありました。

この日は日帰りだったので、あまり長居することが出来ず、そそくさとその場を後にします。
まだ雪が残る涸沢カール内を散策してから、下ることにしました。

小屋の横から奥穂へ続く登山道を経由して、パノラマコースを歩きます。
登山道の分岐点からは、雪の上をトラバースします。
雪の上はたくさんの岩が落ちていて、浮石の多さを物語っていました。

Karasawa in July 2011 012
トラバースし終わった場所から、ザイテングラートと涸沢槍方面を見上げれば、斜面はミヤマキンポウゲやハクサンイチゲが花を咲かせていました。
見頃を迎えるまでもう少し。
一生懸命太陽の光を浴びて、開花の準備をしている最中でした。

Karasawa in July 2011 014
厳しい猛暑と闘っているみなさんに、ちょっぴり涼しく感じるかもしれない画像をお届けします。
雪を握り締めて、小さな雪だるまを作ってみました。
ザクザクのザラメで出来たの雪だるまは、太陽に反射してキラキラ輝いていました。
こんな風に雪遊びが出来るのも、標高2300mの涸沢カールならではです。

Flowor  Mt. in July 082
ヒュッテで少しおしゃべりをして、来た道を帰ります。
倒れていた道標はしっかり建て直され、みんなが歩きやすいよう雪切りし階段が作られていました。
私はその階段を歩かず、少し横を滑って下りました。
これが残雪の楽しみなのです。
久しぶりでちょっぴり怖かったですけど(苦笑)

短い時間の涸沢滞在でしたが、自分なりに楽しむことが出来ました。

そして、足慣らしのつもりで履いた登山靴は…2シーズン目にして何故か足に合わなくなる始末。
かかとの靴擦れは皮が破れ、シャワーを浴びると沁みて悲鳴ものでした(泣)
馴染みのお店に持って行き調整してもらったので、次の登山には痛くならずに歩くことが出来るはずです。

ブログを書いていると、登りたくなってきました。
秋雨前線が日本列島を横切っているので天気予報が気になるところですが、また山への計画を立てようと思います。



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上高地の蝶たち

花の季節には、多くの観光客だけでなくたくさんの生き物も集まってきます。
蝶がたくさん見られるのもこの季節。
花に止まって食事に夢中の時には、写真にうまく納まってくれる確率が高くなります。


Flowor  Mt. in July 014
ヨツバヒヨドリの花で蜜を吸っているのは、カラスシジミ。
フカフカの毛足の長いラグに気持ちよさそうに乗っかっているようにも見えます。
白いラインがはっきりしていて、羽の下部の曲線が特徴です。

Flowor  Mt. in July 015
下のほうから開花を始めたクガイソウで新鮮な蜜を吸っているのは、ヒメキマダラヒカゲです。
後ろ羽には4~6個の丸く黒い斑点が並びます。
この斑点が、目玉のようでちょっぴりグロテスクな感じがしてしまいます。

Flowor  Mt. in July 016
クガイソウがすっかり咲いた下部のほうで成熟した蜜を吸っているのは、スジグロシロチョウ。
よく見ると他のチョウも一緒に食事中でした。
花が長いので仲良く蜜を吸うことが出来ます。

Flowor  Mt. in July 024
シナノザサで休憩中なのはヒメシジミ。
青い色の発色がとてもきれいで、羽の端の黒い筋と白い縁取りが特徴です。
この蝶は、中部地方や北海道ではよく見られますが東北や西日本では生息が限られるそうです。

Tokyo caravan 094
羽を忙しそうに動かしながら蜜を吸おうとしていたのは、カラスアゲハです。
静かに食事が出来ないのかな…と思うくらい、羽が動いていました。
背中(表側)は青色がきれいな蝶です。

ここ数日の上高地は、夏らしい日差しが戻ってきました。
午後には雲が湧いて、夕立が降ることもあります。
けれど、朝晩は気温が下がって秋の気配も感じられます。

上高地の短い夏を生物たちは精一杯生きています。



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保津川の夏

京都の保津川でラフティングをやっている友達を訪ねてきました。
友達はトムソーヤアドベンチャーズという会社をやっています。
ここ数年は私にとって夏といえば山ですが、海や川で遊ぶことを心待ちにしている人もいます。
山も川も海も、どこも魅力的。
それぞれの楽しさと夏らしさがあります。


せっかく来たのだからと、ラフティングに誘ってもらいました。
こんなこともあろうかと(密かに期待して)水着をしっかり持参していました(笑)

Hot Summer! 018
梅雨明けと重なって、空はすっかり夏の装い。
もくもくと雲が湧いて、気温は急上昇していました。

ラフティングでの川下りは今回で4回目。
ちょっぴり慣れているけれど、やっぱりわくわくする気持ちのほうが大きく、パドルを持って河川敷までの移動中はかなりそわそわしていました。
初めて会ったラフティングガイドさんは、気さくな方ばかりでした。

ボートに乗ってみんなで漕いで前に進むと、楽しい。
波しぶきの上がる急流に進んで乗り切ると、楽しい。
川に入ってぷかぷか浮かびながら流されると、楽しい。
太陽の下で、笑ってばかりのラフティングでした。


Hot Summer! 001
夕暮れ時の河川敷近くの水田。
稲はずいぶん大きくなって、さっき降った雨粒をつけて夕日に輝いていました。
明日もきっといい天気になりそうな、そんなきれいな夕暮れでした。

バーベキューをやるというので、参加させてもらいました。
炭火で肉を焼きながら飲むビールは本当に美味しい!
ラフティングにバーベキューに、夏を思いっきり体験してるなぁと日焼けで火照った体にビールを流し込みながら思ったのでした。

Hot Summer! 011
そんなバーベキューの網の上。
特大パプリカがどんっと乗っかっていました。
なんだかおかしな構図に見えてしまいますが…大丈夫でしょうか。

「このまま乗っけたんでいいんですか?」
「いいの、いいの」
そう言いながら、パプリカを網の上で時々転がしていました。

Hot Summer! 015
鶏肉から落ちる油で時々炎が上がりますが、これもまた炭火で焼く楽しさです。
パプリカは相変わらず網の上に転がっていました。
肉、時々野菜そしてまた肉。
みんな肉食系のようです。

適度に焦げ目がついたところで、パプリカは網から下ろされました。
表面の皮がつるんと剥かれ、切り分けられました。
焼きナスのような、トマトの湯剥きのような感覚です。
こんな食べ方は初めてでしたが、焼きパプリカは香ばしくてみずみずしくて、とても美味しかったです。
今度バーベキューをやる機会があれば、真似させてもらおうと思いました。


翌日も再びトムソーヤにお邪魔しました。
この日は保津川の一斉清掃の日でした。
トロッコ列車は運休し、市民のボランティアさんや鉄道会社の方たちは線路の上を歩いてゴミ拾いをします。
保津川下りのいかだの業者さん、ラフティングの会社もそれぞれが掃除のために船を出して、みんなで川を下りながら掃除をしました。

川の増水時に流されたと思われるゴミが川沿いの樹に引っかかっていたり、空き缶やペットボトルから始まり、自転車やタイヤまで本当にたくさんのゴミを回収しました。
炎天下の中、みんな汗を流しながら恩恵を受けている保津川をきれいにしていきました。
…が、キリがないと思ったのも事実です。
少しでもきれいにしたい、きれいになった川を見たい一心で、ひとつでも多くのゴミを拾う努力をしました。

この日もかなり気温が高く、夏らしい1日になりました。
午後もラフティングに参加させてもらって、とても疲れたけれど有意義な時間を過ごすことが出来ました。
たまには山じゃなく、こんな休暇もいいものです。
また機会があれば川を下りたいと思います。
Hot Summer! 020

8月中は、シーズン一番の賑わいになります。
まだまだ暑いこの季節に、いつもと違った水遊びも楽しいですよ。



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7月の花たち 2

梅雨のような天気が続いたかと思えば、いきなり猛暑が戻ってきたり…。
今年も気まぐれな天気に若干振り回され気味です。

昨日は休暇で下っていたのですが、岐阜県内で『37℃』という温度表示を初めて見てびっくりしました。
暑い、暑過ぎます…。
下界の人々は、こんなひどい蒸し暑さと戦いながら節電に徹しているのですね。
頭が下がります。
体調管理にはくれぐれも気を付けてください。


7月に見た花の第2弾です。
白い花が目に付く中、カラフルな花もたくさん咲いていました。

Hot Summer! 022
鮮やかなオレンジ色に黒い斑点が特徴のクルマユリ。
上高地では群生せず、単独で凛と咲いていることが多いです。
山でもこの花を見つけると、夏だなぁと思います。
ビビットカラーが開放的な夏を連想させてくれるのかもしれません。

Hot Summer! 023
白いトゲトゲは、開花前のヨツバヒヨドリ。
花の中は赤紫がかっているので、開花するとイメージがまた変わって見えます。
現在はすっかり開花中です。
葉が4枚で輪生することが多く、四つ葉に見えることからこの名があります。

Hot Summer! 038
花ではありませんが…、こちらは実になって落下していたドロヤナギです(たぶん)
手のひらいっぱいの綿毛は柔らかくモコモコしていました。
風が吹けば上手く飛び立つ種子もあれば、どさっと枝から落ちてくることもあります。
ふわふわの綿毛はぬいぐるみの中に入れられそうですが、ぬいぐるみから発芽したらびっくりするので止めておきましょう(苦笑)

Flowor  Mt. in July 001
優しい紫色の長い長い花はクガイソウ。
葉が9段ほど輪生することからこの名前があります。
少しずつ咲いていくので、長く楽しむことが出来ます。

Flowor  Mt. in July 013
ウツボグサです。
今年はぐんと長く茎が伸びているものが目立ちました。
他の植物に負けないように背を伸ばして光合成をしていたのでしょうか。
下向きについた花を覗き込むように、虫たちが蜜を吸っていました。

Flowor  Mt. in July 088
雨上がりの水滴をたくさんつけた、トモエソウです。
日当たりのいい場所で黄色い花を広げています。
ねじれた花弁が特徴的でとても目立ちます。

Flowor  Mt. in July 089
ここ数年、株が増えてきました。
インフォメーションセンター近くの植え込みにシナノザサに混ざって生えています。
エゾスズラン(別名:アオスズラン)です。
色が緑色なので周囲にすっかり溶け込んでいますが、頭ひとつ大きいのであれ?と気付く花です。
真っ白い清楚なイメージのスズランとはちょっと感じが違います。


上高地は、夏から秋の花にステージ移行しています。
昨日は立秋でした。
暑い暑いと思っていても、秋の夜長が感じられるのももうすぐそこまできています。



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ピーチ!!!

大菩薩峠に行った時に笛吹市を通りました。
勝沼インターチェンジで高速を下りて山道に入るまでの間、モモやブドウの畑をたくさん目にしました。
順調に成長を続ける果物たちに思わず、食欲がモリモリ出てきす。
RIMG0009.jpg


そうだ、ここは果物王国の山梨県。
お土産に旬のモモを買って帰ろう!

そう思うと同時に、この近くに住んでいる上高地パークボランティアのKさんのことを思い出しました。
「美味しいモモを買いたいんですけど、どこで売ってます?」と相談するつもりで電話を掛けました。
すんなり連絡が取れたのですが「家においで」とのお誘いを受け、大菩薩峠から下った後にお邪魔をすることにしました。

Kさん宅は農家さんです。
とても丁寧に果物を作っています。
ちょうどこの日から始まったというモモの収穫で忙しい中、快く私たちの無茶振りを引き受けて頂いた感じでした。

恐縮しながらお宅に伺うと、採れたてのモモをたくさん切って出してくださいました。
お土産なんてもう要らないかも…と思うくらい、お腹いっぱいいただきました。
とてもジューシーで甘いモモでした。

「売り物にならないハネ物を持って帰ってもらえると助かるよ」とおっしゃって、準備してくださったのは…。
ほとんど傷など分からない、きれいなモモたちでした。
詰めてくださったダンボールには、2段ぎっしりとモモが詰まっていました。
それが…なんと3箱も!!
予想外の量の多さに、びっくりするやら嬉しいやら。

たくさんお礼を言って、Kさん宅を後にしました。
後部座席はモモでいっぱいになり、車の中はモモの香りで溢れていました。
帰り道ではモモの分配をどうするか悩んだ挙句、1箱を持って帰り、残りは職場やその周辺に配ることにしました。

Rainy day 061
持って帰った1箱。
少し時間が経つと、熟れが進んでいくのがよく分かります。
香りも少しずつ強くなってきました。

ひとつふたつはそのまま頂いて、残りは痛んでしまう前に加工してしまうことにします。
その数およそ30個。
レシピを探して、ジャムとコンポートとシャーベットにしました。

シャーベットはヨーグルトを混ぜて、モモの甘さがしっかりしているけれどさっぱりと仕上げました。
ジャムは、モモをザクザク刻んで一度凍らせ、時間があるときに煮込みました。
糖分がしっかりあるので、砂糖をずいぶん控えめにして作りました。

Summer 2011 031
コンポートはモモの筋に包丁を当てて半分にして種を取り、白ワインや砂糖を入れて皮ごとコトコト煮ました。
皮の色とうまみが染み込んで、ほんのりピンク色の極上デザートが出来上がりました。
遊びに来てくれた方に出すと好評で、あれだけたくさんあったモモはあっと言う間になくなりました。

モモの香りに包まれて皮むきに没頭して作ったジャムは、いろんな人の手へ渡っていきました。
本当に美味しくて、食べた人の笑顔が嬉しくて、モモを通してたくさんのhappyを頂きました。
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。



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大菩薩峠を歩く

同僚Sちゃんとどこか遊びに行こうと、休みを合わせて計画していたときのこと。
「『大菩薩峠』って知ってる?」という話になりました。

いやいや、初めて聞いたんだけど、どこにあるの?
そんなことを言いながらネットで調べてみたら、どうやら百名山らしい。
山梨県にあるらしい。
まだまだ知らない百名山があるんだと、改めて思ったのでした。


上高地のゲートが早朝の5時に開門するので、それに合わせて出発することにします。
高速を使って3時間ちょっと。
おしゃべりしながら車を走らせれば、あっと言う間に高速を下りて、山道に差し掛かりました。

かなり狭い道を車で登っていくと、ずいぶん涼しくなり、標高が一気に上がったことが分かります。
道の途中で咲いていた白い可憐な花は、ウツギの仲間でしょうか。
道の壁に覆いかぶさるように咲き誇りとてもきれいだったので、車を路肩に止めて写真を撮ってしまいました。
Rainy day 001

標高1600mにある上日川峠に車を止めました。
平日なのにこれから登ろうとする人が多く、人気の山なんだと思いました。
さすが百名山です。
歩く時間が短いので、気軽に登れる山なんだという印象も受けました。

休業中のロッヂ長兵衛の横を過ぎ20分ほど森の中を歩いていけば、唐松尾根分岐のある福ちゃん荘に到着します。
外の囲炉裏では鍋が炭の上に置かれ、くつくつと煮られていました。
そして、マスコット熊のフクタロウがどすっと座って、接客していました。
うん?似たクマさんをどこかで見たことがあるような…。
Rainy day 005

ここから唐松尾根を歩いて、雷岩を目指します。
稜線に出るまではおよそ1時間ほどです。

この日一緒に歩いたSちゃんは、この山で山登りデビューをしたそうです。
ただ、悪天候で途中で引き返しそれっきりで、それをふと思い出して今回のリベンジとなりました。
百名山なのは、ここから見える富士山の眺めがすばらしいからだと聞きました。

ちょうど草刈りしたばかりの登山道は歩きやすく、草の匂いが気持ちよく漂ってきました。
福ちゃん山荘で虫除けグッズがたくさん売られていたのが気になっていたのですが、虫の数も多い道中でした。
虫はぶんぶんと歩くたびについてきます。
目と口にさえ進入しなければなんとか耐えられますが、どこまでもついてくるので、途中から護衛隊だと思うようにしていました(苦笑)

Rainy day 007
どこを歩いていても、たくさんの花をつけていたのが、サラサドウダンです。
かわいいピンク色をした花が釣鐘状についていました。
上高地では見られない樹木です。
花ごと地面に落ちて、ピンク色に染まっている場所もありました。

斜面にはササが茂り、空には雲が湧いています。
夏らしい景色です。
だんだん見晴らしがよくなってくると、眼下に甲府盆地が見えてきました。

Rainy day 019
上日川ダムを左手に山を挟んで市街地が広がります。
空にはどんどんと雲が出て、気温もぐんと高くなっているのが分かりました。
暑いけれど気持ちがいい。
「これぞ夏山!!」と叫びたくなるような、開放感を肌いっぱいに感じることが出来ました。

Rainy day 022
雷岩に到着です。
ごつごつした大きな岩があり、広い場所がありました。
少し早いランチタイムを楽しんでいる方がいらっしゃいました。
レンゲツツジがサーモンピンク色の花をいっぱいにつけ、華を添えているようでした。

Rainy day 025
山頂まではもう少し。
稜線だけど、森の中を歩きます。
なだらかな登山道では、木漏れ日がとても気持ちのいい空間を演出していました。

Rainy day 026
ふいに道標が出てきて、山頂であることに気付かされます。
なだらか過ぎて、しかもその先にも登山道が続いていて、道の途中に山頂が定められているような感じです。
ここが百名山、大菩薩嶺です。
標高は2057mです。

山頂は展望が全くないので、雷岩方面に戻ってもう少し歩くことにしました。
雷岩の上から登山道が続いています。
ここからは気持ちのいい稜線歩きが続きます。

この山に通っていらっしゃるような雰囲気の男性が、植物の写真を撮っていました。
近くで見ていると、初めて見る植物が目の前に。
「なんだろう??」と思いながら、同じようにカメラに収めます。

Rainy day 037
「こっちのほうがきれいに咲いていますよ」とその男性に教えてもらって撮った花です。
『ニョホウラン』という名前だと教えていただきました。

Rainy day 040
雲が湧いては消えていく稜線歩き。
この辺りで、富士山ってどの方角に見えるんだろう…と気にはなっていました。
しかし、しっかり雲に隠れてしまって全く確認することが出来ませんでした。
残念です(涙)

Rainy day 056
サイノ河原の避難小屋を越えると、空の途中に道標が見えてきました。
雲がとても優しく浮かんでいます。
ここで景色を眺めながら、お昼ご飯を食べました。
外で食べるお握りは最高に美味しい!

秋にまた歩きたいよね。
富士山を見にリベンジしに来たいよね。
そんなことを話しながらのランチタイム。
気持ちのいい風が吹き抜けていきました。

大菩薩峠の介山荘で下り道になります。
車1台がぎりぎり通れる幅の道をゆっくり下っていけば、あっと言う間に駐車場まで戻ることが出来ました。
途中、シカがこっちをじっと見ていたらしいですが、私はその姿を確認できませんでした。

RIMG0007.jpg
バイカウツギが満開になっていました。
梅の花に似ていることから名付けられたそうですが、梅の花より花が大きく可憐な洋風なイメージです。

たまには北アルプス以外の山を歩くのも、いろんな発見があって楽しいです。
富士山は見れなかったけれど…。
またの機会のお楽しみになりました。



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7月の花たち 1

気が付けば、8月に突入してしまいました。
今年の上高地での生活も折り返しです。
今は、合宿にやってきている学生さんのご飯を作ることでドタバタと時間が過ぎていく感じですが、「働いてるなぁ」という実感があります。


そんな間にも、花の見頃はあっと言う間に過ぎていきます。
お花ラッシュだった7月には、撮っても撮っても紹介するタイミングを失ってしまいそうなくらいたくさんの花に出会いました。
少し駆け足で、花ごよみを振り返ってみたいと思います。


Pre Summer 112
いつ見ても花火を連想してしまう、ミヤマカラマツ。
この花が咲くだび「ここしばらく夏の花火を見てないなぁ」と感傷に浸ってしまいそうになります。
葉の形が違う、カラマツソウの仲間もたくさん咲いています。

Pre Summer 109
今年もきれいな花を咲かせた、カンボク。
明神館の前の大樹は見事に咲き誇っていました。
丸く5枚弁の装飾花が花序のふちを取り巻いて、とてもきれいです。
秋になると、真っ赤で艶やかな実をつけます。

Summer 2011 006
この花も打ち上げ花火のように見えます。
イブキゼリです。
いつもたくさんの虫が集っていて賑やかです。

Summer 2011 007
鮮やかな色が目を引く、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)。
今年は上高地界隈はとてもたくさん咲きました。
花の色は黄色よりオレンジ色に近く、次々と咲いて楽しませてくれました。

Summer 2011 027
ヤマオダマキです。
この花も今年はたくさん見ることが出来ます。
7月上旬に咲き始め、今でもまだ次々に花が咲いています。
下向きについた花が特徴です。

Summer 2011 028
夏になるとキク科の花が増えてきます。
1cmほどの小さくて素朴な花を咲かせる、サワギクです。
遊歩道の木陰で見られ、小さいけれど黄色の鮮やかさが目を引き、存在感があります。


まだまだ紹介し切れていない花がたくさんあります。
近いうちに、7月後半に見頃を迎えた花をアップしたいと思います。
乞うご期待!?



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上高地のサルたち

今年も上高地では、サルをよく見かけます。
よりパワーアップ(人慣れ)しているようにも思います。

小さな子どもが追いかけられそうになるのを目撃しました。
写真を撮ろうと近づいたら、威嚇されてしまいました。

それでも、樹の上でえさを食べているしぐさや、赤ちゃんザルの無邪気な動きには、通りがかった人たちはカメラを向けて歓声を上げます。
そんなサルたちはまるでアイドルのようです。
人間といい距離感を保って、サルは生きていって欲しいと思います。


Fresh Green Days 019
まだえさとなる植物が少なかった春先に見かけたサル。
川の石をひっくり返してえさを探していました。
石についた虫や藻を食べるようですが、この行動をのは上高地に生息するニホンサルだけだと、NHKの番組を見て知りました。
厳しい環境で生きていくための知恵なのだと思います。

2011y07m31d_224856513.jpg
春には赤ちゃんがたくさん生まれたようです。
母親ザルにしがみついて一緒に行動する姿や、周りでじゃれて遊ぶ姿はとてもかわいいです。
目がクリッとしていて、愛くるしい表情をたくさん見せてくれます。
たまに近づきすぎると、一生懸命食事をしていたお母さんが子どもを抱き上げて離れていきます。

時々、サルの怒りのツボにはまってしまうことがあるようで、威嚇されることがあります。
思わずビクッとなってしまい、こちらが完全に負けてしまいます。

ちょっぴりサル嫌いになってしまいそうになっていた時に、イギリスのBBCが作成した『SNOW MONKEYS -雪猿-』というDVDを見る機会がありました。
上高地や湯田中でのサルの様子を1年間撮影したものが作品になっています。
サルの自然な表情、寒さに耐える様子、温泉に浸かった安堵の顔…色々なサルを見ることが出来ました。

DVDを見てしばらく経たないうちに、再びサルの群れに遭遇しました。
幸か不幸か、木道を歩いている先でかなりまったり過ごしています。
サルに対する負の感情を捨ててゆっくり歩いていくと…。

Summer 2011 018
私を警戒しない、素のサルの表情に出会うことが出来ました。
背中のノミを取っては食べ取っては食べ、スキンシップを図るサル。
ぼけーっと瞑想でもしているような、表情をしたまま座っているサル。
子ザルたちはその周りを元気いっぱい走り回っていました。
平和な昼下がりのサル社会を少し覗かせてもらったような気がしました。

「ちょっとお邪魔します」心の中で声を掛けながら、サルのそばを通り過ぎました。
いつもこんなふうに上手くサルたちと付き合えればいいけれど、やっぱり人とサルとの境界線が年々なくなっていっているのも事実です。
時には、人嫌いになるような行為をせざるを得ない状況にもなります。

2011y08m01d_113134729.jpg
このサルたちに未来を…。
興味津々の赤ちゃんザルが、人間を脅かすことなく成長しサル社会で生きていって欲しいなと思います。
サルの環境を壊さないように私たちも考え行動していかなくてはなりません。



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