上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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明神での1ショット

時間を見つけて、明神橋まで歩いてきました。
本屋で立ち読みをしていた時に、パワースポットの特集で『上高地・明神池』が大きく載っているのを見つけました。
そのお陰なのか、8月ということも相乗してか、たくさんの人が明神へ向かって歩いていました。


2010y09m08d_060709432.jpg
明神池から流れてくる小さな水流の中で気持ちよさそうに泳ぐ、イワナ。
立秋が過ぎて随分経つのに、まだまだ暑い毎日です。
汗をかきながら明神まで歩いた時に水の中のイワナを見ると、泳ぎたくなります。

Holiday of August 109
夏の日差しをいっぱいに浴びながら、熱心に蜜を吸うチョウを見つけました。
黄色い花はお盆頃が一番見頃になる、ハンゴンソウです。
チョウは同僚に調べてもらって、おそらくサカハチチョウだと教えてもらいました。
上高地では、たくさんのチョウが見られます。

Holiday of August 111
少し前を歩いていた女の子が「うわっ、気持ち悪い」と言った視線の先にはたくさんのキノコが生えていました。
「かわいいじゃん」と思わずかがみこんで写真を撮りました(笑)
お菓子の『きのこの山』みたいに見えるのは、私だけでしょうか。

Holiday of August 105
春に花を咲かせていた植物達が、実になる季節になりました。
オオカメノキの赤い実です。
そろそろ上高地は花のステージが終わって、実りのステージになります。


毎日変わらず暑いけれど、季節は移行していっているのが分かる散歩の時間です。



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森の住人

仕事をしていると、なにやら騒がしい…。
夏休みに施設を利用してくれていた子ども達が、何かを見つけたようでした。

呼ばれて行ってみると、1階の階段踊り場の窓(ここが地面の高さになります)からみんなが頭を寄せ合って外を見ていました。
「なになに?」
そう尋ねると、子ども達が指をさして教えてくれます。
その先を見ると…「あっ!!」

小さく息を飲んで、そして頬がへにょ~と緩みます。
「かわいいねぇ」のひと言で、みんなが「ねぇ」と顔を見合わせて笑います。


窓の外に居たのは、森の住人でした。
シャイで臆病な性格で(だと思われる)、みんなよく知っているのに、人前に姿を出することはめったにありません。

そんなシャイな訪問者は…ノウサギでした。
上高地にもう何年も住んでいるのに、ノウサギを見かけたのは数回しかありません。
しかも素早く逃げてしまうので、その姿をしっかり見たことがありませんでした。
Holiday of August 093

思ったより耳は短いんだな。
しっかり濃い茶色の毛を持ってるんだな。
初めての生・ノウサギに大興奮です。

Holiday of August 095
私達がじっと見ているのに気が付いているのかいないのか、ノウサギはムシャムシャとイタドリを食べ続けています。
写真を撮ろうと、間違ってフラッシュをたいてしまっても逃げませんでした。
ノウサギの立場からすると、私達が檻の中にいる不思議な生き物に映ったのかもしれません。
のんびりした性格のノウサギなのかもしれませんが、ヘビにやられたりはしないかと心配になりました。

しばらく姿を披露した後、ノウサギは森の中に帰っていったようです。
また遊びに来てね。



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8月に見られる花たち

8月に上高地で見られる花です。


Holiday of August 068
クサボタンです。
淡い紫色をした花…と思っていたら、花弁ではなくガクでした。
くるんと外に反った形がとてもかわいらしいです。

Mt.Nishiho 121
クサボタンが花を終えると綿毛が出来ますが、その綿毛が出来る前の姿もまた面白いです。
線香花火のようなシルエットですが、愛嬌があります。

Holiday of August 071
先っぽが5つに裂けた釣鐘型の花がかわいい、ソバナです。
薄紫色の花がいくつも縦に並んで咲いている姿は、道行く人を虜にします。
風にかすかに揺れながら、涼しげに笑っているようです。

Holiday of August 082
白い花の集合体、オカトラノオです。
虎のシッポのような形をしていることからこの名があります。
こんなにかわいいシッポなら、獰猛な虎を触ってみたい…そんな気持ちになります。
先っぽに向かってひとつひとつが花開いていくのを観察するのが、楽しい日課でした。

Holiday of August 085
うっそうと草が生い茂った場所で黄色い花をすらっと伸ばしているのが、メタカラコウです。
こちらは黄色い花の集合体ですが、ひとつの花に花びらが3枚くらいしかついていません。
近くで見ると、花が終わって散っているのか、咲き損ないなのかと思ってしまいます。


まだまだ探せばたくさんありますが、お盆がすぎて虫がたくさん出てきました。
午後になると、湿った場所では蚊がたくさんいます。
写真を撮っている間に、あっと言う間に刺されてしまいます。
最近の蚊は、服の上からでも刺してきます。
なので、いつも撮り逃げのような状態です(苦笑)



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河童橋から

上高地は梓川に沿っています。
谷間にあるため、きれいな色に染まった朝日や夕日を拝むことは出来ません。
けれど暑いこの季節は、日が当たり始める時間が遅いお陰で、朝のピンと張り詰めた空気がいつまでも続くような気がします。

Holiday of August 080
東側から日が射し始めると、西穂から順に日が当たっていきます。
気高く美しいシルエットに、光を帯びる瞬間です。

Holiday of August 113
日中は、河童橋の上とすぐ下の河原は、たくさんの人で賑わいます。
キラキラ眩しい梓川の水しぶきがあがり、歓声が響き渡ります。

もう少し、この夏の景色が続けばいいなと思います。



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ブルーベリーのその後

収穫に行って、頂いてきたブルーベリー。
ホーローのお鍋も一緒に借りてきました。

新鮮なうちに加工してしまいます。

Holiday of August 058
きれいに水洗いしたブルーベリー。
傷んだものやつぶれていたもの、ゴミを取り除いておきます。
水気を軽く切ってホーローのお鍋に入れます。

Holiday of August 059
その上から、砂糖をドサッと加えます。
教えてもらったレシピより、ほんの少し甘さを控えめにしました。
そして、ガスを点けます。

火加減は、強すぎず弱すぎず…。
中火よりも少し弱めで加熱するといいようです。

Holiday of August 061
静かに見守っていると、砂糖が溶けブルーベリーも加熱されて水分が出てきました。
焦げ付かない程度に優しくかき混ぜて、再び見守ります。

クツクツクツ…と沸騰が始まりました。
触りたいのをまだまだ我慢して、見守ります。

Holiday of August 064
お鍋のふちから赤紫色の細かい泡が湧いてきました。
これがアクなんだそうです。
ふわーっと湧き上がりますが、吹きこぼれないような絶妙な火加減でお鍋の上部ギリギリまでアクを沸かせます。
そのアクをまとめて取っていきます。
表面に浮き上がったアクを丁寧に取り除きます。

そして、水あめをスプーンに大盛り!1杯をとろーんと流し入れ、かき混ぜます。
水あめを入れるのがポイントで、照りと艶が出ていい色に仕上がるんだそうです。

Holiday of August 065
はい、出来上がり♪
とてもきれいな色のジャムになりました。
粒々がはっきりしていて、ジャムというよりソースみたいです。

2010y09m04d_061040607.jpg
熱いうちに煮沸殺菌したビンに詰めていきます。
思ったより大量に出来上がり、途中でビンが足りなくなってしまって、そこらじゅうの容器に入れました(苦笑)
冷えたジャムは、ブルーベリーに含まれる酵素でしっかり固まっていました。
パンやヨーグルトにとても良く合うジャム。
甘さを控えたつもりだったのですが…実が甘かったせいなのか、控えめというよりきちんとした甘さがありました。
でも美味しいので大満足です。
初めて作ったにしては、二重丸の出来でした。


生で食べようと別に取っておいたブルーベリーは、色んな人におすそ分けしてあっと言う間に無くなりました。
なんとか残しておいたブルーベリーで後日作ったマフィン。
こちらもとても美味しく出来上がりました。
Mt.Nishiho 100

ごちそうさまでした。



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こんなの作りました | コメント:2 | トラックバック:0 |

ブルーベリー狩り

もう随分前の話になりますが、ブルーベリーの収穫のお手伝いに行ってきました。
ブルーベリーを生で食べられることも、国産がこんなに出回っていることも、こちらで生活するようになってから知りました。

ブルーベリーを栽培しているのは、冬にお世話になっている乗鞍高原です。
高原の気候を存分に生かして栽培され、美味しい空気の中で成長しています。

つばの広い帽子をかぶって、長靴を履いて畑に向かいます。
遠くから見るブルーベリー畑は緑一色の小さな森にしか見えないのに、近くで見ると小さな実がびっしりとついていました。

Holiday of August 054
順番に色づいていくブルーベリー。
ブドウのように全部がいっぺんに色づくのかと思っていたら、違うようです。
色づいたもの、そろそろのもの、まだまだこれからのもの…様々な色がまとまっていて、とてもかわいい。

小さな籠を渡され、全体が黒くなったものを選んで収穫するように教わりました。
籠は腰に取り付けて、黒い粒を見定めどんどん手を伸ばしていきます。
手当たり次第…そんな言葉がピッタリなくらい、黙々と収穫します。
単純な作業には熱中するタイプなので、とても楽しんでいました。

Holiday of August 056
「全部採ってください」と言わんばかりの、見事な実り。
まとめて一気に収穫です。

Holiday of August 057
畑の持ち主、じいちゃんと一緒に収穫しました。
毎日、朝から晩まで広い畑を手入れしています。
お疲れ様です。

Holiday of August 048
籠が重たくなってきました。
どっさり、ブルーベーリーだらけ。
けれどよく見ると、赤っぽい実も混ざって採ってしまっていました。
まだまだです(苦笑)

もっともっとゆっくり採っていたかったのですが、あまり時間が無く、採り籠に3、4杯分採ったところで終わりになりました。
帰る時には採ったばかりのブルーベリーや冷凍保存されていたとっておきのジャムなど、たくさんお土産をいただきました。
お手伝いに行ったつもりが、ほとんど遊びに行った感じになってしまいました(笑)
お世話になりました。
楽しい時間をありがとう。


♪おまけ♪
ブルーベリー畑に隣接して、花豆の畑もありました。
こちらも乗鞍の特産品です。

Holiday of August 050
鮮やかな朱色の花がとてもかわいい、ツル科の植物です。

Holiday of August 049
花豆アーチ。



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徳本峠へ

午後に半日のお休みをもらいました。
午前中の仕事を頑張って片付け、お昼前に上高地を出発して徳本峠【とくごうとうげ】まで行ってきました。

明神までの左岸を歩きながら、随分久しぶりにここを歩いていることに気が付きました。
いつもなら時間が出来たらよく歩く遊歩道ですが、今シーズンはあまり歩けていません。
入山して、あっと言う間に春から夏になって、そろそろ秋がやってこようとしている…そんな駆け足で過ぎて行く時間の中をもっともっと感じなければと思ってしまいました。

気を取り直して、観光客や登山者が行き違う中、どんどん歩いていきます。
久しぶりの、南側(5峰側)から見る明神岳。
澄んだ梓川、空にはモクモクと湧いた雲が夏らしい。
Holiday of August 007

明神館の横を通り過ぎ、小さな橋を渡るとすぐに徳本峠の分岐に差し掛かります。
ここからは人通りは途絶え、ひっそりとしています。
クマにでも出くわすんじゃないかと思ってしまいそうな森の中です。
それでも、まっすぐ続く道には木漏れ日が差し込み、とても気持ちのいい空気が辺りを包んでいます。

Holiday of August 009
小さな黄色い花がたくさん咲いていました。
サワギクです。
盛夏から秋の気配を教えてくれるのは、上高地では黄色い花の野草たちです。

Holiday of August 010
黄色い花に茶色い斑点と毛に覆われた蕾が特徴の、タマガワホトトギスです。
噴水のように広がった真ん中部分がとても印象的で、初めて見つけたときにはその姿が目に焼きついて離れませんでした。
徳本峠までの登山道は、タマガワホトトギスの生息に適した場所のようで、登山道沿いでよく目にすることが出来ました。

Holiday of August 012
葉の根元から先まで1m以上はありそうな大きなシダの葉。
それがまあるく広がっています。
少し薄暗い登山道の片側斜面は、シダワールド。
大きなシダが輪を作って生え、見事な姿を見せてくれます。

Holiday of August 014
春には白い花を咲かせ道行く人を楽しませてくれていたサンカヨウは、ブルーベリーのような大ぶりの実を付けていました。
美味しいのかな…といつも思うのですが、なぜか手が伸びません。
そっと見ておくだけにしましょう(笑)

Holiday of August 016
春を告げるように咲いていた、エンレイソウにも実がなっていました。
ゴロンと大ぶりの、硬そうな実です。

Holiday of August 018
すらっと細長い茎に真っ白い花を咲かせた、センジュガンピ。
ナデシコ科の植物です。
登山道脇に花を咲かせていました。

小さな沢を渡ったところで、お弁当タイムにしました。
おにぎりと卵焼きとから揚げ。
ベンチに座ってほっと一息つきながら頬張ります。

Holiday of August 021
すると、一羽のチョウがひらりひらりとやってきました。
私の周りを飛んでいるので、様子をうかがっていると…。
ピタッと止まった先は、膝の上に広げた手ぬぐいでした。

そこは花じゃないよ(苦笑)
けれど飛び立つ様子も無く、休憩中なのかじっとしています。
チョウは、ヒメキマダラヒカゲのようです。

お腹がいっぱいになったところで、再び歩き始めます。
午後からは、夕立や雷雨があるとの予報だったので、雲行きが気になったのですが何とかもちそうです。

Holiday of August 028
登山道は木漏れ日がいっぱい。
暑いけれど、さわやかです。

徳本峠に到着です。
徳本峠小屋は去年から改装工事をしていて、8月1日にリニューアルオープンとなりました。

Holiday of August 030
小屋は古い建物を資料館として修繕、保存されています。
古い小屋の横には、黒い板が張られた新しい小屋が出来上がっていました。
材木の香りが漂っています。

古い小屋の中にはランプがたくさん掛けてあり、昔の雰囲気がそのまま残っていました。
なんだか少しほっとしました。
厳しい自然の中で建っている小屋だけに新しくしたり修繕する必要があるのですが、古き良き雰囲気のものが取り払われ無くなってしまうのも悲しいですから。

Holiday of August 033
グレーの雲が湧く中で、穂高と明神岳を望むことが出来ました。
手前の山は、明神岳です。
左側から、5峰、4峰…1峰と並んでいるのが見えます。
奥の山並みは、左から西穂、間ノ岳、ジャンダルム、奥穂と望むことが出来ます。

Holiday of August 034
しばらく小屋の前で休憩し、帰路につきました。
行きは気付かなかった、クルマユリを見つけました。
艶やかで、鮮やかなオレンジ色でした。

今年は上高地を出発する登山者を多く見かけますが、徳本峠は静かでした。
ゆったり歩ける、初心者にもお勧めの道です。
クマ除けの鈴の携行をお勧めしますが、無ければ開き直って歌いながら歩くのもいいかもしれません。



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黄昏色

夜の7時を少しまわった頃、太陽は西に沈んでいきました。
ほんのりきれいに色づいた上高地。

Holiday of August 075
赤くそして紫色をした、黄昏の色です。
今日という1日が終わろうとしている。

昼間の賑わいが嘘のような、静かな河童橋。
梓川も夕暮れ色に染まって流れていきます。

自然の色はこんなにもきれいで美しい。
暗くなるまでずっと空を眺めていました。



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ランチタイム

下界では猛暑の続く8月ですが、上高地もなかなか暑いです。
避暑のつもりだったけれど、思ったほど涼しくないよね…というのが、ここまで足を延ばした観光客の胸の内なのではないでしょうか。

散策していると、頭上に注ぐ太陽が痛くて、汗が吹き出てきます。
暑そうに気だるそうに歩いている人の姿をよく見かけます。
河童橋近くの各売店で、ソフトクリームを買おうと行列が出来ているのも初めて見ました。
今年の異常気象は上高地にもおよんでいます。


天気のいいとある日、思いがけずお弁当をいただきました。
今日は外でランチにしよう。
張り切って掃除を片付けて、外に出かけます。

太陽はギラギラ、暑い。
河童橋は人がたくさん。

河童橋を渡り小梨平キャンプ場へ向かいます。
夏休みなので、テントがいくつか張ってあって賑わっています。

Holiday of August 002
一番奥まで歩いて、空いたベンチを発見しました。
ここが今日の特等席です。
ちょうど木陰になっていました。
そよ風が吹いて気持ちいい。
ここから動きたくないなぁと思いながら、ゆっくりとお弁当をいただきました。

木陰でゆっくり時間を過ごす余裕があれば、本当の避暑になります。
まだまだ暑い日が続きそうなので、またこうしてゆっくりランチをしに来ようと思います。
本とお茶とおやつを持参するのもいいかな。
とても優雅な昼下がりになりそうです。



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白馬三山 7

白馬三山で出会った花たち、第3弾です。


Mt.Shirouma July,2010 287
稜線を歩いていると、所々にお花畑がずっと山すそへ向かって広がっています。
そのお花畑の中に咲いていたテガタチドリ。
上から下までたくさんの花が付いていて、とても存在感があります。

Mt.Shirouma July,2010 323
ホソバツメクサやタカネツメクサの仲間だと思います。
けれど、タカネツメクサの特徴である花びらの先がギザギザしていない。
ホソバツメクサのように茎に赤みがあるけれど、図鑑に載っているような真っ白い花びらではなく。
なんと言う名前なのだろう…花びらの黄色の模様が特徴的で、稜線の岩の隙間から生えていました。
水の無い場所で、瑞々しい花を咲かせる力はすごいと思いました。

Mt.Shirouma July,2010 324
稜線で出会った、ピンク色の花が印象的なミヤマアズマギクです。
赤系の花でも紫色がかった花が多い中で、この花はきれいなピンク色をしていました。
単独でポンポンと点在して咲いていました。

Mt.Shirouma July,2010 361
稜線歩きを終え、白馬鑓温泉に向かって下っていた時、登山道が伸びる斜面で出会ったコマクサです。
崩れてしまいそうなもろい石と石の間から、華奢な葉を伸ばし、ピンクの花を鈴なりに付けていました。
他の植物は寄せ付けない場所で、コマクサだけが気高く咲き誇っていました。

Mt.Shirouma July,2010 365
チングルマの花も見頃を迎えていました。
小さくて艶やかなギザギザの葉は、秋には見事な草紅葉を見せてくれます。
花も秋には、羽毛状になり違った姿を見せてくれます。

Mt.Shirouma July,2010 367
まだ咲き時には早かったのか、ウサギギクが見られた場所はほとんどありませんでした。
高山のミニ・ヒマワリ。
元気なイメージのウサギギクは、黄色い色が鮮やかでした。

Mt.Shirouma July,2010 374
標高が下がり、森林限界下になるとナナカマドの樹が姿を見せ始めます。
柔らかい葉と真っ白い花が印象的でした。
見渡す限りがナナカマドだった鑓温泉への下り道。
秋には素晴らしい紅葉になりそうです。

Mt.Shirouma July,2010 380
アオノツガザクラ。
鈴のような壷のような形をした花が青っぽいのでこの名前がついたそうですが…青っぽい?
青っぽいクリーム色??
確かに少し黄緑色のように見えなくも無いです。
下向きに咲く小さくてかわいい花です。

Mt.Shirouma July,2010 382
ハクサンコザクラです。
雪解けた草地に咲いていました。
もっともっと濃い紫色をしています。(どうやらカメラの性質上、この色はうまく写らないようです)
茶色の地面にすっと伸びた花はとても可憐でした。

Mt.Shirouma July,2010 441
白馬鑓温泉から下る途中で見つけた、ウツギの花。
とてもきれいなピンク色でした。
うっそうと生い茂る緑の世界の中にぽっと現れた、心和む花。
ふっと立ち止まって眺めてしまいました。

Mt.Shirouma July,2010 443
登って下って…かなり疲れてきた頃に、ふと目に飛び込んできた植物。
何だ?初めて見たぞ??と、取りあえず息も絶え絶えのカメラで1枚写すことが出来ました。(これで完全に電池切れになりました)
名前がさっぱり分からなかったので、『日本の野草』名鑑を最初からペラペラ捲って探しました。
おそらく、ナツトウダイという植物みたいです。
葉なのか花なのか分からない、そんな出で立ちが不思議な植物でした。

白馬は花の山とはよく言われるけれど、本当にたくさんの花に出会えました。
そして、今回も一期一会の繋がりを感じることが出来ました。
楽しい時間を過ごせました。



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白馬三山 6

白馬の花をまだまだ紹介していきます。
稜線で出会った花たちです。


Mt.Shirouma July,2010 142
テント場から丸山までの散歩道で撮った、タカネツメクサです。
たくさん集まって咲く姿は、小さなブーケのようです。
足元に株が点在していて、見つけるたびにかがみこんでは小さな花をのぞきこんでいました。

Mt.Shirouma July,2010 148
同じく散歩の途中で見つけた、タカネシオガマ。
葉は輪生し、花は柔らかな赤紫色。
この花の色になぜか惹かれます。

Mt.Shirouma July,2010 161
タカネシオガマと同じ仲間の、ヨツバシオガマ。
葉の形で区別するらしいのですが、調べれば調べるほど…混乱を生じる場合があります。
間違っているような気がしてアップするのをためらいます(苦笑)
複雑な花の造りと色が気になります。

Mt.Shirouma July,2010 163
黄色くは写っていませんが、キバナシャクナゲ。
樹木と言うよりは野草というくらい小さな一株が、テント場横にひっそりと咲いていました。
株が小さい割りには大きい花をつけ、精一杯咲いている姿がとてもけなげに見えました。

Mt.Shirouma July,2010 210
この花が見たくて、この時期に白馬岳に登ることに決めました。
ウルップソウです。
最初に発見された場所が千島列島のウルップ島だったことからこの名前が付けられたそうです。
八ヶ岳や白馬岳など本州には一部でしか見ることが出来ません。
朝露をいっぱいに含んだウルップソウ。
ほとんど咲き終わりでしたが、キレイな株を見つけられてよかったです。

Mt.Shirouma July,2010 214
イワベンケイです。
中心部にある黄色く密集したものが花ですが、葉が互生しているせいで上から見ると一本一本が葉まで花に見えます。
葉は横から見たり触ると肉厚なのがよく分かります。
柔らかだけど、肉厚…不思議な感触です。

Mt.Shirouma July,2010 222
白馬岳へ続く登山道脇で見つけたイワギキョウです。
砂礫に咲く、青い星です。
正面から見ると、5裂した花が星のように見えます。

Mt.Shirouma July,2010 274
タカネヤハズハハコ。
噛みそうな、読み間違えそうな名前です。
全体的に柔らかい綿毛に覆われているため、白っぽく見えます。

Mt.Shirouma July,2010 278
夏山の代表花、ハクサンイチゲです。
ハクサンイチゲも今が真っ盛り、真っ白い花びらがとても爽やかです。
斜面でも稜線でも、たくさんの花を見ることが出来ました。

Mt.Shirouma July,2010 280
こってり濃厚なオレンジ色が特徴の、クルマユリです。
クルマユリ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、アザミなどがたくさん咲いた東向きの斜面は、心地よい風が吹き抜けていました。
クルマユリはその中でも抜群の存在感を誇っていました。


さて、もう少し花の写真が続きます。
続きは次回。



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白馬三山 5

だらだらと白馬のことを綴っていますが、もう少し…(笑)
白馬三山で出会った植物を一挙公開します。

じっくり探せばまだまだ出てくるだろう花の数の多さには本当に驚かされます。
撮り始めてから、電池が尽きるまでの写真の数は430枚。
やっぱり撮り過ぎだろうと言われたらそれまでなのですが…どうしても撮ってしまいます。

写真の枚数が多いので、いくつかに分けてアップします。
最近ブログが滞りがちで、ごめんなさい。


Mt.Shirouma July,2010 005
猿倉から歩き始めてすぐに出会った大きな花。
きれいな稜線よりも背が高く見えます。
葉のシルエットと丈の特徴から、ミヤマシシウドのようです。
私よりも背が高かったので150cmは軽くあります。

Mt.Shirouma July,2010 021
白馬尻小屋から気合を入れて歩き始めた直後、ニリンソウに出会いました。
上高地だと5月下旬に出会う花です。
雪が解け、一番最初に咲いた花。
太陽をいっぱいに浴びてとても気持ち良さそうに見えました。

Mt.Shirouma July,2010 024
ニリンソウに続き、キヌガサソウにも出会いました。
大きな葉と花が、笠のよう。
キヌガサソウで彩られた登山道に元気をもらいました。

Mt.Shirouma July,2010 061
葱平からの急登に入ってすぐに出会った、ミヤマカラマツ。
真っ白い中にほんのりピンクに色づいた、小さな小さな線香花火のようです。
夏の空に開花する大輪の花火をしばらく見てないなぁと、この花を見るたびに思います。

Mt.Shirouma July,2010 062
イワオウギというマメ科の花です。
ものすごい絶壁の隙間にも花を咲かせるタフな植物です。
蜜がおいしいのかたくさんの虫が集まってきます。

Mt.Shirouma July,2010 071
シロウマナズナでしょうか、アブラナ科の植物です。
急登の続く登山道脇で見つけました。

Mt.Shirouma July,2010 085
避難小屋周辺にはベニバナイチゴが咲いていました。
大きくておいしいイチゴがたくさん実るといいです。
赤紫色の花は、他の花には無い独特の色です。

Mt.Shirouma July,2010 092
キンポウゲの仲間の中でも一番大きい花をつけます。
シナノキンバイです。
斜面を彩るキンバイたちのお花畑は圧巻でした。
北アルプスの夏山の代表です。

Mt.Shirouma July,2010 111
こちらはミヤマキンポウゲのお花畑。
太陽に反射してピカピカしています。
花の色は黄色だけれど『金色の華』と名付けた先人達の気持ちが分かる気がします。
この花も、夏山を彩る代表です。

Mt.Shirouma July,2010 095
ミヤマクワガタです。
名前だけを言われたら、昆虫と勘違いしてしまいそう…そんな名前です。
道端でよく見かける、小さな水色の花を咲かせるオオイヌノフグリの仲間なのだそうです。
雄しべと雌しべが長く、外に出ているのが特徴です。

Mt.Shirouma July,2010 127
白馬岳頂上宿舎直下、その周辺で見かけたミヤマオダマキ。
こんなにたくさん青い花が咲いているのは見たことが無い…と思ってしまうくらい咲いていました。

Mt.Shirouma July,2010 329
2日目の稜線では、ミヤマオダマキの群生を見つけました。
風に吹かれ、細い茎の先に付いた大ぶりの青い花が揺れていました。
夏山のお花畑は黄色や白、色々な花のミックスばかり見てきた私にとって、ミヤマオダマキの青がメインのお花畑は新鮮でした。


花の紹介はまだまだ続きます。



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白馬三山 4

【3日目】

朝4時。
薄っすらと外が明るくなって目が覚めました。
テントから顔を出すと、日の出まではまだ時間があるものの、随分明るくなっていました。

Mt.Shirouma July,2010 414
しかし気になったのは、手前に伸びる雲。
まるでバールーンアートのアーチのようで、中華街などのお祭で舞う竜のよう…。

Mt.Shirouma July,2010 415
それが向こうの山の先(白馬岳方面)からぬうっと伸びているのです。
しばらく見ていましたが、途切れる気配は無く、さらに生まれて成長しぐんぐんと動いていきます。

テントから出て、大きく伸びをし振り返ると露天風呂の下にある足湯に入ろうとしている人がいました。
「後でお邪魔させてもらおう」そう思って、トイレに行って顔を洗い、カメラを持って足湯へ向かいます。

「おはようございます。私もご一緒させてもらっていいですか?」
「どうぞ、どうぞ」そう言って気持ちよく場所を譲っていただきました。
そろりと足を入れると、ジーンと沁みてきます。
温泉成分が強いのか最初はピリピリしますが、すぐに慣れます。
いい湯加減で、座った場所は目の前に景色が広がり、最高のポジションでのご来光待ちとなりました。

東側の空はだんだんと赤みが増して、もうそろそろ朝日が顔を出しそうです。
足をチャプチャプと動かしながら、おしゃべりを楽しみます。
テント泊をしていた、少年野球の子供達も足湯にやってきました。
小学生や中学生に山で会うのも夏休みならでは。
いつもと違った、賑やかで温かいご来光です。

Mt.Shirouma July,2010 426
アーチ状の雲も赤く染まり、東側の山の稜線から朝日が昇ってきます。
きれい…カメラを何度も太陽に向けます。

そして、いざ!というタイミングで、バッテリー切れの表示が液晶に映し出されました。
初日からなんとなく撮り過ぎだなぁとは感じていたものの、今、このタイミングで!?
少しでも軽くなるようにと予備バッテリーは持ってきていません。
電源を切って、バッテリーを本体から外し、残量が増えるわけでもないのに電池を振って本体に戻してみました。
その後、この方法で数枚何とか撮ることが出来ました(苦笑)

Mt.Shirouma July,2010 428
写真で撮るより自分の目に焼き付けておこうと、いつもよりじっくりと朝日を見ることが出来ました。
朝日が少し昇ったら、足湯に使っていた人たちは出発の準備をと出て行きました。
ひとりでもうしばらく浸かりながら、朝日を眺めていました。

朝食を取って、朝風呂をいただきました。
これから長い下りが待っているのに、朝から優雅な気分を味わってしまいました。

Mt.Shirouma July,2010 430
誰も入っていない露天風呂の写真を撮ってみました。
テント場や登山道へ続く場所から撮っています。
なんともステキでダイナミックな開放感です(笑)

テントの撤収が終わったら、ザックを背負って歩き始めます。
小屋から少し下れば雪渓が出現し、長い下りが始まります。
スプーンで削ったような模様がたくさん出来ていました。
その模様の安定した場所に足を置きます。

Mt.Shirouma July,2010 434
朝の雪渓は思ったよりも硬く締まっていました。
ズッコケないように、重心に気を配りながら下っていきます。

雪渓の途中から左側にトラバース状態になります。
何度か雪渓を渡って、どんどん歩いていきます。
途中、樹の幹の凍った部分に足を取られ、ズルッと滑ってしまいました。
手は泥だらけ…痛い(涙)

Mt.Shirouma July,2010 440
トラバースはしばらく続き、振り返るとほぼ水平に登山道が伸びていました。
白馬鑓温泉から猿倉までの登山道は、崖が崩れたような場所も渡っていきます。
かなり荒れていると聞いていましたが、想像以上でした。
なんとか道を作ったような場所もあり、天候の悪い時や長雨が続いた直後の通行はあまりお勧めできません。

トラバースを終えると、急な下りになります。

Mt.Shirouma July,2010 442
下りに差し掛かるコルからの眺めです。
真ん中に伸びる雪渓の一番広い所に今朝出発した小屋があります。
あそこからこんなに歩いてきたんだとしみじみ。
山は雲がかかり最後の展望は利かなかったけれど、満足な山歩きをしています。

小さな池があり、花が終わり葉が大きく成長したミズバショウを横目に下っていきます。
このあたりからはどんどん樹林帯になってきて、標高が下がるごとに樹は高く大きくなってきます。

ずっと下りっぱなしで、体力的にも精神的にも「下りはもう充分味わったよ」と根をあげそうになったころ、砂利道が左右に伸びているのに気が付きました。
行きに通った大雪渓との分岐点でした。
着いた!安堵のため息と同時に額から汗が吹き出るのを感じました。

無事に、猿倉荘に帰ってきました。
後ろを振り返って、無事に終えた山行に感謝します。

登山靴を脱いで、ひと安心。
車は蒸し風呂のようでした。
猿倉から少し下ったおびなたの湯で汗を流し、さっぱりしました。
友達に教えてもらっていたおいしいジェラート屋さんで、ダブルのジェラートを食べて帰ってきました。
夏の稼ぎ時前の、最高の休暇でした。



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