上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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英会話最終日

毎週火曜日に行われていた英会話が終わりました。
最終日は、ノーススターのスタッフが勢ぞろいでした。
「明日ここを離れるの」というスタッフも何人かいて、本当に最後なんだと寂しさが込み上げてきます。

英会話1
部屋に入ると、スタッフに対し、生徒に当たる私たちは数人しかおらず、マンツーマンどころか1対3とか4くらいのグループになっていました。
そんな中、毎回遅刻する私には英語での無茶振りも…。
この日は『今シーズンの楽しかったことや興奮したことを教えて』と部屋に入って早々に話を振られてしまいました。(もちろん英語で)

「え!?今?英語で??」と言いながら大焦り。
それでも、なんとか(奇跡の?)英語とジェスチャーと笑顔でクリアし、拍手喝采でした。

今シーズンはノーススターのスタッフとコミュニケーションをする努力をしました。
おかげで、楽しくて毎日がワクワクでした。
といった内容…だったはず(苦笑)

ここでもまた、自分なりの英語が伝わって本当に嬉しかったです。
少し前の私なら、きっと恥ずかしくて何も言えなくてシーンとなって終わっていたと思います。

英会話の授業は、レッスンと言うよりもゲームをして過ごしました。
色んなことが書かれた紙がコップの中に入っていて、引いた紙をこっそり読みます。
書かれてある内容にピッタリの人に、その紙を渡すのです。
それを最後に読み上げます。

さて、どんなことが書かれているのか…。
私が引いたのは、“もし砂漠の島に行ってしまったら、頼れる人”とか“幸せな人”といった紙でした。

誰に渡そうかと思っている間に、私の手元に紙が集まってきます。
こんなにもらっていいの?
え?あ、さ…thank youとアタフタ(汗)

私もふさわしいと思う人に配ってまわりました。

英会話3
そうして紙を見てみると…。
なんだかいいこと尽くしでした。
“Youngest Person”も“Happiest Person”も素直に嬉しかったです。
日頃悩んでグズグズしてばかりなのに、ポジティブなヒントをたくさんもらえる場所でこうした紙をもらえるなんて…。
気軽なゲームと言えど、たくさんの元気をもらった気がしました。

レッスンが終わったら、みんなでゲームをしました。
ゲームタイトルは『ニンジャ』です。
ひとりずつ順番に攻撃する役がまわってきます。
順番は時計回りで、攻撃は両隣に可能です。
攻撃された人だけが避けることが出来ます。(その他の人は動けない)
手が当たったら負けで、離脱するというゲームです。

英会話2
説明するとなんだかよく分からないけれど、泊まっていたちびっ子達も混ざって白熱したゲーム展開になりました。
忍者っぽい動きをするのが楽しく、絶妙な攻防戦が夜遅くまで繰り広げられました。

みんなとお別れは寂しいけれど、この経験を生かしていけたらいいなと思います。
もっと色んな人とコミュニケーションが取れるように、これからもつたない英語で積極的に話していこうと思います。
いつか英語で笑いを取れたらな…英語の映画がそのままで見られたらな…夢は広がります。



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バックカントリーへ

3連休前の快晴の日に、ゲレンデよりさらに上を目指して登ってきました。


バックカントリーはちょうど2ヶ月ぶりです。
果たして、なまった体が耐えられるのか…あまりにも不安で丑三つ時に目が覚めてしまいました。

空は快晴…けれど目指す乗鞍岳は白い雲に覆われていました。
この日一緒に行くマスターの姿を確認するや、「本当に行くの?いや行くよね??」と変な質問をしてしまいました。
行くかどうか自分の中では半信半疑のまま準備をし待っていたのですが、マスターは気合が十二分に漂っていたのが分かった後の質問だったからです。

「行けるところまで行ってみよう」
そう話しながらリフトに乗ります。
スキー場最上部のカモシカゲレンデは、薄く軽い雪がかぶってピカピカに輝いていました。

「1本滑ろう!」

荷物をリフトから降りて置き去りにし、滑り降ります。
サングラスの隙間から、朝一番の冷気が入り込んできます。
目の前に飛び込んでくるバーンがあまりにも綺麗で、快適で、息を飲んだらそのまま…呼吸が出来ず滑り降りてしまいました。
再びリフトに乗り、大きく息を付きます。
本当に呼吸するの、忘れてた。
そんなキセキのキラキラバーンでした。

自分のシュプールを確認し、気分も上々でリフトを降ります。
置きっ放しのザックを担いで、板をスノーシューに履き替え登り始めます。
目の前の空は、濃い青でとても澄んでいました。
時折吹く風が、昨日までに樹に積もった雪を揺らして落としていきます。
まるで晴れているのに雪が降っているみたいでした。
BC201003 061

スキーツアーコースもふかふかな雪に覆われて、リセットされていました。
このパウダーは今しかない…きっと午後には緩んでしまうはずです。
そんな雪の絨毯を遠慮がちに端っこを登ります。
帰りに少しでも好きな場所で滑れるように。

BC201003 076
スキーツアーコースの最後の斜面(位ヶ原に出る直前)で、今日の雪の状況を調べます。
私が登るのを待つ間、マスターはさっと雪を掘って調べていました。
思ったより安定してる。
そう判断した私たちは、さらに上を目指します。

BC201003 080
今日の雪はくっつきやすく、スノーシューもスキーのシールも雪が団子のようになって着いていました。
しかし、位ヶ原から上は風が強く、降った雪は飛ばされているようでアイスバーンになっていました。
遠くにライチョウを見つけ感激したものの束の間、風が強くて顔が痛い…。

「剣ヶ峰に行ってみようか」
そう言って歩き始めたものの、風が強くバーンが硬い。
真下から見上げる尾根はそれほど手強く無さそうに見えるのに、登れば登るほど雪が無くなりアイゼンが必要になってきました。
途中でマスターは板を脱ぎ、アイゼンを履きます。
しかし、これだと滑っても面白くないし、風の強さにやられてしまうと判断し、剣ヶ峰は諦めることにしました。
BC201003 091

稜線に登るのも無理だと言うことで、県道の3号カーブから滑ることにしました。(県境から数えて3番目のカーブ)
目の前の3号カーブを目指してトラバースしますが、やはりカチコチのバーンを横切るのは結構な至難の業です。
ほんの少し残った雪の上をうまく踏みながら移動していきます。
BC201003 095

カーブはアスファルトが顔を出していました。
スノーシューで歩くと、ガシャン、ガシャンと金属音が響きます。
まるで自分がロボットになった気分です。
カーブを曲がると、あれほど強く吹き付けていた風は無く、穏やかでほんのり暖かい日差しが降り注いでいました。

県道のガードレールをまたぎ、滑落しないように慎重に荷物を置きます。
眼下は落ち、見えません。
硬いか柔らかいか…滑ってみないことには全く分からない斜面でした。
幸い、雪はしっかりついているようで全面真っ白であることには間違いありません。

板を履き、マスターの滑りっぷりをカメラに収めようと、先に滑り降りることにしました。
バックカントリーでの滑り始めは、いつだってドキドキします。
どんな感触なんだろう。
ふわふわか、スイスイか、ビュンビュンか、ガリガリか…。
足の裏の雪面に全神経を集中させて、ゆっくりと滑り始めます。

わぁ!パウダーだ!!
思ったよりずっとずっと柔らくて、ふんわりと滑らかでした。
深くターンを切って止まります。

頃合いを見計らって、マスターがヒョコッと顔を覗かせます。
大きく手を振り『滑っていいよ!』の合図を送ります。
カメラを斜面に向けて、シャッターチャンスを狙います。

BC201003 103
雪煙を後ろに上げながら滑ってきます。
まずは1ショット。
1ターン、2ターン…ガンガン加速して、『あっ!今だ!!』とシャッターを切ったはずが降りてくれず、撮れた写真は遥か下に爆走する小さくなった背中でした。
そのまま止まらずかなり下まで滑り降りてしまったけれど、それだけ最高の時間を味わっていたのだと思います。
BC201003 104

下で待っているマスターに追いついて見上げた斜面には、ふたりの最高の時間とラインがくっきりと描かれていました。
BC201003 106

緩やかなツリーランの後、位ヶ原山荘を目指します。
途中で撮ってもらった写真には、パウダーが巻き起こった瞬間を捉えていました。
BC201003 108


BC201003 110
位ヶ原山荘で、コーヒーをいただきました。
暖かい日差しが降り注ぐ土間での、くつろぎの時間。
山荘のご主人との会話も温かくてとても和むことが出来ました。

山荘から県道を登り返して、スキーツアーコースに戻ります。
雪が吹き溜まっていて、斜めになりながらの冷や冷やしたトラバースでした。

まだオイシイ斜面が残っています。
再び先に下って、今度こそ!とリベンジを誓いカメラを構えます。
タイミングを測って…パチリ。
BC201003 119

パウダーを撒き散らす様子を撮ってあげたかったけれど、今回はこれがベストショットになりました。
ツアーコースはかなり緩み、先に下った人たちのシュプールの凹凸に四苦八苦しながら下るハメになりました。

何とかゲレンデ最下部まで滑り降りたら、立っていられないくらい太ももがパンパンになっていました。
それでも、行ってよかったとふたりで笑顔でハイタッチしました。

また登ろう。
そして滑ろう。
今回もそう思える時間を過ごす事が出来ました。


追記:ずっと前からごまかしながら使ってきたカメラがとうとう壊れてしまいました。
  そんなカメラを持っていきました。
  フォーカスが作動せず、全て同じアングルで撮影しました。



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241・イベント

BC201003 050
スノーボード先駆者として活躍しているMike Basich(マイク・バシッチ)さんを招いてのイベントが、ノーススターで行われました。

「イベントがあるからおいでよ」と誘われていたのでお邪魔してみると、ちょうどみんな夕飯のカレーを食べているところでした。
思ったよりたくさんの人がいて、びっくりしました。
お言葉に甘えて、おいしいカレーをいただいてイベントを見守ります。

ノーススターの庭に造られたパークでのセッションが行われました。
決して広いとは言えないパークですが、みんなの技を一度に見るにはちょうどいい広さです。
小学生のスーパーキッズからノースのスタッフまで、それぞれが持ち前の個性や技を炸裂させていました。
BC201003 025

BC201003 031
雪の降る冷たい夜空の下、歓声や拍手が響きます。
スゴ技に大興奮しながらも、コケたら痛いんだろうなぁとそっちばかりが気になります。

BC201003 038
雪を蹴り上げ、レールやボックスを擦る音…エントリーしている選手も応援しているみんなも楽しそうです。
セッションが最高潮に達した頃、タイミングよく終わりが告げられ、参加している全員で記念撮影をしました。

そして、建物に戻り映画の上映会が行われました。
映画の内容は、マイクさんの半生を描いたドキュメンタリーでした。
テンポよく展開していく内容に、みんな釘付けでした。

まだまだスノーボードが世に知られ始めた頃、偶然にめぐり合ったこの遊びにどんどんマイクさんはのめり込みました。
そしてスポーツとして知られるようになり、やがてW杯で世界を転戦し、今や生活の一部として自分の一部としてスノーボードとともに生きているのだそうです。

We will not have a happy life unless we really know what we want.
―自分が何によって満たされるのかを知っていなければ、ハッピーライフとは無縁だ

彼は立ち上げているプロジェクトのパンフレットに、こう記していました。
彼にとってはそれがスノーボードであったのだというのです。

BC201003 047
彼の撮った写真がパネルになっていましたが、とても綺麗でした。
とても純粋な気持ちが伝わってきました。


上映が終わったら、みんなでじゃんけん大会で様々な商品がもらえました。
私は勝ち運がありませんでした(涙)

アットホームなイベントが終わって、みんなでおしゃべりをしてから帰りました。
とても充実した時間を過ごす事が出来ました。



♪おまけ♪
クライミングウォールに立てかけてあった、パネルで何か面白いことが出来ないかと企んでみました。
カメラはこのまま!とダニエルに固定され、撮った写真は…。

BC201003 053
頭が切れてしまいました(泣)
けれど、この写真を見てみんな大爆笑でした。



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冬の上高地散策 その2

うっすら夜が明けてくるころ、目が覚めました。
ほんの少し体を起こして周りを見渡してみると、まだみんなぐっすりと眠っていました。
再び、うつらうつらと眠りにつき、次に目が覚めると布団の中でモゾモゾしながらしゃべっていました。

ゆっくりと起きて、薪ストーブのある土間に行くと、すでに火をつけていただいていて暖かくなっていました。
昨日の鍋の残りを火にかけて、おじやにします。

ロールパンにチーズやソーセージを挟んで食べている、おしゃれ(グルメ)さんもいました。
工夫を凝らして、おいしくて、楽しくて…そんなアウトドアライフを満喫しているんでしょう。
ひと手間が掛かるけれどすごくやってみたいと思ったので、次回の参考にしようと密かに観察していました(笑)

朝食を終え、支度を済ませて、小屋番さんと束の間のおしゃべりを楽しみます。
管理されている人はひとりだけですが、甲斐犬のハナちゃんが一緒にいます。

冬の上高地 115
一見、おっとこ前に見えるハナちゃん。
ガシっとした足と迷彩柄にも見えなくも無い毛の色。
でもおとなしくておしとやかな感じがするのは、やっぱり女の子だから?


昨日中降り続いた雪は今朝になっても止むことは無く、そこらじゅうをますます白く染め上げていました。
しっかり着込んでスノーシューを履いて、冬期小屋を後にします。
まずは小さな小川を渡って、横尾方面へ。

冬の上高地 119
樹には雪帽子。
小さな枝ごとに三角の背高のっぽの白い帽子をかぶって、こうべを垂れていました。
随分重たそうにも見えますが、見事な雪帽子を見えやすいようにしてくれているようにも見えます。

冬の上高地 120
そんな雪帽子いっぱいの森の中。
ふわふわの雪を掻き分けながら歩いていきます。

河岸に出ると、上高地がある下流方向へ歩きます。
川幅全てが真っ白くなって、夏に見られる景色とは全く異なっていました。

冬の上高地 126
長い年月をずっとここでたたずみ、成長してきたケショウヤナギ。
とても特徴のある形をしています。
夏はこのそばに川の流れがあるので、増水した時に流されて倒れてしまわないか心配しています。
真下から見上げると、幹は太くしっかりと根付いていました。

冬の上高地 138
ハナちゃんがお見送りに来てくれました。
雪が大好きみたいで、雪を掛けられると嬉しそうでした。
ゴロンゴロン雪の上に寝っ転がっていました。

川沿いは風の通り道で、容赦なく吹きつけていきます。
雪も止みません。
けれど空を見上げると薄っすらと青空が顔を出し始めています。
『上高地に着くころには晴れて景色が見られるかな』淡い期待を抱き始めます。
新雪の上をみんなで歩いて出来た一本道。
きっとしばらくすると風と雪で消えてしまうはず。
冬の上高地 147

河原から治山林道に入ってさらに歩を進めます。
森の中に積もった雪は重く感じられました。

冬の上高地 161
治山林道からほんの少し奥に入ったところに、大きなうろを持った樹がありました。
樹も大きいので、うろの中にすっぽり自分も入ることが出来ます。
みんなで順番に写真を撮りました。

…あれ?うろの中に何か居る…座敷ワラシならぬ、ウロワラシ!?
かと思ったら、写真を撮ってもらっている最中のKちゃんでした(笑)
冬の上高地 166

2時間近く掛かって明神に到着です。
ちょっと奥に入るけれど、穂高神社まで歩いて休憩しました。

冬の上高地 182
今年の山の安全を祈願してお参りし、明神池を見てきました。
ぼんやり見えている明神岳。
冷たい風が吹きぬけ、依然として雪が降り続きます。
うすく白い氷を浮かべた池は、寒々として見えます。
夏の間は船がくくりつけてある桟橋の先まで歩いていき、池を覗きこんでみました。
イワナなどの生き物の姿は見えませんでした。

明神からは時間稼ぎのために、除雪してある治山林道をずっと歩きました。
スノーシューを履かずにひたすら歩きます。
けれど凍結している道だったので、時々足を取られ、滑ってコケそうになりました。

河童橋を渡るために林道を離れたら、再びスノーシューでの歩きになります。
徳沢や明神周辺よりも雪はさらに重く、足取りも一緒に重くなっていきます。

冬の上高地 197
休憩はバスターミナルの軒下で。
春の開山を待つ、バスターミナル・インフォメーション前のベンチたち。
まだまだ春には遠いような、そんな景色でした。

さて、ここからもうひと頑張りしなければなりません。
県道は除雪されておらず、雪の上を歩きます。
帝国ホテル前からはクロスカントリースキーの跡がまっすぐに続いていました。
その上を踏み固め歩いていきます。

きっとスキーならこんな雪も距離もラクラクなんだろうなぁと思いながら、ひたすら歩き続けました。
止まない雪。
止まない風。
水分をたくさん含んだ雪は、バチバチと大きな音を立てながらフードの上から容赦なく叩きつけてきます。
痛い…。
サングラスも雪まみれで、ほっぺたも痛い…。

数時間に1便しか通らないバスに乗るために、時間との戦いだった帰り道。
大正池では見えそうで見えない岳沢を横目に見ながら歩き続けます。
釜トンネルの入り口が見えました。
嬉しい!やっとやっとゴールが近くなってきた。

真っ暗な釜トンネル。
みんな疲れたのか、ほとんど無言で歩きました(苦笑)
少し前を歩いていた違うパーティの声が響いていました。

冬の上高地 208
釜トンを出て、少し高山よりに行ったところにバス停があります。
「よかった。間に合ったね」と時刻表を見て安堵のため息が出ました。

時間があったので、ドリップコーヒーを入れました。
サーモスのぬるくなりつつあるお湯で…。
それでもおいしそうな湯気がたち、ひと口飲むと体の中をじんわりと満たしてくれます。

バスを待っている間、車は、止まりそうになるくらい徐行運転をしながら通り過ぎていきます。
「なんでこんなところに人が!?」と言わんばかりにびっくりした顔でジロジロ見られました。
無理も無い…こんな民家の無い雪深い場所で6人が座り込んでいるのですから(苦笑)
何も知らない人からしたら、ひょっとしたら恐怖(?)かもしれません。

やっとバスが来ました。
釜トン入り口の中の湯バス停から沢渡まで、10分くらいで960円。
高っ!!
冬期料金として覚悟はしていたけれど、やっぱりこの高さには驚きます。

ちゃんと乗鞍まで送ってもらい、無事に帰ってきました。
想像以上に疲れたけれど、とても楽しかったです。
でも今度はクロカンスキーで行きたいなと思いました。

やっと行けた念願の冬の上高地は、静かで白くて厳かでした。
春の開山まで1ヶ月。
春にまた上高地に行くのが楽しみです。




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冬の上高地散策 その1

1泊2日で上高地から徳沢まで歩いてきました。
初めての冬の上高地です。

「この周辺でずっと働いていて、冬の上高地に行ったことがないなんて…意外」と色んな人にびっくりされます。
行こう行こうと思っていても、天気が良ければ山に行ったりゲレンデを滑ったりしてしまうので、なかなか行けないままだったのです。

この日の天気予報は、おそらく(限りなく雨に近い)雪。
しかも降水確率は高確率…。
「せっかくなら晴れた冬の上高地に行きたい」と、前日まで行くかどうかごね続け、誘ってくれた友人を待たせ困らせてしまいました(ゴメン)
しかしこの機会を逃すとまたしても行かずじまいになってしまうと思い、参加することにしました。


朝7時半に車で迎えに来てもらい、ザックを積み込んで出発します。
空はかなりどんよりとしているけれど、まだ降っていませんでした。
沢渡で待ち合わせしていた仲間と落ち合いました。
今回は6人で徳沢まで往復します。

上高地の入り口である釜トンネルは、冬の間閉ざされています。
なので、この期間に上高地より奥を目指そうと思う人は、皆ここから歩かなければなりません。

釜トンネルのゲート前で車を降ります。
重たい雪がしんしんと降っていました。
スノーシューをザックに取り付け、身支度を整えるといよいよ出発です。

冬の上高地 001
釜トンネルの入り口は真っ暗で、ヘッドランプが必要でした。
今回の行程の中で一番の登りがこの釜トンネルになります。
全長1300mちょっと、傾斜が11%あります。
話し声と足音が暗いトンネル内に響き渡ります。

そして…出口に明るい光が見えてきました。
トンネルを抜けると晴れているわけもなく、やはりしっかり雪が降っていました。

大正池手前の唐松橋(治山林道入り口)までは除雪されており、アスファルトの上を歩きます。
そこから先は雪道になります。
それまでの雨や気温が高かったせいもあって雪は随分融けており、大正池まではスノーシュー無しで歩くことが出来ました。

冬の上高地 006
スモーキーカラーの大正池。
ひっそりとした冬の姿です。

池のほとりは薄っすらと雪がついているくらいでした。
でもせっかくだからと、ここからスノーシューを履いて歩くことにしました。
大正池からは夏場の自然散策路におおむね沿って歩きます。

冬の上高地 012
去年造られた新しい木道。
木の柵が立派です。
この上を今日初めて歩いて、大正池周辺を散策したのが随分久しぶりなことに気付きました。

大正池から田代湿原を目指します。
荒らさない程度に時々夏の歩道から外れ、大樹の茂る森の中を歩きます。
時々横たえた樹があったりして、森の息吹を感じることが出来ました。

ここ数年、冬の上高地に入る人が増えており、また湿原の上を歩かれることが多くなっているそうです。
雪に覆われているといっても、湿原の上を人が歩くと生態にも影響が出るようで、湿原には入らないようにロープと看板が設置されていました。
この問題は年々大きくなり、課題になっているようです。

冬の上高地 029
ふっと開けたのは田代池周辺です。
いつもと違う景色。
降りしきる雪の向こうに、ぼんやりと焼岳の裾を見ることができました。

ひたすら歩き続け、やっと温泉ホテルや清水屋ホテルが対岸に見えてきました。
雪の上を歩くことは楽しいけれど、思っている以上に時間がかかり疲れます。
冬期トイレをうまく利用し休憩して、さらに歩きます。

冬の上高地 049
河童橋が見えてきました。
誰も居ないバスターミナルにお昼を知らせるチャイムが鳴り響いていました。
夏の間はたくさんの人を乗せてきしみながら掛かっている橋は、今は雪を身にまとい冬が過ぎるのを静かに待っているように見えました。

澄んだ水が豊富に流れる清水橋を過ぎ、ビジターセンターの軒下でお昼にしました。
みんなそれぞれ持ってきた昼食を取りおしゃべりしながら、ゆっくり時間を過ごします。

前日よりかなり冷え込んでいたので(上高地は真冬日でした)体が冷えるのも早く、冷え切らないうちに再びスノーシューを履いて歩き始めます。
左岸の遊歩道を歩きます。

静かな景色からガコン…と音が時折響いてきました。
護岸工事をしているようでした。

冬の上高地 070
明神館で休憩し、明神橋を渡ります。
橋の欄干も私たちのザックも真っ白です。

途中から梓川の河原に下り、河原を上流に向かって歩きました。

冬の上高地 077
雪がどんどん降ってきて周りは真っ白ですが、春を見つけることが出来ました。
ヤナギはすっかり春仕様。
いつもは、上高地に入山する4月中旬に見られるこの姿。
今年は例年より春の訪れが早いと言われるのは上高地も例外ではありません。
殻と雪を先っぽにちょこっと乗せた、開花を待つヤナギをいたるところで見られました。

冬の上高地 081
河原で芽を出し、どんどん育っているケショウヤナギの若木。
樹皮が真っ赤になり、冬の寒さを耐え、春からの成長に向けて準備万端のようでした。
モノトーンの景色の中、とても目立っていました。

そんな春の訪れと寒の戻りを感じ、『春は名のみの…』とこれまた古風な(?)早春賦の歌詞を思い出したりしながら、深くなっていく雪の中を歩き続けました。

冬の上高地 093
釜トンネルから歩き始めて6時間半が過ぎ、ようやく徳沢が見えてきました。
雪が降り積もったテント場は雪原になっていました。

徳沢の冬期小屋は、徳澤園の敷地内にあります。
初めて踏み込むこの場所は、夏場は従業員の宿舎になっているそうです。
冬の間中、管理者はひとりで住み込んでいるのだそうです。

この日の泊まりは私たち6人だけでした。
薪ストーブのある土間のすぐ隣が私たちの部屋でした。
部屋も暖かく準備していただいていて、想像以上に快適でした。

素泊まりだったので、この薪ストーブを囲ってまずは…乾杯(笑)
持ち込んだお酒は、赤ワイン、ビール、芋焼酎。
みんな酒豪、いやいやお酒好きなようです。

冬の上高地 101
ストーブの中を覗いてみると薪がパチッといい音を立てて、真っ赤な炎を上げて燃えていました。
暖かいほっこりした空間がありました。

夕飯はキムチ鍋でした。
肉やソーセージ、余っていたウズラの卵まで持ってきてくれていた友人に感謝しながら、お鍋に具を投入!
ストーブの上でゆっくりじっくり温められていきます。
冬の上高地 102

その間、色んな話に花が咲きます。
みんな上高地界隈に縁のある人たちなので、上高地の話題が中心になります。
熱々のお鍋をつつきながら、お酒を飲み、おしゃべりをする。
夜遅くまで笑い声が絶えませんでした。

そんなおしゃべりを遠くに聞きながら、私は先に眠りにつきました。
窓の外はずっとずっと雪が静かに降っていました。



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ちょい重パウダー

気温が上がって、雨が降って、雪になって…今シーズンは、本当にほぼ毎週そんな天気に翻弄されました。
日々激しく変わるゲレンデの雪質にも翻弄されました。
その分、雪が降るとたとえほんの少しの積雪でもとても嬉しく感じます。

ちょっぴり重たいけれどパウダースノーが降りました。
何よりも最優先でゲレンデに出て行きます。
たまたま仕事はお休みでした。
…と言うより天気を見据えて休みを取ったと言ったほうが正しいのですが(笑)

まずは、感覚でランディング。
浮遊感やスピード感、色んな感覚が冴え渡る瞬間でもあります。

BC201003 002
そんなハッピーランの後に再び同じ場所に戻ってきてしまいます。
なぜなら、さっき滑った自分のシュプールを見ると嬉しいからです。
思わずニンマリしてしまいます。
こういう時だけ自己満足とナルシスト(!?)炸裂といわんばかりに写真を撮ってみたりして。
そしてまた嬉しいのです(苦笑)

BC201003 007
そんな私の気持ちと同じなのか、ウサギも新雪に自分の足跡をしっかり印していました。
2匹で走り回った跡に見えました。
この足跡を見ても嬉しかったり…。

BC201003 011
白く化粧直しをした乗鞍岳。
風に巻き上げられた白いヴェールに薄っすら覆われて、美しくたたずんでいました。



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霧の花

ひんやり、しっとりとした空気が辺りを包んでいました。
晴れることの無い白い霧は、一日中そこら一帯を覆っていました。

乗鞍では冬のゲレンデに霧が覆うことはまれなのですが、今シーズンはそんな光景が何度か見られました。
暖冬や地球温暖化の影響…なのでしょうか。

そんな日は、ほんの少し先が真っ白で消えてなくなってしまっているように見えます。
安全滑走はもちろんですが、霧の帯の中に居る間はどこをどうやって滑っているのかさえ分からなくなってしまうことがあります。
不思議な浮遊感を味わいながら、いきなり転倒…そんな激しいこともやらかしてしまいます。
それは私だからなのかもしれませんが(苦笑)


春は名のみの 056
こんな霧に覆われた日は、白い花が満開になります。
まるで産毛のような真っ白いもの。
霧氷です。

春は名のみの 057
空気中に漂っている水分が凍り、少しずつ創り上げた芸術。
ふわっと柔らかそうなので思わず触ってしまいたくなります。
触ると崩れてしまう、儚いものでもあります。

春は名のみの 074
どの樹も白く白くコーティングされ、繊細な花を咲かせていました。
空気中も樹も空も全てが白い1日でした。



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コミュニケーションツール

今シーズンも冬期限定の英会話にNorth Starまで週に1回通っています。
…と言っても、もう終わりが目の前に迫っていますが(泣)

North Starはシーズン通して、乗鞍でのアクティブな活動を提案し行っている施設です。
冬は主に、スノーボードやスキー、バックカントリーを行っています。
スタッフはアメリカ、カナダ、スイス、スウェーデン…様々な国から毎年入れ替わりで集まっています。

英語でコミュニケーションを取る…時に難しく思うけれど、以外に簡単。
最近そんな風に思えるようになりました。

『伝わらなかったらどうしよう』
『間違えたらどうしよう』
ネガティブ思考だと、言葉も何も出てきません。

「英語が話せるようになりたい」
そう思っていると、英語を間違えないように話さなきゃと思うあまり、頭の中でゴチャゴチャ考えるだけで何も話せなくなります。

「この人とおしゃべりしたい」
「何かを伝えたい」
そんな気持ちがあれば、表情だったりジェスチャーだったりどうにか伝えたくて、どんどん表れてきます。
そのコミュニケーションの手段のひとつが英語だということを最近強く感じるようになりました。
つたない英語でも、思ったより簡単に相手に伝わる気がします。


今シーズンのスタッフとは意気投合し、とても仲良くしています。
初めてハグ(抱き合って)の挨拶をする友達も出来ました。
そんな海外のスタイルを自然に受け入れられる自分にびっくりしました。
色んな言葉を思いつく限り掛けながら、無理なく(もちろんよく会話にはつまづくけれど)コミュニケーションを取っている自分にも驚いてしまいます。

仕事上がりで疲れている時、英語でさらに頭を使いたくないと今までは思っていました。
今年は、時間があったり誘われたりすると、積極的にNorth Starに顔を出すようにしています。
それだけみんなと楽しい時間を共有したいと思うからです。


英会話以外にも日曜日にみんなで遊ぶ機会がありました。

N☆ 002
海外のカードゲームを教えてもらいました。
トランプとUNOしか知らなかったのですが、みんなでやると大盛り上がり。
声援あり、野次あり…でとても白熱しました。

そして、また別の日曜日には…。

春は名のみの 025
クライミングをしました。
たくさんの印が付いているボードに戸惑いながらも、冬の間に蓄えた重い体を持ち上げ登ってみました。
思うように行かないルートもあったけれど、楽しかったです。

春は名のみの 036
みんなが後ろから見守り、応援してくれます。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、いつも後ろ髪を引かれる思いで帰路につきます。


歩いて帰る途中、ほぉっとため息をつき空を見上げます。
この日は、重たい春の雪が降っていました。

春は名のみの 012
街頭に照らされた樹は真っ白になって、花を咲かせているように見えました。
顔や手はとても寒いのに、心はほくほく温かでした。

いつも元気をくれる場所。
いつもhappyになれる場所。
そして、そんな場所を創ってくれる、笑顔満開のスタッフ達。
いつもいつもありがとう。



♪おまけ♪
帰り道の三叉路で目の前をガサッと横切った黒い影。
なんと、カモシカでした。
一瞬の出来事で、辺りをしばらく見渡していましたが姿は捉えられませんでした。
残ったのは、ひづめの形がくっきり残った足跡だけでした。
春は名のみの 039



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雨のち雪

土曜日は朝から冷たい雨になりました。
しとしと…くらいであれば良かったのですが、かなりしっかりと。
いや、どちらかと言うと土砂降り?なくらいの雨でした。

それでも滑っているお客さん。
「すごいなぁ」「頑張るなぁ」
目の前のリフトに乗って上がっていく人たちを、店の中から見守りながら、風邪を引かなければいいけれど…と思ってしまいます。
前シーズンまではほとんど売れなかったポンチョがたくさん売れた日でした。
昼食時は滑っているお客さんよりも、宿で行き場を無くし時間を潰している方が多くいらっしゃいました。


春は名のみの 006
日曜日は雪に変わりました。
久しぶりの積雪です。
前日滑れなかったお客さんたちは、待ちかねたように朝一番からゲレンデに飛び出して行ったようです。

少し重めの雪でしたが、ゲレンデの所々に顔を出していた地面をなんとか隠してくれました。
気温も低く、冬に戻ったような1日でした。

春は名のみの 008
葉は雪をすっぽり被って、お辞儀をしていました。

春は名のみの 009
幹にも雪化粧。
触ると壊れてしまう、儚い模様です。


私たちにとっては、まさに恵みの雪。
数日前、ゲレンデまで散歩に来ていた乗鞍滞在中の外国の友達が雪乞いをしていました。

God! Snow,Please!!
カミサマ!雪を…オネガイシマス!!

教えてもらったらしい、日本語を唱えていました。
その願いが叶ったのかもしれません。

私も雪が降ってほしくて空を見上げます。
もう少しだけ、雪を降らせてください。
お願いします、お天道様。



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春のゲレンデ

暖かい日が続いています。
朝からポカポカ陽気で、ゲレンデの雪が緩むのも早く、あっと言う間にザクザクのシャバシャバのバーンになります。

こんな雪を滑っていると、春を感じ、シーズンの終わりを感じます。

思ったように滑れない、けれど半ば無理矢理(力づくで?)滑ると何とかなるバーンでもあります。
リフトに乗っていると、気持ちよくて眠くなります。

N☆ 018
そんな春のゲレンデ。
暖かい太陽と、柔らかな色をした青空。
紫外線がとても気になる、しっかりと厳しい照り返し(苦笑)

N☆ 016
この日は、飛行機雲がどこまでも伸びていました。
まるで何かを描いているようなそんな大きなキャンバスが広がっていました。



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お節句

ご無沙汰しています。
久しぶりのブログです。

2月は色々ありました。
自分を取り巻く環境が大きく動き変わり、色んなことを考え、悩み、闇雲に進んだり、立ち止まったり時には振り返ったまま動けなくなったり…そんな日々でした。

それでも今、私はここに居る。
何とか自分の足でふらつきながらも立っている。
こんな私を心配してくれる人も居る。

自分なりに進んでいこうと思うこの頃です。
私をかまってくれるみんなに、感謝の気持ちを忘れないでいたいと思っています。


3月3日は桃の節句。
連日暖かいと言っても、乗鞍はまだまだ景色の中に雪が占める割合が多く、桃の季節には程遠い…。

スノーシューを貸していた方から、お礼に…といただいたのはクッキーでした。
それもうさぎちゃんの型抜きクッキー。
かわいすぎて食べられないと思ったら。

N☆ 007
なんと!?
お内裏様とお雛様のうさぎではないですか!!
いつ、どういうタイミングで食べたらいいんだろう。
もったいなくて食べられない…(泣)
ずっと大事に飾っておきたいかわいさです。

賞味期限までには食べたいと思います。
おいしいお茶を入れて、ほっこりしながら。



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