上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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秋を彩る植物 その3

まだまだいっぱい写真に納まっていました。
樹々もすっかり秋の装いです。

テントで縦走 146
オオヒョウタンボクという名の木。
真っ赤な実が横に倒れたひょうたんの形に見えませんか。
そこからそんな名前がついたのだとか。
花は真っ白く、実は真っ赤。
そして、花も実もいつもペアで、仲良しの樹です。
でも種には毒があるらしいので、食べないほうが…『邪魔しないで』という意味かもしれません。

テントで縦走 229
クロウスゴ…別名、山のブルーベリーです。
ブルーベリーを小さくした、美味しい実がなります。
思わず食べてしまうのですが、「野生動物の大切な食料です。味見程度に止めるよう」との内容がとある植物ハンドブックに書いてありました。
反省です。

テントで縦走 016
ずっと草だと思っていた、低木のウラシマツツジ。
稜線でよく見かけます。
この草紅葉が本当に見事で、山を歩いていて一番に秋を教えてくれる植物かもしれません。
赤くても光合成をする、珍しい植物なのだそうです。

テントで縦走 078
ハリブキです。
トゲがいっぱいで、葉の表面にまでトゲを持っています。
自分を守るため…けれど人に例えたらどうだろう?と初めて見たときにその刺々しさに何故か胸が痛んだ植物でした。

テントで縦走 241
シラタマノキ。
かわいい名前、見たままの名前です。
まぁるいガムのような、真っ白い実をつけます。
サロメチールの匂いがします。
サロメチールは…筋肉痛によく効くアレです。

テントで縦走 259
6月に真っ白い花を咲かせていたオオカメノキも、真っ赤な実をたくさんつけていました。
本谷橋までの登山道でよく見かけます。
赤時々紫…かわいい実です。

そして、山の中はキノコがたくさん生えています。
どれが食べられるのか分からないので、見ているだけ。
国立公園内なので採取禁止は当然なのですが…キノコ好きにはたまらない季節ですね。
テントで縦走 009



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秋を彩る植物 その2

まだまだ出会った花があるので紹介します。
槍ヶ岳からの帰り道にたくさんの花を見つけました。
雪が遅くまで残る場所は、花も少し遅めに咲きます。

テントで縦走 215
やはり見つける度に撮ってしまう、チングルマの綿毛です。
天狗原へ向かう途中できれいに群生し、風に揺れていました。
槍をバックに最高のロケーションです。

テントで縦走 221
ミヤマリンドウを見つけました。
時にはチングルマの綿毛と一緒に咲いていたりします。
この写真は、天狗池のほとりで撮りました。

テントで縦走 224
天狗池の近くに咲いていた、ウサギギクです。
ウサギの耳のようなすらっとした葉が特徴ですが、葉よりもヒマワリを小さくしたような花のほうにいつも目を奪われます。
黄色い花は、元気をくれる…そんな気がします。

テントで縦走 231
日当たりのいい場所で咲いていた、ヤマガラシ。
近くにアキノキリンソウが咲いていて、通りすぎてしまった後に「あれ?」っと引き返して写真に収めました。
遠くから見ると、キリンソウもヤマガラシも同じに見えてしまうのです。

テントで縦走 233
ミヤマキンバイです。
春先に咲くはずのこの花。
きっとこの場所も遅くまで雪が残っていたのでしょう。

テントで縦走 242
槍沢から下の二の沢近くの川沿いで見かけた、オオウバユリの種子。
背高のっぽのオオウバユリがたくさん生えていました。
今年は花にお目にかかれず残念です。

テントで縦走 243
赤と白の実がとてもかわいらしく並んでいました。
ユキザサです。
新芽は食べて美味しい、花は白くて雪の結晶のようで可憐です。
登山道の色々な場所で見ることが出来ます。


今日の涸沢は久しぶりのしっかりとした雨模様です。
肌寒い1日になりそうです。
山の色づきはどんどん進んでいます。



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秋を彩る植物 その1

この季節、紅葉や黄葉を目的として歩く方が多く、「花はもう無いでしょう」とおっしゃる方も時々いらっしゃいます。
けれど、足元を見たり、少し目線を上げてみたりするだけで、秋の装いをした色々な植物を見つけることが出来ます。

写真はテント縦走をした時と、涸沢まで戻ってくる時に撮ったものです。
少し前のものになりますが、今もきっと色んな植物を見つけることが出来ると思います。

ノコンギク
上高地から本谷橋までの登山道でよく見かけるノコンギクです。
薄い紫の優しい色合いがきれいです。
秋を最後まで彩ってくれる花です。

テントで縦走 005
針葉樹林帯の登山道でよく出会う、ゴゼンタチバナ。
春は白い総苞片を十字につけます。
秋になると、こんな真っ赤な実をつけ、登山者の行き来を見守ります。

テントで縦走 076
草の陰に生えていた、ウメバチソウです。
比較的標高が高く、日当たりのいい湿った場所でよく見られます。
秋の花で白い花はなかなか思い当たらず、とても清楚な感じがします。

テントで縦走 098
蝶ヶ岳までの樹林帯の中で見つけた、タケシマランです。
春先には葉の下に緑色の小さな花をぶら下げます。
秋にはさくらんぼのような真っ赤でみずみずしい実をつけます。

テントで縦走 148
大天井岳から西岳の稜線で見かけたオヤマリンドウです。
濃い紫色で筆のような形をした蕾は固く閉じたままで、咲いているものを見付けることが出来ませんでした。

テントで縦走 185
肉厚な葉が特徴のイワベンケイです。
槍ヶ岳のテント場で撮影しました。
少し赤く色づいたところにちょうど朝日が当たって、よりみずみずしく赤く見えました。

テントで縦走 214
アキノキリンソウです。
今の季節には山を歩いているとよく見かける花です。
黄色く小さな花がたくさんつきます。

まだまだ山を歩いているとたくさんの植物に出会います。
雪が降り、山が閉ざされる季節までもう少し。
最後の盛り上がりを魅せてくれる、植物たちです。



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初ボルダリング

1日1日秋が深まっていく涸沢です。
三脚を持ったカメラマンの姿が多くなってきました。

日の射し具合や雲の出具合で色んな写り方をします。
それがまた面白くて、何度も何度も写真を撮ってしまいます。

ダケカンバなどの黄葉は見頃になりました。
今日の涸沢です。
秋深く 010

少し時間が出来たので散歩に行こうと思ったのですが、遊んでいる小屋番仲間の姿を見つけて参加してきました。
テント場の昼寝岩でのボルダディングです。
今シーズン初参加になります。

秋深く 006
久しぶりに履いたクライミングシューズは、しっくり馴染んだ気がしました。
「お?これはいけるかも」とその気になって、一番簡単なルートを教えてもらい登ってみたのですが…。

見事に惨敗でした。
やはり少しずつでもコンスタントに続けていかなければいけません。
日々の積み重ねが大事だと痛感しました。

体は重く、腕はプルプルし、足は全く力が入りませんでした。
腰が上がらず、はたから見てかなりかっこ悪かったと思います(苦笑)
寒くなるまでに、しっかりこっそり練習しようと思います。



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進む紅葉

昨日、一昨日と稜線は厚い雲に覆われ、しっとりと雨が降っていました。
そんな日中は肌寒く、小屋の中ではストーブをつけることが多くなってきました。

そして雨が上がって晴れた時に山を見上げると、葉の色づきが進んでいるのがよく分かります。
雨が降るたびに、日が射すごとに、紅葉(黄葉)が加速していきます。

久しぶりに散歩に行きました。
今日の涸沢の様子です。
だんだん秋に 026

小屋の横は、とても色とりどりの森が出来上がっています。
しっとりとした秋というよりは、カラフルで楽しくなるような秋をイメージする色合いです。

毎日山小屋のHPの紅葉情報をチェックされている方もいらっしゃると思います。
タイミングを見て、山に登ろうと考えている方もいることでしょう。

今年は、雪が残り、梅雨が長引き、冷夏…その他もろもろの例年とは異なる気象条件が重なりました。
その影響でしょうか…ナナカマドに関しては紅葉の足並みが揃っていないようです。
真っ赤に色づくナナカマドの隣には、まだ緑のみずみずしいナナカマドが生えていたりしています。

だんだん秋に 032
それでも、一生懸命芽吹いて、緑の葉を茂らせ、実をつけ…それぞれ頑張って成長した樹たちの秋の集大成が目の前で見られます。
この景色が、この色が、今年の涸沢の紅葉なのです。

何度も足を運んでいる方からすると、ひょっとしたら「イマイチ…」と思われる景色かもしれません。
私も以前は、「去年の方がよかった」などと比べてしまうことが多かったです。
けれど、見方を変えれば、どんな風にも捉えられる。
感じ方は人それぞれです。
毎日変わっていく秋の涸沢を見られる場所にいるからこそ、紅葉を楽しく見られる見方をしよう。
そう思っています。

だんだん秋に 024
赤くなるのはナナカマドだけではありません。
チングルマの葉も色づいていました。
大人な赤と言ったイメージでしょうか。

だんだん秋に 023
まだまだこれから葉の色が染まっていきます。
毎日朝を迎え外を見るのが楽しみです。



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テントを担いで その4

 ●9月16日 4日目
前日にあまりにも早く寝たので、真夜中の2時にパッチリと目が覚めてしまいました。
寒くて目が覚めてしまった…というのもあります。

時々バサバサと音を立てていたテントは優しく波打つような揺れになっていました。
そっとファスナーを下ろして恐る恐る顔を出してみました。
「まだ霧の中だったら…」
そんな心配をしていたのです。

外は、凛とした空気が張り詰めていました。
そして、息を呑むほどきれいな星空と槍のシルエットが私のテントを見下ろしていました。
あれほど厚く覆われていた霧はいつの間にか消えていたのです。
真っ白い息を吐きながら、満天の星空を眺めます。

槍まで来てよかった…本当にそう思えた瞬間でした。
下っていたら、この景色は見られなかった。
テントを背負ってこなければ、きっとこんな風に真夜中に星空を見なかった。
雨の中の重い荷物を背負ってこなかったら、ここまで感動しなかったかもしれません。

冷えてしまった体をさすりながら、ミノムシをさらに小さく丸まりながら、再び眠りにつきました。

早朝、外が明るくなって目が覚めました。
外に出ようとしたら、テントのファスナーが開かない!
霧と雨で濡れたフライシートが凍結していたのです。
半ば強引にひっぱり開けて外に出たら、朝日を見ようと山頂を目指す人たちのヘッドランプの明かりが見えました。
テン場周辺はすでにご来光を見ようと多くの方がスタンバイしていました。

テントのそばでご来光を待ちます。
昨日の山行で濡れてしまっていた登山靴はカチコチに凍っていて、それを履いて朝日を待つ間が一番凍えて震えていました(苦笑)

雲海の端がオレンジ色に染まり、5時40分頃、ゆっくりと太陽が昇ってきました。
テントで縦走 179

今、この時にしか見られないご来光。
朝日を浴びると今日1日が元気に過ごせそうな予感がするから、不思議です。

テントで縦走 181
槍の先からずっと日が当たっていきます。
赤く染まるのはほんの一瞬の出来事です。
寒くて日の出を待つ間、ずっとピョンピョン飛び跳ねていたのに、日が当たるとほわんとぬくもりが体全体に広がっていきました。

ご来光を充分楽しんで、テントに戻って朝食にしました。
今朝はチャイと槍ヶ岳山荘で焼いているパンです。
テントで縦走 190

中はふっくら、外の皮はパリパリ。
美味しかったです。
とてもリッチな気分になる朝食でした。

テントで縦走 192
朝食後、槍の山頂を目指します。
日陰は前日の朝に降ったミゾレ(きっとほぼ雪だったはず)の塊が残っていました。

凍っていないか心配していたハシゴはとても冷たかったけれど、素手で問題なく登れました。
そして長いハシゴを上りきったら、槍ヶ岳の山頂です。

テントで縦走 193
今回4度目になるこの景色。
360度ぐるりと見渡せる大パノラマは、やっぱりステキな場所です。
山々を眺めていて山の名前が分かることに、自分が歩いてきた積み重ねを実感しました。

テントで縦走 200
眼下の山荘、そして自分の家が小さく見えました。
下に雲が見える…私は雲の上に居るということ。
改めて考えると、すごい場所に立っているのです。

昨日、西岳ヒュッテで出会った男性ふたりも山頂に登ってきました。
最後のハシゴを登り切って、「やったー!!」とお互いにハイタッチをしていました。
「昨日、登っておいて良かったですね」と私の姿を見つけて駆け寄ってきてくれたので、一緒にハイタッチをしました。
その笑顔と喜び、満足感、達成感…たくさんのものを分けていただきました。
テントで縦走 201

テントを片付け、山荘でコーヒーをいただいた後、下り始めます。
今日はひたすら下りで、22kmの道のりを歩くことになります。

テントで縦走 212
播隆窟と呼ばれる場所から槍ヶ岳を望む。
槍ヶ岳に初めて登ったとされる播隆上人がこの洞窟をベースにし、槍に何度も足を運び、またお経を唱え修行した場所とされています。
彼はここで何を考えながら過ごし、歩いたのでしょうか。

途中で、天狗原への分岐に荷物を置き、天狗池まで行ってきました。
残念ながら雲が湧いてきて、槍の先はガスが掛かっていて見えませんでした。
けれど、雪解けた水が流れて湧き水とともに澄んだ水を蓄えていました。
とても静かな、穏やかな空間がそこにありました。
テントで縦走 218

再び荷物を担いで槍沢を下ります。
気持ちのいい天気で、Tシャツ1枚で歩けます。
昨日までのガチガチに震えていたのは何だったの?…というくらいの気候でした。
テントで縦走 236

槍沢ロッヂの上の登山道の様子です。
テントで縦走 238

ひどく崩れ、樹がなぎ倒されていました。
6月の雨の日に山肌が崩れたそうです。
今は歩けますが、崩れた当時は道を作るのが大変だったそうです。

ひたすら歩いて、横尾を過ぎ、徳沢を過ぎた辺りでとうとう座り込んでしまいました。
濡れた登山靴で下ったために、足の裏はマメだらけになっていました。
マメ…と言うよりはひどく大きな水ぶくれでした。
真っ白になった足を乾かして、また靴を履き、痛みを我慢して歩き、やっと上高地に帰ってきました。
とても疲れたけれど、とても楽しい4日間の縦走を終えることが出来ました。


去年までの私は、「テントを持って歩くなら1泊2日」と固く心に決めていました。
夜露に濡れたテントをザックに入れて背負って歩くのが嫌。
汗をかいてもお風呂に入れない日が続くのが嫌。
荷物が重いのが嫌。
寒いのが嫌。

そんな嫌々をたくさん重ねて、無理だと思い込んでいたのです。
今回、3泊4日のテントを担いだ縦走をしてみて、あれほど「嫌だ」「無理だ」と思い込んでいたテントは全然平気でした。
まぁ、想像以上に寒かったですけれど…(苦笑)
今年はこれで活躍は終わってしまっただろうテント…テントのお陰で色んな思い出が出来ました。
来年はまた新たなテント縦走を計画し、実行してみたいと思います。



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テントを担いで その3

 ●9月15日 3日目
真夜中、風がどんどん強くなり、テントがバッサバッサと揺れる音がします。
そしてフライシートにバラバラバラと激しく打ち付ける雨の音。
雨と風の音が大合唱でした。

半分寝ぼけた状態で「何で雨が降ってるんだろう…」と考えながら…うとうとzzz…。
昨日ほど夜中に冷え込まなかったので寝返りを激しく打つ必要も無く、時々音に目が覚めるくらいで、うつらうつらと夜を過ごしました。

朝、空が明るくなってきたので起き上がってみると、テントの外側には水滴がびっしりとついていました。
そして雨が滴った場所には白い物体が…どうやら朝方にミゾレになったようで、その凍った塊だったようです。
もう稜線はミゾレが降る季節だということを身をもって実感しました。
「やっぱり雨なんだ…」愕然としながら、天気予報を思い出してみます。
確か天気は『晴れ時々曇り』か『曇り時々晴れ』だったはず。
そうでなければ、こんなに雨が降る中でテントを担いで登る根性は全く無いのですから(苦笑)
やはり山の天気は予報通りにはなかなかいかないものです。

「どうしようか、今日下ってしまおうか…」もぞもぞとミノムシ状態のままで悩みます。
けれど、上高地まで下るにしても、槍まで登るにしても、ここは大天井岳。
どっちを選択するにしても一番遠い場所にいるのです(泣)
とりあえず、西岳を通過して、水俣乗越の分岐点まで歩いて、そこで登るか下るか決めることにしました。

朝食を食べて、テントを片付けて、お世話になった大天荘のYさんに挨拶に行ってから出発しました。
今日はカッパとザックカバーを装備しました。
出発時は、雨は降っておらず霧が掛かっていました。
体を冷やさないように注意しながら準備したので、スムーズに歩くことが出来ました。

今日もずっと稜線を歩きます。
喜作新道と名付けられた登山道。
なだらかに登って下って…そして登る。
景色はよく見えないけれど、足元に生えている水滴をいっぱいにつけた植物を見ながら歩いているといつも以上に歩くことに没頭していた気がします。

テントで縦走 117
ビックリ平と言う場所がありました。
きっと天気が良かったら槍などがパッと見える場所なのでしょう。
びっくりしたかったな…(笑)

テントで縦走 118
稜線の草紅葉は始まったばかり。
みずみずしくてきれいな深紅色に染まりつつある葉っぱと緑の葉っぱがとてもきれいでした。
赤と緑色を見ると、どうしてもクリスマスカラーに見えてしまいます。

テントで縦走 119
結局この日は、私が7時間歩いた行程ですれ違った方はひとりだけでした。
しっとりとした空気が辺りを包み、歩いているうちは暑くも無く寒くも無く…思っていたより嫌じゃない。
あんなに悩んでいたのが嘘のように、楽しんでいる自分がいました。

テントで縦走 133
稜線歩きに夢中になって、赤岩岳山頂付近にまで歩いていました。
だんだんと霧が濃くなってきました。
結局、赤岩岳まで50m…と書いてあったけれど、どこが山頂だったの?と確信できないまま通り過ぎてしまいました。

そんな道標近くで、ステキな出会いがありました。

テントで縦走 139
ライチョウです!
しかも4羽!!

まだ夏毛で覆われていました。
一定の距離を保って動きませんでした。
ひたすら写真を撮って満足して「バイバイ」と声を掛け、目の前の登山道を登りきったら…。

再びライチョウ!!
今度は3羽が私の先を小走りに歩いていきます。
「カワイイ…♪」ずっと後ろをついて歩きながらまた写真撮影です。

テントで縦走 141
どうしていつも同じ方向を向いているの??
右を見て、左を見て…一緒に動くのがあまりにも可愛すぎてもう見入ってしまっています。
足の白い毛も柔らかそうでした。

けれど、ライチョウはおびえるばかり(苦笑)
私も行き先が同じなので牛歩状態です。
やっとハイマツの影に隠れたので「怖がらせてごめんね。ありがとう」と別れを告げ再び歩きます。

ヒュッテ西岳に着くと、先に到着されていた2人の男性に今朝小屋のテレビで見たという天気予報を教えてもらいました。
同じく槍に行くそうで、ちょっとばかりお話をしました。
私も、思っていたより楽しい霧の中の山行をもう少し続けたくて、槍まで行くことにしました。
ただ…ヒュッテ西岳の外の寒暖計を見たら、5℃を指していていました。
思ったよりも気温が低く、これ以上標高を上げて雪が降っていたりしないかと不安もありました。

ゆっくりゆっくり…稜線歩きは続きます。
初めての東鎌尾根は「思ったより余裕だ」と整備された登山道を濃霧の中快調に進んでいきました。
テントで縦走 151

しかも、またしてもライチョウに遭遇しました。
今度は2羽。
私の前をまた小走りで先導してくれます。
1日で合計9羽のライチョウに会ってしまっていいものなのか、嬉しいながらもちょっぴり困惑してしまいました(笑)

テントで縦走 152
突然ほぼ垂直に掛かったハシゴが現れました。
長い長いハシゴを下ります。
晴れて景色が見えていたら、スリルは何倍にも大きくなっていたと思います。

槍に近づくにつれ、濃くなる霧。
雨は時々降っては止みます。
霧が横からやってくると、噴霧器や霧吹きで水を吹き付けられたように全身がずっしりと濡れるのです。

そんな濃霧の中でも、しっかり案内してくれる白ペンキで描かれた矢印。
足を滑らせないように、注意して歩きます。
テントで縦走 167

お昼過ぎ、やっと槍ヶ岳山荘にたどり着きました。
良かった…。
けれど、あっと言う間に体は冷え、山荘内のストーブで暖を取らせてもらっていたら動けなくなりました。
お昼ご飯をいただいて、着ている服が乾くまで…と言い聞かせながらもストーブの前から離れられません。
かれこれ1時間以上が過ぎてしまい、思いっきり気合を入れてテントを張りに外に出ました。

寒い…歯を食いしばりながらテントを張りました。

風をしのげる場所を教えてもらって張った我が家。
今日は隠れ家のような、秘密基地のような場所で就寝です。
テントで縦走 169

寒いけれど、住めば都?
槍までテントを担いで登れたことに満足し、その上体は疲れていたようです。
夕飯を食べるのも面倒になって、夕方には眠りについてしまいました。



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シルバーウィーク真っ最中!

シルバーウィーク真っ最中の涸沢です。

連休前に心配していた台風の影響は無く、毎日いい天気が続いています。
そのお天気のお陰で、涸沢はたくさんの人で賑わっています。

シルバーウィーク 009
昨日は、テント村が出現しました。
その数、なんと600張り超え!
こんなにすごいんだ…と改めて驚きました。

家族連れの方も多く見られて、小学生くらいの子供が雪渓の上で遊んでいたりする姿も見られました。

小屋周辺は黄葉が進んでカラフルになってきました。
シルバーウィーク 017



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テントを担いで その2

 ●9月14日 2日目
昨日は、夕飯を食べて早々に寝てしまいました。
まだ夜になったばかりの時間でした。

夜中にふと目が覚めます。
顔が…冷たくて痛いのです。
体も気が付けば小さく丸くなっていました。
寒い。寒すぎる…。
寝返りを打って、シュラフの中に顔をうずめて、再び眠りにつきます。

何度、同じことを繰り返したのか分からないくらい、何度も何度も寝返りを打ちます。
冷たい空気が重力によって上からベールのように下りてくる、そんな感じでした。
なので、仰向けで寝ていると体全部が冷たくなってしまう気がして、右を向いて左を向いてうまく寒さから逃れることを無意識でやっていました。

何度、目が覚めても時間があまり経っておらず、たまらなくなってテントから顔を出すと、キンキンに冷えた空気が顔に当たりました。
空は満天の星と三日月が明るく照らしていました。
とてもきれいで、しばらく見上げていたけれど、やっぱり寒くなってモゾモゾとミノムシに逆戻りでした。

朝、5時。
辺りが明るくなってきたので、テントから出てみました。
日の出まではまだ時間があるのに、こんなに明るいことにびっくりします。

テントで縦走 050
空のなんとも言えない、朝だけに見せる色のグラデーション。
これが自然の色なのです。

テントで縦走 052
優しい色合いになってきました。
雲海も筋雲も絶妙なバランスで色づいていました。
空の明るさに、まだ日が顔を出さないのに今か今かと待ち構えてしまいます。

テントで縦走 061
太陽が顔を出しました。
なぜか、笑ってしまう。
なぜか、手を合わせてしまう。
朝日は不思議な力を持っています。

日の出を待っている間に、やっぱり寒いので何度も何度もテントと外を往復します。
よくよく周りを見ると、寒いはずです。

テントで縦走 054
自分のテントのフライは芸術的な模様を描いた霜が、まるでビロードやコーデュロイの起毛した生地のようになっていました。

テントで縦走 067
草は真っ白にコーティングされ、テント場に転がっている石も真っ白です。
地面は、大きな霜柱が出来上がり盛り上がっていました。
空気が青白く見える気がするのは、気温のせいかもしれないと思いました。

朝日をしっかり見て、テントを片付けて蝶を後にします。
ここからは、「しんどい」と色んな人から聞いていた常念への道を歩きます。

テントで縦走 093
確かに…一気に下って、登って、また下って、登って。
もうそろそろ?と思っていても常念の山頂らしき姿はまだ登った先に見える、そんな感じでした。

テントで縦走 084
目の前がガサガサ騒がしいなと思ったら。
ふっさふさの毛をまとったサル達が現れました。
上高地などで見かけるサルとは違って、ちょっぴり人を警戒しているようで一定の距離を保っていました。
私を避けて斜面を足早に走って移動していきました。

テントで縦走 091
やっと常念岳山頂です。
大きなため息が溢れます。
けれど自己満足ながらいつも以上の達成感を感じたのは、背中の荷物のせいだったのかもしれません。
眺めのいい展望はとても気持ち良かったです。

テントで縦走 104
常念から今度は大天井岳を目指します。
遠くから見るとなだらかでラクそうに見える登山道ですが、逆に歩いても歩いてもどこまでも続いてく錯覚に陥りそうでした。

紅葉シーズン前のこの時期は、とても静かに山歩きが出来ます。
ゆっくりと、遠くの山を見て歩くことが出来ます。
肌寒かったり、暑かったり、気候は夏と秋を行ったり来たりしますが、どっぷりと山に自然に浸れる時間が流れています。

途中、常念岳手前で会ったサルの群れに二度、三度会うことになり、最後はボスザルらしき大きなサルに真っ赤な顔で威嚇されてしまいました(苦笑)
サルにとって「何でいつもいつも移動した先にお前が居るんや!」って気分だったのでしょうか。
こちらは「また会っちゃったね」という気分でした。

テントで縦走 111
ゆるりとした登山道をかなり歩いたところで、やっと大天荘が見えてきました。
足元は草が秋を教えてくれる、そんな色をしていました。
向こう側には燕岳が見えました。

テントで縦走 112
ずっと気になっていた、大天荘オリジナルの『インディアンランチ』をいただきました。
キーマカレー、チキンカレー、ほうれん草のカレーから、ほうれん草のカレーをチョイスしました。
サフランライスにナン、チャイとデザートもついています。
しっかり歩いたご褒美です。
とても美味しくいただきました。
あっと言う間にペロッと完食です。
そしてビールも…(笑)

お腹もしっかり満たされ、この日は西岳まで歩く予定だったのに(オイオイ…)少々無理のある時間だったのでここで泊まることにしました。
なるべく早くテントを張って、濡れたフライを乾かしたかったのもあります。
この日も気持ちよく昼寝をし、大天井の山頂まで…と思ってテントから外を見たら、霧で真っ白でした。

その日はこのまま晴れることなく雲に覆われ、夜になってしまいました。
今日も冷えるかな、ちゃんと眠れるかな…そんな風に思いながら、雲の中で眠りにつきました。



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テントを担いで その1

いよいよ秋の大型連休が始まりましたね。
カレンダー通りにお休みの方は、どのような計画を立てていらっしゃるのでしょうか。
今回の大型連休が『シルバーウィーク』と呼ばれている事を、本当につい数日前に知りました(苦笑)


そんな私は連休前に休暇をもらいました。(また!?…と思った方もいるでしょう、きっと)

今回は、「山に行こう」と計画を立てていたのですが、予定が狂って、天気が狂って…出発のギリギリまでどこに行くか決まらず…いや、出発してからも計画通りに行かないまま歩いていました。

北海道の旭岳に初冠雪をもたらした前線の影響で、北アルプスにも寒気が流れ込んでいて稜線は雪かもしれないと、一度横尾まで下って涸沢から見て前に位置する蝶ヶ岳を目指すことにしました。

そして、今回のお宿はマイホーム。
そう、テントです。
3シーズン用のとっても風通しのいい我が家を背負って歩くのです。
最終目的地は、槍ヶ岳です。


 ●9月13日 1日目
朝ご飯を食べた後、大慌てで登山計画書を書き、7時過ぎに小屋を後にしました。

見上げた穂高の稜線は黒い雲が立ち込めて見えません。
稜線は雪、もしくは凍ってる?そんな話から、北穂へ上がってキレット越えを考えていた計画は一瞬にして流れてしまいました。

今年新調した大きなザックには、テントとマットと着替えと食料などなどが詰め込まれパンパンです。

まずは、涸沢から一気に横尾まで下ります。
休暇で下りるみんなと別れて、横尾から蝶ヶ岳へ向かいます。

蝶ヶ岳には徳沢からも登れますが、私はいつも縁あって横尾から登ります。
横尾から槍見台を過ぎ、急登が続きます。
荷物が多いので、無理せず一歩一歩。
そんなことを言い聞かせながら登ったら、覚悟していたよりすんなり登れるのです。

天気は回復すると聞いていたのに、ずっと風が残っていました。
頭の上では樹がザワザワと揺れ音を出し、道の横ではシナノザサがカサカサと頭を揺らしています。
時々風が強くなっては、森の大合唱が始まります。

テントで縦走 010
どんどん高度を上げていくと、木漏れ日と空の色が多くなってきます。
「森林限界はココ!」と分かるくらいフッと景色が変わるので、しんどい登りではあるけれどこの登山道は結構気に入っています。

テントで縦走 011
ハイマツが目の前に広がって稜線と真っ青な空が見えてきました。
ここは森林限界。
一歩ずつ登っていき、背後にある景色に期待が高まります。
今日はどんな姿をしているのだろう…振り返るまでわくわくします。

テントで縦走 013
そして、振り返ったら、穂高や槍が目に飛び込んできました。
残念ながら、稜線は雲に覆われたままでしたが、ずっと見渡せる展望にはいつ来ても圧倒されます。

テントで縦走 015
このまま蝶槍から常念岳まで行く予定だったのですが、今日は蝶で泊まることにしました。
なだらかな稜線を歩きます。
樹林帯ではあれほど強かった風は穏やかになり、優しく頬をなでていきます。
草紅葉(草黄葉)が始まってカラフルな絨毯が続いているようでした。

蝶ヶ岳ヒュッテでテント泊の受付を済ませ、我が家を建てます。
久しぶりのテント。
快適に過ごせるのか不安でした。
けれど、陽に当たったテントの中は暖かいオレンジ色の光に満たされ、ポカポカ気持ちのいいお昼寝をすることが出来ました。

テントで縦走 028
時々テントから顔を出しては外の様子をうかがったり、ヒュッテや山頂周辺をうろうろしていました。
あれだけ気持ちが良かったテントの中も、日が傾き霧が発生すると一気に寒さがやってきます。

シュラフにくるまっては、本を読んだりコーヒーを飲んだりしました。
再び、テントから顔を出すと、隣にテントを張っていらっしゃった方が声を掛けてくださいました。
「こっちにおいで!」

なんだろう??と、松本の街並みが見える方へ歩いていくと…。
初めての!ブロッケン現象が目の前にありました。
テントで縦走 034

眼下の山から湧き出た霧に、西に傾いた太陽が当たってこの現象が起こったようです。
虹に似た光の輪が出来ることから、『光輪』(グローリー)とも言うそうです。
雲の中に映る後光を射したような私の影。
手を振ると、あっちでも手を振って…なんだか不思議です。

日が沈む時間が迫ってくると、雲に隠れていた稜線はきれいに晴れ渡りました。
夕日と稜線を見ようとヒュッテから外に人がたくさん出てきていました。
こんなに居たんだ…と予想外の人の多さにびっくりしました。
テントで縦走 043

太陽は稜線の向こうに沈んでいきました。
稜線に近い空はうっすら優しいオレンジ色になっていました。
テントで縦走 046

しばらく稜線のシルエットをぼんやり眺めていました。
奥穂の稜線近くのオレンジ色の空を、小さな黒い影が動いているのに気が付きました。

2日前に起こった防災ヘリ墜落の現場付近の上空を飛ぶヘリでした。
現場検証かマスコミのヘリのようで、3機ほどが旋回しているようでした。
このような悲しい事故が二度と起こらないように原因が少しでも解明されればと願いながら、穂高を暗くなるまで眺めていました。



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色づく山

休暇で下っていました。

5日ぶりに涸沢に戻ってきてみてびっくり。
随分と山の色が変わってきています。
テントで縦走 260

山肌にびっしりと生えたタデ科の植物たちが、いち早く黄色く色を変えていました。
近くで見ると薄っすらと黄色かったり、茶色だったり黄緑だったり。
テントで縦走 017

けれど、遠くから見ると黄色く山を染めて、秋を告げているようです。

テントで縦走 261
北穂を見上げても黄色が目立ってきています。

今日も吹きぬける風は、爽やかだけれど冷たいです。
汗をかいて温まった体が一瞬で冷えてしまいそうです。
テラスで休憩していらっしゃる方が風邪を引きませんように…なんだか心配になってしまいます。
そう言えば最近、おでんを食べている人をよく見かけます。
涸沢はすっかり秋です。


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涸れる沢

ここ数日、水不足が深刻になってきていました。
今日は久しぶりの雨です。

『秋が近づくと、涸沢の水が涸れることがある』
そういった話をまだ働き始めてすぐの頃に聞きました。

涸沢の秋と言えば、ナナカマドの紅葉です。
真っ赤に色づく景色を心待ちにしていらっしゃる方も多いことでしょう。

そのナナカマドは、秋の真っ赤になる季節に向けて、今はたくさん水を吸い上げているのだそうです。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、やがて樹木の水脈が水の吸い上げをやめる時、葉に水が通わなくなり紅葉が始まるのだそうです。

09091202.jpg
今年は雪解けが進まず、例年よりも雪が残っている状態です。

いつもの年と同じように成長できたナナカマド。
少し前にやっと雪から顔を出し、慌てて成長しているナナカマド。
今年は成長に随分ムラがあるように思います。
まだまだ季節の営みを続けるナナカマドが一生懸命水を吸い上げ、それにより深刻な水不足となっているのかもしれません。

今年はどんな色に染まるのでしょう。
ナナカマドを見るたびに、涸れた沢を見るたびに、様々なことを考えてしまいます。
09091201.jpg



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ピンクの山

昨日は用事があったので休暇を頂いて、早朝に下りてきました。
完全に夏山になった涸沢までの登山道を、今シーズン初めて往復しました。

涸れた沢の横を下りながら振り返ると、綺麗に染まった穂高が見えました。
2009091001.jpg

スッキリとした朝を迎えるだけでも気持ちがいいのに、穂高がピンクに染まった時には、もっともっと気持ちがいい。
何かいいことが起きそうな、そんなウキウキしたスタートが切れるのです。
一瞬の出来事。
涸沢に滞在している人にだけのプレゼントです。
2009091002.jpg

気温もぐんと冷え込んできて、横尾や本谷の橋の上は霜が下りていました。
朝晩と日中の気温差がここ数日はとても激しいです。



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涸FES 2009 その3

 ●9月6日(日)  3日目

あれよあれよと言う間に、涸フェスは最終日に突入しました。
今日も、朝ヨガに参加させてもらいました。
体はスッキリ、シャッキリです。

2涸FES2009 008
いつもならテントが数張りのテント場は、夏休みのような賑わいです。
いや…ひょっとしたら今年の夏休み以上の賑わいかもしれません。
色とりどりのテントがたくさん、おしゃれな人もたくさん見られました。

そして、名残惜しむように閉会式が行われました。
本当にあっと言う間の3日でした。

2涸FES2009 017
閉会式の後は、『じゃんけん大会』です。
たくさんのすごいアイテムが次から次に出てきます。
メーカーさんは太っ腹ですね。
今回は、メーカーのテント村でブースを回ってスタンプをついてもらった人だけが参加出来ます。
しっかり、スタンプラリーをして参加資格を持っていた私は、張り切って参加しました。
去年は2回も勝ち残りいいものがもらえたので、今年も…と欲がありました。

結果は…惨敗でした(泣)
欲は持ちすぎるとやはりダメなようです。

会場となったテント場周辺のゴミ拾いをして、無事に今回のフェスティバル全行程を終えました。
スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。


小屋に助っ人で来てくれていた人たちも、下山していきます。
ちょっぴり寂しくなりますが、助っ人たちのお陰で、私たちはみんなで盛り上げ楽しめたのだと思います。
下山前の記念写真。
本当にありがとう。
2涸FES2009 020


静かな涸沢に戻りつつあるこの日、最後までやっていた独自のイベント『折り紙教室』に顔を出しました。
涸FES 2009 072

折鶴しか折れないので、せっかくだから…とシカを教えてもらいました。
教えてくれたのは、世界や日本中を歩いて旅している、ふみさんです。
風が優しく吹き抜ける中、気持ちのいいゆったりとした時間でした。
でも、折り方はかなりハイレベル。
たぶん、ひとりでは折れないと思います(苦笑)

2涸FES2009 021
あしながだったり、前のめりだったり、ひとつひとつ違いが出ました。
折り紙にも個性が出てきます。

そして折り紙が折れたら、みんなで涸フェス限定だったパフェを堪能しました。
最高に美味しかったです。
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涸FES 2009 その2

 ●9月5日(土)  2日目

イベントが目白押しになる2日目は、スッキリと青空が広がり眩しい朝日に迎えられました。

涸FES 2009 059
まずは朝一番のイベント『朝ヨガ』です。
ゆっくり深呼吸し、体の中にたくさんの新鮮な空気を取り入れます。
今日これから歩く人、昨日の慣れない登りでクタクタに疲れている人にとても役立つヨガを教わりました。
ゆったりした動作に、ドタバタしていた気持ちもすっかり洗われたような、そんな気分になりました。
新鮮な空気をいっぱいに吸い込んで、朝日を浴びながらのヨガは本当に気持ちがいいです。


今回からの新企画、『涸沢ファッションショー』がヒュッテさんのテラスで行われました。
こちらは、涸フェス協賛メーカーさんによる、この先に発売される最新アイテムを存分に披露してもらい、新しい山のファッションを提案していただく企画です。
今年とても人気の山スカートやあえてレトロなファッションを提案しているメーカーさんもあって、見ていて真似したくなったりと、とても楽しいイベントでした。

涸FES 2009 063
こちらはMarmotさん提案の山スタイルです。
メーカーの方ともお話したのですが、Marmotさんのイメージはシンプルでクールだと自分の中で考えていました。
けれど今回見たファッションは、とても斬新な色使いと機能が盛り込まれ、イメージが覆されました。
普段なかなか手にしないメーカーさんのアイテムにも気になるものがたくさんありました。


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大盛況のメーカー各社のブース。
大きなテントに心惹かれたり、最新のアイテムが手に取れたり…コンパクトなブースには魅力的ものがたくさんありました。

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MAMMUTさんのブースでは、ビーコンを使ってゲームをしていました。
ビーコンの使い方や必要性を知ることが出来、商品を実際に試せて、さらには電波を発信しているビーコンを早く探し出せた人にはマンモスくんがもらえるという、とても嬉しいゲームでした。
冬にビーコン(他社のものですが)を使っているので、絶対にマンモスくんを手に入れるつもりで意気込んで参加してきました。
結果は…見事ゲット!
とても扱いやすいビーコンでした。


正午からは、小屋の最大のイベント『涸沢大餅つき大会』がありました。
「お餅が余ってしまったら、昼も夜もお餅食べて」と言われ、盛り上がらなかったらどうしよう…と心配していました。

しかし、始まってみると人の列で小屋のテラスは埋め尽くされそうな勢いでした。
涸FES 2009 077

涸沢小屋の標高は、2350mあります。
普段の炊飯は圧力ガマを使っています。
フェスの前に餅つきのリハーサルをした時は、蒸し器を使って蒸かしてみたのですが米のツブツブ感が残ってしまっていました。
今回は圧力釜で焚く方式での挑戦でした。
うまくいくのか、ドキドキです。

1回目のお餅はシンプルな白いお餅。
大根おろし、きな粉、クルミ味噌、砂糖醤油…さまざまなトッピングを用意しました。
少し柔らかめのお餅でしたが、お代わりの列が伸びていき、あっと言う間に無くなってしまいました。

涸FES 2009 079
2回目のお餅は、豆餅。
豆餅をつくのを見るのは初めてです。
色々な豆が入っていて、とってもきれいなお餅が出来ました。
こちらも瞬く間に無くなり、大大成功で終わりました。

夜は、バンフマウンテンフェスティバルの入賞映画を上映する『涸沢映画祭』がPatagoniaさんの提供で行われました。
新作をいち早く見ることが出来、たくさんの方が迫力ある映像に見入っていました。
月と星が照らす夜空の下で映画が見られる機会はなかなかないものです。

一番忙しい1日でしたが、一番楽しい1日になりました。



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涸FES 2009 その1

 ●9月4日(金)  1日目

いよいよ今年も涸沢フェスティバルが始まってしまいました。
去年はほぼ全行程を雨に見舞われましたが、今年はどうなるのか…天気予報が気になって当日を迎えました。
前日までの天気予報ではあまりいいことを言っていなかったのに、それほど悪くない。
前日に天候不良などで揚げきれなかった荷物をラマで空輸し、フェスに向けて準備をしていきます。

どれだけの人がやってくるのか、全く予測がつきません。
「朝、上高地はすごい人だったよ」
「行列になってこっちに向かってるって」
みんなが信じてしまうような情報が飛び交っていました。(半分は大げさな表現だったことが後に判明しました)

OGの方、去年も手伝ってくれた仲間など、強力な助っ人もたくさん上がってきました。

涸FES 2009 010
メーカーのバナーやタルチョが飾られ、小屋もお祭ムードが漂ってきて、テンションが上がってきます。


午後3時前。
そろそろオープニングが始まるので、テント場に行こうと思って外を見たら、雨が降っていました。
「え?今年もこんな感じ!?」
そんな風に思ってしまう、タイミングのいい降りだし方でした。
カッパを着てオープニングに参加しましたが、挨拶を聞いている間じゅう、空はゴロゴロうなっては時折遠くで雷が落ちる音が響き渡っていました。

涸FES 2009 032
それでも雨の降る中、多くの方が参加していました。
振舞われた赤ワインをマイカップに注いでもらい、乾杯の合図とともにみんなで飲んでいました。

この季節には無い大賑わいの小屋の中。
夕食後は、神楽太鼓の演奏が食堂で行われ、心地よい太鼓の音色が響いていました。
心臓にダイレクトに伝わる低音域の振動と高音が耳に残って、とても気持ちの良い音の空間が小屋の中で生まれていました。
涸FES 2009 041

涸FES 2009 049
そして演奏会後には、みんなでテラスに出てキャンドルナイトを楽しみました。
キャンドルを小屋のテラス、ヒュッテのテラス、そしてテント場で灯すという企画です。
小屋の明かりが消えてしまうことは営業期間中はありません。(消灯後は常夜灯がついているため)
このキャンドルナイトでは、小屋の電気全てを消してしまい、涸沢の夜をキャンドルの明かりで灯すのです。
カウントダウンとともに小屋の明かりが消されます。

涸FES 2009 052
テラスの手すりに灯ったキャンドルがみんなの顔を優しく照らし出します。
ヒュッテのテラスもテント場も、キャンドルの明かりがかすかに揺れていました。

そして再びカウントダウン。
キャンドルが消され、自然の夜をみんなで体験します。
本当なら『明かりを消して星空を見よう』という企画だったのですが、薄っすら雲に覆われた空は星が見えませんでした。
そして、この日は満月。
朧月の明かりが星をさらに見えにくくします。
けれど、穂高の稜線は青白く浮かび上がり、私たちの顔まで照らし出す、月の明るさを逆に知ることが出来ました。
参加された方は、フルムーンの満ち足りたパワーをたくさん浴びて、自然を少しでも感じられた事と思います。




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涸フェス真っ最中!

昨日から涸沢フェスティバルが始まっています。

色んなイベントが目白押しで、全部回れないのが悔しいです。
いやいや…小屋番やりながら全てを回れるわけが無いのですが(苦笑)

涸FES 2009 015
昨日の、フェスが始まる前のひとコマ。
メーカーさんの協力があってのこのイベント。
特にお世話になっている、マムートのスタッフの方と一緒に記念撮影をしました。

涸FES 2009 080
今日のテント場です。
テント村が出来ています。
メーカーのブースはたくさんの人で賑わっています。

心配していた天気も、オープニングの時には雷雨に見舞われたものの、穏やかな秋風が吹く中で楽しい時間が過ぎています。

後日、涸フェスの様子をじっくりお伝えしたいと思います。



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秋の便り

少し前に真っ白な花を咲かせ、登山道を彩っていたチングルマ。

気が付けば、羽毛をたくさんつけたようなフワフワな種子が出来ていました。
いつでも風になびいているような姿。
太陽の光を浴びて、キラキラしている姿。
秋の便り

このチングルマを見ていると、山の秋を真っ先に感じます。
ついつい手で綿毛を触って、眺めて、写真を撮ってしまうのです。

植物からの秋のお便りです。



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涸フェスに向けて

いよいよ、涸沢フェスティバルが今週末に迫ってきました。
昨年に続き、2度目のスタッフとしての参加になります。

今回は、小屋番ということもあって、参加できる楽しみや嬉しさより、ちょっぴり責任感や不安の方が大きい気がします。
去年よりたくさんの方が涸フェスのことを知ってくださって、参加しようと楽しみにしているのを、宿泊予約や問い合わせを受けていて肌で感じているからです。

きちんと小屋の仕事もこなしながら、率先して楽しむことが出来るのか…。
せっかくなら私たちも一緒にイベントに参加して盛り上げていきたい。
そう思えば思うほど、体力(持久力)の問題になってきそうな気がします。
あとは…ノリ!ですね(笑)

もうひとつ心配なのは、お天気です。
アウトドアのフェスなので外で行われるイベントが多く、雨が降ってしまうと限られたスペースの中でかなりドタバタしてしまいます。
「晴れるといいな」と気楽に考えていたのですが、本番が近づくにつれて「お願い!晴れて!!」とわがままなお願いとなって炸裂しています。


涸フェスに向けて、準備も少しずつやってきました。

餅つきリハ
餅つきのリハーサル。
しばらく使われていなかった臼と真新しい杵でついてみました。
山の上での餅つきがどれだけ盛り上がるか…やっぱり不安と楽しみが交差します。

マムートくん
突然テラスにやってきた、マムートのマンモスくん。
おっきくて、ふわふわでした。
タイミングが良ければ、当日お目にかかれるかも。



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9月です

気が付けば、もう9月に入ってしまいました。
早いものです。

時々暑い日ざしが戻ってくるものの、朝夕は長袖が手放せません。
もう山は秋ステージに突入です。

6月下旬から7月にかけて、赤紫色の花をつけていたベニバナイチゴ。
真っ赤な実をつけていました。
002.jpg

艶やかな、真っ赤な宝石のようです。
このイチゴ、ちょっと渋みが強いことが多いですが、美味しいものを見つけると止まらなくなります。
おサルも大好物です。

おサルの手が早いか、人間の手が早いか、はたまた自然の強風によって落ちてしまうか…。

今年は実りの秋になったのでしょうか。

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