上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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涸FES.2008  その3

8月26日 【3日目】

気が付けば、もう涸フェスの最終日です。
一生懸命働いて、イベントに参加して…小屋番のみんなはちょっぴりクッタリ状態。
お客さんも今日は下山する方が多く、静かな涸沢になりそうです。
もう少し、頑張ろう!

涸沢FES 067
今日も朝食出しから仕事が始まります。
順調に仕事をしていたら、ナオキが「5時50分になったら寝ている女衆に、『起きなさい!ヨガだよ!!』って起こしに行ってください」と頼まれました。
ん?ヨガ??
今日も行っていいよと言われたので、カッパを着て出掛けます。
また体が軽くなるのかなぁ~、楽しみです。

涸沢FES 070
外に出たら雨が降っていました。
それでも振り返ったら、小屋の上の稜線ははっきり見えていて、止むのかなぁと期待してしまいます。
朝ヨガも本当は外で行いたかったみたいで、始まるギリギリまで粘っていたようですが、結局雨が上がらず屋内で行われることになりました。
たくさんの人が詰め掛けていたのでちょっぴり狭いけれど、寒くなくていいかも。

昨日とは違って、狭い場所でも出来るヨガを教わりました。
まずは深呼吸から。
親指と人差し指を輪にして、あぐらをかいた膝の上に置きゆっくりと深呼吸します。
体がリラックスしていきます。
次は、正座をして手を後ろでしっかり握ります。
そのまま上半身を前に倒して…握った手を空に向かって上げていきます。
「ふおぉぉ」伸びてるぅ。
今日も痛気持ちいい感覚を味わっていたら、後ろから肩甲骨の真ん中を『グイッ』と優しく押されました。
「おぉぉ!?」左右の肩甲骨を近づけるよう意識することで、また違ったところが伸びていきます。
今日のヨガは、先生方が見て回ってちょっとずつサポートしてくれたので、より正しいポーズをとることが出来ました。
せっかく体験したヨガ。
もう少し本を読んだりして、勉強してみようかな。
1日の始まりがとても充実したものとなりました。

ご飯を食べたら、再びテン場まで戻ります。
『山じゃんけん大会』が開催されるのです。
この企画は、イベント最後のお楽しみ。
各メーカーさん提供の山用品などをじゃんけんで勝ったらもらえる、単純明快なゲームです。
誰でも参加OKで、ぞくぞく人が集まってきます。
ルールを説明し、企画者の方のあいさつがあり、いよいよじゃんけん大会の始まりです。

涸沢FES 074
スポンサーの方が岩の上で商品の説明をするたびにどよめきや歓声が起こります。
「ではいきますよぉ!じゃぁんけぇん…ぽんっ!!」
負けた人、あいこの人は座っていきます。
この類のゲーム、実はすこぶる弱い私です。
…が、なんで?今日は勝っちゃうんです。
一番初めの商品、『モバイルケース』を見事獲得してしまいました。
小屋番のみんなは「いいなぁ」などと言って戻ってきた私を迎えてくれます。
でも…これ、商品を一度貰ったら終わりなの?
まだまだ、豪華商品がこれから出てくるのに??
しばらくは、みんなの一喜一憂する様子をカメラに収めていたのですが、「一度勝った人もまた参戦していいですよ~」との鶴の一声に俄然やる気を出します(苦笑)

その後も、カメラバック、シュラフ、靴、ザック、ジャケット…メーカーさんから惜しみなく提供された商品を前に、じゃんけんはどんどん白熱していきます。
私の勝ち運はまだ残っていました。
THE NORTH FACEさん提供のジャケットを見事獲得してしまいました。
正直、嬉しいよりも「勝っちゃったよ。どうしよう!?」って気分でした。
こんなに勝っちゃって大丈夫でしょうか?
で、やっぱり「いいなぁ」とみんなに言われながら小屋に帰ってきました。
す、すみません(汗)

戦利品
今回獲得したモバイルケース、ジャケット、そして3日間着たスタッフTシャツです。
ありがとうございます!
大切に使います!!

小屋に戻ったら、昨日映画祭で使った機材を下ろすための準備が行われていました。
今回、天気が悪かったため、機材の上げ下ろしは小屋番たちの歩荷で行われました。
スクリーンやプロジェクターを背中に担いで、下っていきます。
気を付けて、いってらっしゃい。
そんな姿を、写真に撮ろうと思ったら…。
デジカメが壊れていました。
さっきまで調子よく働いてくれていたのに、撮影した画像は真っ白です。
寿命かな…それとも、本当に運が尽きちゃった?
横にいた小屋番・茂平に「結局赤字ですね」とバッサリ…本当にガックリです(泣)

涸沢FES 045
今日までの涸沢カフェ。
限定メニューも今日で終わりです。
『トッティーヤ』も『ガチャコのほっぺ』もとっても美味しかったです。
ひとつ心残りは『ムサシパフェ』を食べ損ねたこと。
食べたかったぁ!!

夜は、みんなで打ち上げです。
お泊りの方にはちょっぴりご迷惑をお掛けします。
でもこれがあるから、みんな頑張れるのです。
そして、仲間の繋がりを確かめられる時間です。
「お疲れ様。かんぱぁい!!」
みんなと一緒にここに居られるのはとても嬉しいです。
今回みんなにお礼を言われましたが、色んな経験をさせてもらってお礼を言うのは私のほうです。
ありがとう、本当に。

場所を変え、また盛り上がって、そして楽しい時間は過ぎていきました。

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涸FES.2008  その2

8月25日 【2日目】

小屋番の朝は早いです。
4時前には当番の小屋番がまだ薄暗い明かりの下で働き始めます。
外は真っ暗。
ご飯の釜に火をつけて、その日1日が始まります。

カチャカチャと食器を並べる音が小さく響いてきます。
眠たい目を擦りながらも、みんな朝食準備を続けます。

日の出前の空は、やっぱりどんよりしていました。
今日も天気はあまり良くなさそうです。

朝ごはんの1回戦は、5時。
食堂が賑やかになってきました。
1回戦、2回戦…食事の準備も片付けもなんとなく流れが読めるようになってきた気がします。
よし、さて次の仕事は…と思っていたら。

「ヨガ行ってきてください」と司令塔ナオキから指示が。
「え?行っていいの?」参加できると思ってなかったので、思わずこんな言葉を返してしまいました。
降ったり止んだりしているので、カッパを着ていくことにしました。

2008y08m30d_072729696.jpg
『朝ヨガ体験in涸沢』と題して、外で新鮮な空気をいっぱいに吸いながらヨガをやろうという企画です。
小屋を飛び出すと、すでにたくさんの人が集まっていました。
インストラクターの方は大きい岩の上で体を伸ばしていました。
その姿のひとつひとつが優雅に見えて、きれいでかっこいい。
ついつい見とれてしまいます。
それを真似しようと、説明通りやってはみるもののギクシャクして何か変でした(苦笑)
ゴキッと音がしそうなひねり具合です。
でも普段使わない筋を伸ばしたりするのは痛気持ちよく、深呼吸を繰り返すうちに硬くなっている体がゆるんでリラックスしていくのを感じました。
小屋に戻ってから夏バイトのしょこたんが「体が軽くないですか!?」と言ってきて、「おっ?ほんとだぁ!!」と。
改めてヨガのすごさを実感しました。
涸沢FES 033


今日1日は、涸フェスのイベントが目白押し。
小屋でもヒュッテでも、カールの中でも色んなイベントが開催されていました。
北穂、奥穂へ写真教室やモニターツアーで登っていく人たちもいました。

涸沢FES 036
メーカーさんの協力により、『LIGHT&FASTなブーステント』がテント場に出現。
モンベルさん、パタゴニアさん、メレルさん、ノースフェイスさん、味の素さん、グレゴリーさん、ホグロフスさん…etc。
山の最前線を行くメーカーさんたちがブースを出して、商品をアピールしたりアドバイスしてくださいました。
味の素さんの、アミノバイタルは初体験。
けっこう美味しいんですね。
いただいた試供品は今度山で試してみようと思います。

涸沢FES 046
小屋では、歩き人・ふみさんによる『山のおりがみ教室』が開催されていました。
山で折り紙?と最初は思ったものの、1枚の紙が動物に大変身するのはお手軽かつとても魅力的。
老若男女に人気で、教わる時間がないくらい大盛況でした。
ふみさん、今度会ったら教えてくださいね。

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霧雨が降る中、ホグロフスさん主催の『涸沢ボルダリング教室』が開催されていました。
「やれば?」とせっかく声を掛けてもらったのに、小心者の私はこの大勢のギャラリーの中では出来ませんでした。
後で後悔です…(泣)
それでも、小屋番たちが楽しんでいるのを見て、充分勉強になりましたョ。

涸沢FES 063
ガチャピンのボルダリング。
後ろで見守るのは、ムサシとスタッフTシャツを着たベチ子。

涸沢FES 061
モッサンのボルダリング。
素早い動きに迷いがありません。


夜は、念願の『涸沢映画祭』です。
…で、ここでも落ち着かない人がいました。
谷くんです。
映画を上映した後、やっぱりトークが待っているらしい。
口から魂が出て行きそうな顔をしています。
だ、大丈夫?

この日も雨は降ったり止んだりの繰り返しで、映画祭をどこでやるかギリギリまで悩んでいたようですが、軒下にスクリーンを設置して、本邦初、野外でのバンフ映画祭のフィルム上演となりました。
作品は3本。
昨年上映されたものだったのですが、やっぱり「おぉぉぉ」と興奮気味に見てしまいました。
途中で厨房に戻ったのですが、みんなで夕飯(打ち上げ?)を食べながら、作品を改めて見させてもらいました。
何度見てもすごいです。

このバンフ映画祭の今年の上映は、乗鞍で10月4日に行われることになっています。
しかも、野外特設会場で日本では皮切りです。
やっぱり、見に行くしかないでしょう!!(週末なので仕事の都合上、見に行けたらの話ですけど…)

こうして、大盛り上がりの食堂で映画祭の作品を見ながら、2日目の夜は更けていくのでした。
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涸FES.2008  その1

しばらくぶりのブログです。
ブログをアップしていない時は、だいたい休暇で山に登っているか、下っているか…どちらかです(笑)

今回は、ほぼ4日間丸々涸沢で山に囲まれて生活してきました。
『山と渓谷社』さん主催の、KARASAWA FES.2008に参加してきたのです。

略して『涸フェス』、日本初の山フェスと言うことで、春に初めて話を聞いた時から「おもしろそう!!」と楽しみにしていました。
特に食いついたのは、『涸沢映画祭』でした。
昨年、松本市の市制100周年の記念行事で『BANFF MOUNTAIN FILM FESTIVAL』(バンフ映画祭)を見て、アウトドアの臨場感がスクリーンから溢れてくるような作品の数々に鳥肌が立ちました。
その作品が大好きな涸沢で見られると聞いたら…そりゃ行くしかないでしょう!
24~26日までの3日間が涸フェスの開催期間で、早くからその日は休暇を決め込んでいました。


8月24日 【1日目】

朝一番からバリバリ働いておりました。
なぜなら、今日は涸沢に上がる日だから。
とにかくやることをやってから上がろう…掃除をする手にも、朝食を作る手にも力がこもります。

涸フェス期間中の週間天気予報は、ずっと曇りと傘のマークが並んでいました。
どうなるのかな、晴れて欲しいな…そう願ってはいるけれど、窓から外を見る空はどんより黒い雲が立ち込めて、絶え間なく雨粒が落ちてきます。
それでも今回は山歩きが目的ではないので、悩む必要はないのが救い!?

仕事を終えて、大慌てで着替えて出発です。
相変わらず降っているので、折り畳み傘を差していきます。
カッパを着て、ザックカバーをしっかり掛けて、今日の雨対策はバッチリです。
徳沢から本谷まではすれ違う人の邪魔にならないよう、気を付けて傘を差します。
私と同じように傘を差している人もいれば、雨具のフードを目深に被っている人もいます。
けれど共通しているのは、みんな下を向いて歩く姿。
そしてそれがちょっぴり暗い雰囲気を醸しだしています。
いつもは積極的に挨拶するのですが、目が合った人くらいにしか声を掛けませんでした。

今日はいつもより出発の時間が遅かったせいか、多くの人に出会います。
ツアー関係のパーティが多く、すれ違いや追い越しにもひと苦労です。
涸沢方面に登っていく人の多さに、「涸フェス効果!?」とかなりびっくりしました。

登っていくにつれて、ガスが濃くなったりすることはあるものの、雨は小雨・霧雨に変わってきました。
本谷から先は、カッパのフードを被って歩きます。
さすがに、カッパの中は熱がこもって暑い。
髪の毛も、汗で濡れているのか、湿気や雨で濡れているのかよく分からないくらいしっとりして、ぺったり顔や首に張り付いてきます。
沢の水は増水して、勢いよく流れていました。

まずはヒュッテに顔を出しました。
運よく、働いている浩一くんを見つけ声を掛けます。
ふたりでミーティング中の真面目な雰囲気漂う部屋を外から覗きこんで、小屋の谷くんに思いっきり手を振って邪魔してみました(笑)

涸沢FES 004
そんなことをしている間に雨は上がり、雲間から青空がかすかに見え、稜線も見えてきました。
晴れてくれるのは嬉しいけれど、着いたとたんにこれってアリ?…ちょっぴり複雑な気分でした。

お世話になる小屋を目指して歩いていきます。
小屋のデッキに到着すると、少しずつ雲も上がっていき展望が利いてきました。
今日はこのまま降らなさそう、ヨカッタ♪
涸沢FES 009

さてこれから、お手伝いです。
今回もみんなが笑顔で迎えてくれました。
初めて出会う夏のバイトさんや、OBから復帰した小屋番さんとも顔を合わせました。
こんな風に声を掛けてもらって、微力ながら自分も役に立てるのかと思うと嬉しいです。
夕飯準備は、涸フェス関係のモニターツアーや写真教室の参加者を始め、協力してくださっているメーカーさん、一般のお客さんがたくさん泊まっており、大忙しでした。
外ではイベント準備やオープニングなどが同時進行中で、あわただしい空気が流れています。

そして、その中でこの日一番落ち着かないまま時間を過ごしていたふたりがいました。
小屋番のムサシとトッティです。
夜のメインイベントの『キャンドルナイト』でトークをすることになっているんだそうです。
普段は大人の貫禄があるふたりも、落ち着かず不安な様子が見ていて分かります。
何度ふたりに「大丈夫?」と言ったことか…(苦笑)

そんな不安いっぱいのふたりの出番がとうとうやってきました。
心配していたお天気は、みんなの願いが叶ったのか、空には星が顔を出していました。
今日のメインになる『キャンドルナイト』は、ヒュッテ、小屋、穂高岳山荘、北穂小屋の共同イベント。
全ての明かりを消して、キャンドルの明かりを楽しもう、夜の暗闇を楽しもうという企画です。
バシッと建物の明かりが落ちたら、デッキの手すりに置かれた38個のキャンドルの灯火だけが明るく揺れ、それを見ている人々の顔をやさしく照らしていました。
見下ろすと、ヒュッテでも小さな明かりが星のようにいくつも見えました。

涸沢FES 018
まずはムサシが話し始めます。
あれだけ緊張していたのに、しっかり話しているところはさすがです。
トッティも先ほどまでの様子とは違って、堂々と見えました。
小屋の仲間がそんなふたりを見守っていました。
ふたりの話に多くの人が耳を傾けて、熱心に聞き入っていました。

そして、カウントダウンが始まります。
キャンドルをひとつずつ消していくのです。
暗闇が少しずつ深くなっていくのが分かります。
けれど、多くの人のぬくもりも同時に分かりました。
暖かい暗闇…言葉では表現し難いのですが、そんなひと時をみんなで共有することが出来ました。

こうして、長いようで短い、オープニングから始まった涸フェスの1日目を無事終えることが出来ました。
涸沢FES 022


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乗鞍で出会った花

位ヶ原山荘からずっと自転車を漕いでいくと、夏でも雪が残っている大雪渓が見えてきます。
その辺りは、雪解け水が流れる沢があったり、小規模ながらも可憐な花が咲き揺れているお花畑があったりします。
あまりキョロキョロしながら運転していると、自転車が大きく曲がってガードレールの隙間から落ちてしまいそうになるので要注意です(苦笑)


八ヶ岳と乗鞍 100
ヨツバシオガマ。
道から見上げるようにして撮りました。
4枚に輪生した葉は深く裂け、4個の花が何段にも付くのが特徴です。
高山帯の草地で見ることが出来ます。

八ヶ岳と乗鞍 105
チングルマ。
先月、涸沢カールで出会った時は、真っ白い花を咲かせていたのですが、畳平のお花畑ではもう羽毛状になっていました。
これを見ると、秋なんだなぁと思います。
ふわふわの毛が朝日を浴びたら、本当に綺麗です。
もちろん、触ってしまいます。

八ヶ岳と乗鞍 112
イワギキョウ。
前日の八ヶ岳で出会ったイワギキョウは開花していなかったけれど、ここでは咲いていました!
なのに…ちょっとピントずれ(ゴメンナサイ)


さてさて。
ここで突然ですが、問題です。
《キリンとウサギが一緒に仲良く生活しています。どういうことでしょう?》


正解は…。
こちらの画像から♪
↓ ↓ ↓ ↓
八ヶ岳と乗鞍 111
ミヤマアキノキリンソウとウサギギクが共同生活中。
ヒマワリのような花がウサギギクです。
「花びらがウサギの耳に似ているから」と以前教わった記憶があるのですが、どうやら葉がウサギの耳を思わせる形をしているからこの名前がついたようです。
もうひとつの花は、キリンソウです。
動物のキリンかと思っていたら…、【黄輪草】と漢字で書き、黄色の花が輪状に咲くことから、この名前がついたのです。
だから、ウサギの方が大きいのか!!と変に納得したのでした。
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休日の過ごし方@乗鞍岳

八ヶ岳で下る途中、久しぶりにいきなり酷使した足はちょっぴり悲鳴を上げていました。
ふくらはぎがこむら返りを起こしそう…?
なので連休2日目は何をするか、ゆっくり休んで、起きてから考えよう。
そう思いながら眠りにつきました。


8月18日

一種の職業病でしょうか?
ゆっくり寝ようと考えていても、早起きしてしまいました。
外に出て空を見上げたら、薄い雲が帯びているものの、昨日よりはるかに天気がいい。
「この天気なら八ヶ岳でテント張れたのに!!」
心の中で突っ込みを入れながらも、すでに今日の行動は決まっていました。
連休前日に、悶々と悩んでいた計画のひとつを実行に移すのです。

乗鞍岳満喫山行。

なんか中国語のようになってしまいましたが(苦笑)
『満喫』というところがミソです。
もともと、欲張りなのです。
何もかも一度に楽しんじゃおうという計画です。

朝ごはんをしっかり食べて、準備に取り掛かります。
車にまず自転車を乗せて、おやつと水と雨具が入ったザックと、お風呂セットも忘れずに。
久しぶりに自転車を積むので、うまく積めずに一苦労でした。

毎年8月の終わりにはクライムヒルのレースが行われる乗鞍高原には、夏場はたくさんの自転車乗りが集まってきます。
企業や社会人チームの合宿や高地トレーニングで本格的に漕ぐ人が本当に多いです。
それ以外にもMTBでダウンヒルを楽しむ人、高原内をレンタサイクルでゆっくり走らせる人もいます。
私も去年自転車を買ってから、乗鞍で自転車に乗るようになりました。
山歩き同様、原動力は自分なのですが、ギアチェンジに慣れなくて頭が真っ白になってくらくらするくらいしんどい思いをすることがあります。

久しぶりの自転車。
今シーズン、乗鞍で自転車を漕ぐのは今回が初めてです。
ギアチェンジに慣れることと、ゆっくり景色を楽しむことを目標に、乗鞍高原の休暇村から漕ぎ始めることにしました。

三本滝を過ぎて、ゲートに立っている警備員さんに挨拶します。
冬にお世話になっているゲレンデは一面に草が生い茂り、ヤナギランとヨツバヒヨドリが満開でした。
八ヶ岳と乗鞍 116

そして、ゲレンデを横切る県道・乗鞍岳線、大きく曲がったカーブに『35号カーブ』と書いてあります。
これを見る時、いつも「35もカーブがあるの!?」と思ってしまいます。
小さいカーブは数に入っていないので、実際はもう少しカーブの数は多いのですが…。

久しぶりの自転車は…やっぱりしんどい。
去年は自転車仲間と2回、畳平まで行ったのですが、ひとりだと気分が折れてしまいそうになります。
でも、景色を楽しむために登っているので、時々止まったりしたっていいのです。

途中からは、クライムヒルのレース用に設置された、手作り看板も加わります。
『県境まで○km、標高○○m』
頭は何も考えられないくらいヘロヘロになっているはずなのに、この看板に出会うと自分の自転車についているメーターを見て、時速計算が始まります。
「あと○分漕いだら、辿り着く…」頭の中でつぶやきます。

途中で、観光バスや定期バスに追い越されたりすれ違います。
その時は、上から降ってくる視線を感じ、涼しい余裕な顔をしています。
しかしカーブのきつい登りに差し掛かると気合を入れ、「うおぉぉぉぉ!!」っとシャカシャカ漕ぐのです。
急な傾斜が続いてスピードが出ないときは、「歩いたほうが早いのに」と本気で思います(苦笑)

八ヶ岳と乗鞍 095
乗り慣れていないのと、傾斜のお陰で腰が痛くなりました。
1時間ちょっと漕ぎ続けるのが限界です。
冷泉小屋で、自転車を置いて一休みすることにしました。
止まっても、腰が痛くて降りられない…しばらく時間が止まったかのように動きも停止。
やっとの思いで降り、景色を見ながら水を飲んでほっと一息つけました。

八ヶ岳と乗鞍 097
再び漕ぎ始めると、位ヶ原山荘が見えてきました。
ここからはどんどん登るごとに展望が利いてきます。
上を見上げると、稜線には薄い雲が掛かったり無くなったり。
バスとタクシーがくねくねとした道を登っているのが見えます。
「もう一息だ、頑張ろう」自分を奮い立たせて、ペダルを踏む足に力を込めます。

八ヶ岳と乗鞍 099
展望が利いてきたらは、時々立ち止まって写真を撮ったりしました。
長旅中の若い学生さん(?)のグループがいたので追い越しました。
自転車にたくさんの荷物をくくりつけて重たそうですが、かなりマイペースな漕ぎっぷりで、みんなで盛り上がって楽しそうに旅をしているようでした。

八ヶ岳と乗鞍 101
本格的なクライムヒルを終えた人たちが、次々に下っていきます。
「こんにちは」「もう少し、頑張って」「おつかれさま」みんな爽やかに声を掛けてくれます。
そうやって声を掛けてもらえると、本当に嬉しい。
そしてもうひと踏ん張りできる、パワーの源にもなります。

八ヶ岳と乗鞍 103
そうして、畳平に到着です。
ここは、岐阜県高山市と長野県松本市の県境になります。
「着いたぁ!!!」自転車から降りると、すでに回りはガスに覆われ始めていました。

本当は、富士見岳と摩利支天岳に登ろうかなと思っていたのですが(欲張り山行なので)、ガスが掛かり風が強くて寒く、お花畑をぐるっと回って下ることにしました。
お花畑への続く階段の下りがキツイ。
膝がコチコチにこわばっています。
前日の八ヶ岳に行ったことなど、すでに忘れていました(汗)
ギクシャクしながら降りていくと、ガスに覆われながらもまだまだ綺麗なお花畑が広がっていました。
八ヶ岳と乗鞍 106

木道を歩いて、体が冷え切る前にお土産屋さんに避難します。
考えてみると、畳平のお土産屋さんに入ったのは初めてです。
長野と岐阜のお土産が混ざって、たくさん並べられていました。
雷鳥のぬいぐるみのキーホルダーを買おうか悩んだ挙句、今回はやめる事にしました。

定期便のバスの乗車が始まっていました。
あれより先に下りたい…慌てて自転車に跨り、下り始めます。
下りは快適です。
でも飛ばしすぎて曲がりきれなくなったりしないように、適度なスピードで下ります。
それでも、時速50kmなんて数値がふっと出たりするのはすごいよなぁと毎回思ってしまいます。
2時間近く掛かった登りは、30分しないうちに下ってゴールしてしまうのです。

無事に休暇村に止めてある車に戻って、自転車を片付けました。
汗をかいた後に冷えてしまった体を温め、疲労回復を図るため、温泉へゴ~!
今日は、休暇村の『乗鞍温泉館』に入ります。(そのために休暇村スタートだったのです)
ゆっくり浸かって、体を温めてほっとして。
最後の『満喫』のために車に戻ります。

最後は…スキー仲間で自転車仲間のマスターのお店『SPRING BANK』で『ケーキセット』を食べること。
今から行けば、ゆっくり食べられておしゃべり出来る。
そう思っていたら。
観光センター前で、数人の友達に出会ってそのままそこで久しぶりに色んな話で盛り上がってしまいました。
ケーキセットは次回に持ち越し。
友達とのおしゃべりも、自転車も温泉も…全部ひっくるめて計画の『名』の通り、楽しい1日になりました。


♪おまけ♪
朝の大正池から、穂高連峰を望みます。
ボートを漕いでいる姿がありました。
八ヶ岳と乗鞍 094


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ちょっと寄り道@原村

美濃戸口から少し下ったところに、『八ヶ岳中央農業実践大学校』があります。
私のお気に入りの場所です。
近くに来ることがあったら、いつも立ち寄ります。
八ヶ岳と乗鞍 087

天気がいい日は、そこの芝生から八ヶ岳がど~ん!!とそびえているのが見えます。
ごろんと横になっても気持ちいい。
休日には気球に乗れるイベントもあるみたいです。

この日、下ってきて、ここで改めて八ヶ岳方向を振り返ったら、どんよりした雲が山のふもとからすっぽり全てを覆っていて、何も見えませんでした。
「あれだけすっぽり隠れてたら、そりゃ展望は無いわ…」とちょっと安心しました。
下山してふもとから見上げて、綺麗に稜線が見えてたら逆に悔しいですから(苦笑)


八ヶ岳と乗鞍 089
少し歩けば牛に会えます。
のびのびと、草を食べながら生活しています。
以前、背中にカラスが乗っかって突かれて毛をむしられていた牛がいました。
心配でどうにかしてやりたいと思って柵の外から眺めたこともありました。
今回は、どの牛もそんな心配もなく座ったり歩いたりそれぞれ気持ちよさそうでした。

地元で採れた野菜や手作りジャム、そこで生産された牛乳やアイスクリーム、チーズも販売されています。
採れたてのカボチャが所狭しと並んでいました。
これでハロウィン用の飾りつけをしたら楽しそうです。(こういうイベントに便乗するのが好きです)
八ヶ岳と乗鞍 088

今回は、頑張って歩いた自分へ…奮発してチーズを買って帰りました。
これで、ビールと一杯やれる♪
そう思うと、とにかく頑張って運転して帰れます。
冷蔵庫には冷えたビールが待っています。


山から下る時いつも考えること。
どこで汗を流そうか?
夕飯は何にしようか?
これが最大の悩みであり、楽しみでもあるのです。
そして、こんな寄り道も楽しみだったりします。
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八ヶ岳で出会った花

景色が全く撮れなかったせいなのか(お陰?)、思った以上に様々な花の写真を撮っていました。

「花を撮るなら、曇りの日がいい」と言われるように、ピントも合わせやすく、自分では綺麗に撮れてるものが多かったように思います。
なので画像の数が多くなりますが、八ヶ岳で見かけた花を一気に紹介します。


八ヶ岳と乗鞍 019
ミヤマコゴメグサ。
阿弥陀岳に登る岩場に張り付いているように生えていました。
花の内側に黄色い斑点があります。

八ヶ岳と乗鞍 023
ミネウスユキソウ。
中央の花を取り巻く部分が、うっすらと雪を被っているように白く見えることから付けられた和名です。
漢字で書くと【嶺薄雪草】、エーデルワイスの仲間です。

八ヶ岳と乗鞍 026
イワオトギリ。
花柱にまでびっしりと付いた霧の水滴がとても印象的でした。
歩いているとよく見かける花で、小さくてもとても目立ちます。

八ヶ岳と乗鞍 027
タカネナデシコ。
もう終わりかけているものがほとんどで、さらにしずくを付けた花びらが重たそうに頭をもたげているように見えました。
細かく切れ込んだ花弁と、鮮やかなピンク色が印象的です。

八ヶ岳と乗鞍 028
ミヤママンネングサ。
花の大きさは1cm、茎は細くて硬く、『イワベンケイ』と同じ仲間です。
岩の隙間から顔を出して生えます。

八ヶ岳と乗鞍 029
イワギキョウ。
花は鐘形で青紫色をしています。
日が差していなかったのでほとんど開花していませんでしたが、岩肌にたくさん群生していました。

八ヶ岳と乗鞍 036
ウメバチソウ。
茎を囲むように一枚の丸い葉が付くのが特徴です。
足場を設置してある鉄筋の小さな隙間からも健気に背を伸ばして咲いている姿を見かけました。
八ヶ岳と乗鞍 057

八ヶ岳と乗鞍 052
イブキジャコウソウ。
「においを嗅ぎに行こうか」と先日ブログでアップした『ジャコウソウ』と同じ仲間です。
匂いは…分からなかったです(泣)
這いつくばって嗅げばよかったかな。
1cm未満の小さなピンク色の花がたくさん付いていました。

八ヶ岳と乗鞍 061
コマクサ。
山に登る人なら誰もが知っている?高山植物の女王と呼ばれています。
でも、和名は【駒草】で、花を馬の顔に見立てているんだとか。
他の植物が生息できない砂や礫が広がる厳しい環境下で単独群生するゆえに、女王と呼ばれるのかもしれません。

八ヶ岳と乗鞍 072
シシウウド。
葉まで写真に写っていないので定かではありませんが、おそらくシシウドかと(汗)
初めてこの花を、焼岳の登山道で下から見上げた時、真っ白い打ち上げ花火が青空で大輪を開いてるんだ…と思いました。
このピントがずれている感じがお気に入りです。


まだまだ、山はお花の宝庫。
お天気と相談して、また登れるといいです。

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休日の過ごし方@八ヶ岳

お盆が終わって仕事が一息ついたので、久しぶりにお休みをもらいました。
連休を取ったので、「テントを担いでどこかへ行こう♪」と楽しみにしていたら、天気はあまり良くない予報。
ペルセウス流星群がまだ見られると聞いていたので、テントを担いで山へ行けば流れ星にたくさん会える…なんて期待していただけに、残念で残念で(泣)

結局、いつものように行き先が決まらないまま悩みに悩んで、色んな人にこの悩みをぶつけてしまいました。(苦笑)
16日の午後の時点で、天気予報は次の日だけがまずまずだったので(曇り時々晴れ・20%)、17日に「日帰り八ヶ岳山行」することに決定。
前日の夜のうちに原村にある、『美濃戸口』に着けるよう出発することにしました。


8月17日

夜中には月が顔を出し、雲が多いけれど雨は降らない感じでした。(雲と月明かりでやっぱり流れ星には会えませんでした)
久しぶりの車泊、いつもよりは眠れた気が…するようなしないような。
まだ薄暗い4時半に、美濃戸口を出発しました。
ここから歩いて約1時間先にある、『美濃戸』までは現在は車で入ることが出来ます。(駐車料は1日1000円)
けれど、「車よりも自分の方が、燃費がいいしエコなんだ!!」と歩きます。

歩き始めて1時間弱で美濃戸に到着です。
駐車場で登る準備をしている人の姿も見られます。
水が流れていたので、八ヶ岳山麓の水を一口。
冷たくておいしい!!
さて、ここからが本格的な登山道です。
次は行者小屋目指して、南沢沿いに登っていきます。
空があまり見えないので、まだ夜が明けていないのか、ガスが掛かっているのかよく分からないまま、ひんやりとした樹林帯を黙々と歩きます。
沢が土石流か鉄砲水で流されたような跡も見られました。

行者小屋に到着すると…空は真っ白、周りも真っ白。
時間と共に晴れることは期待出来ない感じです。
テントも何張りか見られ、先に到着して休憩している人の姿もありました。
天気はイマイチだけれど、ここまで来たら登るしかないでしょ。
とりあえず、稜線を目指すことにします。
かすかに淡い期待を抱いて。
ミヤマキオンの花が、霧に覆われて咲いていました。
八ヶ岳と乗鞍 018

「景色がダメなら、花を撮ればいい」そう言い聞かせながら登ります。
まず目指すのは、阿弥陀岳。
稜線に出てから阿弥陀岳までは、思っていたより急な登りでした。
岩をつかんでは登り、途中で出会う花を撮ります。
途中ですれ違った、下ってきた二人組みに「山頂は真っ白でしたよ」と言われ、「そうですねぇ…」と答えるしかない。
ここまで来たら登るしかないのです。
地図には『360度の展望がすばらしい』と書いてあり、余計に残念でなりません。
悔しいのですが、記録として山頂の様子を撮って元来た道を戻ります。
八ヶ岳と乗鞍 032

次に目指すは、赤岳です。
阿弥陀岳からはずっと稜線歩きが続きます。
真っ白い中に突然現れる、慰霊碑などに少々ビクつきながら歩きます。
休憩して座っている人といきなり出会ってさらに心拍数が上がります。
それでも突然出会う花のサプライズは大歓迎。
もう終わってしまっていると思っていた、高山植物の女王と呼ばれるコマクサがしっとり咲いていました。
八ヶ岳と乗鞍 040

標高2899m、赤岳につきました。
小さな『赤岳神社』に、これからの山行の無事を祈って手を合わせます。

目の前に「キレット小屋営業中」と書いてあります。
さて?はて??キレット小屋(赤岳山頂小屋)はいずこ?
すでに数メートル先のものが見えません。
キョロキョロして、反対側からやってきた人に確認して、目の前にあるキレット小屋に辿り着きました。

八ヶ岳と乗鞍 046
今回、一番視界が良かった時の写真です。
おぉぉっと思ったのは本当に一瞬。
赤岳展望荘で、数時間前に通った行者小屋が見下ろせて、写真を撮ろうとカメラを出した時には、すでに雲隠れ(霧隠れ?)した後でした。
どれくらい霧が濃かったかと言うと、これまで吹雪の中でも雪が付いたことのない、私の薄く短いまつ毛に水滴が出来ていたくらいです。(分かってくれますかね?)

八ヶ岳の特徴は、多くのルート設定が出来ること。
体力や時間、天候に応じて下る判断をすることが可能です。
さらに小屋がいくつもあるので、より安心です。

八ヶ岳と乗鞍 049
…で、天気もこんな感じだし、地蔵仏の分岐まで来た時に、下るかなぁとも考えたのですが、時計を見たらまだ9時半でした(爆)
行きましょう!計画通りに稜線をぐるっと歩いちゃいましょう!!
晴れることは期待できそうに無いけれど、雨も降りそうになかったのです。
雷も今日はまだ心配なさそうでした。

ここからは登りあり、下りあり。
霧に巻かれてやっぱり視界は不良だけれど、そういう時は鎖が道案内をしてくれます。
あとは先に歩いた人たちの、数多くの足跡をたどりながら慎重に歩いていきます。

八ヶ岳と乗鞍 058
景色が見えないと、色んな事をいつも以上に考えてしまいます。
『人生、山あり谷あり』なんてよく聞く言葉ですが、今回の山行を何故か必要以上に、シンクロさせてしまっていました。
今日の晴れないこの様子が自分の心のもやもやと同じだとか?
何も見えないまま山を登ってすごいことを成し遂げているのに、それに気付かないで下りてしまっているんじゃないかとか?
いつか晴れるよなんて言うけれど、やっぱり晴れないじゃん!なんて思ってしまったりとか?
ネガティブ思考炸裂でした。
ひとりで霧の中に居るとそうなっちゃうんですかね。

それでも、足は確実に前に進みます。
出会った花にカメラを向け、そうしてまた歩く。
横岳を過ぎ、カニの横ばいと言われる所を過ぎて、平らになった登山道をザクザク歩いていたら、コマクサの群生地がありました。
相変わらず展望は利かないけれど、今度八ヶ岳に来る時は、このコマクサが最高に綺麗な時に来よう…そう思えるくらい圧巻されるものがありました。
後で分かったのですが、コマクサはシロバナコマクサもあるんですね。
花が終わって色褪せたのかと思って写真に収めなかったのが残念でした。

白いもやの先に、ぬぼぉ~っと建っているものを目指して歩きます。
ケルンです。
ひとつ通り過ぎたら、またひとつ…次のケルンが向こうにうっすら影を作って建っています。
そうして『展望がすばらしい』と、これまた地図に書かれてある硫黄岳の山頂に着きました。
何も見えません。

よし、下りる!!
そうして、小走りに下った先には赤岳鉱泉。
ひょっとして温泉に入れるのかなと手ぬぐい持参だったのですが、「テント泊の方、1000円」と書かれてありました。
日帰りはいくら?
まぁ、あまり汗はかいてないし下ってからゆっくりお風呂に入ろうと値段を尋ねることも無く、ベンチでコーヒーとお菓子で一服。
稜線の肌寒さと緊張から、ほぉっと開放される瞬間です。

八ヶ岳と乗鞍 070
ここからは一転、日が差して痛いくらいの暑さの中、車を止めてある美濃戸口まで歩きます。
川の流れが、涼を呼ぶ感じです。
振り返ると、うっすら稜線も見えていました。
あそこ歩いたのかな?
実感がありませんでした(笑)

今回は、下った時の満足感をとても感じた1日でした。
駐車場ではワレモコウが咲き、赤とんぼが止まっていました。
秋は確実にやってきています。
八ヶ岳と乗鞍 085

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残暑の花

上高地で見られる花も、なんだかクライマックスに近づいてきたような気がします。
そう考えるとどことなく寂しい気がします。


ツリフネソウ
ツリフネソウ。
少し前に紹介した、キツリフネの仲間です。
湿地に生え、焼岳の登山道の入り口付近で群生していました。
キツリフネは葉から垂れ下がっていますが、こちらは葉の上に伸びて花を咲かせます。
紅色が鮮やかで綺麗です。

ジャコウソウ
ジャコウソウ。
茎を揺すると「麝香」(じゃこう・香料の一種)のような良い香りがすると本に書いてあったので、確かめてこようかなと思っています。
でも、何冊か本を調べたら『香りはそう強くない』って書いてあるものもありました。
真実はいかに!?
明神までの左岸に生えています。

ヤチトリカブト
ヤチトリカブト。
『谷地』と漢字で書き、上高地で見つかった種に対してそう言うそうです。
清水川のほとりなど川沿いに咲いています。
濃い青紫色の花が特徴です。

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MOSS!!

モスバーガーにて限定で、『ホットチキンバーガー』が復活中♪
大好きなメニューでした。
気が付いたら無くなっていて、一度地元のお店で店員さんに「ホットチキンバーガー無いんですか?何で無くなったんですか?」と尋ね困らせたことがあります。
迷惑な客ですね(苦笑)
次の休みに下ったら、絶対に食べに行こうと決めています。


最初から話を思いっきり脱線させています(大汗)
モスバーガーは‘MOS’ですが、今日は‘MOSS’…【コケ】についてほんの少しお話しようと思います。


雨上がりの空気がしっとりしている時は、草も木もたくさんの水分を葉につけたり、茎や根に含んだりしています。
今年は、まとまった雨が少なく、梓川の水量も少ないです。
このままいったら、水不足になってしまうんじゃないかと少々心配です。

雨が上がって、晴れた日には行きたくなる場所があります。
人がほとんど歩かない、治山林道です。

何だか気持ちがすっきりしない時やひとりになりたい時に歩くこの道。
車道をずっと歩いていると、自分が全然知らない異国に来たような、上高地じゃない場所に居るような、そんな錯覚を起こしそうになります。

道の途中から望む、穂高連峰の眺めも最高ですが、足元まで延びた焼岳の姿も最高にかっこいい。
そして私の一番のお目当ては、その道の脇に突如現れる、苔むす場所。
もこもこした、薄いうぐいす色のコケがたくさん生えているのです。
012.jpg

この間行った時は雨上がりだったのにもかかわらず、コケはすっかり乾いてしまっていて、パサパサで触る手に力を入れると潰れてしまいそうでした。
でも、このコケたちが水をたっぷり含んでいるときに、手で押すと…。
ずっと触っていたいくらい、気持ちのいいふわふわふかふか(略して『ふわふか』)な弾力が手に戻ってくるのです!
初めて触ったときの感動を、「このコケを部屋いっぱいに敷き詰めてその上で生活したい!!」と言葉にしたような記憶があります。
013.jpg

なので時々散歩に行っては、そのコケを上からそっと押してみて、感触を確かめてウフっとひとり笑ってそして散歩に戻ります。
かなり怪しい???
でも、変態扱いしないでくださいね。
柔らかいもの、手触りのいいものを思わず触る癖があるだけなんですから…。
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クラフト教室開催中

上高地ビジターセンターで、クラフト教室が開催されています。
開催場所は、ビジターのデッキ。
主催は、パークボランティアの方々。
参加料は、1作品300円!!


クラフト1
デッキの入り口には、ずらりと作品が並んでいます。
これを見て、参考にしたり、創作意欲を掻き立てられたりします。

クラフト3
作品の見本用に、キャラクターの資料も置いてあって、それを木に描いてみる。
松ぼっくりなどをくっつけたり貼り付けたりしてみる。
小さいもの、大きなもの。
絶妙なバランスで出来上がっているもの…家まで無事に持って帰ることが出来るのかなぁと心配になるものまで様々なものが出来上がります。
どれも力作で、世界でひとつだけの作品です。
上高地の思い出がたくさん詰まっています。

クラフト2
吹き抜ける風を感じながら、みなさん熱心にクラフトを作っていました。

最初は、後ろで子どもの奮闘ぶりを見守っているお母さん。
気がついたら、口を出し手を出し…なんて場面も。

子ども以上に、クラフト作りに夢中になるお父さん。
子どもたちはとっくに出来上がって、呆れ顔。

そんな家族の面白い様子も見られます。



♪おまけ♪
後輩と乗鞍にチーズホンデュを食べに行きました。
チーズ好きにはたまらないっ!!
幸せなひと時でした。
チーズ
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岳沢を想う

明神でお茶 001
河童橋から穂高の山を見上げると、目に入るのは岳沢に残る雪渓です。
「あの白いの何?」
「え?雪!?すごいっ」
そんな声が今日も橋の上を歩いていると耳に入ってきます。


そんな岳沢を長年に渡って見守り続けてきた『岳沢ヒュッテ』が無くなって、もう2年が経ちました。

2006年。
この年の残雪量は例年をはるかに越え、そして雪崩による雪害でヒュッテは壊れ流されてしまったのです。
7月山行記録 022


それ以前には、穂高岳へのアクセスの拠点として、たくさんの人が上高地から岳沢へ入っていきました。
『カレーがおいしい』と口コミで広がり雑誌で取り上げられ、休みの日に岳沢へカレーを食べに行く…そんな同僚もいました。
夜になると小屋の明かりが灯り、その明かりが穂高の真ん中にきらめく星のように輝いているのが河童橋からも見えました。

その岳沢は現在、過去に確かにここに、小屋や人々の思い出があったことを示しているかのように、綺麗に積み上げられた石垣が残っているのみとなっています。


私が上高地に来て、新品の登山靴で初めて山に登った場所。
山初心者の私が、ひとりで歩いても安全だよと教わって行った場所。
それが岳沢でした。

へとへとになってたどり着いた時、「お疲れ様です!!」とヒュッテのスタッフに声を掛けてもらいました。
山小屋ってこんなところなんだと、中を興味津々で覗きこんでいました。
デッキから上高地を眺めている時の風がとても気持ちよく、真夏を過ぎても残っている雪渓を間近で見て、とても感動しました。

ちょっぴり大げさかもしれませんが、私の山への第一歩はここから始まったのです。
あの時の登山靴は、ソールを一度張り替え、今も現役で頑張ってくれています。

毎年、岳沢には足を運びます。
ヒュッテがまだあった頃は、デッキで疲れを癒す人たちと一緒になって、疲労感の中にどっぷり浸かることもありました。
一昨年は雪が残る中、岳沢に訪れ、雪崩のすさまじさと小屋の損害を目の当たりにして、涙が止まりませんでした。

2007 いろいろ 008
昨年は、小さい仮設小屋でトイレや水、テントの管理をしているのを見て、やっぱりここに小屋があるってほっとするなと思いました。

7月山行記録 025
…そして今年。
石垣だけの小屋跡が、寂しい…。

現在は、仮設トイレが設置されています。(10月末まで)

前穂へ登る人は、大体が奥穂から吊尾根を歩き前穂へ登頂し、岳沢、上高地へ下りる…このルート設定をする人が多くなりました。
下りで利用する、重太郎新道の急坂。
足を滑らせて怪我をする人がいないといいけれど。
先月の連休では、暗くなって下りられなくなった人が小屋跡にテントを張っているのを見かけました。
岳沢を管理する人が居ない中で、マナーは保たれるのかな。
様々な想いが頭をよぎります。


今日も河童橋を通り、穂高を見上げると目に入る岳沢。
山の安全を祈り、岳沢に思いを馳せるのです。
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明神でお茶を

南信に住む、学生時代の後輩が夏休みを利用して遊びに来てくれました。
せっかくの休みなのに、仕事を手伝ってくれて大助かり。
お陰で時間が空いたので、明神まで一緒に散歩に行ってきました。

後輩とは、学生時代の部で知り合って、かれこれ10年以上の付き合いになります。
いまだ「先輩!」と呼んで慕ってくれます。


明神でお茶 007
明神への道は、お盆の混雑がどこまでも続いている感じでした。
右岸を歩いて、明神橋へ向かいます。
木道はみんなお行儀よく左側をゾロゾロと列を作って歩いていました。

穂高をバックに、穂高神社をバックに、そして明神橋をバックに写真を撮り合いっこしました。
その時に、なぜかミ○ドの箱を持って(苦笑)
「ミス○の広告塔?」と私が何度訪ねたか…。


ずっと休みが無く下界に下りる機会がなくなると、ジャンクフードが無性に食べたくなります。
後は、生クリームなどを使った生菓子なども恋しくなりますね(笑)
今回、遊びに来る前に「何か欲しいものはありますか?」という後輩に「ドーナツ!!」とリクエストしたら、わざわざ買って持って来てくれたのです。
だったら散歩に行った先でお茶をしようと、今回箱ごと明神まで持って行ったというわけです。
…で、事あるごとに箱と一緒に記念撮影。
いつもこんなノリのふたりです。


緑の中をふたりでどんどん歩いて、明神に着いて穂高神社でお参りをした後、明神橋近くの河原でコーヒーを入れました。
ヤナギの木の下で、風に吹かれながらお湯を沸かします。
ぼんやり人の往来を眺めたり、明神の頂を眺めたり。
ゆっくりと時間が流れているような感じがしました。
水切りをしている子どもたち。
私たちと同じように木陰でお弁当を広げたり、昼寝をしたりしている人たち。
上高地を満喫している人たちでいっぱいです。

2008y08m12d_200417954.jpg
お湯が沸いたら、持ってきた粉にお湯を注ぎます。
いい香りが、風と一緒に流れていきます。
しばらく待ってコーヒーが入ったら、いっただきまぁす♪
おいしい!!!
ほんのひと手間で、優雅で心地よい時間になりました。

明神でお茶 020
で、やっぱり明神岳とコーヒーとドーナツ。
撮ってしまいました。

そうして甘いもので、心とお腹を満たしたら、左岸を歩いて帰ります。
程よい疲労感と満腹感と耐えられない眠気が、帰り着いたら襲ってきました。
そして、しばしのシエスタ…zzz。

眠い目を擦りながら仕事をして、有意義な1日が無事終わりました。

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お気に入りの散歩道

ほんの少し時間があるときに、大正池や明神までは行かなくても、気分転換になる散歩道があります。

それは、帝国ホテルの横からバスターミナルに向かって伸びている木道です。

極上散歩道1
綺麗に整備された木道は、歩いていてとても気持ちがいいです。
河童橋周辺を始め、どこを歩いてもたくさんの人と出会うこの季節。
それでもここは人が少なく、人とすれ違っても自分の空間がある気がします。
木漏れ日が程よく、湿った空気がしっとりした空間を演出します。

となりに車道(県道上高地線)が平行に走っており、バスやタクシーが行き来するのがよく分かります。
時々現実に引き戻される車の音も、なんとなく心地良かったりします。
片側はそんな車道でも、もう片方は緑の空間が広がっていて、その木立をぼけっと眺められるベンチも設置されているのです。
森の奥を見ていると、クマでも出てくるんじゃないかと思うくらい自分が山奥に分け入った感覚に陥り、それを車の往来で引き戻される…そんな不思議なエリアです。
極上散歩道2

秋になると、木道は落ち葉で覆われます。
ガサガサと音を立てて走ってみたり、かき集めてみたり。
楽しい自分だけの時間が作れる、そんなお気に入りの場所です。

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朝もやの中を歩く

久しぶりに、朝の散歩に行ってきました。
いつも昼間に散歩に行こうとして、急に雲行きが怪しくなり慌てて帰ってくるパターンが続いているので、朝歩いてみることに。


昨日はちょうどお昼に、どんよりとした雲が掛かってきたなと思ったら大粒の雨が落ちてきました。
そして瞬く間に、バケツをひっくり返したようなどしゃ降りの雨がしばらく続きました。
雨が小降りになっても、空はゴロゴロと鳴り、時折稲光がしてどこかで落ちたような音が響いていました。
これで晴れるのかな…と思っていたら、夕方にまた雷雨になり、しばらく降っていたようでした。

そんな雨上がりの今朝の上高地。
しっとりしていました。
雨をたくさん含んだ草木たちが重たそうに頭を垂れていたり、まぁるいしずくをくっつけてキラキラしていたり。
そして、放射冷却のせいなのか…寒い!
すぐに体が温まるだろうと、薄着で出掛けた私はぶるっと身震いせずにはいられませんでした。

朝露のトンボ
赤トンボが、朝露をいっぱいに浴びて、じっと日が昇るのを待っていました。
全身が露で白くなっています。

朝もやの穂高
梓川を挟んで、穂高を望みます。
穂高の横から昇ってくる朝日と朝もやの相乗効果で幻想的な風景がそこにはありました。

河童橋の上では、まだ6時なのに多くの人がカメラや携帯を片手に撮影していました。
その人の多さに、「夏休み」なのを実感します。

2008y08m10d_061902407.jpg
そして、焼岳も姿を魅せてくれます。

やっぱり早起きは三文の徳。
気分転換と運動と…あとは何だっけ?
とにかく、色んなお得がくっついてきます。
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黄色い花で元気になる?

黄色い花が上高地を彩っています。
黄色い花を見ていると、元気になる気がします。
あとは風水的に金運upすればいいのですが(笑)

メタカラコウ
メタカラコウ。
水場が近いような湿り気のある、半日陰のような場所で見られます。
下から上へ花が咲いていきます。

ハンゴンソウ
ハンゴンソウ。
漢字で書くと【反魂草】です。
葉が掌状に裂けていて、葉が風になびくと手招きしているように見え、さらにお盆ころに花が咲くことから『魂を霊界から招く』という意味で名前が付けられたそうですが…。
ちょっと怖い?
けれど花は日当たりのいい場所に咲き、暗いイメージはありません。

キンミズヒキ
キンミズヒキ。
小さくて黄色い花が穂状についていきます。
そのひとつひとつをよく見るとかわいいです。
最近気付いたのですが、私が「かわいい」と書く花は、ひとつの花を見ると5枚の花びら(もしくはガク)で出来た固体を指すことが多いです(苦笑)

キツリフネ
キツリフネ。
葉から細長い花柄を出し垂れ下がるように、独特の花をつけます。
上高地の遊歩道や登山道でも見かけることが出来ます。


この花を見たら、季節を感じる。
そんなことは誰にでもあると思います。
下界だったら…春はサクラ、夏はヒマワリ、秋はコスモス?
上高地の場合だったらどうでしょう。
そんなことを考えながら散歩をするのもまたいいかもしれませんね。

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七夕の夜は

今日は8月7日。

旧暦では、今日は七夕の日です。
私の地元では、桃の節句や七夕は旧暦(ひと月遅れ)です。

小さい頃は、山から小ぶりな竹を切ってきてもらって、短冊に願い事を書いてつるし、玄関に飾っていました。
あれだけたくさん書いた願い事は、今となっては全く覚えていませんが(苦笑)
習字で使う半紙で、飾りを作ったりもしました。
そうして、七夕の夜にきれいに飾った笹を川へ流すのです。
家族の健康や願い事がかなうように祈りながら…。

川へ笹を流しに行った帰り道、天の川を探したり、流れ星を見つけようと空を見上げてみたりしました。
家々の明かりが眩しくて、天の川って本当にあるのかなと半信半疑だった記憶があります。
星が降るって本で読んだことはあっても、それは本の中だけの話だと思っていました。
それなりに田舎育ちであっても、近所に家があったり、四方を見渡せる場所が無ければ、満足に星は見えないのです。


月日は流れ、上高地で生活するようになってから、山に登るようになってから、夜空を見上げる機会が増えました。

初めて天の川をはっきり見たときは、「本当にあるんだ」と驚きました。
テントを張って寝ていた時、ふと夜中に目が覚めて外に出たら、満天の星空に覆われているという不思議な感覚も経験しました。
流星群を見るために真夜中に起き出して流れ星をいくつも数えては、明けてくる夜空を見て胸がいっぱいになりました。
星が瞬くってこういうことなんだ。
星明りってこんなに明るいんだ。
…そんなたくさんの発見がありました。


今日は朝からきれいな青空が広がっています。
静かに夜が更けたら、きれいな夜空が見られるかな…と密かに期待しています。
願い事でも唱えながら見上げられたらいいな。


そして、今日は『立秋』です。
暦の上ではもう秋なのですね。
一番最後に夏を迎えたばかりの山の上から、これから少しずつ秋の気配が降りてくるのです。
上高地もほんの少しですがそんな気配が暑さと同居しています。

ススキ1
ススキと梓川の清流

ススキ2
ススキの向こうに見えるのは六百山と霞沢岳


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猛暑お見舞い

毎日けっこうバタバタして1日が終わっていく気がします。
休憩の時や仕事が終わった時に、ふと家族を始め、遠くで頑張っている友達は元気でやっているのかな…と気になることがよくあります。

パソコンに向かって「上高地はこんな感じ」「山へ行ってきたよ」とブログでこちらの様子を瞬時に発信している私ですが、もともとスローライフが好きだったりします。
携帯やパソコンでメールを使うことが当たり前になって、全てをメールで済ませられると思ってしまいがちです。
時々、自分で文字を書きたくなってペンを執り、葉書を送ったりします。
葉書を送った後、結局電話で先に話してしまったりと、時差が生じてしまったりすることもありますけれど(苦笑)

今年は特に暑いのでみんなに葉書を書こうと思いたちました。(2年ぶりです)
先日行った涸沢で撮った積乱雲(入道雲)の写真を使って作りました。
『暑中』や『残暑』じゃなくて『猛暑見舞い』です。
パソコンを使って作る葉書は、本当にあっと言う間に出来てしまいます。

でもここで、ひとりひとりに宛名とメッセージを手書きで書くのが、自分なりのこだわりです。
年賀状もそうしているのですが、最後はタイムリミットとの戦いになり焦るばかりで内容が同じだったり…、後で反省してしまいます。

「私は元気でやってます」
「暑いけど、体調に気をつけてね」
そんなありきたりな文章も、相手を想って心をこめて…。

そして忘れてはいけないのが、『上高地郵便局』の営業時間内に局内の設置箱に投函すること!!
上高地界隈のポストに投函すると、今は『上高地』の消印じゃなく『松本南』の消印になっちゃうんです(泣)
郵便局前のポストでも。

そうして、上高地限定の消印を押してもらって、全国の家族や友達に配達されていくのです。

7月山行記録 196
7月21日の涸沢の夕方のひとコマです。

こんなの作りました | コメント:2 | トラックバック:0 |

今が見ごろです

上高地は毎日毎日、本当に多くの人がやってきます。
これから山へ登る人、日帰りで避暑を楽しむ人、山から下りてきた人…。

そんな中で、自分たちの生活を守りきれいに咲く花。
今日も花を見つけると、忙しくて張り詰めた気持ちがふわっと開放される気がします。


7月山行記録 224
センジュガンピ。
花びらの先がぎざぎざの白い花です。
細い茎をすっと伸ばして咲いています。
明神館近くの左岸や日当たりのいい登山道で見かけることが出来ます。

7月山行記録 228
ヤマアジサイ。
別名『サワアジサイ』と言われ、湿っている場所を好むそうです。
家庭や街路樹などで植えられているアジサイのように、色の濃さや花全体のボリュームはありませんが、ひと目で「アジサイだ」と分かります。
徳沢、横尾の登山道で見かけることが出来ます。

7月夕暮れ 036
ヤナギラン。
空へ向かってまっすぐ高く伸びた茎に、鮮やかな濃いピンクの花を咲かせます。
【柳蘭】…葉の形がヤナギに似ているから名づけられたそうですが、ラン科の植物ではなくアカバナ科の仲間です。
写真は温泉ホテルさんの前に植えられているものを撮ったのですが、小梨平のキャンプ場でも見かけることが出来ます。

7月夕暮れ 038
タマガワホトトギス。
初めて見たときは、不思議な花だなぁ…と思いました。
なんとも言えない色と雄しべの形。
小梨平から明神へ左岸を歩き始めてすぐの川のそばで見られます。

7月山行記録 011
ヤマホタルブクロ。
ホタルをこの中に入れて光らせてみたら…そんな風に考えたらとてもロマンティックですね。
ぷっくり丸い釣鐘状で、花の先が反っているのが特徴です。
釜トンネルまでの道沿いでも見ることが出来ます。

7月夕暮れ 039
オカトラノオ。
花の形を虎の尾にたとえ、この名前がついたそうです。
白い花が下から咲き上がっていきます。
温泉ホテルさんの前で見られます。


最近、散歩もあまり行ってないので、早朝や休憩時間に散歩に行けたらいいなと思っています。
そして何か発見できたらいいな…。

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クラフト準備

朝から裏で小刻みに甲高い音が響きます。
そして漂ってくる木の香り。
懐かしい香りです。
近頃の出来事 003


今日は、もうすぐビジターセンターで開催される『クラフト教室』の準備を、ボランティアさんがしていました。
夏休みに訪れる子どもたちを対象に(大人も参加可)行われるもので、夏休みの思い出や宿題をちょっぴり手助けしようと、企画され毎年行われています。
今年もお盆の週に行われる予定です。

近頃の出来事 004
響いてくる音は、電動のこぎりの音。
削られる木は間伐材や倒れた木をもらって集めたものです。
削られるたびにクズが辺りに飛んで木の香りが漂ってきます。

小さい頃は、夏休みになると早起きしてカブトムシやクワガタを捕まえに山に行って、それからラジオ体操。
男の子は特にそんな毎日を送っていた気がします。
近所にある、工務店の作業所に行っては、木を削って出た『おがくず』をもらってきてそれでカブトムシを飼っていたっけ。

そんな幼い頃の記憶がよみがえる、そんな音とにおいです。

『クラフト』は毎年様子を見に行っては、ちょっと参加してみるのですが、いつも同じものしか作りません。
いや…作れません(苦笑)

今年は、前もって考えて行って、力作に挑戦してみようかな。
子どもたちに混じって真剣に作ってみようかな。
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身近に咲く花

今日から8月。
上高地の生活も気が付けば折り返しになろうとしています。
早いですね…。

そんな時間に流されているような毎日ですが、季節の移り変わりを花や空や山を通して日々感じているからこそ、余計に時間の移ろいを痛感するのかもしれませんね。

私の職場の半径20m以内で見つけた花です。
上高地を散策していても見られる、今が旬の花です。

7月夕暮れ 042
トモエソウ。
玄関横の岩の間から生えてきて毎年黄色い花を咲かせます。
ひとつの花は1日で咲き終わってしまいますが、蕾がどんどん出来て次々に咲きます。
花びらのゆがんだ形が特徴です。

7月夕暮れ 043
キバナノヤマオダマキ。
こちらも玄関横に咲いています。
下向きに咲く花が特徴です。
小梨のキャンプ場などの草むらでも見かけられます。

7月夕暮れ 047
ソバナ。
遊歩道の端でよく見かけます。
薄紫色の5つに裂け少し後ろに反った花弁が特徴です。
かわいい姿で、道行く人たちの人気の的です。


そう言えば…、今年は熊情報があまりないなぁと思っていたら、つい先日うちの裏に出ました。
私は見ていないのですが、お客さんが目撃したようで、翌朝に報告していただきました。
かなり大きかったらしいです。
サルもいつも通っていくし、やっぱりここはケモノ道に続いているのでしょうか。

上高地に来てから、毎年クマとキツネには遭遇します。
スクープできるといいです。


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