ど根性ケショウヤナギ2008-07-13 Sun 13:26
あなたの踏ん張り時は、どんな時ですか?
仕事が大変で、頑張っている時。 山頂へたどり着くまでの、最後の登り。 …ひょっとしたら、毎日? 私が、常々、踏ん張ってるなぁと思って見ている樹木があります。 人に対してなら、「もうちょっと肩の力抜いていいんじゃない?」と言ってあげられるのですが、その樹木はそうはいきません。 踏ん張っていないと、倒れてしまうのです。 それは、河童橋から右岸へほんの少し下流に歩いた所にある、ケショウヤナギの木です。 確か2年前の秋のことです。 この時やってきた台風は、各地に大きな爪跡を残していきました。 河川の氾濫や農作物の被害がとても大きかった記憶があります。 この台風が過ぎ去った後、朝礼に行こうと歩いていた時…、道をふさぐ物が目に入りました。 ケショウヤナギの木でした。 木の3分の2くらい上がぽっきりと折れ、それがドンっと倒れているのです。 残された大ぶりの枝も下に垂れて、枝先は川の中に浸かり、茶色く濁った川の上流から流れてくる様々なものを引っ掛けて苦しそうにもがいているように見えました。 このままでは、残された幹もダメになってしまう…下向きになっている枝の一部を切り取り、応急処置を施してもらい、なんとかその場をしのぎました。 このまま倒れてしまうのかな…その時はそう思いました。 けれど、このケショウヤナギは今日も生きています。 緑の葉を残った枝いっぱいに茂らせて。 重みで垂れ下がり葉の先が川に浸かっています。 それでも葉は青々としています。 とても重そうです。 少しずつですが、枝が下に傾いてきているように見えます。 枝の元からこの重みで裂けてしまうのではないかと心配で、時々幹の傍に立って見上げてみます。 こんな傷だらけのように見える、ケショウヤナギのどこにこれほどまでのパワーがあるのでしょう。 見上げるたびに、自分ももっと頑張らなきゃと思ってしまいます。 私が、最近踏ん張った時ってあったかな…? やっぱり山に登った時でしょうか。 スポンサーサイト
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