上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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自転車日和

天気がいい日は日向ぼっこしながらゴロゴロしたい。
けれど、やっぱりインドアで過ごすにはあまりにももったいなかったので、自転車で出掛けることにしました。

少し寒い気がしたので、パーカーの下にミドルレイヤーを着て漕ぎ始めました。
…が、黒いパーカーはすぐに太陽熱をかき集め、内側にどんどん取り込んでくれます。
そして緩やかな上り坂。
体の発熱と太陽熱で、あっと言う間に暑くなってしまいました。

漕ぎ始めて5分。
1枚脱ぎ、再び上り坂です。
市内から隣町の(もしくは逆の)高校へ自転車通学をする学生は必ず通る峠に差し掛かります。
毎日の往復はかなりハードなので、女の子が自転車通学をやっている姿を見たことがありません。

登坂車線を飛ばす車を横目に、足を動かします。
車は排気ガス、私は二酸化炭素を吐きながらこの坂を登るのです。
この坂を上りきったら下りが待っています。
車ではちょっぴりキツイ下りののコーナリングも自転車だとラクラクです。

宇和海サイクリング 004
そして、目の前には宇和海!
瀬戸内海と太平洋の境目に位置するこの海域は、宇和海(うわかい)と呼ばれます。
穏やかで温暖な潮の流れを利用して、様々な養殖が行われています。
天気のいい日は九州だって見えるロケーションです。
ただ、どれが九州なのか認識出来たことはまだありません(ガックリ)

宇和海サイクリング 006
この日の海は、空の色を映し出した紺碧の色をしていました。
海面はキラキラ輝きながら揺れています。
とても穏やかなお昼時です。

車の多い国道から離れ、県道に入ります。
つい最近教えてもらった道です。
民家が隣接し、かなり狭い私道のような道。
民家の多くはみかん農家らしく、収穫の最盛期を向かえみかんが山積みになっている様子があちこちで見られました。

車の走行に気を配りかなり避けて走っているのに、わざわざ(ほぼ)真横でクラクションを鳴らす車にびっくりし、追い越していく車にちょっぴり心の中で悪態をついてしまいました。
だんだんと民家がなくなり、車の通りもほとんど無くなってくると、緩やかに続くクネクネ道が待っていました。
いつもはもっと標高の高くて、もっとキツイ道を走っているから余裕だと思っていた坂道は、全然余裕ではなく。
首筋にかいた汗が髪の毛を伝ってポツリと落ちてくるのが分かりました。

やっぱり自転車は苦手だなぁ。

そう思いながらも、道端に咲く野菊や、山の黄葉(ちょっぴり茶色)や、だんだんと出来上がってきた高速という名のバイパスを眺めながら自転車を前に進ませました。
最後はふらりふらりと自転車を漕ぎ、やっと山をひとつ越えました。
…と言っても低山ですが(苦笑)

上った分だけ一気に下れれば気持ちが良かったのですが、すぐ目の前にお寺が見えてきて平坦な道になってしまいました。
四国八十八ヶ所の42番札所の佛木寺です。
春や秋にはお遍路さんで賑わうお寺も、今日は静かにたたずんでいました。
これだけ暖かくても、やはり12月は冬だからでしょうか…。

参拝を済ませ、再び自転車にまたがります。
咲き終わりかけたコスモスが、道行く人の目を楽しませていました。
宇和海サイクリング 007

この町はコスモスの町として町興しをやっていて、休耕田や稲刈りを終えた田んぼにコスモスを植えます。
今年は咲き始めが遅かったらしく、今でもまだコスモスを見ることが出来ました。

宇和海サイクリング 011
コスモス畑が耕される直前の様子です。
トラクターがなんだか可愛いオブジェに見えてしまいました。
咲き終わった花と混じってまだまだ蕾もたくさんあり、それを耕してしまうのはかわいそうな気もしました。
天気や気候に左右される農業に、そんな悠長なことばかり言っていられませんけれど。

田んぼに囲まれた道を走りぬけ、再び下り道です。
車にビクつきながらも、ベランダに干していた布団が太陽の光をいっぱいに浴び日陰になった頃、無事に帰宅しました。





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タカの渡り

乗鞍の友達に誘われて、白樺峠に行ってきました。
先日、「タカの渡りを見ながら、秋を感じるのもいいですねぇ」なんてブログに書いた記憶があるのですが、まさかこんなに早く実現するとは!!

白樺峠は、乗鞍高原から奈川へ抜ける、上高地乗鞍林道の途中にあります。
天気がいいので、自転車でツーリングも兼ねて行くことになりました。
おにぎりとおやつを持って、観光センターを出発します。

いつも思うのは、乗鞍は広くて、知らない場所がまだまだいっぱいあるということ。
去年の秋にもツーリングに連れて行ってもらって、のどかな空間とキレイな紅葉に感動していたっけ。

一の瀬園地に向かう途中から、林道に入っていきます。
うねうねした登り道を漕いで行きます。
時々下っては上って。
車があまり通らないので、道いっぱいに広がってみたり。
上を見ると青空が広がって、気持ちのいいツーリングです。
開けた場所に出ると、自転車を止めて景色を眺めます。

白樺峠サイクリング 001
大日岳から剣が峰、摩利支天、富士見…ずっと連なる山々と、麓には雪を待つ乗鞍高原のスキー場。
ちょっと茶色いけれど、きれいな景色が広がっていました。
やっぱり、乗鞍は広いです。

グングン気温も上がって、「タカ、いっぱい飛ぶかな?」と期待も共に急上昇です。

白樺峠に着いたら、そこから『タカ見広場』まで歩いて登ります。
県外の車がけっこう止まっていてびっくりしました。
「どこからこんな場所の情報を知るんだろう?」
そう思いながら広場に到着すると、大きな望遠レンズが着いたカメラを設置し、双眼鏡でタカを探す人達の姿が…。
勝手に想像していた、野鳥の会の光景とぴったり!
天気のいい週末になると、たくさんの人で賑わうらしいです。
渡っていくタカより、タカを見る人の方が多かったりして!?

広場は見通しが良いように切り開かれた場所で、雨がしのげるようにバス停の待合所サイズの小さいあずま屋が3棟建っていました。
座って待てるように、切り倒した樹をベンチにしたり、タカの渡りのための素朴な工夫がしてある場所でした。

白樺峠サイクリング 015
あずま屋の1棟の中の様子です。
今年のタカの渡り情報(速報)が毎日棒グラフになっています。
毎年の推移もあったりして、細かい記録に感心するばかり。
多い時は、4000羽飛んだ記録もありました。
そんな時は、『タカ柱』と呼ばれるものが出現するそうです。
一度、そんな大迫力な風景を見てみたいです。

さて、実際のタカの観測は…期待しているほど一度にバサァッと飛ぶわけではなく、1羽飛んでいるのを見つけ、その様子を見守る…そんなのんびりしたものでした。
誰かが「あ!」と声を上げて立ち上がって双眼鏡を覗くと、皆一斉に視線をその方向に合わせる。
タカは、そんな視線を知ってか知らずか、上昇気流にのってふわぁと昇っていきます。
その様子が、ゆっくり円を描くようにくるりくるり回っているように見えます。

お茶を飲み、おやつを食べ、おにぎりを食べ…本当にのんびり日光浴をしながら時間を過ごしました。
一番多い時で、5羽くらい。
上昇気流も遠くで発生することが多く、あまり峠の真上を渡っていくことは無いらしいです。
2008y10m04d_065826020.jpg
それでも真上で3羽のタカが舞っている姿を、捉えました。
ゴマより小さい標的に少々手こずりましたが(苦笑)

白樺峠サイクリング 012
そんな空に溶けていくタカを見守る人達。(タカは右上部にうっすら写っています)
青空を見上げる姿…なんかいいですねぇ。
結局この日は、2時間くらい居て20羽弱のタカを見ました。
初めてのタカの渡りの観察は、楽しかったです。

白樺峠サイクリング 018
広場からの帰り道です。
ススキと白樺がキラキラしていました。

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サークルライド 08' その3

自転車を漕いでいる時に、みんなの頑張りや綺麗な景色を写真に収めようと思うのですが、デジカメを出すだけで危ない。
フラフラするし、ブレーキが握れないし…。
雨が降っているとなおさらです。
みんなより先に漕いで写真を撮れるくらい余裕があれば、終わった後もその写真を見て楽しめるのかもしれませんが、まだまだのようです。

深秋になりつつある、車山と美ヶ原でしたが、まだ花は咲いていました。
休憩時間などのちょっとした時間に探してみました。
漕いでいる時にしか見かけられなくて、撮れなかった花もあって残念でした。

サイクルライド 2008 053
車山高原で散歩に行った時に撮った写真です。
民家(ペンション)の前に咲いていました。
鮮やかな色がガーデニングらしくってステキです。

サイクルライド 2008 055
葉の感じからすると、ユキアザミでしょうか。
アザミも、色んな種類があることにこっちで生活を始めて知りました。
棘がたくさんあって近くを歩きたくない威圧的なものから、優しい感じのものまで様々なアザミに出会えるのは標高の高い場所ならではです。

サイクルライド 2008 054
車山高原で見かけました。
グンナイフウロ?
でもちょっと違う??
ハクサンフウロもまだ咲いていました。

サイクルライド 2008 056
マツムシソウ。
高原で秋を告げる花です。
優しい薄紫の色に癒されます。

サイクルライド 2008 088
タカネサギソウ?
美ヶ原高原で見かけました。
先っぽがちょっぴり茶色に色づいているのは紅葉なのでしょうか?

名前に関しては自信が無いものばかりで、間違っていたらごめんなさい(焦)
高原になると手元に文献が少なくて複数の本で確認作業が出来ないために、確信が持てないものばかりです。
そんな植物の名前を、いろいろ探すのもまた楽しかったりするのですが…。


なんとか無事に自転車の旅を終え、私を含む仲間たちはまた日常の生活に戻りました。
私は、あれだけ雨に濡れていて風邪のぶり返しを心配していたのに、すっかり元通り。
荒治療が効いたのかな。
初日は、太ももやら足の裏やらつりそうでピキピキしていたのに、筋肉痛にも腰痛にもなりませんでした。
覚悟していただけに、拍子抜け。
もう少し頑張るべきだったのかな…あれだけ半泣きで心ポッキリ状態で漕いでいたのに、そう思ってしまうのは都合が良すぎますかね…(苦笑)

自転車ともう少しお友達になろう…サークルライドを終えての次なる目標が出来ました。

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サークルライド 08' その2

9月19日 【2日目】

う~ん…、と目が覚めたら6時少し前でした。
外を見たら、雨は降っていないけれどどんより雲が立ち込めていました。

ちょっと膝に違和感があるなぁ、そう思って露天風呂へ向かいます。
朝風呂♪なんて優雅なんでしょう(笑)
体をほぐして、しっかり目覚めさせるのです。

朝食まで少し時間があったので、ちょっぴり散歩に行ってきました。
まだ眠ったままの車山高原のリフト。
夏は一面にニッコウキスゲが咲き誇り、冬には銀世界。
きっと冬もステキな場所なんだろうなぁと思いながら歩きます。

朝食は洋食で、サラダもパンもしっかりいただきました。
そして準備を整えて、いざ出発!
…の前に、みんなで写真を撮りました。
ヘルメットをかぶっているのが、本日のライダーです。
2008y09m21d_235937534.jpg
Photo by Nちゃん ★Thanks!★

素敵なおもてなしをありがとうございました。
また遊びに来ますね。
カムスを後にして、早速坂を上りビーナスラインへ。

出だしから、ぽつぽつ雨が降っていました。
昨日より短い距離と聞いていたので、気合いで漕ぎ切るつもりです。
ビーナスラインは、緩やかに上って下って。
お?おぉ??何故か調子よく前に進みます。
昨日の上りのノロノロ一定速度は、およそ時速5km前後(おそッ…)
今日は9km前後で上っていくじゃないですか。
「調子いいじゃない」そうマスターに言われ、「いつもこうだと…ねぇ」なんて余裕で答えながらグングン進みます。
八島湿原の駐車場でおやつ休憩の後は、霧が峰まで一気に下ります。
「ちょ~気持ちいい!」
どこかで聞いたような台詞が思わず出てきそうなくらいの、快適winding roadでした。

ただ、だんだん雨がひどくなり、しかも下り道。
一瞬で濡れネズミ…着ている服と靴が重いです。
それでも途中の富士見台辺りでは山々の稜線がキレイに見え、下っている間、遠くにはずっと富士山も見えて、雨のひどさより景色を見た感動の方が勝っていました。
下の写真、小さく富士山が写っているの分かります?(真ん中右寄り)
サイクルライド 2008 062

もうひとつ気になったのは、道の途中でたくさんのムカデのような白い虫がいたこと。
最初は、ヤナギの花のようなものが落ちて踏み潰されてるんだと思ったら、生きているのが這って動いてる!?
「うぎゃぁ!」と悲鳴を上げながら…でも多すぎて避け切れるわけも無く、無残にも轢いて行くことが何度もありました。
あれは、何に付く虫だったのでしょうか。

雨は止みそうに無いまま、下った分だけ再び上ります(苦笑)
次に目指すのは、和田峠。
そして昨日お弁当を広げた扉峠です。
ゆるやかに上る…まだ上る…。
時々、駐車場があるので雨宿りをしながら休憩します。
それでも最後のほうになってくると、雨もますますひどくなり、「漕げるならそのまま行っちゃって!」状態になってきました。

「はぁい」なんて手を振って、先を急ぎます。
…が、前日に美ヶ原美術館から一気に下ったクネクネの道は、想像していた以上にとても過酷なものでした。

休憩無しで自転車を漕いだせいか、今年あまり乗り慣れていないせいか、腰が痛い…(泣)
そして重心が集中するお尻も痛い(大泣)
昨日以上にのろのろカメさん漕ぎになってしまい、前輪はフラフラです。
止まる、進む?止まっちゃう??
もう心はポッキリ折れていました。
それでも、前に進まなきゃどうしようもないので、フラフラと進みます。
後ろについていてくれるマスターも、異変に気付いて心配してくれます。
止まって、水を飲んで深呼吸。
そしてまたカメ漕ぎ(汗)

サイクルライド 2008 066
気付いたら雨は上がっていました。
やっぱり腰がおかしくて、どうしようもなくなり、とうとう降りて歩くことになってしまいました。
悔しいけれどそうするしかなく、マスターが一緒に歩いて自転車を押してくれます。
いくつかカーブを過ぎ、改めて自転車をまたぐのですが、それもまた一苦労。
そんな私にマスターが「もう少し、あとちょっと!!」と声を掛けてくれます。
その声に導かれるように、フラフラしながら山本小屋に到着しました。
駐車場に自転車を置いたら、マスターが「お疲れ!」と言って手を出してくれました。
そんなマスターの顔を見た瞬間、涙が出そうでした。
やり遂げた喜びも、しんどさも、安堵感も、全部がブレンドされた涙…一生懸命引っ込めて、笑顔を返そうとしました。
でも、その顔はきっと引きつっていたと思います(苦笑)

びしょ濡れの私たちの姿を見て、従業員の方(気さくなおばちゃん)がストーブをつけてくれました。
先についていた仲間達も、それぞれ声を掛け気遣ってくれます。
ありがとう。
お昼ごはんにカツカレーを注文しました。(Nちゃんに注文してもらいました)
しっかり食べたら、元気が戻ってきました。
完全に乾くまではいかなかったけれど、服も少し軽くなった気がします。
気分もすっかり軽くなりました。

サイクルライド 2008 078
ここからは、両側を牧草地に挟まれた、車両禁止の道を進みます。
道は広いのですが、ちょっと遠慮がちに自転車に乗ったり歩いたり。
雨は上がって、遠くには目指す王ヶ頭が見えます。
サイクルライド 2008 070

美しの塔で記念撮影をしたり、牛を眺めたり、ゆっくり景色を満喫します。
もうすぐふもとに下りる牛たちは、のんびり草を食べています。
ちょっと異国に迷い込んでしまったような、時間の流れと不思議な空間がありました。
サイクルライド 2008 089

初めての王ヶ頭。
ここは百名山のひとつです。
山…と言うより丘と言った感じです。
いくつものテレビ塔が立っていて、松本平をはじめ広く電波をカバーしています。
晴れていたら、すごい景色に出会えそうです。

そして、未舗装と荒れたアスファルトが混在した道を下っていきます。
砂利に足をとられないように、慎重にブレーキを掛けます。
あっと言う間に、見覚えのある駐車場が見えてきました。
美ヶ原自然保護センターに戻ってきました!
ゴールです!!

ゴールで待っていてくれた、サポート隊が横断幕でお出迎えです。
その下をくぐってゴール。
みんなが笑顔になります。
しっかり握手をしながら、「お疲れ~」と言い合っているみんなの顔には満足感がありました。
サイクルライド 2008 093
Photo by Nちゃん ★Thanks!!★

今回も多くのサポートに助けられ、無事ゴールすることが出来ました。
本当にありがとうございました。
これからもまた、一緒に笑って、楽しんでいきましょうね。


◎サークルライド 2008 私の記録◎
走行距離:111.18km
平均速度:9.9km/h
最高速度:54.3km/h
お疲れ様でしたぁ♪
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サークルライド 08' その1

台風13号は、ゆっくりゆっくり太平洋を進んでいきました。
長野県は降雨はあったものの、秋雨前線の影響で台風の影響はほとんどなかったようです。
赤く色づき始めたリンゴやたわわに実りつつある黄金色のコメも無事で良かったです。

そんな台風13号が九州の南の海上にあって、「上陸の恐れ」とニュースで言っている頃、美鈴湖では果敢な(いや、無謀な?)挑戦が始まろうとしていました。

毎年恒例の、自転車仲間でのツーリングです。
題して、『サークルライド 2008~ビーナスラインと車山カムスの旅~』です。
山あり谷あり、笑いありちょっぴり涙あり(?)、雨の中にも楽しさあり…そんな思い出満載の旅になりました。


9月18日 【1日目】

集合時間は朝8時、集合場所は美鈴湖のほとりにある駐車場。
なのに、8時を過ぎても私はふもとの浅間温泉をウロウロ、オロオロしておりました。
遅いトラックの後ろについて時間ロス、通勤ラッシュと信号に巻き込まれて前に進まず…なんていうのは言い訳で、最初から遅刻をしてしまいみんなとちょっぴり顔を合わせづらい。
でも待っていたみんなは満開の笑顔で手を振って迎えてくれ、私の心配を一気に吹き飛ばしてくれました。

前日からすでに上高地では雨が降っていて、風邪をこじらせていた私はギリギリまで参加することに悩んでいました。
さらに台風も接近中。
今回は本当にツイてない(泣)
テンションも少々下がり気味です。
それでも、このツーリングに《中止》という文字はありません。
雨天決行です。

いつもひとりで山に登ることが多い私ですが、自転車は誰かと一緒に漕ぐことが多いです。
今回のツーリングは年に1度のビッグイベントなので参加者も規模もでっかくなります。

参加者は以下の通り。
・今回のサークルライド企画者、Tちゃん。
・乗鞍でバーを経営していて、自転車とスキー(私はボード)と夜と…よく一緒に遊ぶマスターとNちゃん夫妻。
・マスターの弟で、自転車も本格的なKちゃん。
・6月に結婚したばかりの、アウトドアカップルKちゃんとMちゃん夫妻。
・今回初参戦、ダウンヒルはお任せのKくん。
・徳沢キャンプで盛り上がった、Mファミリー。(Sさんが初日、Nさんが2日目にライドしました)
そして、今回2回目の参加になる私。
大人10人、チビ2人が集結しました。

サイクルライド 2008 007
小降りになったタイミングを見計らって、体力に自信のある男性3人が美鈴湖からスタートしました。
美ヶ原林道は、初夏に自転車の大会が行われる場所でかなり傾斜のあるクライムヒルコースです。
「いってらっしゃ~い!」「頑張って!」

そう見送ったら、みんな自分の車に飛び乗ります。
そして3人を追い抜きます。
私達は、美鈴湖からずっと上がった美ヶ原自然保護センターに車を置いて、自転車を組んでスタートになるのです。
早くしないと、待ち合わせの武石峠で先にスタートした3人を待たせてしまうので大急ぎです。
それだけ3人の漕ぎっぷりは見事なのです。

自然保護センターに車を止める頃には、雨が上がり、どんよりしていながらも雲間から山が見え隠れしていました。
けれど冷たい風が吹きつけます。
天候に不安がある中、みんな黙々と準備をしています。
その様子を見ながら、私は自転車に乗るか、サポートに回るか、いまだ悩んでいました。
「何かあったら最初に車で拾えるから、漕げるところまで漕いでみたら?そのためのサポートなんだから」
そう背中を押してくれたのは、いつも何かとお世話になっている、サポートのNちゃんでした。
悩みは吹っ切れ、自転車を車から降ろし、準備を始めます。
そうして、第2集団は私を含めて5人でスタートになりました。

快適で緩やかな下り道。
うっすら乗鞍が見える遠望にテンションも少しずつ上がってきます。
武石峠ではすでに3人は到着していて、ここからは8人揃ってのライドになります。
落ち葉が落ちて点々と彩られたアスファルトを快適に下ったら、今度は上りになります。
【下った分だけ上り返す】
今回の旅はまさにその繰り返しでした。

先に回ったサポートカー2台が途中で待っていて、応援してくれます。
そしてサポーターの手には、デジカメとビデオがしっかり握られています。
通り過ぎる時はもちろん常々笑顔です!!(…のはず)
今回はチビたちも応援に参加してくれて、たくさんの声援を受けました。
手を振って応えないわけにはいきません(笑)
休憩時間にはみんなでおやつを囲み、糖分と水分を補給します。
サイクルライド 2008 011

サイクルライド 2008 017
そうして直線距離にしたら近いはずの、美ヶ原美術館にぐるっとまわってやっと到着です。
いつも車で行く場所ゆえに、遠くてしんどい…。
休憩時間の会話のメインは「次の上りはどれくらい?」「お昼ご飯までどれくらい?」こんな内容ばかりだった気がします(苦笑)

そこからまた扉峠まで一気に下ってしまいます。
カーブがいくつも続く道は、車も少なく、幸い路面も乾いていたので気持ちよく下れました。
珍しく怖くなかったのはどうしてでしょうか。

サイクルライド 2008 021
扉峠の茶屋の駐車場で、待ちに待ったお弁当。
今日のメニューは、おにぎり2種と、から揚げ、ポテトサラダ、かぼちゃの煮物、卵焼き、そしてお漬物。
このお弁当を励みに毎年参加するTちゃん。
卵焼きをいくつもほおばっていました。
雨がパラついてきたので、ひどくなる前に出発します。

そしてまた下り…こんなに下っちゃって大丈夫なの?
車山高原の標高って1800mはあったよね?
そんな不安が大きくなるくらい下りました。
その距離約10km、標高差800m超え。
国道142号線・中山道に出ちゃいました。

次に目指すのは、鷹山牧場です。
この辺りは未知の場所で、上りはしんどいながらも楽しかったです。
牧場ではウサギやヤギがいて、思わずはしゃいでしまいました。
ヤギの黒目はどこを見ているのか分からずちょっぴり怖かったけれど(苦笑)
ヤギさん
Photo by Nちゃん ★Thanks!!★

ふれあいタイムが終わったら、後はひたすら上ります。
まずは目指せ、大門峠!
国道152線をずっとずっと…上るのみ。
登坂車線横を進みながら、「長いな…この登坂車線、いつ終わるの?」前後でそんな会話をしながら上っていきます。
標高が上がるにつれて、また天気が悪くなってきました。

ずっと一定のペースで漕ぎ続ける私に、「よく気分が折れないね」とずっと後ろについていてくれたマスターが声を掛けてきました。
実は気分は折れてるんですよ、とっくに(泣)
それを一生懸命なんとか支えているんです。(たまに折れていないときもありますが)
支えるのをやめてしまったら、もっと凹んで後悔するのが自分で分かっているから。
その支えが、その先で待ってくれている人達だったり、お風呂だったり、夕飯だったり…ちょっとしたことなのです。
「そんな小さくていいんだ」というので、「おだてたら何でもやるタイプだから」と言ったら笑っていました。
実際そうなので(汗)

そうこう話しているうちに、やっとやっとビーナスラインに突入です。
さりげなく上っているけれど。
ガスが出て視界が無いけれど。
もうひと踏ん張りだ!と言い聞かせて、とにかくひと漕ぎひと漕ぎ前に進みます。
長くて、苦しくて、ムカムカするのは体調不良だから?
それでも、道に咲いている花を見つけて、かすかに目の前に見える丘の草の色に秋を感じて漕ぎました。
せっかく自転車で走るんだから、それを感じなければただただ苦しいだけで終わってしまいます。

車山高原が見えてきました。
ペンション・カムスの前では、オーナーがゴールの手作り横断幕を持って待っていてくれました。
車山のカムスは、マスターのご両親が経営されている、ステキなペンションです。

自転車を降りると同時に、大きなため息が出ました。
腰とお尻が痛いですぅ…(泣)
部屋に荷物を置いたら、真っ先に露天風呂に向かいます。
冷えた体に、お湯が染みてピリピリしました。
それでも我慢して入っていると、やっとの全身のコリが抜けていきました。

「夕飯楽しみだね」そうMちゃんと話しながら、お風呂から上がったら…。
すぐに夕食の時間になりました。
食堂には、合流したマスター兄弟の家族が集合していました。
これで全員集合です。
今回の参加者は、ちびっ子入れて20人。
それはもう賑やか。

サイクルライド 2008 026
グラスにはワインが注がれ、乾杯。
そして前菜から始まるコース料理に舌鼓。
本当に、頑張ってここまで来て良かったなぁと思う瞬間です。
しっかりビールもいただきました。
オーナーオリジナルのおいしい手料理をいただきながら、おしゃべりに花が咲きます。

サイクルライド 2008 043
その後は、みんなで写真を撮ったり、体内能力を測ってみたりして過ごしました。(食べ過ぎて、体重は減るどころか増えていました)
チビたちは本当にみんな元気で仲良くて、ずっと走り回っていました。
その体力、分けてくれ…なんてちょっぴり思いながらゆったりおしゃべりして笑って。
夜はあっと言う間に更けて、就寝となりました。

明日のお天気はどうなるのかな。
晴れるのは無理でもどしゃ降りにならなければいいな…そう願いながらベッドにもぐりこみました。
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