上ッテ下ッテ また 上ル

毎日あんなに暑かったはずなのに…なんだか秋らしさいっぱいの上高地です。ここからまた、上ったり下ったり。

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下山後のお楽しみ その3

この日もやはり5時に目が覚めました。
まだ真っ暗な部屋の中。
部屋備え付けのトイレに行きたくても暗すぎて、一緒に寝ている子達の頭を踏みつけてしまいそうでした。

ごそっと起き出して…外のトイレへ。
そして朝風呂、もとい朝温泉。
こりゃ極楽です♪
ほんのり明るみが増す海と空を眺めながら、大露天風呂を満喫しました。

朝食までにまだまだ時間があったので、ほてりを冷ますため外に散歩に行ってきました。
すぐ目の前に広がる海岸では、釣りをしている人の姿がチラホラ見えました。
釣れている様子は無かったですけれど(苦笑)

下山! 130
雲の隙間から射す朝日は、濃いオレンジ色。
山の朝日と、海の朝日ってこんなにも違う色をしてるのですね。
漁船が何艘も浅瀬で漂い、遠くはぼんやり霞んでいました。

下山! 135
下山から続いていた快晴も、この日はひと休み。
薄っすらと雲が空を覆うお天気になりました。


バランスのいい朝食を頂きました。
ご飯のお供になるおかずがいっぱいだったので、しっかりおかわりしました。

朝食後は出発まで自由行動でした。
その間に、旅館に併設された、地元出身の有名なパティシエさんのお店に行ってきました。
ショーウインドーに飾られたケーキは色んな種類があり、全部食べてしまいたいくらいの輝きを放っていました。
下山! 147

朝食後すぐなのにケーキ。
別腹というわけではないけれど、せっかくなので頂きました(笑)
やっぱり別腹?

下山! 146
私が注文したのは、『マッチャ』というケーキ。
上に乗っかっている緑色をしたマカロンが可愛くて、思わずこれを注文しました。
ガラスのテーブルに、スクエア型のお皿、ポット。
洗練されたイメージの、都会的な空間でした。


さて、ここからまた昨日来た道を帰ります。
眠気を我慢しながら、歌で盛り上がりながらの道中です。

下山! 151
海の向こうに薄っすらと白くなった立山連峰を始めとする山々が見えました。
来年はあの山に登ろう…そう思いました。

富山市内で昼食をとった後、解散となりました。
握手を交わし、ハグをし…別れました。

これでシーズンが終わったことになるけれど、ここからがまたそれぞれの始まり。
またきっと連絡を取って会うことになるだろうし、実際同じ場所で働く仲間もいます。
どこかで繋がっていると思うと、全く悲しくありませんでした。

ゆっくり休んで、自分の時間を過ごして、またそれぞれがステップアップ出来ればいいなと思います。



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下山後のお楽しみ その2

ふと目が覚めたら、5時でした。
まだまだゆっくり寝られるのに…。

そろりと部屋を抜け出して、温泉へ。
山では考えられないことです。
「ふぁ~」と大きく伸びながら、お湯に浸かります。

朝食を頂いて、宿を後にします。
これから、従業員旅行です。
車3台に分乗して、和倉温泉を目指します。

昨日の夜遊びが影響して、みんなはちょっぴりお疲れ気味。
コンビニでエナジードリンクをたくさん買って、気分を盛り上げていきます(苦笑)

松本からひたすら北上を続け、日本海へ。
山から下りたら、海。
やはりそんな反動があるようです。

お昼は回転寿司でした。
最初に選んだお皿は…イクラ盛り?盛り??
下山! 077

サケとイクラの親子軍艦です。
イクラの多さに一目ぼれでした(笑)

下山! 082
その後は、みんな食べたいものを選んで食べて…出来上ったお皿タワー!
男6人が座ったテーブルはお皿だらけでした。
さすがの店員さんも、数えながら苦笑い。
ご馳走さまでした!


その後も日本海を走り続け、やっと夕方に到着しました。
近いようで遠い気がしました。
下山! 089

車の中ですでに電池が切れ掛かっていたために、宿に着いたらもう眠くて眠くて…。
けれど、先に温泉だ!
ちょっぴりしょっぱい温泉へドブン。
ちょうど、日が沈んで段々夜になっていく海を見ながら浸かることが出来ました。

下山! 128
宿は、お茶を点てていただいたり、お花が活けてあったり。
至れり尽くせりの旅館でした。
宿の中にバーがあり、カラオケボックスがあり、〆のラーメンまでいただけるという、何でもそろっているところでした。

下山! 106
そんなお宿での夕食は、みんな浴衣姿でした。

下山! 109
海の幸に舌鼓。
夢中でカニを食べました。


そして…この日も睡魔に負け(ただの飲みすぎ?)、一番最初に布団の中へ(苦笑)
眠りに落ちる途中、部屋のチャイムを連打するという男衆のいたずらに合いましたが、そのまま寝てしまいました。



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下山後のお楽しみ その1

上高地に着いてザックを下ろし、登山靴を脱いだら…開放感が一気に押し寄せてきます。

あとは思いっきり楽しむ!!
これから、打ち上げと従業員旅行です。

下山! 042
まずは、みんなで腹ごしらえ。
優しい光が差し込むスペースで、上品なランチタイムです。
とても美味しくて、元気が出ました。

その後は、宿にチェックインするまで自由行動です。
…が、みんな行くところは同じで、アウトドアショップのカモシカへ岳楽多市を見に行きました。
買う予定の無かった、かわいいド!ピンクのスウェットを購入しました。
開放感からか、財布の紐が緩くなっています。(まだ給料貰っていないのに…)

そして、公園でほっと一息ついて、ジェラートを食べて、本日のお宿へ。
美ヶ原温泉です。
下山して、温泉…最高のご褒美です。

なかなかこんなステキな旅館に泊まる機会の無い私(たち)はどんどんテンションが上がってきます。

下山! 050
夕食は、なんと玉手箱。
おとぎ話を再現しているんだそうです。
舌切り雀のお話でした。

下山! 056
すずめのお宿のご馳走。
お話を思い出しながら、目の前にある綺麗に盛り付けられた数々のお料理があまりにももったいなくてなかなか食べ始めることが出来ませんでした。

下山! 053
社長の乾杯の音頭と、会長の挨拶に続いて、どんどんお酒もお料理も続きます。
様々な想いに目頭を時折熱くさせながら、たくさんおしゃべりをしました。


その後、街に繰り出し、OBさんのお店で飲みなおし、カラオケやボーリングにそれぞれ散らばっていきました。
みんな元気です。
私は…たくさんお酒を頂いて、睡魔に勝てず、一足先に宿に帰ってふかふかのお布団で就寝しました。



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そして…下山

11月6日、快晴。

日の出前から小屋の中はソワソワしていました。
今日はいよいよ下山の日です。

まだ日が昇る前の空は、穂高の輪郭が星の光によってくっきりと浮かび上がり、オリオン座が大きく西へ傾きながら瞬いていました。
そんな穂高を白い息を吐きながら見上げます。

とうとうこの日が来た。
そんな気持ちがこみ上げてきます。


不安だったけれどただ楽しさだけを積み重ねていけば、下山まで余裕でたどり着くことが出来ると思っていた4月。
7ヶ月弱の小屋の生活は、そんな甘っちょろいものではありませんでした。
自分の甘さや弱さと向き合いながら、いつまでたってもネガティブな世界から抜け出せず、グズグズしていたこともあります。
いっぱい迷惑をかけ、それでも立ち直れず、全てがどうでもよくなってしまったこともありました。

そんなヒョロヒョロに弱い精神力で、それでもなんとか下山という日を迎えられたこと。
苦しいこともいっぱいあったけれど、楽しいこともいっぱいあったこと。
色んなことを思い出しながら、安堵感でいっぱいです。


下山! 026
明るくなって、下山を開始します。
朝日に照らされた穂高は、優しく見下ろしているようにも見えました。

下山! 027
時々振り返っては見る、小屋と穂高、そして涸沢。
色んなことを学んで知って、失敗して、泣いて、笑った場所でした。


積雪と安全面を考え、足にはアイゼンを履きました。
凍っているところでは助かるアイゼンも、完全に雪が解けている場所では石を擦る金属音が響き、膝にガンガン負担が掛かります。
下山! 036

私たちが下りた頃にはもう仮設の本谷橋も外されていて、細く凍った渡し板をビビリながら渡りました。
「最高の下山日和だね」との言葉に空を見上げると、雲ひとつ無い青空が広がっていました。

本谷橋から横尾までは、早足競争みたいになりました。
いつものことですが、みんな歩くのが早いです。
集大成かのように、この日もまた早足でした(苦笑)

横尾山荘で挨拶を済ませ、上高地まで下りてきました。
元上司に下山の報告をしに行くと「よく頑張ったな」と声を掛けていただきました。
嬉しいひとことでした。

その他にも、出会うたびにたくさんの友人から「お疲れ」と声を掛けてもらって、本当に本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


小屋にいて、たくさんの方に出会うことが出来ました。
たくさんの人脈が出来ました。

ブログに載せることも含め、たくさん写真を撮りました。
その数なんと4000枚超えで、撮った多さに自分がびっくりしました。


色々思うことはあるけれど、こうしてみんなで一緒に下山できたことが何よりも嬉しいです。
小屋のみんな、涸沢を取り巻く全ての人たち、本当にありがとう。



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終わりと始まり

小屋の中はどんどん片付けが進んでいきます。

畳やカーペットが外され、バリが張られ…営業中とは全く違う姿になります。
そして食堂や廊下などの板張りには、ワックスを塗りこんでいきます。
終わり始まり

シーズンが終わってしまう。
ひとつずつ仕事をこなしていくたびにそう思っていました。
目の前に積み重なるようにある『下山までにやること』を、夢中で片付けていく…時間と追いかけっこをしている気分でした。

そしてふと気付きました。

ワックスを掛ける。
布団カバーを洗濯する。

全てが来シーズンに繋がっているということに、ふと気付いたのです。

今シーズンはもうすぐ終わってしまうけれど、すでに来シーズンに向けて始まっているということ。
終わりと始まり。
『やらなきゃいけない』小屋閉め作業ではなく、『来シーズンのため』の作業だと思うと、作業に対する意識が変わるから不思議です。


そして、今シーズン最後のヘリ日。
来シーズンの燃料を上げ、小屋で越冬出来ないものを下ろします。
下山! 002

近くで作業を見守り、そしてパイロットさんとラマに今シーズンの感謝の気持ちを込めて思いっきり手を振ります。
キャノピー越しに見えるパイロットさんも、手を振り返してくれました。

ラスト1便の物資輸送の様子です。
何かがおかしい…。
下山! 015

白い雪に調和して、青空に映えるラマを見送る小屋番たち。
男衆全員上半身裸でした(苦笑)

これが小屋流の見送り方。
最後まで笑わせてくれる、仲間です。
ヘリが起こす風がとても寒かったと、ちょっぴり寒さで引きつった笑顔で教えてくれました。
下山! 019



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