上ッテ下ッテ また 上ル

上高地シーズンに突入です。ここからまた、上ったり下ったり。

ニリンソウが咲いています

今年の冬は、例年以上に厳しい寒さが続きました。
しかし積雪は少なく、上高地の残雪は入山して数日のうちにほとんどがなくなっていました。

一気に気温が上昇すると、反応が早いのは地面から顔を出す草たち。
あっと言う間に緑が広がって土を覆いつくしていきます。

一方、冬の厳しさを全体で耐えてきた樹木たちは、ようやく背伸びをして芽吹かせます。
樹木の新緑がいっぱいになるまで、もう少し時間が掛かりそうです。

May 2012 various 029
ニリンソウが例年より早く花を咲かせ始めました。
日当たりのいい場所では、GW辺りには小さなピンク色のつぼみを付け、気の早い花は茎を伸ばす前に咲き始めていました。

上高地からずっと奥へ歩くこと1時間ちょっと。
明神館と徳沢キャンプ場の間に、たくさんのニリンソウが群生しています。

Fresh Greens 052
ゴミ拾いをしながら、ニリンソウの咲き具合を見に行ってきました。
この日は快晴で、日の出と共に気温も上がり、太陽の向きに合わせてニリンソウは大きく開花していました。
これでも5分咲きくらい。
とても可憐なお花畑が広がっています。

Fresh Greens 054
緑のニリンソウを見つけました。
ガクの先のピンク色のグラデーションがきれいです。

Fresh Greens 036
徳沢では、北アルプスから集まった雪解け水が大きな音を立てて流れていました。
どこまでも澄んでいて、水の色が本当に鮮やかでした。

気持ちのいい季節になりました。
このお天気がずっと続けばいいのに…と思ってみても、日替わりで変わっていきます。
暖かくなったり、寒くなったり。
晴れたり、雨が降ったり。

お天気に振り回され、落ち着かない毎日です。



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お蕎麦ランチとミズバショウ

乗鞍に住んでいる友達とお蕎麦ランチをしてきました。
乗鞍高原に入って一番最初にあるお店、『御池』さんでいただきました。
山菜の天ぷらもとても魅力的で一緒に注文しました。

May 2012 various 072
この日は少し肌寒く、温かいお蕎麦にしようか悩んだのですが冷やしとろろそばにしました。
ひと口食べて「美味しいっ!!」
お蕎麦の味とコシに惚れ惚れします。
そして連日の山菜三昧。
大地の恵みを美味しくいただいています。

最後にいただく蕎麦湯が好きなので、やっぱり冷たいお蕎麦でよかったです。
たわいのないおしゃべりも弾んで、大満足のランチタイムになりました。
ごちそうさまでした。


お店の周辺はスモモの花が満開になり、とても春らしい景色に包まれていました。
ミズバショウも見頃を迎えているらしいということなので、ランチの後には一の瀬園地に行って腹ごなし散策をしました。

キャンプ場から少し行ったところにあるミズバショウ群生地では、花よりも葉っぱが大きく成長し咲き終わりに近い状態でした。
見頃を過ぎてしまったことをちょっぴり残念に思いながら、『ミズバショウ群生地』の道標に沿って奥へと歩いていきました。

ここより奥を歩いたことが無く、奥に行けば行くほど人もいなくなってしまいました。
けれど整備された木道が続いて歩きやすく、ミズバショウがたくさん群生していました。
少し薄暗くひっそりとしているけれど、寂しくないのはミズバショウのおかげでしょうか。

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小川のせせらぎの中で春を知らせるかのように、たくさんのミズバショウが咲いていました。
こうして独占して見られるのは嬉しいけれど、もっともっと多くの人にこの素敵な風景を見てもらいたいです。

一度牧草地に出て、広がる草地の中を歩きました。
さらに奥へ足を向けると、またまた広がるミズバショウたち。
こんなにいっぱい群生地があるなんて知らなかった。
冬に何シーズンもお世話になっている乗鞍ですが、まだまだ知らないところがいっぱいです。

late spring come by Kiss 006
傾いた太陽の日差しを浴びながら、湿地に咲くミズバショウ。
仲良く寄り添って咲いていました。
とてもきれいで、ちょうど見頃でした。
こんな奥の奥まで踏み込んでしまって…来てみて良かったです。

ミズバショウのそばには、他の花も咲いていました。

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湿地に生えるリュウキンカ。
ミズバショウと同じ土壌を好みます。
鮮やかな黄色が際立ち、そして時にはミズバショウの白さを引き立てていました。

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このショウジョウバカマも、湿った場所に咲いています。
木陰の登山道でも良く見られる花です。

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ヤマザクラが咲き始めていました。
ちょっと控えめな咲き方ですが、濃いピンクの花は山肌をところどころ桜色に染め、楽しませてくれます。
山間部では色んなサクラがこれから咲いていきます。


ここ数日、温度差がとても激しいです。
先週末は雪がちらつき、森の中は薄っすら雪化粧をしました。
昨日は太陽が顔を出し、気温が急上昇。
今日は雨がしとしと降って、前日より10℃ほど気温が下がっています。
体調管理には気を付けないと…と言い聞かせながら、ストーブの前から離れられなくなっています。



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さわやか158R

上高地に入って初めての休暇をもらいました。
春山を楽しみたいところですがGW後半から天気が安定せず、山に行くのはやめて下界に下ることにしました。

移転し新しくなった松本献血ルームで成分献血をし、久しぶりのお買い物です。
日用品と食料品をたくさん買い込んできました。
特にストレスが溜まっているわけでもないですが、かなり散財してしまったように思います。
それでも、やっぱり買い物は楽しいですね(笑)

上高地から松本市街地をつなぐ国道158号線は、新緑が眩しいさわやかロードになっています。
民家の多い松本から新島々辺りまでは、庭木の花が咲き誇り、リンゴの花も咲き始めていました。

少しずつ標高が上がってくると、やっとやってきた遅めの春の景色が広がってきます。
途中、ピンク色の八重桜がまさに満開でした。

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思わず車を止めて、写真撮影。
ソメイヨシノより濃いピンク色の大輪が、ぽんぽんとたくさん付いて華やかでした。

道の駅『風穴の里』からさらに上は、新緑です。
日差しをうっすら映す、広がったばかりで柔らかい、鮮やかな黄緑色。
キラキラ輝いて見える樹木に包まれて、気持ちいいドライブが出来ます。
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厳しい冬を乗り越えてきた植物たちにとって、この季節が待ち遠しかったように見えます。
「春が来た!」という爆発的成長が見える、生命力がたくさん溢れている国道沿い。
この季節のこの道のドライブが一番好きです。

late spring come by Kiss 015
また、国道沿いでずっと華を添えているのは、自生しているヤマブキ。
山吹色はこの花の色からきています。
太陽に当たれば黄金色にも見える、濃い黄色がとてもきれいです。
風に吹かれてなびいては、過ぎ行く車を見送ってくれます。

沢渡より上まで来れば、まだ芽吹きが始まったばかり。
薄い黄緑色が、枝に沿うように色づきだしています。
北海道まで到達した桜前線もまだまだ見ることが出来ます。

入山して、春到来に再び遭遇し、芽吹きのパワーをたくさんいただいている毎日です。


♪おまけ♪
同僚たちから、コゴミとタラノメをそれぞれいただきました。
コゴミは茹でてマヨネーズと酢味噌で。
タラノメは冷蔵庫で眠っていたフキノトウと一緒に天ぷらに。
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とても美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!



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命をつなぐ季節

GW中はぽかぽか陽気に誘われて、動物たちの動きも活発になってきました。
散歩に出掛け、踏みつぶしそうになって飛び退いた足元には、アズマヒキガエルがのそのそと歩いていました。
初めてこのカエルを見たときには、こぶし大の大きさにびっくりしたっけ。

Wake up! 002
目はしっかり開いているようだけれど、あまりにもスローな動きに「寝起きかしら」と勝手に想像してしまいました。
水辺で耳を澄ましてよくよく覗き込んで見ると、カエルの大合唱が始まってオスが元気よく飛び跳ねていました。
水の流れの無い場所ではすでに産卵が終わって、キャビアのようなタピオカのような、ところてんのような卵をたくさん観察することが出来ます。

ここ最近は少し肌寒く、そんな日にはカエルの姿は見えません。
それでも水中では、あっと言う間に孵化した小さなオタマジャクシが元気に泳いでいます。


Various April 110
ペアで泳ぐマガモを見つけました。
生物学的に言えば、今は子孫を残すための季節です。
こうして仲良くえさを探しながら泳ぐ姿を見れば、文学的に「恋の季節」と言いたいけれど…。
来月になったら、マガモのヒナたちがお母さんと一緒に行動する姿も見られるはず。
その頃には、オスとメスは別居してしまっていますが(苦笑)


ちょうど、イギリスのBBCが作成した『ライフ-いのちをつなぐ物語-』というドキュメンタリー映画を見たばかりで、上高地で暮らす生き物に出会うたびに、ここにも命を繋いでいく物語があるのかなと思うようになりました。
ダイナミックで繊細な命の営みを映し出したこの作品は、とても見る価値があります。
厳しい自然で暮らす被写体に最高のカメラ技術とナレーションが加わり、観ていてどんどん引き込まれていきました。

2年前、BBCのスタッフが上高地のニホンザルを撮影するため季節ごとに滞在したことがあったのですが、もっと色んな話を聞いておきたかったと、今になって思います。
私たちの知らない場所で、今も動物たちが感動的な物語を作っていることでしょう。



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空を泳ぐ夢

今日は『こどもの日』、端午の節句でした。
上高地は連休一番の賑わいとなりましたが、天気が不安定で時折風が吹いたり雨が降ったり雷が鳴ったりといった1日になりました。

端午の節句と言えば、やっぱり鯉のぼり。
最近は「屋根より高い」鯉のぼりはめっきり少なくなってしまいましたが、気持ちよさそうに泳ぐ姿は変わらず見ることが出来ます。

Various April 114
上高地の鯉のぼりたちも、河童橋のたもとで泳いでいました。
時々しっぽを掴まれながら(笑)


小さい頃は大きなお父さん鯉の中に入って、一緒に泳げるんじゃないかと思っていました。
想像と言うか、願望と言うか…今でもその夢が叶えばいいのにと思ってしまいます。

そんな夢の鯉のぼりの中はこんな感じ。
去年生まれた甥っ子の鯉のぼりが届いたので、のぞいてみました。
きれいに手染めされた鯉たちです。

こいのぼり 2
お父さん鯉の中身は、やっぱりクールで渋い。

こいのぼり 1
小さな鯉は、鮮やかで可愛い赤系です。

無邪気だったあの頃。
夢を持っていたあの頃。
今でも心の中身は何も変わっていない気がするけれど、「あの頃は…」なんて思って変に大人になってしまった自分も居る。

子どもの成長を祝うこの日。
変わっていくもの変わらないもの、色々あるけれど、まだまだ自分自身が成長していかなければと思いました。



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