上ッテ下ッテ また 上ル

ただいま乗鞍にて雪籠もり真っ只中。そして雪乞い中。

結晶が集まって

都心部での積雪を記録した日。
東京で雪が降るくらいなら、こちらもさぞかしバフバフの雪が積もるだろうと安易に考えていたのですが…。
朝、窓を開けて外を見ると昨日と変わらない景色にがっくり。

天気予報が雪マークだけだった今日。
すでに雪が降っているんだろうと、勢いよく窓を開けてみたものの、全く変わらない景色に再度がっくり。

先週末に少し積雪があったものの、もう少し雪が欲しいなぁ…と思う毎日です。
まだまだ雪乞い継続中です。

積雪量は少ないけれど気温の低いことが多いせいか、結晶になって落ちてくる雪がよく見られます。
圧雪されたゲレンデの上に、朝方に降った雪の結晶がうっすらと積もっていると、いつも以上にキラキラ輝いて見えます。

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車の窓ガラスに乗っかっていた雪のかけらたち。
ガラスの破片のようなものもあれば、きれいに形になった結晶もあります。

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ひとつひとつ形が違う結晶たち。
あまりに近づきすぎて、カメラでおでこをゴツンとぶつけてしまったり。
なるべくきれいに撮りたいと思って、どんどん欲が出ます。
もっと大きく撮れるようにルーペでも買おうかなぁ。

Jan 2012 014
結晶はどんどんと空から降ってきて、ふわりふわりと積み重なっていきます。
気がつけば辺りは真っ白。
結晶はやがて大きな大きな雪の塊になっていきます。


午後になって、雪が本降りになってきました。
今週末はまた気持ちのいいゲレンデコンディションになりそうです。



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イベントだらけ

食欲の深まる秋。
そして上高地での生活も数えるほどになってくると、様々なイベントが目白押しになります。
小さいものから大きなものまで、数日おきに発生する飲み会のお陰で、下山前のドタバタにさらに拍車が掛かってしまう気がします。


Various of Oct 015
信州と言えば、蕎麦。
秋のソバの実が収穫され粉が新しくなると、どこのお店でも『新蕎麦です』とポスターやのぼりで表示されます。
そんな地場産の採れたてで打ち立てのお蕎麦を、『新蕎麦パーティ』と称して主任が振舞ってくれました。
気が付けば大規模な飲み会になってしまいましたが、職場関係者ほとんど全員が集まって、美味しいお蕎麦をみんなでいただくことが出来ました。

Various of Oct 025
そして乗鞍や奈川で頂くことが出来る、とうじ蕎麦も用意していただきました。
キノコや野菜をたっぷり入れただしに、一度茹でて水でしめたお蕎麦を専用のカゴでくぐらせいただきます。
盛り蕎麦はもちろん絶品ですが、これもまた美味しい!
今年は蕎麦打ち道場を開いてくれるとおっしゃっていたので、今から楽しみです。


外が寒くなってくると、暖かい食べ物を囲って盛り上がりたくなります。
気心の知れた飲み仲間の同僚3人で、チーズフォンデュです。
チーズ好きにはたまらない(笑)
Various of Oct 117

パスタとサラダで、さらにバージョンアップして。
差し入れにワインをいただいて、夜遅くまで盛り上がりました。


下山前日には、みんなで焼き芋大会です。
片付けで出た廃材などを焼くついでに焼き芋もやっちゃおうと、これまた同僚が企画してくれたのですが…。

Fall Vacation 274
なんと、おイモは種子島から直送してもらいました。
初めての安納いも。
水分がしっかりあって、甘くておいしいのだそうです。

しかし焼き芋大会前日に、長野県下で『焚き火自粛』のお願いが出てしまいました。
一部の地域の落ち葉から放射性物質が検出されたことを受け、その地域だけではなく県下全域で自粛要請になったようです。
出来れば焚き火をしながら気長におイモを焼いていたかったのですが、オーブンで焼くことになりました。

おイモはひとつずつしっかりアルミホイルに包まれて、ごろりごろりと天板に並べられました。
ゆっくりゆっくり時々おイモの向きを変えながら焼いていきます。
だんだんいい匂いが厨房に漂ってきたので竹串を指してみると…。
凝縮されたおイモの水分が、差した穴から勢いよく吹き出てきました。

Fall Vacation 290
冷めないうちにみんなを招集し、焼き芋大会兼昼食になりました。
焼き芋を割ってみると、ほんわりとした湯気と共にいい匂いに包まれます。
中身は色が濃く、食べてみると甘くてしっとりとしていました。
安納いも、ありがとう!

毎日がイベントてんこ盛りだった気がする、下山前。
今となっては、こうして写真を見たりすることで思い出す出来事ばかりです。



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乱入者!?

今夜から雪の予報です。
積雪がしばらく無いので、本当に本当に降って欲しいです。

数日続いた穏やかなポカポカ陽気のお陰で、今日滑ったゲレンデは昨日より一昨日よりも、確実に雪が減っているのが分かりました。
ササがぴょこぴょこ顔を出している場所もあって、まるでクローズ前の春のゲレンデに見える所もあったりして。
やはり本格的な雪乞いが必要でしょうか…。

そんな悩みを抱え働いていた、ちょっぴりけだるい昼下がり。
突然レストランに乱入してきたものがいました。
目の前に立ちはだかる大きな影。


誰だー!!
…と思ったら、Mt.乗鞍のスーパースター(?)でした。
名前は『さんぞくっく』といいます。
きっと好きな食べ物は山賊焼きのはず。

Jan 2012 023
カメラを向けるとポーズをきちんと決めてくれました。
同僚とお友達らしく熱いハグと握手をしてひと言ふた言会話を交わし、お客さんに大手を振りながらレストランを去っていきました。

Jan 2012 024
自動ドアは頭が大きくて正面を向いて出られず、横向きで出て行った姿がお茶目でした。
そして、外の階段は滑らないように慎重に…。
みんなに守られ歩いていました。

Jan 2012 025
スキー板は3人のSP役に手伝ってもらい履いていました。
足元が見えないから大変なんですね。

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そして再び振り返り、決めポーズ。
かと思うと、SPさんを置き去りにして、すいっとリフト乗り場に移動し、リフトに乗っていってしまいました。
22日には100人分の大きな山賊バーガーを振舞うなどのイベントが控えていて、そのための練習だったようです。

夕方にはゲレンデ上部から雪が降り始めました。
雪がしっかり積もることを願いながら、今夜も一杯飲むことにしようと思います(笑)



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旬の黄

山から秋がどんどん下りてくると、上高地も『こうよう』が始まります。
上高地では紅葉よりも、カラマツの『黄葉』がメインになります。

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今シーズンはシックな濃い黄色に染まりました。
見方によっては茶色っぽい…。
それでもカラマツ林の中で見上げた葉の色づきは、キラキラと光って見えます。

Kraft and so on 052
一番混みあう季節の中でも、静かに散策できる場所を見つけました。
足元は落ち葉でふかふかしています。
西に傾きかけた午後の日差しを浴びながらゆっくり歩くと、とても気持ちが落ち着く気がしました。

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小梨平のキャンプ場からの眺め。
遠くも近くも、秋色に染まっています。
少し朝晩が冷え込むけれど、テントを張って景色を見ながら、ゆっくりお茶をするのも優雅でいいかもしれません。

Kraft and so on 081
左岸のカラマツもすっかり色づきました。
バスターミナルから河童橋まで歩くのが楽しくなるような、秋色です。
右岸から眺めたり、カラマツ林の中を歩いたり。
カメラを片手にあちこち散歩するのが楽しい毎日でした。


秋と冬が隣り合わせのこの季節。
放射冷却の効果で、ぐんと冷え込む朝がたびたび訪れます。

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そんな朝は全てが白くなって幻想的な空気に包まれます。
真っ白な霜に覆われた木々は、朝日を浴びてキラキラに反射します。
川の水面からはモヤが昇っていました。
儚く尊い景色に出会えた偶然が、とても嬉しい時間になりました。


そして霜が降りると、落葉が一気に始まります。
秋になり一定の気温まで下がり始めると、葉に通っていた水を吸い上げる力が無くなりそれと同時に色づく現象が起こります。
そして霜が降り冬の準備に取り掛かり始めると、葉は枝を離れ落葉します。
それが顕著に見られるのがカツラなどです。

Kraft and so on 062
施設の前に高く大きく伸びているハルニレも霜が降った朝に一気に落葉を始めました。
樹全体に日差しが当たったと思ったら、ぱらりぱらりと落ちてくるのが分かりました。
しばらく見ていたら、全部落ちきってしまうんじゃないかと思うくらいの潔い散りっぷりでした。

森の中に住んでいるからこそ分かる、樹たちの不思議な現象です。
しばらく落ち葉をかき集めて山を作っては遊んでいました。
童心に返ってしまうのも、森の中に住んでいるから?
ただ暇なだけ…か(苦笑)



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旬の赤

勤務している施設の玄関先にすらっと伸びている、オオハウチワカエデの葉が赤く色づいてきたのは、10月中旬のこと。
真っ赤にならなかった涸沢のナナカマドを見た後のことです。
果たして赤くなるのかどうか不安でしたが、2011年もきれいに色づいてくれました。

日の出の時間がずいぶん遅くなった10月。
太陽が六百山の稜線から顔を出し上高地に日差しが届くのは9時少し前です。
日差しがまるでスポットライトのようにふわっと降りてくれば、カエデは一気に輝きを増します。
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この瞬間は、室内にいても窓ガラス越しに伝わってきます。
そしてついつい、カメラを持って外に出てシャッターを切ってしまいます。
そのたびに、仕事は一時中断してしまいます(苦笑)

Kraft and so on 023
日が一番高くなった頃、カエデを真下から見上げるとずいぶん色濃く見えます。
決して大木ではないカエデの樹ですが、すらっと伸びた細い枝からエネルギッシュなパワーが溢れているようです。


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少しずつ色が濃くなって、見頃を迎えました。
やはり朝日を浴びるこの時間が一番美しい。
和を感じさせる色合いと日差しの作る絶妙なグラデーションに、ほれぼれとしてしまいます。

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こんな着物の柄を以前どこかで見たような…。
春の桜と秋の紅葉を見上げると、ふっと心の中がリセットされるような気がします。
そして『日本人で良かったなぁ』と心の底から思います。

Kraft and so on 046
青空と常緑樹と、そして紅葉。
誰もが心奪われる空間です。
遊歩道から少し外れた場所に静かに生えているけれど、この時ばかりはカエデはステキなモデルさんになります。
たくさんの人が立ち寄っては写真を撮っていってくれました。


一番の色づきを迎えて、数日後。
冷たい雨が降り、容赦なく強い風が吹き抜けていきました。
鮮やかに色づいたカエデは、はらりはらりと枝を離れ落ちていきます。
楽しませてくれた時間はあっと言う間に終わり、冬に向かっての準備が始まります。

Kraft and so on 094
地面に落ちた葉はだんだんと分解され、やがて森に還ります。



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